帝国ホテルのバイキングは美味しくて有名！豪華で贅沢な人気メニューばかり！

帝国ホテルのバイキングと言えば、その豪華で贅沢な食材で大変有名なバイキングです。もちろん有名なだけでなく、一流シェフが惜しみなく腕をふるった料理は大変美味しいです。こちらでは、そんな帝国ホテルのバイキングの歴史や名物メニューなどをご紹介していきます。

帝国ホテルは1890年(明治23年)に開業した東京都千代田区にあるホテルです。開業当初鹿鳴館に隣接していたことから、世界の要人の宿としてよく利用されました。時は流れて現代では様々なスタイルのホテルが存在しますが、やはり帝国ホテルの持つ"気品"は他のホテルにはない特別なものです。

今では多くのホテルやレストランが採用している人気の"バイキング"(ブッフェ)というスタイルは、実はこちらの帝国ホテルが発祥です。このスタイルが始まるきっかけになったのは、昭和32年(1957年)の出来事でした。

当時の帝国ホテルの社長が新館を建設するにあたり新しいアイデアを探していたところ、デンマークのコペンハーゲンで魚介類や肉料理、酢漬けなどを好きなように好きなだけ食べる伝統料理"スモーガスボード"に出会い、思いついたスタイルです。そして昭和33年(1958年)にこの人気のバイキングが生まれたのでした。

ちなみに、この食べ放題形式を"バイキング"と呼んでいるのは日本だけなのですが、なぜ"バイキング"かというと"スモーガスボード"というのが日本人には覚えにくい単語だったことや、"北欧といえばバイキング"という理由などから帝国ホテルが"バイキング"という名前を付けたそうです。今ではすっかり日本人に定着していますね。

帝国ホテルの最上階、17階にある"ブフェレストラン インペリアルバイキング サール "は店内は広々としており、中央のオープンキッチンを囲むようにしてテーブルが200席配置されています。歴史がある有名ホテルらしく、気品のある店内と大きな窓からは日比谷公園や国会議事堂などといった贅沢な景色が見えます。

また、こちらのバイキングはなるべく出来立ての一番美味しい状態で提供することを目的に15人から20人ずつくらいの提供を心掛けているそうです。バイキング形式ですがスタッフの対応も高級レストラン同様の対応をしてくれます。バイキングコンシェルジュというバイキングサービスのプロもいます。わからないことがあったら何でも聞いてみましょう。

服装に関しては特にドレスコードが設けられているわけではありませんが、バイキングと言えども一流ホテルのレストランです。高級ホテルの特別な雰囲気を楽しみにいらっしゃる方もいるので、あまりラフな格好はおすすめしません。

バイキングが日本に生まれた当時からあったという有名な伝統のポテトサラダは、まるでホールケーキのようにディスプレイされています。そしてポテトサラダと侮ることなかれ、作り方も皮のまま茹でたジャガイモの皮をむき、30分冷ますなど、こだわりの伝統のレシピがあるそうです。大変有名なメニューですのでぜひお試しください。

スモークサーモンは現在では定番のバイキングメニューですが、こちらもバイキングを開始した当初からあるメニューです。肉厚のサーモンに程よい加減の塩味とスモークの香りが上品です。付け合わせケッパーも乗せ放題です。

ココットは小さな鍋のことで、こちらで温かいお料理をサーブしてくれます。このココットのおすすめは何といっても"エスカルゴの香草クリームソース"です。そして、この贅沢食材のエスカルゴももちろん食べ放題です。日本広しといえど、エスカルゴの食べ放題があるところはこちらだけではないでしょうか。

ローストビーフは通常はディナーのみでの提供となりますが、こちらも伝統の人気メニューで、お皿いっぱいに横たわる大きなローストビーフは大変柔らかく、ジューシーで、女性でもぺろりと平らげてしまいます。これが食べ放題だというのは本当に贅沢です。お代わり必至の絶品です。

コチラはお昼にも提供されている人気のメニューです。帝国ホテル自慢のパイ料理の一つで、サクサクに焼き上げられた香ばしいパイの中には中心がまだレア状態のひれ肉（ひれステーキ）が入っています。牛フィレ肉のさっぱりとした旨みとパイのバターの香りが絶妙なバランスの贅沢なお料理です。

魚介系のメインディッシュは主に季節の白身魚や貝類のワイン蒸し、高級魚"ハタ"のグリル等々が定番としてサーブされます。肉料理があまりにも有名すぎて、魚介料理がかすみがちですが、魚料理もかなり贅沢な食材を使用したものが何種類もありますので、お肉よりお魚が好きな方でも十分に楽しんでいただけます。

「食べ放題に来てカレーを食べるなんて邪道だ!」なんて言わないで下さい。こちらの"野菜たっぷり伝統のビーフカレー"はホテルならではの上品でコクのある上級のカレーがいただけます。トッピングも多彩なので、トッピングを楽しみながらいただくのをおすすめします。

上記のメニューを一通り食べるともうそろそろお腹がいっぱいでしょうが、このチーズ&ドライフルーツコーナーも忘れてはいけません。チーズも高級チーズが何種類もありますし、ドライフルーツも種類が豊富です。ドライフルーツはチーズと合わせていただいてもサラダと合わせても良いでしょう。

やはり別腹のデザートも贅沢なものばかりそろっています。まずは定番のケーキ類です。チーズケーキやショートケーキ、チョコレートケーキなどの定番はもちろん、人気のフルーツタルトやロールケーキなど、スイーツ好きはケーキだけを食べに来ても満足できるほど充実しています。

ゼリーもフルーツ果汁を贅沢に使ったゼリーやムース、ちょっと大人の味のサバランなどもそろっており、大人から子供までが大好きなラインアップになっています。また、小さなグラスに少しずつ入っているので、ついつい沢山とってしまいます。

やはり帝国ホテルの焼き菓子は間違いなく美味しいです。特に自慢のパイ料理であるアップルパイは香ばしいパイとジューシーなアップルフィリングが最高の逸品です。クッキーもサクサクで美味しいのでお腹に余裕があればぜひお試しください。

そしておすすめのジェラートです。ジェラートはジェラートはイチゴ、マンゴー、ピスタチオ、バニラ、グレープフルーツ、ブラッドオレンジ、キャラメル、チョコレートなど8種類から選ぶことができます。複数選ぶこともできますし、一つでも構いません。希望を言うとホテルの人が上手に盛り付けてくれます。

ランチでの営業時間は、午前11時半から午後2時半(ラストオーダー)で、平日は大人5500円子供(4歳から12歳) 3300円、土日祝は大人6000円で、子供(4歳から12歳)3600円です。ディナーの営業は午後5時半から午後9時半(ラストオーダー)となっており、土日祝は午後5時からの営業です。料金はいずれも消費税込で、サービス料10%は別です。

やはり一流ホテルはバイキングと言えども少しお値段が張ります。そんな時はインターネットで事前予約をすることで少しお得にバイキングを楽しめるプランが提供されている場合がありますので、バイキングに行く前にはぜひ帝国ホテルのホームページをチェックしてみてください。

帝国ホテルのバイキングは、年に数回"フェア"と称してイタリア料理をテーマにした"イタリアンフェア"や、タイ料理をテーマにした"タイフェア"などが行われることがあります。このようなフェア開催中でも、人気のポテトサラダやローストビーフや牛フィレ肉のパイ包みなどは提供されていますので、ご安心ください。

また、毎年8月1日は日本にバイキングが誕生した『バイキングの日』と称して、8月1日付近の数日間だけディナーメニューをランチでもいただけるなどのお得なイベントも開催されますので、要チェックです。

いかがでしたか?贅沢な高級食材を好きなだけ食べられる"バイキングは、"帝国ホテルが世に生み出した食の楽園です。約40種類以上ある帝国ホテルのメニューはどれも美味しく、幸せな気分になれます。最上級のバイキングをぜひお楽しみください。