ジャズ羊羹って一体何？湯布院名物のその正体や店舗を詳しく紹介！

ジャズ羊羹という言葉を聞いて何を思い浮かべますか?ジャズと言うのは音楽のジャスとして、それと羊羹がどう結びつくのか想像が付かない人が多いと思います。実は、ジャズ羊羹は和洋のコンビネーションが新しい羊羹のことなんです。この記事では、そんなジャズ羊羹についてご紹介します。

ジャズ羊羹というのは、簡単に言うと和菓子と洋菓子の良いところをうまく融合し、ピアノの鍵盤の形をしたグルメ羊羹のことです。湯布院に店舗を構える「ジャズとようかん」というお店が出している商品で、従来の羊羹には苦手意識を持っていた人でも美味しく食べられると評判のおすすめ湯布院お土産です。

面白いのはおすすめされているペアリング。ジャズ羊羹と一緒に楽しめるとお店からおすすめされているのはコーヒーや赤ワインです。今までの羊羹は普通は日本茶に合わせますから、これだけでも新しいタイプの羊羹だということが分かりますね。それではまず一番人気の商品、ジャズ羊羹クラシック(2160円)について詳しく見ていきたいと思います。

ジャズ羊羹を見てまず驚くのはそのおしゃれな見た目でしょう。ピアノの鍵盤が見事に表現されており、食べるのがもったいないほど。これをお土産に貰ったら思わず「わぁ!」と声が出てしまうことは間違いありません。そんなおしゃれなジャズ羊羹、見事な職人技の結果生まれたものなのです。

その技の名前は「刷り込み」といいます。家具などをデコレーションする時に使われるステンシルという技法に似ているのですが、和菓子の世界では渋紙と呼ばれる重ねた和紙を使用します。ピアノ鍵盤の模様が切り抜かれた渋紙を羊羹の上に置き、一つずつ丁寧にピアノ鍵盤の模様を羊羹に付けていくのです。

ジャズ羊羹を食べて驚くのはその上品な甘さ。羊羹は甘すぎるからちょっと苦手という人でもこのジャズ羊羹は大好きという人がいるのも納得です。その秘密は沖縄県産の黒糖です。甘味はしっかりあるのに上品な後味は主張しすぎることがなく、まさにジャズぴったり。グルメなあの人へのお土産にも最適です。

そして口の中でプチプチと弾ける食感を演出してくれるのは2種類のドライいちじくです。羊羹といちじくの組み合わせ、まさに和洋折衷ですね。また、このドライいちじくはワインに一昼夜浸したものが使用されているため、羊羹が味わい深くなり、ワインとの相性も抜群というわけです。

和洋折衷の新しいお菓子ジャズ羊羹は食べ方も一味違います。一緒に楽しむようにと薦められているのは熱い日本茶…ではなく、赤ワインやコーヒーです。また、ドライフルーツやナッツもおすすめ。今までの羊羹の概念を覆すまさにグルメな羊羹というわけです。冬には温めたホットワインと一緒に頂くのも素敵です。

ジャズ羊羹は羊羹自体の見た目がおしゃれなだけではありません、ジャズ羊羹が入っているパッケージもシンプルなのにとってもおしゃれなんです。羊羹の形をしたすっきりとした長方形の黒い箱には羊羹の鍵盤を連想させるシンプルなピアノがゴールドで箔押しされています。

そしてその黒とピアノを引き立てるかのようにあるのが、本体とふたを留める赤いゴム紐。出来るかぎりシンプルを極めたミニマムなデザインがお土産にした時にさらに高級感を醸し出してくれます。湯布院という和風のイメージの強い温泉地のお土産がこのような洋風のパッケージに入った羊羹というのはそれだけで十分にサプライズの要素満点です。

ジャズ羊羹には、今紹介した一番人気のクラシックの他に、ジンジャーとチョコレートがあります。どちらも2017年11月現在はすでに完売という大変人気商品。ジンジャーは、本来は11月末までの発売が、グルメな人を中心にあまりの人気のためにすでに完売となりました。現在、追加販売ができないか調整中とのこと。値段は2484円です。

先ほど紹介したジャズ羊羹クラシックはコーヒーや赤ワインに合う羊羹でしたが、ジンジャーと相性がいいのは紅茶やシャンパン!ベースにしたのは白あん、そこにドライジンジャー、はちみつ、ジンジャーエキスをたっぷり加えて仕上げてあります。砂糖は和三盆を使用。生ハムとの相性もいいので、オードブルとして食べることも可能です。

ジャズ羊羹ジンジャーの入った箱は、潔い真っ白の箱にピアノがゴールドで箔押しをしてあるもの。そこに、赤いゴム紐が美しいコントラストとなっています。グルメな人も唸らせる味、なかなか手に入れられないプレミアム感、見た目の美しさとすべて兼ね揃えた完璧な湯布院お土産です。

次に冬季限定のジャズ羊羹チョコレートについて紹介したいと思います。羊羹とチョコレートと聞くと、今まで全くなかった組み合わせだけに不思議な感じがしますが、食べてみると生チョコのテリーヌを味わっているような非常にリッチなデザートに仕上がっています。

使用されているチョコレートは、クーベルチュールチョコレートと呼ばれるもので、フランス語で「覆い」と言う意味を持つように、ケーキなどの仕上げによく使われる脂肪分の高いチョコレートです。そのクーベルチュールチョコレートと組み合わせたのは、ドライいちじく、チェリー、レーズン。

そしてもちろん羊羹ですから白あんも使われています。チョコレートと白あんのコンビネーションにふんだんに使われたフルーツ。グルメな羊羹の発売は、2017年は12月1日から3月14日までの限定となっています。冬だけの贅沢な羊羹を食べられるチャンスは今しかありません!値段は2592円です。

では、そんなグルメな羊羹を買うことのできる店舗はどこにあるのでしょうか?今までの羊羹とは一線を画した新しいデザインですから、東京などの大都会を想像しがちですが、店舗があるのは実は伝統ある温泉地である湯布院です。湯布院温泉は大分県湯布院町にあり、源泉の数は別府温泉に次いで国内第2位という歴史ある温泉地。

湯布院駅で下りると遠くに由布岳、目の前には由布見通りが伸びます。その布由見通りを途中まで進み、橋を超えた後は湯の坪街道へと足を進めるとジャズ羊羹の店舗はもうすぐです。湯布院駅からは徒歩で10分ほどで店舗までアクセスをすることができます。店舗の名前は「ジャズとようかん」です。

住所:大分県由布市湯布院町川上3015-4
電話番号:0977-84-3838

ジャズ羊羹を扱う店舗「ジャズとようかん」の営業時間は、午前9時30分から午後5時30分まで、定休日は不定休となっています。また、先の項目で紹介した電話番号ですが、問い合わせを受け付けているのは、午前9時30分から午後5時30分までで、土日祝日は休みとなっています。

ジャズ羊羹を食べてみたいけど、店舗のある湯布院まではちょっと遠すぎるという皆さんに朗報です。ジャズ羊羹は「ジャズとようかん」の公式ウェブサイトからお取り寄せをすることが可能です。

といってもどの羊羹も人気ですので、今すぐに注文できるクラシックでも手元に届くまでは数週間待ちという状態です。

また、ラッキーな方はもしかしたら「ジャズとようかん」の限定ストアに行くチャンスがあるかもしれません。2017年はジャズ100周年という記念の年だったので、2017年10月4日から10月10日まで西武池袋本店に特別に期間限定で「ジャズとようかん」の出店がありました。

湯布院の店舗まで行かなくてもその場で実際におしゃれな羊羹を買うことができるということでグルメな人を中心に大にぎわいとなりました。各日限定100棹のジャズ羊羹チョコレートが先行発売されたほか、「ジャズとようかん」で販売されている雑貨も数多く並びました。

当日は、対象の方限定でオリジナルの非売品巾着やマグネットも配布されました。現在のところはデパートなどへの新たな期間限定の出店の情報はなく、「ジャズとようかん」の公式ウェブサイト、湯布院の店舗でしか買えないジャズ羊羹や「ジャズとようかん」の雑貨。次の出店の発表が待ち遠しいところです。

もともと年配の方を中心にファンの多い羊羹。そこにワインやドライいちじく、チョコレートといった若い人への受けもよさそうなフレーバーが加わり、見た目も抜群におしゃれとあって、お土産にぴったりのほか、ちょっと改まった時の贈り物にもよく選ばれているジャズ羊羹。

よく使用されるのは結婚式の引き出物です。確かに、こんなおしゃれなグルメ羊羹を貰ったら嬉しいですね。そしてそんな時に助かるのがジャズ羊羹を購入すると1棹あたり108円でジャズ羊羹専用のおしゃれな包装紙で包んでもらえるというサービスです。白地に黒のピアノがデザインされた高級感あふれる包装紙が使用されます。

ちょっと改まった時にはこれだけでぐんと格が上がって見えるので少しプラスでお金はかかりますが是非検討してみてください。

「ジャズとようかん」の公式ウェブサイトからジャズ羊羹を購入する際にも包装紙のサービスを受けることができます。ちなみに、現在のところ熨斗のサービスはありません。

「ジャズとようかん」の店舗で一番人気なのははやりジャズ羊羹シリーズですが、実は雑貨や食品も根強いファンがいて、特に湯布院の店舗に立ち寄った人は雑貨のあまりのかわいらしさに羊羹と一緒に買って帰る人が多いとか。公式ウェブサイトでも厳選して販売されているおすすめ雑貨や食品、いくつかご紹介しましょう。

ジャズ羊羹とのペアリングにコーヒーがおすすめということはすでに触れましたが、こちらのコーヒーと一緒に楽しんでみるのはいかがでしょう?

中挽きのオリジナルブレンドで名前は「RAINDROPS COFFEE」と言います。名前のとおり、レインドロップスつまり雨粒の降り注ぐ雨の日はこのコーヒーとジャズ羊羹でゆっくりするのもいいですね。

パッと目を引くおしゃれなラベルは、京都在住のイラストレーターである西淑さんがこのコーヒーのために特別に書き下ろしたものです。ジャズ羊羹のパッケージデザインも手掛けている西淑さん。キッチンに置いておくだけで様になるおしゃれな仕上がりです。このオリジナルコーヒー、2袋セットで値段は2160円です。

ショットグラスやお猪口にするのにぴったりの小ぶりのカップ。黒のカップにはぐるりとピアノの鍵盤が、白のカップには音譜がデザインされています。陶芸家である朝長さんが長崎県波佐見の「器工房Den」で製作した作品は食卓にあるだけでその場が明るくなりそうなおしゃれなデザイン。ショットグラスサイズで値段は1620円です。

ショットグラスサイズよりは少し大きめ、そば猪口として使うのにピッタリのサイズは、デザートを盛り付けてもよさそうです。デザインされている音譜は、「Still Crazy After All These Years」の一部。お店のオリジナルCDにも収録をされています。カップは白と黒のデザインがあり、それぞれ2700円です。

ジャズ羊羹を盛り付けるのにぴったりの音譜プレートもあります。先ほども紹介した「Still Crazy After All These Years」の一部が一枚ずつ丁寧に手描きされたプレート。

サイズは3種類あり、2寸皿(豆皿)が864円、6寸皿(約18センチ)が2700円、8寸皿(約27センチ)が5400円です。

口コミとして多かったのはやはりそのデザインの素晴らしさについてのコメントです。上のTwitterのように、思わず弾いてみたという人も多数!羊羹のデザインとして今までなかったものですから、サプライズ要素もたっぷりです。音楽関係の人へのお土産として喜ばれたという人もいました。

また、他に多かったのはもともと和菓子はちょっと苦手だという人がこのジャズ羊羹は楽しんで美味しく食べられたというコメントです。白あんや和三盆、ハチミツなど、和菓子の定番の材料を使いながらそこにワインやチョコレートなど洋の要素も入っているため、新しいテイストのグルメとしておすすめです。

湯布院にあるジャズ羊羹の店舗「ジャズとようかん」。ジャズ羊羹で有名になりましたが、先の項目でも紹介したように雑貨等でもおすすめのお店です。

ジャズ羊羹目当てにお店に行ったものの、雑貨のステキな感じに思わず自分用にお土産を多数購入してしまう人が続出とか。シンプルなデザインが好きな人には特におすすめです。

ピアノ鍵盤というパッと目を引くおしゃれな見た目に加え、洋風の要素を取り入れた味も絶品のグルメなジャズ羊羹。シンプルで高級感漂うパッケージもプレゼントやお土産にするのにぴったりです。とはいえ、クラシックはともかく、ジンジャーやチョコレート購入はかなりの競争率の高さ。事前のリサーチをしっかりどうぞ!