箕面ビールは大阪の地ビール！世界が認めた逸品の種類や値段は？

箕面ビールをご存知ですか？大阪の箕面にある小さな工場で作られる、手作りのクラフトビールです。少人数で手作りされる地ビールですが、世界的な賞を毎年受けるなど、知る人ぞ知る美味しいビールです。今回は箕面ビールに焦点をあてて種類や値段、箕面ビールが飲める直営店などをご紹介します。

大阪府の北部にある箕面は、紅葉と滝の名所。観光客のお弁当や持ち物を掠め取る、ちょっとヤンチャな猿が多いことでも有名な観光地であり、良質な住宅街でもあります。箕面の象徴ともいえるお猿さんをキャラクターにした地ビール・箕面ビールは、小さな工場でビール職人が、丹精込めて作るクラフトビールです。

箕面ビールは原材料にこだわり、素材の良さを引き出すために柔軟にレシピを変更して、本当に美味しいビールを作っているのが特徴です。画一的ではない手作りの味わいは、クラフトビールだからこそ。農作物の収穫から製造、タンクや設備の清掃、瓶・樽詰め、発送作業まで、全ての業務をスタッフが一丸となって取り組んでいます。

大阪発の箕面ビールは5年連続でWorld Beer Awardの金賞を受賞するなど、世界も認めるハイクオリティなビールです。麦芽をゆっくりと発酵させた後は、濾過せず熱処理もされません。フレッシュで風味豊かな味わいは、ビタミンやミネラルもたっぷり。手作りの美味しさは、大量生産のビールが味気なく感じられてしまうほどです。

箕面ビールは世界的なビールのコンクールで、数々の賞を受けています。まず2007年に、インターナショナル・ビア・コンペティションのフルーツビール部門で金賞を受賞。その後、2009年・2010年・2012年・2013年・2014年・2016年に、World Beer Awardで金賞を受賞しました。

2011年・2013年・2015年。2017年にはBrewing Industry International Awardsで金賞を受賞。これらの賞の幾つかは、2部門で第1位をW受賞しています。箕面ビールは世界的に知られるビアコンテストで暦年第1位に選ばれている、実力派の本格的なクラフトビールです。

このほかにも箕面市の市長表彰や雑誌「料理王国」100選、ジャパン・クラフトビア・セレクションでポーター＆スタウト部門の金賞、大阪府公認「大阪ミュージアム」登録物認定、ジャパン・ビアフェスティバル in 横浜で来場者人気投票第1位など、国内でも高く評価されています。

箕面ビールには一年中作られている定番のビールと、季節限定で販売されるビールがあります。季節限定ビールは箕面の特産品である柚子を使った爽やかな「ゆずホ和イト」や、国産桃を使ったフルーティーな「国産桃ヴァイツェン」などユニークな創作ビールです。ビールに使われる柚子や桃は、スタッフが自ら収穫しています。

定番ビールの種類は、次の5種類です。1つ目は最もスタンダードな「ピルスナー」。低温でじっくりと熟成させたラガービールです。爽やかな味わいとスッキリとした喉越しで、ホップの旨味が感じられるキレのある味わいが特徴。値段は330ml入りで、1瓶410円（税込み）。

2つ目は、「スタウト」。まろやかな喉ごしで、後味がスッキリしています。定番ビールの中でもおすすめの人気銘柄です。値段は330ml入りで、1瓶410円（税込み）。2009年・2014年にWorld Beer Awardで世界金賞、2016年にWorld Beer Cup 世界金賞に輝きました。

3つ目は、ホップの香りと苦味が際立つ「ペールエール」。心地よい苦味とスッキリとした味わいの、アメリカンスタイルのビールです。値段は330ml入りで、1瓶410円（税込み）。柑橘系の爽やかな代わりと、ホップのバランスが抜群で、2015年にInternational Brewing Awardsの世界銀賞を受けています。

4つ目の定番ビールは、「ヴァイツェン」です。小麦麦芽を使用したフルーティな味わいが特徴の、ドイツ風のビールです。苦味が少なく、やわらかい飲みくちで人気です。ヴァイツェン酵母の香り豊かな風味は、クセになる美味しさ。値段は330ml入りで、1瓶410円（税込み）です。

最後にご紹介する定番ビールは、「W-IPA」。通常のビールとくらべ原料を2.5倍も使用した、ストロングエールビール。アルコール分も9％とかなり高めです。ホップの芳しいアロマ、苦味の強いどっしりとした味わいの本格的なビール。ビール好きに、ぜひ味わって惜しいおすすめビール。値段は330ml入りで、1瓶594円（税込み）です。

箕面ビールが造られている工場は、阪急電鉄箕面線の「牧落」駅から歩いて11分のところにあります。とても小さな工場で、2つのタンクをフル稼働させてさまざまな種類の箕面ビールが造られています。どのビールも製造から完成までに1か月をかけ、手作りならではの味わいを生み出しています。

住所:大阪府箕面市牧落3-19-11 電話番号:不明

箕面ビールの工場から歩いて1分のところに、直営店の「WAREHOUSE」があります。箕面ビールのグッズが購入できる物販店と、箕面ビールと料理が楽しめるパブを営業しています。パブでは作りたての箕面ビール各種が味わえます。ピザ、ポテトサラダ、唐揚げなど料理メニューも豊富。おすすめメニューは、みのおソーセージです。

料理メニューには、箕面名物の「紅葉の天ぷら」もあり、こちらもおすすめ。また、物販店ではお土産に瓶ビールや、カワイイ箕面ビールグッズなどが購入できます。お猿のキャラクターが印刷されたビールグラスや保冷バッグ、Tシャツ、てぬぐいなどお洒落な商品が充実しています。

また、箕面の特産品・柚子を贅沢に使ったポン酢「いっぽん酢」が隠れた人気商品となっています。使われている柚子は、すべて天然無農薬の柚子。湯豆腐や水炊きなどの鍋や、さまざまなお料理に使えるおいしいポン酢もお土産におすすめです。パブでビールと料理メニューを楽しんだ後は、ぜひ物販店にも足を運んでみてください。

住所:大阪府箕面市牧落3-14-18 電話番号:072-725-7234

オフィスが立ち並ぶ土佐堀にある直営店で、会社帰りのお客さんなどでいつも賑わっています。こちらの直営店には醸造所が設けられているので、オリジナルのハウスエールが楽しめます。収穫の秋になると、直営店での醸造が開始されます。 BEER BELLYだけの特製ハウスエールをぜひ味わってください。

料理メニューでは、自家製ソーセージ＆マッシュポテト、シラスとズッキーニのアヒージョ、霧島産豚バラ肉のポルケッタ、トマトとモッツァレラのサラダなど箕面ビールと相性抜群のメニューが多数取り揃えられています。おすすめは看板メニューは、江戸堀バーガー。和牛100％のパテと自家製ベーコンが香ばしい絶品バーカーです。

住所:大阪市西区土佐堀1-1-31筑前橋bld.1階 電話番号:06-6441-0717

JR「天満」駅から徒歩3分。天神橋商店街そばの天満市場の中にあります。箕面の工場から直送されるドラフトビール10種類とリアルエール4種類が揃えられており、ビールの種類が豊富。料理メニューは河内ツムラ鴨のタタキ、鴨もも肉炭火焼バルサミコソース、フィッシュ＆チップスなど、満足度の高いメニューが勢ぞろいしています。

こちらの直営店は、午後3時からオープンしているので、昼飲みにもおすすめのお店です。梅田から一駅とアクセスも良好。天神橋商店街での買い物のついでや仕事帰り、デートなどにぜひ利用したい直営店です。2階は貸し切りもできるので、宴会などに利用するのもおすすめです。

住所:大阪市北区池田町7-4 電話番号:06-6353-5005

直営店は上記にご紹介した3店舗だけですが、直営店以外でも箕面ビールが楽しめるお店は全国にたくさんあります。居酒屋やバー、レストランをはじめ、瓶ビールが購入できる酒屋さんもあります。箕面ビールのホームページで、全国の箕面ビールが楽しめるお店を紹介していますから、自宅や職場の近くのお店を探してみてはいかがでしょうか。

大阪発・世界に誇る地ビールの箕面ビールについてご紹介しました。フルーティーで香り高い、本当においしいビールを飲みたいなら、ぜひ箕面ビールを試してみてください。満足の行くクラフトビールが堪能できるはずです。箕面ビールのホームページから、お取り寄せもできます。