岡山の花火大会の日程は？きれいに見える穴場や交通規制情報も紹介！

岡山の花火大会は8箇所の地域で開催されています。花火大会に行く前に、花火に関する知識を知っておくと楽しみ方も変わってきます。混雑を避けて穴場を知っておくのもいいでしょう。岡山で楽しめる花火大会の基本情報を開催日程の早い順にご紹介します。

花火大会に行くといろいろな種類の花火が見られます。前もって花火の種類を知っていてプログラムを確認すれば、花火ごとの穴場にいち早く移動することができるかも知れません。デートでは会話の幅も広がりますし株も上がることでしょう。花火に関する知識をご紹介します。

花火には「スターマイン」「ワイドスターマイン」「ナイアガラ」「フェニックス」「手筒」「水中」などの種類があります。多くは打ち上げ花火で、空中の形です。主に大会の終盤に打ち上げられる華やかな花火です。「フェニックス」は長岡、「水中」は諏訪湖の花火大会が有名です。

空中で破裂して丸く広がるのが「割物」と言われ、一般的な打ち上げ花火です。「ポカ物」は空中で破裂し、中に仕込まれた花火が勢いよく四方に飛び散る花火です。派手な仕掛けが爽快です。最近人気になっているのが「型物」です。ハートや蝶々、花などの形を浮かび上がらせる花火です。

花火の大きさは、打ち上げ前の玉の直径で決まります。大きさには3号から30号まであります。一番小さい3号は直径8.5cmで花火は約60mです。大きな30号は直径88.5cmで3尺玉と呼ばれていて、開いた花火は550mです。日本最大の花火は長岡花火大会の40号で開いた花火は800メートルにもなります。

笠岡港まつりに合わせて開催される花火大会で、県内で人気第3位の花火大会です。日程は毎年7月下旬に笠岡湾干拓東堤防で開催されます。瀬戸内海をバックにして打ち上げる花火は真っ黒の背景に花火だけがきれいに浮かび上がります。きれいな花火を見るには良い花火大会です。

超早打ちの花火は圧巻の光景です。フィナーレを飾るスターマインは花火大会のハイライトです。混雑もありますが、広い堤防の思い思いの場所で見られます。明るい内に瀬戸内海に点在する笠岡諸島に渡ってみませんか。島から見る花火は超穴場スポットです。

成羽愛宕大花火は300年前から続く歴史のある花火大会です。当時の花火師は秘伝を伝える「流星奉行」としてヒーローだったようです。日程は7月下旬に開催され、県内の人気第7位の花火大会です。成羽川河川敷の鶴見橋周辺で約2000発の花火が打ち上げられます。会場周辺には交通規制が敷かれます。

見どころは仕掛け花火で、まるで絵画のようなきれいさです。圧巻は川の流れに沿って滝が流れるような、長いナイアガラです。駐車場は5000台分が用意されていますが、交通規制もありますので注意してください。有料観覧席もありますが、成羽川の対岸から見るのがおすすめの穴場です。

岡山県北部にある真庭市で7月下旬の日程で開催され、県内人気第8位の花火大会です。自然豊かで静かな落合地区ですが、この日ばかりは3万人の人でにぎわいます。旭川で打ち上げられる花火は周辺の環境への影響も考慮して大玉など派手さはありませんが、約2500発の花火が打ち上げられます。

会場の周辺は幹線道路も走っていますので、混雑が予想されます。駐車場は2500台分が用意されていますが、交通規制も敷かれます。駅からも徒歩3分程度ですので電車利用をおすすめします。きれいな仕掛け花火を見るには会場から旭川の対岸が絶好のポイントです。近くの落合小学校周辺は混雑も少なくて穴場です。

美作市の吉野川河川敷で7月下旬の日程で開催されます。県内の人気第4位の花火大会です。ふるさと祭と同時開催ですので、イベントや屋台が並びます。また、会場近くには湯郷温泉もあり、昼間から楽しめる花火大会です。宿泊の場合には宿の部屋から見る花火が穴場かもしれません。

打ち上げ花火は、華やかなスターマインなど2000発が打ち上げられます。河川敷から見る花火は見上げるような近さです。会場のどこからでも自分の上に花火が広がるような大迫力を楽しめます。吉野川の両岸を走る道路は交通規制の対象になりますのでご注意ください。駐車場は500台です。

8月第一土曜と日曜の2日間の日程で行われる「おかやま桃太郎まつり」の初日に開催される花火大会です。市内の中心を流れる旭川の西中島河原一帯で開催され、県内の人気第2位の花火大会です。約5000発の花火に30万人の人出が見込まれる岡山市でも人気のイベントです。

市街地で打ち上げられる仕掛け花火やワイドスターマインは迫力満点です。観覧席の近くで打ち上げられるため、より華麗にそしてきれいに観ることができます。穴場スポットは、日本三大庭園の後楽園です。岡山城の天守閣の上に上がる花火を見ることができる絶好のスポットです。

8月第一土曜と日曜の2日間の日程で行われる「津山納涼ごんごまつり」の最終日に開催される花火大会です。「ごんご」とはカッパのことで、会場になっている吉井川は「カッパが安心して住める川」だそうです。その吉井川の河岸緑地公園が会場になっています。市街地にも近くて交通規制も敷かれます。

県内の人気第6位の花火大会で、5000発の打ち上げ花火が堪能できます。昼の間は「ごんご祭」のイベントや屋台などで楽しみ、夜は花火を見て一日を過ごせます。ハイライトは音楽に合わせて打ち上げる音楽花火です。夜空の花火と川面に移る花火で一面が華やかさを増します。

瀬戸内海に面した宇野港第一突堤周辺で開催される花火大会です。毎年8月の第一土曜と日曜に行われる「玉野まつり」の最終日を飾ります。会場周辺に無料の駐車場も用意されますが、祭りの期間中は交通規制が敷かれますので、公共交通機関の利用がおすすめです。

花火大会では約5000発の打ち上げ花火に5万人の観客が酔いしれます。海上から打ち上げられる花火は、どこから見ても同じくきれいな姿を見せてくれます。海の中から打ち上げられる「水中花火」は見事に半円形の大きな光となって海を彩ります。玉野ならではの豪快な花火です。

井原市で開催される花火大会で、岡山県で第1位の人気です。小田川昭和橋上河原を会場にして毎年8月第一日曜日の日程で開催されます。会場周辺の学校のグラウンドが臨時の駐車場になりますが、会場周辺は交通規制が敷かれます。人気の花火大会は多くの人出で混雑が予想されます。

小田川の中州から打上げられる3000発の花火は、打ち上げられるたびに四方を囲む山を浮かび上がらせて、こだまする花火の音と合わせて幻想的な光景を作り上げます。デートには最適の花火大会です。岡山県で1位の人気もうなずけます。きれいな花火と美しく響くこだまはココだけの楽しみです。

花火大会の裏方は、打ち上げを担当する花火業者です。打ち上げられる花火には花火業者の特徴が現れます。形や色、早打ちなど得意な分野があります。花火大会でプログラムを確認しながら好きな業者を見つけるのも楽しみ方のひとつです。気に入れば花火業者の追っかけになるかもしれません。

岡山で開催される花火大会を開催日程順にご紹介しました。日程は毎年同じ日に開催されませんので事務局にご確認ください。多くの人出で混雑が予想されることや周辺に交通規制が敷かれますので、楽しく見るためには少し離れて見るのもおすすめです。全体が見渡せてかえって新鮮な花火見物になります。