鷲羽山展望台は人気夜景スポット！夕日もおすすめ！アクセス・駐車場は？

鷲羽山は岡山県にある瀬戸内海が一望できる標高133mの山です。大きな鷲が羽根を広げたような山の形状から鷲羽山と名付けられました。海と山が隣接し、瀬戸内海に浮かぶ島々や瀬戸大橋を見下ろす岡山県屈指の絶景ポイントです。今回は「日本の夕陽百選」にも選ばれた鷲羽山展望台の魅力をご紹介します。

鷲羽山の中にある展望台「鷲羽山展望台」は岡山県の人気観光スポットです。倉敷市街地から30分ほどの場所にあるため、岡山に訪れた人の多くが旅の最後にこの展望台を訪れています。展望台からの眺めの素晴らしさは、句碑に刻まれた「島一つ土産に欲しい鷲羽山」この言葉ですべてが表現されています。

瀬戸内の多島美を鑑賞できるスポットは、岡山県から広島県の間にかけて何ヶ所かあります。しかし、世界でも有名な吊り橋と多島美が見られるスポットはここにしかありません。本州から四国までを貫く橋と、橋によって繋がれた島々の風景はまさに絶景です。夕日が沈む瞬間とライトアップの点灯は何度見ても感動するばかりです。

眺望をさえぎるものがない鷲羽山展望台からは、瀬戸内がもつ魅力をすべて眺めることができます。瀬戸内海に浮かぶ島々を表す言葉「多島美」が表すとおり、瀬戸内以外では見られない独特の風景です。また、岡山から四国に通う瀬戸大橋の全体を見通すこともできます。ライトアップされた橋の姿は瀬戸内海に新しい彩りをもたらしています。

瀬戸大橋は瀬戸内の島々を繋いでいます。緩やかなカーブを描きながら、岡山県から香川県まで、各島を経由しながら渡る瀬戸大橋の姿に感動する人も多いです。橋の終わりある、四国側にそびえる讃岐富士や金比羅山の山並みも見ることができます。瀬戸内の穏やかな海と緑を貫く瀬戸大橋の勇姿をごらんください。

住所:岡山県倉敷市下津井田之浦 電話番号:086-479-8660(鷲羽山ビジターセンター)

鷲羽山展望台には、第1展望台と第2展望台があります。互いに徒歩で10分ほどの距離があり、どちらから見る風景にもそれぞれの魅力があります。頂上からみて上にあるのが第1展望台で、下にあるのが第2展望台です。瀬戸大橋を見下ろしたい方は第1展望台、見渡したい方は第2展望台がおすすめです。

鷲羽山の頂上付近にある鷲羽山第1展望台には、「鷲羽山ビジターセンター」があります。ビジターセンターの建物は小さな博物館になっており、鷲羽山の歴史を知ることができます。自動販売機や休憩室も完備されていますので、ちょっとした休憩ポイントにもなっています。展望テラスからの眺望もおすすめです。

鷲羽山第2展望台は、駐車場からもっとも近い展望台です。さらに上に上がると第1展望台に到着します。第1展望台より下に位置していますが、より海や瀬戸大橋に近づけるため絶好の写真撮影ポイントとして人気があります。長い道を歩かなくても美しい風景が楽しめるレストハウスもあるので、お年寄りにもおすすめの展望台です。

青い空と青い海が、徐々にオレンジ色に染まる姿はとても神秘的です。時を追うごとに瀬戸内の風景は美しい変化を見せてくれます。中でも人気なのは夕日が沈む時です。瀬戸大橋の向こう側に沈もうとする夕日の景色を見に来る人がもっとも多いです。時おり瀬戸大橋の下を走る電車「瀬戸内マリンライナー」の姿が旅情気分を掻き立てます。

素晴らしい夕景をもっとたくさんの人に見てもらうために、近年「夕景鑑賞バス」の運行やサンセットフェスタなどの夕陽をテーマにした催しが始まりました。鷲羽山展望台でもっとも人気の高い「夕日の風景」が存分に楽しめる工夫が施されてます。岡山県に来たときは、ぜひこのサービスを利用してみてください。

鷲羽山展望台の見どころは夜景にもあります。夜景といえば華やかな町の明かりや工場の明かりも人気ですが、鷲羽山展望台から見られるのは、夜の闇に浮かぶ輝く橋梁と水面に映るライトアップの光です。夕日が完全に沈むと次に見られるのは点灯の瞬間です。点灯後いつまでも夜景を眺める人が絶えないおすすめポイントです。

鷲羽山展望台は、もっとも瀬戸内海に近い展望台です。夜の瀬戸内海を彩るライトアップされた瀬戸大橋をまぢかで見たいなら、鷲羽山展望台がおすすめです。真っ暗な海の上を輝く光の大橋と、橋を渡るマリンライナーの光はまるで物語の中の世界にいるようです。文学的ロマンを求める方におすすめの夜景スポットです。

岡山県には「水島コンビナート」という広大な敷地の工場があります。夜も稼動している工場からの光は、高いところから見下ろすとまるで無数の宝石ガ輝いているようです。水島コンビナートの夜景をより近くで見たいという場合は、「水島展望台」へ行くことをおすすめします。

瀬戸大橋の見どころは、悠々とした橋の姿だけではありません。瀬戸大橋を取り巻く瀬戸内の自然や、橋の側を行き交う電車や船なども見どころです。そして刻一刻と移ろう日の光が、いくつもの瀬戸大橋の姿を私たちに見せてくれます。日中から夜までの瀬戸大橋の姿をご紹介いたします。

瀬戸大橋は、岡山県の下津井瀬戸大橋から始まって6つの橋と4つの高架橋で岡山県と四国を繋いでいます。瀬戸大橋の一段下を走るマリンライナーという電車や橋の下を通う漁船の姿が、橋の高さや長さをさらに高く・長く強調して感じさせてくれます。海の広さや島々の緑の中で瀬戸大橋の白さが際立っています。

日が傾きかけると、空と海の色がブルーからオレンジへと変化しはじめ、瀬戸大橋の姿も白からシルエットへと変わります。さらに日が傾くと、そこはオレンジとシルエットの2色に変わります。橋の向こう側には沈む大きな夕陽があります。完全に日が落ちるまで神秘的で静かな時間が流れます。もっとも人気があり多くの人が訪れる時間帯です。

日が完全に暮れ、辺りが暗くなると瀬戸大橋のライトアップが始まります。ライトアップされる時間は、毎週土曜日と大型連休期間中のみとなっています。点灯される時間は日没から最大で23時までです。ライトに照らされ再び白く輝く大橋と水面に映る華やかなイルミネーションが楽しめると人気の夜景スポットです。

鷲羽山展望台で美しい景色を楽しみたいなら、夕日の美しい10月から2月がおすすめです。気温が下がることで空気も澄みわたり、より遠くまで、より鮮明に景色を鑑賞することができます。お天気のよい日が続く秋の日は、四国の山々までも見渡すことができます。紅葉で色づいた島々の美しさも楽しむことができます。

鷲羽山第2展望台には、壮大な瀬戸内の景観を窓一面に見るレストハウスがあります。単なる休憩所ではなく、豪華な食事が楽しめるレストランがあります。瀬戸内の海の幸が楽しめる「瀬戸和膳」や「鷲羽たこ飯定食」がおすすめです。1階には大きな売店もあり、岡山や香川県のお土産もここで購入できます。

鷲羽山展望台へは、マイカーでも交通機関でもアクセス可能です。鷲羽山展望台には大きな駐車場があります。交通機関も、一般のバスだけでなく、見どころを巡回してくれる観光用のバスも運行しています。観光バスが巡回してくれるホテルもありますので、岡山に宿泊するときは巡回先のホテルを選ぶとよいでしょう。

マイカーでアクセスする場合は、瀬戸中央自動車道「児島」インターチェンジから車で約10分です。道中様々な展望台がありますが、鷲羽山展望台はもっとも海よりに位置しています。別の展望台「水島展望台」や「鷲羽山水島展望台」にアクセスする場合は「水島」インターチェンジで下車しましょう。

公共交通機関を利用してアクセスする場合は、JR児島駅から下津井電鉄バス「とこはい号」に乗車しましょう。約27分ほどで鷲羽山展望台に到着します。この「とこはい号」のバスの最終時間は早いので、帰りのバスがないということになりかねません。夕日や夜景を見る場合は「鷲羽山夕景鑑賞バス」の利用をおすすめします。

JR児島駅から運行している「鷲羽山夕景鑑賞バス」は、JR児島駅からのみ予約不要で乗車することができます。運行日は、金曜日・土曜日・祝前日です。JR児島駅バス停7番のりばから乗車できます。料金は一律510円です。宿泊先のホテルから利用できる場合もありますので、気になる方はホテルに問い合わせしてみましょう。

鑑賞バスのルートは、JR児島駅から下電ホテルや鷲羽山ハイランドホテルなどを巡回し、三百山からの夕景鑑賞を約15分、鷲羽山第2展望台での夕景鑑賞を約15分を経て、各ホテルと児島駅に戻ります。所要時間は約2時間です。バスの中からは瀬戸大橋も見えます。車窓からの風景も楽しめる、見どころが凝縮された鑑賞バスです。

鷲羽山展望台には普通車なら400台も停められる、大きな駐車場があります。駐車料金は無料ですのでぜひの駐車場を利用してください。また、駐車場からすぐ側には第2展望台があります。レストハウスからも近いので鷲羽山で食事をとりたい、お土産を買いたい方にもかなり便利な駐車場です。

鷲羽山展望台は、岡山県でもっとも海に近い展望台です。瀬戸内でしか見られない独特の風景がすべて見られる絶景スポットです。人の手によって作り出された巨大な瀬戸大橋と、自然が生み出した島々が見事に調和しています。夕日と光が加わることでさらに魅力を増す風景を見に、鷲羽山展望台へ出かけてみてください。