岡山県観光おすすめ人気スポットのご紹介！観光マップ片手に巡る人気の名所

中国山地と瀬戸内海に挟まれた岡山県は降水量1㎜未満の日の合計が全国で一番多く、晴れの日が多いことから、「晴れの国 おかやま」が県のキャッチフレーズになっています。そんな観光に最適な岡山県のおすすめ人気スポットをご紹介します。観光マップ片手に岡山を満喫しましょう。

岡山市の名所と言えば、岡山後楽園です。金沢の兼六園、水戸の偕楽園と並んで、日本三名園に数えられる回遊式庭園です。江戸時代に岡山藩主・池田綱政が14年もの歳月をかけて作らせた庭園は季節ごとに美しい花が咲き誇ります。東京ドームの3倍もある広大な敷地ですので、必ず散策前に観光マップをもらっておきましょう。

岡山後楽園内一の景色が見渡せる延養亭は、江戸時代、藩主の居間として使われていました。藩主が座敷に座った時に、庭園の景観が一番美しく見えるよう、藩主の目線に合わせて作られたもので、沢の池、唯心山など素晴らしい景色を見ることができます。戦災により建物が消失してしまいましたが、1960年復元されました。

廉池軒は築園を命じた池田綱政がここからの景色を好み、よく使っていたといわれる亭舎です。綱政はここで毎朝朝食をとり、その後は読書などをして過ごしていたという逸話から、気に入りの場所だったことが分かります。くの字に曲がった橋や対岸の小島など美しい水の景色が楽しめます。戦災を免れて、当時の姿を今に残す貴重な建物です。

岡山後楽園からも見ることができる、存在感のある漆黒の岡山城は、岡山県のシンボル的存在です。1597年、豊臣秀吉の命を受けた宇喜多秀家が築城しました。外壁の黒漆で塗られた下見板が光に照らされて、烏（からす）の濡れ羽色に似ていることから、「烏城（うじょう）」とも呼ばれています。

岡山城内部は地下一階部分が天守閣入口になっていて、最上階の6階まで観覧することができます。池田家の調度品や宇喜多・小早川時代の歴史の展示コーナーがあり、岡山城の歴史を学べます。おすすめは2階にある大名かご。ここでは実際にかごに乗って、記念撮影できます。6階からは岡山後楽園の全景や岡山市街地を一望できます。

岡山城の北西隅にある月見櫓は4代藩主・池田忠雄の時代、1620年に建てられ現存する国の重要文化財です。出窓には敵を討つための工夫がされ、内側の窓は大きく開き、城主が月見を楽しんだといわれています。当時の最新技術をもって建築された櫓の姿は非常に優美です。

岡山城の石垣は「野面（のづら）積み」という方法で築かれ、他に江戸時代の「打込ハギ」「折込ハギ」などの異なる手法の石垣もあり、構築技術の発達を見ることができ、城マニアの方にはおすすめのスポットです。2万8000個にも及ぶ石は、瀬戸内海の犬島から運ばれました。

JR倉敷駅南口から徒歩10分のところに倉敷美観地区があります。岡山県で一番の観光名所・倉敷美観地区は、見所が半径300mほどに集中しているので、歩いて散策するのがおすすめです。見所を効率よく巡るためにも観光マップは必須です。江戸幕府の直轄地として栄えた商業の町で、国の重要伝統建造物群保存地区に選定されています。

倉敷市の児島半島の最南端に位置する鷲羽山は、岡山県の代表的な名所のひとつです。海抜133mの鷲羽山の展望台からは瀬戸内海の島々や瀬戸大橋が一望でき、最高のビュースポットです。鷲羽山の駐車場近くに第二展望台がありますが、歩いて10分のところにある第一展望台がおすすめです。

蒜山ICから約8km、蒜山三座(上蒜山・中蒜山・下蒜山)を望む40haの雄大な土地にひるぜんジャージーランドがあります。蒜山酪農の直営ショップで、蒜山ジャージーヨーグルトや乳製品を販売しています。おすすめはジャージー牛の育成牧場。緑の大草原に放牧された牛たちはいつものんびりとしていて、見ているだけで心が癒されます。

JR吉永駅から車で10分ほどの場所にある旧閑谷学校。1670年に藩主・池田光政が庶民教育のために開いた日本最古の公立学校です。国宝の講堂や敷地内にある建造物のほとんどが重要文化財に指定されていて、見所がたくさんあります。2015年4月、「近世日本の教育遺産群－学ぶ心・礼節の本源－」として日本遺産第一号に認定されました。

「日本のエーゲ海」と称されるほど美しい瀬戸内海の景観が楽しめる牛窓。岡山ブルーライン邑久ICから車で10分の場所にある牛窓オリーブ園は10万㎡の広大な敷地に約2000本のオリーブの木が生い茂っています。山頂広場からの眺望は非常に美しく、ゆっくり散策するのにおすすめのスポットです。

牛窓オリーブ園の展望台付近にある幸福の鐘は、心をこめて3回鳴らすと幸せが訪れると言われています。ファッションデザイナーの桂由美さんらが選定委員を務める「恋人の聖地プロジェクト」で「恋人の聖地」に選ばれたデートスポットとして有名な場所です。

山上の城に雲海が見られ、「天空の城」と大人気の備中松山城。美濃岩村城、大和高取城と並んで、日本三大山城のひとつに数えられています。標高430mと天守閣が現存する城郭としては、最も高いところにあります。雲海を見るためには、向かいの山にある「備中松山城を望む展望台」から眺めるのがベストです。

津山藩の初代藩主・森忠政が13年もの歳月をかけて筑城した津山城。明治時代の廃城令で、当時の城は取り壊されてしまったものの、2005年に御殿様式の備中櫓を再現しました。地上から45mもある高い石垣が特徴の美しい城で、春には石垣を背に約1000本の桜が咲き乱れます。

中国地方で広島に次ぐ面積を持つ岡山県には、その他にも名所や観光スポットがたくさんあります。その他のおすすめ人気スポットと観光地巡りにはかかせない観光マップをもらえる場所をご紹介します。観光マップを片手にたくさんの観光地巡りをしてください。

岡山城から徒歩5分のところにある夢二郷土美術館。岡山が誇る大正時代の人気詩人画家・竹久夢二の生誕100年を記念して建てられました。代表作「立田美人」を始め夢二の作品3000点を収蔵する美術館です。その他にも絵画や屏風、版画などを展示しています。

夢二郷土美術館内にある「ｃａｆｅ松香（まつか）」では、夢二が愛したヨーロッパの焼菓子・ガルバルジィを再現し、季節の紅茶とセットで味わうことができます。夢二のガルバルジィを味わえるのは、全国でもここだけ。観光の合間にほっとひと息ついて、大正ロマンな気分にひたってください。

古代、吉備王国が栄えたという地として、数々の神社や史跡が点在する吉備路。JR吉備津線・備前一宮駅から徒歩5分のところに吉備津彦神社があります。第7代孝霊天皇の皇子・大吉備津彦命(おおきびつひこのみこと)が祀られており、夏至の朝日が祭文殿の鏡に差し込むことから「朝日の宮」と風情ある名で呼ばれています。

吉備津彦神社から2km、古来より御神体山とされてきた吉備の中山の北西麓に北面して鎮座する吉備津神社。岡山県でも有数の観光名所です。大吉備津彦命を主祭神とし、縁結びや安産、夫婦円満のご利益がある神社で、パワースポットとしても人気です。風格のある「吉備津造」の本殿と拝殿は国宝に指定されています。

吉備津神社の随身門から社務所へと続く360mの長さの木造の廻廊は戦国時代に造営されたもので、県の指定文化財に指定されています。地形の高低差を利用して造られた廻廊と周りの自然が織りなす景観は圧巻です。吉備路を訪れたら、是非見ておきたいおすすめの名所です。

吉備津神社から6kmのところにある造山古墳。5世紀前半に造られたと推定されていますが、被葬者は不明です。全長約360m、高さ約40mという大きさから、ヤマト王権に匹敵する吉備王権があり、葬られているのもその関係者という説もあります。墳丘まで登ることのできる古墳としては、日本最大規模のものです。

綿仲買商人として財をなした大原孫三郎の生家、旧大原家住宅。「倉敷窓」や「倉敷格子」など独特の意匠をこらした建築物です。母屋や表座敷など全10棟が国の重要文化財に指定されています。残念ながら、内部は非公開ですが、外から眺めても当時の豪商たちの暮らしぶりが分かります。

倉敷美観地区を流れる倉敷川は川沿いに柳並木が続く風情豊かな名所です。人気の「くらしき川舟流し」は、中橋南側から高砂橋、今橋間を20分ほどで巡る水上散策です。船頭さんの案内を聞きながら、荷積みの川舟が往来していた江戸時代に思いをはせ、優雅な時間を過ごせます。

旧大原家住宅の向かい側にある大原美術館は、1939年に設立された日本初の私立西洋美術館です。岡山県でも有数の観光名所で年間30万人の観光客が訪れます。全4館からなる館内には、モネ、ゴーギャンなどの西洋絵画の名画や岸田劉生や青木繁といった近代以降の日本作家の作品など多様なジャンルの約3000点もの美術品が展示されています。

倉敷はここ数年、日本中で大ブームのマスキングテープ発祥の地です。1923年、テープ専門メーカー、カモ井加工紙が作った工業用仮止めテープが始まりです。本町通りにある「如竹堂」は店内の大半がマスキングテープで、全国屈指の品揃えで大人気です。マスキングテープ好きの方におすすめのお店です。

店内にずらりと並んだ数々のマスキングテープ。「マスキングテープの聖地」として大量に購入される方もいるほどの人気です。「倉敷町屋テープ」や「瀬戸内おさかなテープ」など岡山ならではのテープがおすすめです。また購入した商品を入れてくれる紙袋もマスキングテープをモチーフにしたもので好評です。

瀬戸内海を見下ろす高台にあるブラジリアンパーク・鷲羽山ハイランド。岡山県を代表するテーマパークです。数々の絶叫マシンやバンジージャンプ、大観覧車もあり、ご家族でのレジャーにおすすめです。その名の通りブラジリアンショーも日に数回開催しています。

ブラジリアンパーク・鷲羽山ハイランドにあるスカイサイクルは地上16mの高さにあるレールの上を自力でこいで走る人気アトラクションです。スカイサイクルからは瀬戸内海や瀬戸大橋が見え、展望は最高ですが、「世界一怖いアトラクション」とも呼ばれています。その怖さを実際に訪れて、体感してみてください。

倉敷市の児島は国産ジーンズ発祥の地として知られています。JR児島駅から歩いて15分のところに児島ジーンズストリートがあります。40mの通りに約33軒のジーンズショップが立ち並ぶ他、ジーンズミュージアムや自分だけの藍染めグッズが作れる工房などがあり、ジーンズ好きの方におすすめの名所です。

蒜山ICから約3㎞のところに広大な敷地の蒜山ハーブガーデン・ハービルがあります。約1万株のラベンダーが咲き誇るラベンダー畑や紫陽花園、ハーブガーデンがあり、年間を通して美しい光景が楽しめる人気のスポットです。館内にはハーブガーデンで栽培された200種ものハーブメニューが味わえるカフェやクラフトルームなどがあります。

ひるぜんジャージーランドから約3.5kmのところにある塩釜の冷泉。中蒜山の谷間から湧き出る天然水は毎秒300ℓが湧出しており、年間を通して水温が11度前後と冷たく、まさに冷泉です。水汲み場からは取水が可能で、たくさんのファンが県内外から訪れます。日本名水百選に選ばれている人気の癒しスポットです。

蒜山ICから車で10分のところにある、スタイリッシュな建物が特徴のひるぜんワイナリー。ここでは、蒜山高原産の希少なやまぶどうを使ったワインを製造販売しています。また店内にあるカフェでは、地元産のそば粉で作ったガレットが大人気です。ノンアルコールのワインもありますので、車で来られた方もワインを楽しめます。

備前焼は1000年以上の歴史を誇る中世六古代窯の中でも最も古い窯でJR伊部(いんべ)駅周辺の伊部地区に多く窯元があります。釉薬(うわぐすり)を一切使わず、絵付けもしない陶器本来の素朴な味わいが特徴です。陶芸が好きな方に是非訪れていただきたい名所です。

瀬戸内市長船町にある備前長船刀剣博物館。この一帯は平安時代後期から刀剣の産地として知られ、国宝級の刀剣の半数が作られたといわれる刀剣の町です。館内では名刀「備前長船」を始めとする刀剣の展示や刀職人の作業風景も見学できることから、全国からファンが訪れる刀剣の名所です。

瀬戸内海に浮かぶ黒島に干潮時にだけ現れる砂浜の道、黒島ヴィーナスロードは女性やカップルに大人気の名所です。ヴィーナスロードが現れる時には3つの小島が約800mの砂洲でつながります。干潮がおきやすい3月から10月がおすすめです。自然が生み出す幻想的な道を歩いてみたいものです。

JR岡山駅の地下1階にあるももたろう観光センターでは、岡山県内の観光マップやパンフレットがもらえます。旅行会社勤務経験のあるスタッフが親切におすすめの観光情報を教えてくれると評判です。他にも岡山駅2階改札口のすぐ近くに岡山観光案内所があります。

倉敷美観地区の中央に位置する倉敷館は、1917年、倉敷町役場として建てられた洋風木造建築で国の有形文化財に登録されています。現在は観光案内所として観光ガイドや観光施設の案内をしていますので、こちらで観光マップをもらいましょう。2017年7月からは修復工事が行われますが、観光案内所は仮施設で継続します。

米子自動車道・蒜山ICを下りてすぐの場所に「道の駅 風の家」があります。こちらの情報コーナーでは、蒜山高原やその他近辺の観光情報が手に入ります。無料の観光マップや各種パンフレットももらえる他、とれたて新鮮野菜市や名産品の販売などもしています。遠方から来られた方はまずはここで一休みするのがおすすめです。

岡山市東区君津から備前市蕃山を結ぶ岡山ブルーラインにある道の駅・黒井山グリーンパーク内の施設、ゆうゆう交流館の情報センターで、周辺の観光情報を得ることができます。観光マップもここでもらいましょう。他にJR赤穂線の日生駅近くのひなせ観光情報センターでも観光案内をしています。

6月30日までの期間限定で、岡山市内を走る路面電車にマスキングテープのラッピングがされており、女性の間で大人気です。また岡山城天守閣の塩蔵のマスキングアートや岡山城と岡山後楽園の間を流れる旭川のスワンボートのマスキングテープラッピングも6月30日まで実施しています。この機会に是非岡山へお出かけください。

晴れの国、岡山県観光のおすすめスポットははいかがでしたか？岡山県にはご紹介した他にもまだまだ名所がたくさんあります。また観光イベントも随時開催されており、いつ訪れても満足できる観光地です。是非、岡山を訪れて、フォトジェニックな自然や町並み、史跡などをお楽しみください。