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沖縄「守礼門」の見どころは?歴史やアクセスなど観光情報まとめ!

沖縄「守礼門」の見どころは?歴史やアクセスなど観光情報まとめ!
投稿日: 2017年11月9日最終更新日: 2020年10月8日

小高い丘の上に建つ首里城は、琉球王国時代の歴史と文化が残る人気の観光スポットです。首里城観光のスタート地点である「守礼門」は、城門が多い首里城内において見どころの1つとなっています。「守礼門」の見どころや、首里城の歴史、アクセス方法などをご紹介します。

首里城の守礼門とは?見出し

二千円札にもデザインされている守礼門は、首里城のシンボルであり、首里城正殿への玄関口になります。4本の柱に支えられた、赤い沖縄瓦の2重の屋根の間に「守禮之邦」と書かれた額縁が掲げられているので、守礼門と呼ばれています。首里城の守礼門の見どころ、歴史的背景、アクセス方法について、ご紹介します。

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沖縄首里城公園のご紹介!世界遺産の見どころなど情報満載! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
沖縄の首里城はドラマの舞台になったこともある、まさに琉球王国の歴史を今に伝える建物です。歴史の流れの中で何度も焼失を経験し、再建されて現在に至ります。今回はその沖縄首里城公園について、見どころなどについて調べてみました。

守礼門はいつ頃作られたの?見出し

守礼門は、第二尚氏王統の第4王・尚清王(1527年から1555年)が1527年頃に創建したと伝えられています。創建当時は「侍賢」の額縁が掲げられ、後に「首里」という額縁が掲げられていました。第6王・尚永王(1559年から1589年)の時に、中国から琉球王を承認するための使節団である冊封使(さっぽうし)が首里城を訪れました。

この時に「守禮之邦」の額縁が最初に掲げられました。当時は冊封使を出迎える時には「守禮之邦」の額縁、普段は「首里」の額縁を交換していました。第9王・尚賢王(1641年から1647年)の時から「守禮之邦」の額縁がずっと掲げられるようになったと伝えられています。

守礼門は、創建当時のまま1933年に国宝に指定されました。第二次世界大戦中に日本軍は首里城の地下に巨大な地下壕を作り、司令部を置いていた為、沖縄に上陸してきたアメリカ・イギリス連合軍の攻撃を受け、沖縄戦で歴史的価値のある守礼門や首里城は焼失してしまいました。現在の守礼門は、1958年に復元された建造物になります。

守礼門の額縁の文字の意味は?見出し

守礼門に掲げられている「守禮之邦」の意味は、儒教の礼節を守る事を意味します。琉球王国は中国王朝と冊封関係にあり、中国に対して琉球は礼節を守ると示しています。第二尚氏時代には、中国から冊封使が到着すると琉球王や高官は守礼門で出迎い、三跪九叩頭の礼を行っていたと伝えられています。

守礼門の建築方法は?見出し

沖縄は中国と歴史的につながりがあった為、中国文化の影響を受けつつ、独自の琉球文化を育んできました。その為、首里城の建物は、どこか中国風でありながら、沖縄独自の建築様式で建てられています。守礼門は、中国の伝統的建築の三間牌楼(さんけんはいろう)で、中国・日本・沖縄の建築様式がミックスされてるのが見どころです。

守礼門は、初層約5.11m、二層約7mの高さがあり、4本の柱の間隔は、中央部分が約3.42m、両脇部分が約2.26mになります。台風が多い沖縄で守礼門が崩壊しないように、柱の基礎部分には前後に補助の柱を建て安定させています。守礼門を通る際には、お客さんは中央部分から入り、それ以外の人は両脇部分から入っていたそうです。

守礼門には別名がある見出し

守礼門を含め、首里城に数多くある門や建物に公式名、別名や愛称があり、歴史を感じます。守礼門は額物の文字から「侍賢門」や「首里門」と呼ばれていました。琉球王国時代、沖縄の玄関口である那覇港から首里城へ続く道は、美しい門があるという意味で、綾門大通りと言いました。

守礼門は綾門大道の東に位置し、琉球の人々から「上の綾門」の愛称で呼ばれてました。西にはかつて牌楼の「中山門」が存在しており、「下の綾門」と愛称で呼ばれてましたが、1905年に老朽化を理由に「中山門」は取り壊されてしまい、現在まで復元されていません。

守礼門以外の城門はなにがあるの?見出し

首里城内には数多くの門が存在し、観光スポットとして人気があります。首里城は琉球王国時代の王の住居であり、政治、外交、文化の中心エリアとして栄えました。第一尚氏王統時代(1406年から1469年)に内郭部分が建設され、第二尚氏王統時間(1469年から1879年)に外郭部分が建設されました。

外郭部分の主な門の見どころ

外郭部分には、守礼門以外に世界遺産に登録されている園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)があります。この石門は、第二尚氏王統の第3代・尚真王の時代1519年に築かれ、沖縄戦で一部が破壊され、1957年に復元、1986年に修復作業が完成しまいした。琉球王が首里城を出る時に道中の安全を祈願した場所と言われてます。

首里城の正殿へ向かって歩くとシーサーが出迎えてくれる歓会門(かんかいもん)があります。歓会門は首里城内へ入る第一の門と言われており、冊封使を歓迎する意味で命名されたそうです。別名は「あまえ御門」と言い、「あまえ」とは古い琉球言で「喜ばしい」の意味になります。現在の門は1947年に復元されました。

外郭部分にある久慶門(きゅうけいもん)は、首里城観光で出口となっている門ですが、建設当時は通用門として、主に女性が利用したと伝えられています。別名を「ほこり御門」と言います。女性専用の門ではなく、琉球王が行く場所により使用したようです。現在の門は1983年に復元されました。

内郭部分の主な門の見どころ

首里城内に入る第二の門と言われる「瑞泉門」は、別名を「ひかわ御門」と言います。瑞泉門の手前には、琉球王国で飲料水として使用されていた湧水「龍樋」があり、湧水は、1523年に中国からもたらされた龍の彫刻が施された石から流れている観光スポットです。瑞泉門は1992年に復元され、門の両脇にシーサーが配置されています。

首里城内に入る第三の門と言われる「漏刻門」は、水時計の門の意味です。当時は、門の上から水を流し、水が漏れる量で時刻を測定し、太鼓で時間を知らせていたそうです。別名「かご居せ御門」と言われ、籠に乗って首里城へ登城した役人も、この門の前で籠を降りたそうです。

首里城内に入る第四の門と言われる「広福門」は、福を広く行き渡らせる意味があり、別名「長御門」と呼ばれます。見ての通り、横に長い門になっており、琉球王国時代には神社仏閣を管理する役所と、士族の財産争いを調停する裁判所のような役所が置かれていました。現在は首里城のチケット売場で、1992年に復元されました。

首里城・守礼門の開館時間と入場料は?見出し

首里城公園は正殿などがある有料エリアと歓会門などがある無料エリアに分けられています。有料エリアと無料エリア、時期によっても開園時間が異なります。有料エリアの入場料と各時期ごとの開館時間について、ご案内します。首里城公園を観光するときの参考にしてください。

首里城公園の有料エリアとは?

首里城公園の有料エリアは、琉球王国の政治の中心であった「正殿」と「御庭」、国王一家の住居であった「黄金御殿」、国王の休憩場所であった「奥書院」と「庭園」、国王の執務室であった「書院」、日本風の儀式が行われた「南殿」、琉球王国の行政施設であった「北殿」などの広福門から入る城内の建物になります。

見どころが集中している有料エリアの開館時間は、4月から6月・10月から11月は8時30分から19時、7月から9月は8時30分から20時、12月から3月は8時30分から18時になり、入場券は閉館時間の30分前まで購入できます。休館日は7月第1水曜日と翌日になります。入場料は、一般の大人820円、高校生620年、小中学生310円になります。

ゆいレールのフリー乗車券を利用の場合は、チケット売場で提示すると団体割引料金が適用され、大人660円、高校生490円、小中学生330円になります。首里城に2回以上訪れるのであれば、年間パスポートがお得になります。料金は大人1640円、高校生1240円、小中学生620円になり、有効期間内であれば、何度でも首里城を観光できます。

首里城公園の無料エリアとは?

首里城公園の無料エリアは、「歓会門」、「久慶門」、車いすで首里城公園を観光する時に利用される「木曳門」になります。無料エリアの開館時間は4月から6月・10月から11月は8時30分から19時30分、7月から9月は8時30分から20時30分、12月から3月は8時30分から18時30分になり、有料エリアが休館日でも見学ができます。

首里城の入場料はいくら?料金や割引方法までくまなくご紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
首里城の入場料はいくら?料金や割引方法までくまなくご紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
沖縄で良く知られている観光地の一つに「首里城」があります。本土の城と一味違う雰囲気を楽しむことができるところとして大変人気があります。首里城の入場料には割引があるのでしょうか。首里城への入場料をはじめ、アクセス方法などの観光情報を紹介します。

首里城・守礼門へのアクセス方法は?見出し

首里城公園は、那覇空港から約10km、那覇市内から約4km離れています。首里城公園へ観光ツアー以外に訪れるには、車/レンタカー、タクシー、ゆいレール(モノレール)、路線バスの4通りのアクセス方法があります。沖縄本島を観光するのなら、レンタカーを利用するのがおすすめです。

車/レンタカーでのアクセス方法

那覇空港から首里城公園へ車/レンタカーでアクセスするには、国道58号線に入り、泊交差点を目指します。泊交差点を右折して、県道29号線に入り首里城方向へ直進します。那覇空港からの所要時間は、約30分から約50分程度になり、那覇市内からは約15分から約25分になります。

ゆいレールでのアクセス方法

ゆいレールは、那覇空港駅から首里駅まで、約10分間隔で運行されています。那覇空港駅から首里駅までは約27分の所要時間で、料金は大人330円になります。首里駅から守礼門までは、徒歩で約15分かかります。歴史ある首里城周辺を探索しながら守礼門へ向かうのもおすすめです。

夏の暑い日などで、歩くのが面倒な場合は、首里駅からタクシーや路線バスを利用できます。沖縄のタクシーの初乗料金は、1750mまで550円になり、守礼門までは初乗料金で行けます。路線バスは、首里城下町線7番と首里城下町8番に乗り、首里城前バス停で下車します。バス停から守礼門までは徒歩で約3分で、運賃は150円になります。

路線バスでのアクセス方法

路線バスで首里城公園へ行くには、那覇空港から首里城公園周辺に停車する路線バスは運行されていないため、国際通りなどから路線バスに乗ります。「首里城公園入口」に停車するバスは、市内線(1・14・17系統)、市外線(46系統)になります。「首里城公園入口」から守礼門までは、徒歩約5分になります。

首里城・守礼門の駐車場情報見出し

首里城公園のレストセンターである首里杜館の地下には、大型バスと普通車が利用できる駐車場があります。大型バスは地下1階と2階が利用でき、普通車は地下2階を利用します。普通車の収容スペースは50台から116台になり季節や状況に応じて駐車可能な台数が異なります。

地下駐車場の利用時間は、4月から6月・10月から11月は8時から20時、7月から9月は8時から21時、12月から3月は8時から19時になります。1回の駐車料金は、大型車960円、普通車320円になります。地下駐車場から首里城正殿までは、徒歩で約15分になります。

地下駐車場は、駐車スペースに限りがあります。満車の場合は、周辺にある民間駐車場を利用することになります。民間の駐車場は11箇所程度あり、収容台数は5台から70台程度と駐車場によって異なります。車で首里城を訪れる場合は、事前に周辺の駐車場の情報を調べておくことをおすすめします。

首里城の周辺駐車場とアクセス方法をご紹介!営業時間や混雑状況は? | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
首里城の周辺駐車場とアクセス方法をご紹介!営業時間や混雑状況は? | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
首里城は沖縄観光では外せないスポットであり、車でアクセスするという方も多いです。今回はその首里城へのアクセスと駐車場の情報をまとめてみました。どうしても混雑しがちなので、無事に駐車場が確保できるよう、事前に確認しておきましょう。

首里城観光は守礼門からスタートしよう!見出し

沖縄本島の観光名所である首里城の守礼門について、ご紹介しました。琉球王国の歴史が残り、世界遺産にも登録されている首里城公園には見るべきスポットが数多く点在しています。首里城を訪れるのなら、エレガントで美しい守礼門からスタートすることをおすすめします。

投稿日: 2017年11月9日最終更新日: 2020年10月8日

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