モザイクタイルミュージアムの張り子体験が人気！周辺のおすすめランチ情報も！

多治見市笠原町に誕生したモザイクタイルミュージアムは、笠原町が生産量全国一を誇るモザイクタイルに焦点を当てた美術館です。世界的に評価の高い建築家の藤森照信さんが設計した建物は、タイルの原料を掘り出す粘土山をモデルにしていて、とてもSNS映えする建物です。モザイクタイルミュージアムではどんな楽しみ方ができるのでしょうか。

モザイクタイルミュージアムへ電車でアクセスする場合は、JR中央線多治見駅から東鉄バス笠原線「モザイクタイルミュージアム」で下車します。多治見駅から約17分で到着します。車の場合は、東海環状自動車道土岐南多治見ICから約15分、中央自動車道多治見ICからは約25分です。ミュージアム周辺には窯元やタイル工場が点在しています。

モザイクタイルミュージアムの開館時間は9時から17時で、休館日は月曜日です。年末年始は特別休館日がありますのでご注意ください。観覧料は、3・4階の展示室に入場する場合に必要となり、個人の場合は300円です。(高校生以下は無料)年間パスポートは1000円と、とてもリーズナブルな料金で利用することができます。

電話番号:0572-43-5101

3・4階の展示室へは、登り窯をイメージした階段で4階まで登ります。この階段の途中にもオブジェなどがあるので、注目してみてください。4階展示室は、床から天井まで白いタイルに覆われた空間に、モザイクタイルの絵模様、洗面や風呂桶などが展示されています。これらのモザイクタイルは、建築家の藤森氏がセレクトしたものなのだそうです。

4階展示室は半屋外になっていて、自然光に輝くタイルを鑑賞できます。屋根の開口部へと続く「タイルのカーテン」は、モザイクタイルミュージアムの開館記念として特別に作られたものだそうです。展示されているタイルはほとんどが写真撮影OKなので、写真を撮っている人の姿が目立ちます。素敵な写真が撮れたらSNSにアップするのも楽しそうです。

3階展示室には、多治見のモザイクタイルの製造工程や歴史がたどれるコレクションの展示と企画展示を行うギャラリーがあります。タイル産業の歩みを示した年表やタイルの製造機械、張り子に使う張り板などが展示され、見ごたえたっぷり。釉薬が厚く塗られたレトロなタイルや、現在では再現できない貴重な色のピースも見学できます。

無料で入室できる2階展示室は、現在生産販売されている最新のタイル情報を提供する産業振興フロアになっています。

コンシェルジュカウンターではタイル選びや施工のご相談にも乗ってくれるので、新築やリフォームなどでタイルを使いたいと考えている方にはおすすめのフロアです。予約制で、デザイナーとの相談会も開催されています。

モザイクタイルミュージアムでは、毎月さまざまなイベントが開催されています。モザイクタイル工場の見学や釉薬に関する体験教室、写真撮影のコツを学ぶ企画まで、幅広い分野の体験ができ、人気を博しています。参加希望の場合は、メールかFAXでの事前申し込みが必要な講座もあります。公式サイトのイベント情報をチェックしてみてください。

期間限定の特別企画展も随時開催されるので、ミュージアムを訪れるたびに新しい出会いがあります。段ボールでできた人形に、来場者が自由にモザイクタイルを張り付けていくイベントなども開催されます。自分が貼ったタイルが一つの作品になっていく様子は、何度も訪れて確かめたくなります。

ミュージアムショップでは、タイルを使ったアクセサリーや箸置きなどの小物類など、地元のタイルメーカー製品やモザイクタイルミュージアムオリジナル商品が揃います。特にタイルを使ったイヤリングは人気があるようです。館内の内装に使われているタイルも一枚から買えるので、アイデア次第でご自宅のインテリアに取り入れることができます。

ミュージアムショップで特に人気があるのが、タイルの詰め放題です。500円で、お好きなタイルを紙コップに好きなだけ詰めることができます。現代のカラフルなタイルの他、昭和レトロなタイルの詰め放題もあります。タイルにはこんなにいろいろな色や形があるんだ!と、驚きの発見があります。

工作好きな方にぜひおすすめしたいのが、ミュージアムショップで購入したタイルを使ってのDIY工作です。自分で構図を考えて手作りしたタイルの作品を、お家のインテリアのワンポイントに使ってみてはいかがでしょうか。近年のDIY人気も手伝って、ミュージアムを訪れた多くのお客さんがタイルを購入していくようです。

鍋敷きやコースターなどの土台や目地材も販売しているので、買った翌日から早速工作に取り掛かれます。一度作り始めるとはまってしまい、やみつきになってしまうかもしれません。タイルそのものの形がかわいいので、ランダムに配置するだけでも素敵な作品になります。金具などを用意すれば、オリジナルのアクセサリーも作ることができます。

モザイクタイルミュージアムの1階にある体験工房では、タイルの張り子体験とワンコイン制作体験ができます。どちらもリーズナブルな料金で楽しく体験できるので、ミュージアムを訪れた記念にぜひ制作体験してみてください。こちらの張り子体験をお目当てにモザイクタイルミュージアムに来館する人も多いそうです。

張り板を使っての「張り子体験」は、土日祝の13時30分から体験できます。(要予約)料金は800円です。25mmのタイルが縦横11個ずつ並ぶ張り板を使い、タイルシートを制作します。張り板にタイルを入れて、木の枠を振ると自然とタイルがはまる仕組みになっていて、楽しく制作できます。張り子体験の開催については公式サイトでご確認ください。

「ワンコイン制作」は、フォトフレームやハンガー、テープカッターなどから素材を選び、好きなタイルを張り付けてオリジナル作品を制作する体験です。たくさんのタイルが並ぶ中から使うタイルを選ぶだけでも、楽しくてテンションが上がりそうです。毎日9時から16時までの間、体験工房の受付で申し込みをします。料金は一つ500円です。

せっかくモザイクタイルミュージアムに出かけるなら、ランチやお茶も楽しみたいものです。残念ながらモザイクタイルミュージアムにはレストランは併設されていませんが、ミュージアム周辺には素敵なカフェやランチスポットがたくさんあります。中でもおすすめのお店をご紹介しましょう。

多治見市保健センターの近くにある「cafe zakka hinatabocco」は、遠方からの来店も多い大人気のカフェで、ランチ時は行列必至です。店内はアンティークの小物がディスプレイされた癒しの空間です。ランチはごはんセットやキッシュのセットなどがあり、ボリュームたっぷり。1日6食限定のミルクレープは、争奪戦になるほどの人気です。

電話番号:0572-22-2270

「カフェバー サカエストリート」は、古民家を改装したダイニングバーです。店内にはレトロなモザイクタイルがふんだんに使われています。日替わりのランチプレートは800円からとリーズナブル。ランチは水曜日から金曜日と、土日にいただくことができます。モザイクタイルミュージアムから近いので、周辺を散策しながら徒歩でも移動できます。

電話番号:0572-44-3210

多治見ICから車で5分ほどの場所にある「BON MEAT」は、本格的なアメリカンステーキやタパスなどがいただけるお店です。ランチタイムにも日替わりの肉盛セットやローストビーフ丼といったメニューがあり、男性も満足できる肉バルになっています。おしゃれなニューヨークスタイルのインテリアや、料理の盛り付けにも注目です。

電話番号:0572-21-6600

焼き物のまち多治見に登場したモザイクタイルミュージアム。タイルの美しさや奥深さを体感できることでしょう。ミュージアムの周辺には立ち寄りスポットもたくさんあります。素敵なタイル展示や張り子体験を楽しんだ後は、多治見の街で一日のんびり過ごしてみてはいかがでしょうか。