大市のすっぽん料理！京都の老舗で味わう！これはまさに土鍋の力！

京都には、100年以上も続く老舗のお店がいつくもあります。京都ならではとも言える、食材のすっぽんは、女性にとても優しい食材で、身体の内側からしっかりサポートしてくれます。特に肌がきれいになると言われています。京都の大市のすっぽん料理に注目してみました。いったい、どんな料理があるのでしょうか。

江戸時代に先代が創業し、これまで約340年も続いている老舗中の老舗、大市(だいいち)は、すっぽん料理一筋です。現在は18代目です。この長い期間、すっぽん料理がずっと愛され続けているということは、間違いなく絶品だということが言えます。元々、すっぽんは、一般的に食べられる食材ではなく、とても高級な食材です。

コース料理も美味しくて魅了されていくと評判が良いです。300年前からそのままとなっている、母屋のお座敷は歴史の長さを感じさせ、黒光りがする店内や、里見弴(さとみとん)の落書きがかかる部屋もあります。多くの著名人や各界の方が、何人も出入りしたのでしょう。

大市の世界を感じさせるような歴史を感じさせる店内には、中庭もあり、ゆっくりとした時間が流れているような感覚を覚えるでしょう。食事を楽しむことも素敵なことなのですが、長い歴史を感じさせる建物を眺めて、来店された著名人の方に、思いを馳せるのもいいものです。

人気のグルメ漫画｢美味しんぼ｣をご存知ですか?主人公の山岡士郎と栗田ゆう子が、様々な食をテーマにストーリーが展開する人気の漫画です。美味しんぼには、実在のお店も登場し、その中に大市も入っています。大市が登場するのは、美味しんぼの第3巻で、｢土鍋の力｣を実感するお話です。

美味しんぼで登場する土鍋の話は、土鍋から出るすっぽんの旨味の話です。数十年間もすっぽん鍋を炊き続けてきた土鍋の中に詰まっている、すっぽんの香りと旨味が、雑炊を作ることによって、はっきりと分かります。美味しんぼの山岡さんが使ったのは、土鍋で沸かしたお湯、ご飯と醤油のみです。

美味しんぼに出てくる土鍋は、長い年月をかけて｢育てた土鍋」を使ったので、シンプルな材料のみでも、しっかりと旨味が感じられるのです。確かに見た目は汚れている土鍋ですが、すっぽん料理が作り続けられた歴史を物語っています。土鍋には、味を作る力があるとはっきりと言えます。まさに｢土鍋の力｣なのです。

大市の土鍋には、こだわりが詰まっています。高熱に耐えることのできる大市の土鍋は、コークスを使うため、約1600度の高熱に耐えることができます。信楽焼を使用した、とても厚みのある専用の土鍋を使用しています。大市を象徴していると言われるほどの、こだわりの土鍋です。

大市こだわりの土鍋は、日々、高熱に耐え続けています。毎日、高温で酷使しているため、半年ももたないそうです。そして、大市の味がたっぷりと染み込んだ土鍋には、ひと工夫がされています。土鍋を使う2か月くらい前から、専用のお酒と醤油の味を染み込ませるというのです。いい味を出すには手間を惜しまないのです。

長い間、人々から愛され続けているすっぽん料理を提供するお店の大市。こちらのお店で出されているすっぽん料理はコース料理となっています。しかも、コースがひとつのみです。しぐれ煮･○鍋(まるなべ)･雑炊･水物と、シンプルなコース料理です。コースはひとつですが、すっぽんの旨味を感じられる料理となっています。

大市のすっぽん料理は、コースで頂きます。先付けは、すっぽんのしぐれ煮で、甘辛く煮付けてあります。先付けなので、しぐれ煮の量は少な目なのですが、すっぽんの旨味がギュッと凝縮されています。見た目はとてもシンプルなしぐれ煮ですが、すっぽんの味わい深いを楽しめます。生姜のアクセントがいいです。

すっぽんのしぐれ煮を、ゆっくりと頂きながら、本料理が出て来るのを待ちます。本料理の｢○鍋（まるなべ）｣が出て来るのが待ち遠しいです。お酒を楽しみながら、○鍋を待つ方が多くいらっしゃいます。しぐれ煮では、すっぽんの脂身と身をじっくりと味わうことができます。

○鍋には、一口大くらいに切ったすっぽんの肉が入っています。すっぽんの肉は骨付きで、人数に合わせた量が土鍋に入ってきます。作りたての熱々の○鍋を美味しく食べるために、2回に分けて出してくれます。スープは見た目が濃いのですが、頂くと、意外とすっきりとした味わいです。こちらの高級なスープは絶品です。

コクがしっかりしているので、物足りないと感じることはないでしょう。この高級なスープを、熱燗に入れて飲む方もいます。お酒が好きな方におすすめのスープの使い方です。試してみてはいかがですか?高級食材を使った○鍋を、2回も食べられるのは、とても贅沢です。煮えたぎる鍋には、野菜や豆腐が一切入っていません。

○鍋には、すっぽんから出たコラーゲンが、たっぷりとスープに出ています。女性の肌に優しいと言われているのは、たっぷりのコラーゲンが含まれているためです。女性のお客様でも、何度も○鍋をおかわりする方もいらっしゃいます。旨味が溢れて出て美味しく、肌に優しく作用するとあれば、高級でもおかわりをしたくなります。

美味しい高級スープの○鍋をじっくりと楽しんだあとは、お待ちかねの「すっぽん雑炊」です。高級な食材のすっぽんスープで食べる、旨味とコラーゲンがたっぷりと出ている出汁で作った雑炊です。すっぽんから出た出汁を、たっぷりとご飯が吸い込んでいる、贅沢過ぎる雑炊です。

お餅とたまごでとじられた、旨味たっぷりの雑炊を食べるために、何度もこちらに通っている方もいると言うのも驚きです。すっぽんの旨味がたっぷりの高級スープで食べる贅沢なは、香りも良く、何とも言えないくらい絶品です。ご飯は、こちらの雑炊となっています。

美味しくお鍋を頂いた後は、香の物と季節の果物が出てきます。和食には欠かせないお漬物です。そして、季節に合った、みずみずしいフルーツを最後に頂きます。フルーツを頂いたあとは、食事をしたという満足感が感じられます。フルーツを頂いたら、食事が終了となります。

大市への基本情報をご紹介します。来店する際の最寄り駅はいくつもありますし、二条駅や北野白梅町駅からタクシーを利用しても、さほどかからないで着きます。お食事にかかる料金や営業時刻などもご紹介いたします。大市への来店の際に、参考になればと思います。

大市で提供されるすっぽん料理の料金は、1名当たり24000円（税込･サービス料込）となっています。○鍋は、追加料金を支払うとお代わりができます。お代わりは一客9720円からとなっています。もちろん、鍋を楽しんだ後の雑炊のお代わりも同じようにできますので、安心して下さい。

大市の入店時間は、12時から13時までに入店し、ラストオーダーが13時で、閉店時刻は14時となっています。夕方は17時から19時30分までに入店し、ラストオーダーは19時30分で、閉店時刻は21時となっています。冬季は入店時刻を2回に分けることもあります。駐車場は6台分あり、無料となっています。

定休日は毎週火曜日となりますが、変更になることもあります。店内は全席禁煙となりますが、入り口の土間では喫煙可能です。個室ですので、ゆっくり食事を楽しむことができます。完全予約制となっていますので、入店をお考えであれば、まず、予約可能か確認することをおすすめします。

大市へのアクセスです。京都市営地下鉄東西線の二条駅から、徒歩で15分ほど移動します。距離は1.2kmほどです。京福電鉄北野線の北野白梅町駅から、徒歩で17分ほど移動します。距離は1.3kmほどです。JR山陰本線･嵯峨野線の円町駅から、徒歩で17分、1.3kmほど移動すると到着します。

二条駅や北野白梅駅から少し歩きますので、歩くのに距離があると感じる方は、タクシーの利用をおすすめします。タクシーの料金は、道路の混雑状況などにもよりますが、1000円かからないくらいで乗れると思います。高野山大師協会や本昌寺からも、アクセスしやすい立地です。

住所:京都府京都市上京区下長者町通千本西入ル六番町371 電話:075-461-1775

京都の老舗･美味しんぼにも登場した大市のすっぽん料理をご紹介しました。長い間、様々な方から愛され続けてきたすっぽん料理です。女性に欠かせないコラーゲンがたっぷりと含まれ、味も絶品でヘルシーだと言えば、通いたくもなります。高級なすっぽん料理を、特別な記念日やご自分のご褒美などに、食してみてはいかがですか?