浅草のどら焼きはここがおすすめ！行列が出来る人気有名店もあり！

どら焼きは浅草の風景にぴったりな和菓子のひとつです。素朴だけれども大人も子供大好きなどら焼きは、日本的な感じが人気で観光客をいつでも惹きつける浅草を表したようなお菓子です。老舗のどら焼きの味が味わえる逸品から、行列が出来ること必須のおすすめ人気店まで順番にご紹介していきます。

まずは浅草でどら焼きといえばココと言われるほど有名な人気店「亀十」です。一日に3000個ほど手作りされるどら焼きには限りがあり、売り切れてしまい手に入らなかったという方もあるくらいの人気店です。なのでどうしてもこの日に欲しいという方はお店に予約することがまずおすすめされています。

朝の開店前から出来るまさしく行列の出来るお店で、行列がなくなった後は普通にお買い物が楽しめるので、とりあえずどんなお店か見たい方は、行列の退くころであろう夕方以降がおすすめだそうです。しかしどら焼きが売り切れておらず、行列に並ばす買えるときも運がよければあるそうです。

それは金曜日の17時か18時ごろに突然ふっと客足が納まるときがあるそうです。観光客の方には少し辛いかもしれませんが、近所の方なら試してみてもいいかもしれません。そして肝心のどら焼きですが、通常のどら焼きよりもふわふわ感が洋菓子のホットケーキに近いものがあり、それが人気の秘密のようです。

そんな幻のようなふわふわの生地と合わさるのが甘さ控えめの餡です。江戸庶民の味は甘すぎるのが苦手という方に是非試していただきたい、行列に並んでも食べたいどら焼きです。どら焼き以外にもお店で売られる和菓子は安定のおいしさで、浅草に行ったら是非立ち寄りたいお店でもあります。

こちらも行列の出来る店「満願堂」は芋きんで人気ですが、芋きんどら焼きもおすすめの和菓子です。芋きんや和菓子が好きでもっと違うさつまいもの味に溺れたいというかたに最適です。これを食べればかなり満足できるしっかりした甘さでもあります。しっとり芋きん餡はさすがさつまいもを知り尽くした味といった感じです。

最中のようなぱりぱりの皮で有名な芋きんの消費期限は大変短いですが、芋きんどら焼きなら約10日ほど持つので手土産にも出来ます。芋きんが売り切れで買えなかったとき、何か和菓子の手土産が欲しいときに是非こちらの芋きんどら焼きが手軽でしっかりボリュームもあっておすすめです。

浅草のお店に行く機会があればどら焼き以外にも是非スナックとしておすすめなのが、こちらの焼きいもソフトクリームです。さつまいもの風味も残るソフトとさつまいもの甘さを邪魔しない控えめなバニラソフトの組み合わせで、ソフトクリームにささっているのはお芋のクレープです。まさしくさつまいも尽くめの満願堂です。

栗蒸し羊かんが有名な創業江戸中期というこちらのお店「龍昇亭西むら」は浅草雷門前にあります。人気の栗蒸し羊かんは時々無性に食べたくなるというリピーターもいるくらいおすすめですが、人気のお店の味はやはりいろいろ試してみたくなります。もちろんどら焼きもその一つです。

通販をしていないのでお店でしか購入できませんが、庶民良心価格、しっとり皮、たっぷり餡とそれぞれバランスの良いこれぞみなさんがよくご存知のどら焼きといった感じです。そういったバランスの良さは老舗の誇りを感じさせる一品です。バラエティにとんだどら焼きよりも昔ながらのどら焼きが好きという方におすすめです。

店内には女性や子供がわくわくしそうな商品もあります。和菓子の良いところはお手軽な値段で気軽に買えたり、華やかではないけれども小さなわくわく感がぎゅっと詰まっているところです。そんな小さな和菓子は見た目も楽しい小さな芸術のようです。流行には左右されず、昔ながらの浅草を味わいたいという方ご用達のお店でもあります。

とらが焼きは「竹隆庵岡埜」のオリジナルのどら焼きでトラの皮のように焼き上げられた生地が特徴です。材料にもこだわっており、国産小麦粉100パーセント使用、餡には北海道産小豆を使用、砂糖にはミネラルが豊富に含まれるきび砂糖と体の健康によさそうです。ゆず餡、栗餡など期間限定の季節餡商品も是非試したいどら焼きです。

塩味が少しするどら焼きの皮を一口食べると、中から口にひろがるのは餡にからまったきび砂糖のやさしい甘さです。どら焼きは単品から化粧箱入りのものまであります。またこちらはもともと江戸庶民の人気の味でもあった、ずっしり餡で人気のこごめ大福でも有名なお店なので、どら焼きと共に購入したいです。

創業時に浅草寺の庭に梅の木がたくさんあったという別院梅園院に茶屋を開いたのがお店の屋号の始めといわれる「浅草梅園」では、滑らかなこしあんとひよこを連想させる黄色のプチプチあわで有名なあわぜんざいだけではなく、日本人で良かったと思える美味しいどら焼きも販売しています。

コクを出すためにはちみつを使用しているというスタンダードな粒あんのどら焼きも捨てがたいですが、栗好きにはたまらない栗きんとんどら焼きはずせません。栗きんとんどら焼きはどら焼きの生地になんと黒糖と日本酒を練りこんで焼き上げているとのことで、中身のきんとん餡と栗をより美味しくしているかのような上品な仕上がりです。

また栗きんとんどら焼きに入っている栗は、庶民の味とも思えないくらいごろごろ豪快に入っているので贅沢感もたっぷりです。小食の方や小さなお子様にちょうどいいかわいいサイズがこちらのミニサイズどら焼きの子とらです。小さくても美味しさは普通の大きさと同じくらいしっかりしたものです。

浅草だけがどら焼きのメッカではありません。日本全国にはまだまだめずらしいどら焼きがあります。山形市の生クリームどら焼きで有名な榮玉堂は江戸時代末期から営業している老舗です。午前中に売切れてしまうということもあるほどの人気のどら焼きはカマンベールクリームがおすすめで、ホイップされているので口の中でとろけるようです。

京都のこちらのお店は見た目がショックなくらいの生どら焼きです。10月から5月まで期間限定で販売されるというこちらも売り切り必須、開店と同時に購入がおすすめされるどら焼きで、味は見た目とは裏腹に意外とあっさりしていて、クリームにはゼラチンが使われているため見た目よりはしっかりしています。

もっちりふんわりのどら焼きは川崎からです。スタンダードなどら焼きから生どら、蒸しどら焼きのバリエーション豊富です。どら焼きの餡ではなくて生地のところが好きという方にはシュガーバターのどら焼きがより生地のしっとり感が楽しめておすすめです。どら焼き一つ一つの価格も庶民良心価格でうれしい和菓子やさんでもあります。

小豆餡をはさんだものから生クリームをはさんだもの、はたまたバリエーションのある生どら、蒸しどらなど種類豊富などら焼きですが、和菓子美人を目指すならやはりスタンダードの小豆餡を選んだほうがよいようです。ネットでも小豆は食物繊維を含み、貧血予防になり、アンチエイジングのポリフェノールまであると評判のようです。

以外に知られていませんが、鳥取県米子市の丸京製菓というどら焼きなど和菓子を作っている会社が2008年に申請したことによって「どら焼きの日」が4月4日の記念日として制定されたそうです。由来は3月3日の桃の節句と5月5日の端午の節句に挟まれたこと、みんなで食べて幸せ(４合わせ)というごろあわせからとのことです。

いかがでしたか?浅草が近所の方はすぐに買いだしに行きたくなるくらいの懐かしいどら焼きですが、近所でない方も今度の休日は浅草観光に繰り出しませんか?そして味わう変わらない素朴な浅草のスイーツを満喫してみましょう。浅草でたくさんの古き良き日本のかけらが見つかり味わえますように。