岡山の鍾乳洞観光おすすめスポット！地底湖に満奇洞や井倉洞などアクセスは？

岡山県には地底湖がある満奇洞や滝がある井倉洞など多くの鍾乳洞があります。自然が作り出すアートの鍾乳洞は神秘的で見るとわくわくすること間違いなしです。岡山県でしか見ることができない鍾乳洞がたくさんあります。岡山に訪れる際にぜひ行ってみてほしいおすすめの鍾乳洞スポットをご紹介します。

岡山県高梁市にある磐窟洞は県北西部部を流れる磐窟谷川を挟むように佇む磐窟渓の中腹にあります。発見当時、ガラスの様に透明だったのでダイヤモンドケーブという名が付けられました。ヘリクタイトやヘリグマイトと呼ばれる貴重な二次生成物も豊富です。現在は立ち入りが禁止の休洞中で再開の見込みは立っていません。

岡山県真庭市にあり西日本一の規模を誇る神庭の滝の近くにあります。総長50mほどありそれ以上は天井が低く奥には進めません。洞内は流水の浸食によってできた奇妙な岩と水の対比が美しい鍾乳洞となっています。人が通ると自動で電球が点灯しますが20分で消えてしまいます。いつ消えてしまうかわからない照明にきっとドキドキすることでしょう。

JR姫路線「中国勝山駅」で下車しタクシーで5km（約10分）です。車の場合は米子自動車道「湯原」インターから30分、米子自動車道「久世」インターから約30分です。神庭の滝から約10分近く歩いたところにあります。洞内は少し足場が悪いのでしっかりとした靴を履いていくことをおすすめします。また子供連れの方はお気をつけて登ってくださいね。

岡山県真庭市にあり備中川の右岸、諏訪の穴から約1kmの場所にあり厳島神社の境内にある鍾乳洞です。全長83mの鍾乳洞です。石灰岩地帯の上房台に点在する鍾乳洞の中で唯一、見学のできる数少ない鍾乳洞の1つでもあります。井弥の穴の内部には三十三観音の石仏群が祀られており雰囲気のある鍾乳洞です。内部には照明器具がないので懐中電灯などを持って行くのがおすすめです。

「岡山駅」からJR伯備線で55分のところの「備中高梁駅」で下車し「呰部・美作落合」行きのバスに乗り「下呰」で下車します。約45分です。車の場合は、中国自動車道「北房」インターから3kmです。駐車場がなく北房振興局から徒歩3分です。

岡山県真庭市にあり平安時代に書かれた「日本三大実録」に名が記述されるなど文献にも残る日本最古の鍾乳洞です。全長は約800mあり、そのうちの300mが観光できる場所として公開されています。鍾乳洞内の最高気温は1年中で9度ぐらいで夏は涼しく冬は暖かく過ごしやすいです。照明や歩道などが整備されていて小さい子からお年寄りの方まで安全に見ていただけます。

「夢の宮殿」という大広間を始め高さ3m、直径5mの大石筍「洞内富士」や日本一とも言われる22階層の鍾乳石からなる「五重の塔」など大自然が創り上げた神秘的な見どころがこの鍾乳洞にはたくさんあります。この鍾乳洞は岡山県の天然記念物にも指定されています。また全国的にも珍しいヒメボタルを6月下旬から7月上旬にかけて見ることもできます。

「岡山駅」からJR伯備線で55分のところ「備中高梁駅」で下車し「呰部・落合」行きのバスに乗り「呰部」で下車します。約45分です。そこからタクシーを利用して15分です。車の場合は中国自動車道「北房」インターから6km（約10分）、岡山自動車道「有漢」インターから7km（約15分）です。

営業時間は4月から10月は10時から17時までで、11月から3月は10時から16時までです。1月から2月は土日祝日のみ営業しています。入場料は大人700円、中高生500円、小人（5才以上）350円です。団体ですと30人以上で20％引き、100人以上で25％引きとなります。6月最後土・日曜、月初めの土・日曜には夜間開放されヒメボタルの乱舞を楽しむことができます。

岡山県真庭市にある全長900mにも及ぶ大きな鍾乳洞です。ただ見ることができるのは約10mで歩いて20歩ほどの距離です。さまざまな形の鍾乳石の下を大量な水が流れていて多くの滝を形成している珍しい鍾乳洞です。洞口から流れ落ちるせせらぎの音が「日本の音風景百選」に選ばれています。また新見市にある鍾乳洞、日咩坂鐘乳穴という広大な地底湖が広がっている鍾乳洞とつながっているとも言われています。

「岡山駅」からJR伯備線で55分のところの「備中高梁駅」で下車し「呰部・美作落合」行きのバスに乗り「呰部」で下車します。約45分です。車の場合は、中国自動車道「北房」インターから5km（約10分）です。駐車場はほたる公園の駐車場を利用できます。20台ほど駐車できます。

岡山県新見市にある標高400m前後の草間大地にある鍾乳洞です。ここは古い鍾乳洞が崩落して一部分が天然橋として残っている陥没鍾乳洞と言われる鍾乳洞跡です。高さ40mに達する石灰岩の巨大なアーチで上部は4つの天然橋になっています。岡山県で唯一の国指定史跡名勝天然記念物に指定されています。現在でも崩落が続いているため第一の門の手前で立ち入り禁止となっています。観光する際は気を付けて観光してください。

チョウジガマズミやヤマトレンギョウなどの石灰岩植物、洞口から吹き出す低温多湿な空気によって高山性や北方系の貴重な蘚苔（サガリヒツジゴケ、セイナンヒラゴケなど）や地衣類が分布しています。7月のはじめになるとヒメボタルも見ることができます。夏には立ち込めるモヤと冷気の寒さを感じることができ飲み込まれるような独特な雰囲気を味わうことができます。

「岡山駅」からJR伯備線で約80分のところの「井倉駅」で下車し「豊永・満奇洞」行きのバスに乗り「羅生門口」で下車します。約25分です。そこから徒歩20分ぐらいで到着します。車の場合は、中国自動車道「新見」インターから約40分です。また「井倉洞」からだと約30分、「満奇洞」からだと約50分のところにあります。

井倉洞は岡山県新見市にあり高梁川が作り出した雄大な鍾乳洞です。全長は1200mにも及び高低差は90mもある圧巻とする大きさです。日本三大鍾乳洞で岡山県指定天然記念物にも指定されています。古くは阿哲峡と呼ばれていました。高梁川沿いにあり高さ240mもある石灰岩の絶壁に入口があります。

鍾乳洞内には高さ50mもある「地軸の滝」をはじめ「ありさの滝」「音の滝」3つの滝があります。天井から滴る「つらら石」や下からまるでタケノコのようにある「石筍」など様々な形の鍾乳石を見ることができます。「銀すだれ」「くらげ石」など約30個もの奇石や怪石もあり、見る人を自然が作り出す芸術が楽しませてくれます。

井倉洞は鍾乳洞だけでなくその周辺にある景色もまた絶景です。鍾乳洞の横にある「井倉の滝」があります。鍾乳洞内の水を排出するために作られたもので人口的な滝ながらも周辺の景色に溶け込んでいて美しい景観を生み出しています。紅葉も見ごたえがあるので秋に訪れるのもおすすめです。

また井倉洞の出口には「阿里佐の宮」と呼ばれるお社があります。井倉洞前の高梁川の深淵を「阿里佐淵」と呼ばれ悲しい恋の伝説が残っています。阿里佐の御霊は縁結びの神様、また悲恋をなくする恋の神様とされています。阿里佐の宮は縁結びのパワースポットでもありカップルで訪れるのもおすすめです。

「岡山駅」からJR伯備線で約80分のところの「井倉駅」で下車し、徒歩15分のところにあります。車で行く場合は中国自動車道「新見」インターより車で25分です。岡山自動車道「賀陽」インターより車で40分です。駐車場は市営駐車場が無料で200台までとめることができます。第1・第2駐車場が有料であります。1回1000円となっています。

井倉洞の入場料は大人（高校生以上）1000円、中学生800円、小人500円となっています。団体は20人以上で割引があります。営業時間は8時20分から17時までです。入場受付は16時30分までとなっています。年末（12月31日まで）は通常営業で、年始（1月1日から1月4日）は9時から16時までと営業時間が少し変わってしまうので注意が必要です。

岡山県新見市にある満奇洞は同じ新見市にある鍾乳洞や洞窟の中でも最も開発が早い鍾乳洞です。全長は約450mで鍾乳洞の奥には地底湖が広がっています。満奇洞は昭和初期に歌人・与謝野晶子が訪れた際に「奇趣に満ちた洞」と詠んだことから「満奇洞」と呼ばれるようになりました。

満奇洞は岡山県指定天然記念物です。多くある無数のつらら石やカーテンなど美しい景観を見ることができます。「泉水」にはイタリアにある「トレビの泉」のように願い事を願いながら後ろを向き左の肩越しにコインを投げ入れると願いが叶うと言われています。静かにゆったりと観光したい場合は鍾乳洞で涼みたい夏のシーズンは避けて訪れることをおすすめします。

鍾乳洞を進んでいくと地底湖があります。地底湖は地下水流の流れはほとんどなく静かな世界に幻想的にライトアップされた鍾乳石を楽しむことができます。満奇洞は水の多い鍾乳洞で進めば進むほど一面地底湖になっていくような感覚になります。地底湖には赤い橋が架けられておりその様子はまるで夢の宮殿のようです。

「岡山駅」からR伯備線で約80分のところの「井倉駅」で下車し、「満奇洞」行きのバスに乗り「満奇洞」で下車します。約38分です。車の場合は中国自動車道「北房」インターから国道313号線を利用して16km（約20分）です。無料の駐車場があり150台までとめることができます。

満奇洞の入場料は大人（高校生以上）1000円、中学生800円、小学生500円、小学生以下は無料です。団体だと20人以上で割引があります。定休日はありません。営業時間は8時30分から17時までで鍾乳洞へ入ることができるのは16時30分までです。

岡山県のおすすめ鍾乳洞はいかがでしたでしょうか。岡山県には有名な満奇洞や井倉洞以外にも自然の雄大な雰囲気の味わえる鍾乳洞が数多くあります。鍾乳洞内は涼しく夏場に行くイメージがある人も多いかと思います。しかし鍾乳洞の中の気温は一定を保たれておりどの季節に行っても過ごしやすいと思いますよ。ぜひ岡山県の鍾乳洞へ行って自然が作り出す神秘的な鍾乳洞を楽しんでみてはいかがでしょう。