首里城の入場料はいくら？料金や割引方法までくまなくご紹介！

首里城は沖縄の観光地として大変人気があり、多くの人で賑わうところです。沖縄らしさを感じられる城として人気の観光スポットとなっています。首里城の入場料や割引情報、入場時間、アクセス方法などをまとめて紹介します。

「首里城」は沖縄県那覇市首里にある世界遺産にも登録されている大変有名な観光スポットです。当時の城は国宝に指定されていましたが、戦災で焼失して、今見ることができるのは一部の残った城壁など以外は復元されたものです。小高い山の上にある山城であり、14世紀末頃に建てられたと言われています。色が鮮やかであり、本土の城とは一風違う雰囲気を味わうことができるところです。

「首里城」は琉球王国の国王やその家族が住んできた城です。 「尚巴志」が沖縄の三つの地域をを統一して「琉球王朝」を立てるとここに住み始め、さらには政庁の場ともなった歴史的にも重要な場所です。首里城は何度か火災に遭いその度に作り直されてきました。現在見ることができる首里城は、1709年(宝永6年)に起きた三度目の火災の後に再建された1715年(正徳5年)から1945年(昭和20年)までのものを基本としています。

「首里城」は内郭と外郭に分けることができ、一番内部には二層の屋根を持つ正殿がありました。正殿をはじめとする建物は東西の軸線に沿って配置されていて、それらのほとんどが「西」を向いて建てられていています。西を正面とする建物は首里城の特徴でもあると言えます。首里城はさまざまなところに中国や日本の建築の影響を受けていて、それらが融合したとても見ごたえのある城となっています。

モノレール(愛称　ゆいレール)で首里城へ行くにはゆいレールの「首里駅」で降りると徒歩15分で守礼門へアクセスすることができます。ゆいレールの首里駅からは路線バスもあり、首里城下町線の7番8番に乗り、「首里城前バス停」で降りると徒歩3分でアクセスすることができるので、ラクラクです。

バスで首里城に行く場合は3つのバス停を利用することができます。市内線(1、14、17)番・市外線(46)番のバスは「首里城公園入口バス停」で下車すると徒歩5分で守礼門にアクセスできます。首里城下町線(7、8)番のバスは「首里城前バス停」で降りると徒歩1分で守礼門にアクセスすることができます。市内線(9、13)番・市外線(25、97)番のバスは「山川バス停」で降りると徒歩15分で守礼門にアクセスすることができます。

車で首里城にアクセスする場合は那覇空港から国道331号線を通り、那覇市内の中心部へ行き、国道58号線の泊交差点を右折して首里方面へ行くと首里城にアクセスすることができます。また、那覇空港自動車道の「南風原北IC」を降りて国道324号線へ行くと簡単にアクセスすることができます。

首里城には普通乗用車が50台から116台ほど駐車できる地下2階の駐車場があります。季節などにより、駐車場スペースが調整されます。駐車場利用時間は4月から6月までは8時から20時、7月から9月までは8時から21時、10月11月は8時から20時、12月から3月までは8時から19時までとなっています。駐車1回320円です。ホームページで現在の駐車場情報を確認できるので、事前にチェックしておくと良いでしょう。

首里城公園の駐車場が満車の場合は周囲に民営の駐車場が11か所ほどあるので、そちらも上手に利用すると時間にとらわれずいろいろなところを観光できるでしょう。沖縄は一つ一つの観光地が離れているため車で移動する人が多いです。交通機関などもしっかり考えて観光計画を立てると良いでしょう。

首里城の有料区域の開館時間は4月から6月が8時30分から19時、7月から9月が8時30分から20時、10月11月は8時30分から19時、12月から3月が8時30分から18時となっています。入場料券の最終販売は閉館の30分前となっているので、時間に余裕を持って行動しましょう。

首里城の無料区域の開園時間は4月から6月が8時から19時30分、7月から9月が8時30分から20時30分、10月11月が8時30分から19時30分、12月から3月が8時から18時30分となっています。無料区域は有料区域より少し時間が長いので、ゆっくり楽しむことができるでしょう。

首里城の入場料は正殿、春神門などの有料区域は、大人の入場料が820円、高校生の入場料が620円、小中学生の入場料が310円、6歳未満の入場料は無料となっています。また、守礼門や歓会門などの無料区域は入場料なしで見学することができます。

ゆいレールのフリー乗車券(一日券、二日券)を購入して、ゆいレールのフリー乗車券を首里城の入場券販売所窓口に提示すると首里城の入場料が団体料金になります。大人の入場料が660円、高校生の入場料が490円、小中学生の入場料が250円となり、お得に入場できるので、沖縄観光をする時にはゆいレールを利用することをおすすめします。

ゆいレールの一日乗車券は大人が700円、子供が350円です。二日乗車券は大人1200円、子供600円となっています。フリー乗車券の有効期限内で、乗車券1枚に1人1回限り割引が適用となるで、上手に計画をし、利用すると良いでしょう。

期間限定ですが、日本旅行のホームページを見ると割引価格でクーポンが購入できることがあります。申込制なので、沖縄旅行が決まったら、チェックをしてみると入場料がお得になることがあるので、確認してみましょう。

首里城の年間パスポートを購入すると通常料金の2回分の入場料金で1年間何度でも首里城に入城することができるので、ゆっくり時間をかけて楽しみたい人にはおすすめです。年間パスポートは大人が1640円、高校生が1240円、小中学生が620円となっているので、入場料金がとてもお得になります。備え付けの用紙に記入して代金と一緒に入場料支払所の窓口に提出するだけで購入できます。

首里城の年間パスポートを購入し、更新すると首里城公園直営店の首里城のオリジナル商品が10パーセント割引価格で購入することができます。また、抽選で1万円分の商品券が当たるチャンスもあります。年間パスポートは沖縄旅行、首里城が好きな人には大変おすすめです。

多くの観光客が首里城を訪れるゴールデンウィークの「子供の日(5月5日)」は中学生以下の入場料が無料となります。沖縄観光に子ども連れで首里城を訪れるときには、子供の日を狙って行くのも良いでしょう。観光スケジュールを上手に組みましょう。

首里城で一番初めに見えてくるのが「守礼門」です。本土の城の「大手門」にあたる門です。門の上には「守礼之邦(しゅれいのくに)」と書かれている扁額があります。「守礼(しゅれい)」とは、「礼節を重んじる」という意味合いがあり、琉球王国は礼節を重んじていたことの象徴とも言えます。中国風の牌楼(ぱいろう)と呼ばれる形式で建立されています。ここは無料で見学することができます。

首里城のメインとも言われる場所です。「正殿」は琉球王国で最大の木造建築物です。国殿や百浦添御殿(ももうらそえうどぅん)と呼ばれ、全国百の浦々を支配する象徴として、大変重要な場所でした。二層三階建てとなっていて、日本にも中国にも例がない、琉球独自の形式で作られています。

正殿の前にある「御庭(うなー)」は首里城の中心部にあり、広い空間のある場所です。ここでは年間を通していろいろな儀式が催されていたと考えられています。御庭にはタイル状の磚(せん)と呼ばれるものが縞模様に入っていますが、これは儀式の時に官僚らが位の順に並ぶ目印の役割がありました。御庭の正面が「正殿」、右側が「南殿」、左側が「北殿」となっています。

首里城の近くには複数のコンビニがあります。しかし、それらのコンビニは普段見ている色とりどりのコンビニとは少し様相が違い、赤瓦の屋根があったり、ロゴがシックな色になっていたりと、首里城を思わせる作りのコンビニになっています。ゆいレールの「首里城駅」からの通りは那覇市の都市景観形成地域に指定されていて景観を損ねないようにしています。コンビニもそれに従い落ち着いた雰囲気づくりをしているのです。

首里城の中にはレストランや売店などもありますが、全体を見て回るには1時間から2時間ほどかかります。事前にコンビニなどで飲み物やおやつなどを購入しておくと良いです。沖縄のコンビニならではの商品もあるので、チェックしてみると楽しいでしょう。

首里城は沖縄観光の目玉とも言える観光スポットです。入場料の割引などもあるので、上手に利用してお得に訪れてみましょう。自然も豊かなところなので、季節によって見える景色も違います。ゆっくりと琉球の歴史に触れてみると良いでしょう。