タイムズスクエア（ニューヨーク）のカウントダウン！年越しイベントを紹介

年越しを盛大にお祝いするカウントダウンイベントでも世界最大級とされるのがニューヨークのタイムズスクエアで行われるカウントダウン。テレビなどで見て行ってみたい、と思われている方は多いのではないでしょうか？今回はそんな年越しをニューヨークのタイムズスクエアで開催されるカウントダウンで迎えたい、という方のためイベントの見どころから事前準備、さらには穴場まで気になる情報をまとめてお伝えします。

欧米では年越しには友達や恋人などとカウントダウンイベントに行き、一年の初めを盛大にお祝いする、というスタイルが一般的。そんな欧米スタイルのカウントダウンでも世界最大規模かつ最も人気のイベントがニューヨークのタイムズスクエアで行われるものといわれ、一回のカウントダウンイベントに世界中から100万人を超える人々が集まるとされています。

ニューヨークのタイムズスクエアでカウントダウンイベントが開催されるようになったのは1904年。2018年の年越しで実に113年目を迎える歴史あるものとなっています。しかしかつてのタイムズスクエアは治安が悪いとされ、世界各国から多くの観光客が訪れる観光地となったのは1990年代におけるニューヨーク市長の改革以降。タイムズスクエアが観光地化したのは意外にも近年のことなんです。

ニューヨークのタイムズスクエアで開催されるカウントダウンイベントの見どころは、なんといっても豪華アーティストによって行われるライブ。しかも全て無料で見れるというのですから、こんなチャンスは他にはありません。例年ライブは19時頃より始まり、カウントダウン直前まで行われます。

例年ライブを行うアーティストの発表は12月の中旬頃発表となるため、2017年度のカウントダウンイベントでライブを行うアーティストに関してはまだ発表されていません。ですが昨年度はマライア・キャリー、2014年にはテイラー・スウィフトなど、例年アメリカを代表する超豪華アーティストが参加しており、タイムズスクエアのカウントダウンが人気の理由もうなづけます。

ニューヨークのタイムズスクエアにある巨大な液晶画面では、毎時世界各国の年越しをもカウントダウンしており、もちろん日本の年越しのカウントダウンも行われます。日本との時差マイナス14時間のアメリカでは午前10時が日本の新年となるため、この時間帯にはタイムズスクエアの周辺は新年をお祝いする多くの日本人で盛り上がっています。

例年ニューヨークのタイムズスクエアで開催されるカウントダウンイベントの際にはグッズの無料配布も行われ、こちらも当イベントが人気の理由の一つ。ニベアのクリームといった実用的なものから、カウントダウンイベント仕様の帽子まで、その内容は例年様々。グッズの配布は18時頃より始まり、確実に手に入れたいという方はステージ付近にいると確実に配ってもらうことが出来ます。

年越し直前の60秒間はいよいよ新年に向けてカウントダウンが始まります。さらに年越し直前60秒のカウントダウンと共に、「ワンタイムズスクエアビル」の屋上に設置された直系3.5メートル、重さ5トン以上にも及ぶ巨大なミラーボール、その名も「The Times Square New Year’s Eve Ball」がゆっくりと下降を始めます。

そして年越しの瞬間、盛大な花火と共に紙吹雪が舞い散り、タイムズスクエアの興奮は最高潮に。ハグをする人、国籍や人種問わず周囲の誰彼とも問わずお祝いを交わす人、様々な人の姿が見受けられます。さらにそこかしこで恋人とキスを交わすカップルの姿も見受けられますが、なんでも新年初めに恋人とキスをすると良い一年を過ごせると言われているのだとか。

年越しを迎える31日、カウントダウンイベントが開催されるタイムズスクエアの周辺道路は封鎖され、イベントに入場できるのは6番街か8番街の二か所のみ。北側は封鎖されてしまい間の7番街とブロードウェイからは入場出来ないため、東側に行きたい場合には6番街、西側に行きたい場合には8番街から入場することとなります。

年越しを迎える瞬間のタイムズスクエアの映像を見ていると、とても華やかで盛り上がっているように見えますが、実際のカウントダウンイベントは正直かなり過酷なものとなっています。一たびバリケードの中に入ってしまえば外には出られず、一度出てしまったら元の場所には戻れません。そのためタイムズスクエアのカウントダウンイベントに参加する際には長時間トイレに行けないことを覚悟して臨む必要があります。

それだけではなくニューヨークの冬は非常に寒くなっており、寒さ対策も必須。例年12月のニューヨークは最低気温がマイナス5度程度となっており、日本と比較してもかなり寒いということがおわかりいただけるかと思います。厚着で臨むのはもちろんのこと、ホッカイロなど体を温めることの出来るグッズを持参されることをおすすめします。

タイムズスクエアのカウントダウンイベントを訪れる際、留意しておきたいことはトイレ事情と寒さだけではありません。ニューヨークのタイムズスクエアという場所柄、テロを警戒してかタイムズスクエアのカウントダウンにはリュックサック等の大きな荷物は一切持ち込めません。また椅子も持ち込めないため、当日は小さなバッグにレジャーシートなどを詰めて臨むことをおすすめします。

極寒の中何時間も動けないことを念頭に、タイムズスクエアのカウントダウンイベントを訪れる際には持ち物も準備が必要です。中でもトイレに行けないということを考慮し、大人用紙オムツは付けていかれるといざという時にも安心。また寒さ対策としては厚着に加えてホッカイロを持っていかれることをおすすめします。それ以外は厳禁や携帯電話、カメラ、ティッシュ、携帯食など持ち物は最低限に留めておきましょう。

タイムズスクエアでカウントダウンイベントのための入場規制が始まるのは15時頃。しかし、ライブやミラーボールを肉眼で見たいという方はこんな時間に訪れていてはいけません。ライブを間近で見たい場合はステージ近くのゲートが開く11時前、遅くとも10時には列に並び、またミラーボールを肉眼で見たいという方は遅くとも入場規制が行われる15時頃には到着するように心がけましょう。

タイムズスクエアのカウントダウンイベントがいかに過酷かということについてお伝えさせていただきましたが、そんな辛い思いはしたくない、という感じ始めている方もいらっしゃるかもしれません。しかしニューヨークでは他にも数多くの人気の高いカウントダウンイベントが開催されており意外と穴場ともなっているため、そんな方でも安心して訪れることが出来るようになっています。

ニューヨークの凍えるような屋外で何時間も待つのは嫌でも年越しの瞬間は他の人と盛り上がりたい、なんていう方にはクラブやダイナーで開催されるカウントダウンイベントも穴場となっています。中でもニューヨークで最も人気の高いクラブの一つである「Marquee」のイベントは穴場でありながら有名DJも参加するのでおすすめです。

年越しの瞬間のニューヨークでは、自由の女神付近から盛大に打ちあがる花火を見ることも出来ます。そんな年越し花火をベストスポットから眺めたい、という方にはクルーズも穴場。クルーズ船からはお食事やお酒を堪能しつつも年越し前後の盛り上がりをみせるマンハッタンの夜景を眺望でき、さらには年越し花火まで見れてしまうので、穴場である以上に最高の新年を迎えることが出来て人気となっています。

新年を迎えた感動の余韻を朝まで味わいたい、という方のため、ニューヨークでは数多くのアフターパーティーも開かれておりそちらも人気となっています。さらにアフターパーティーはカウントダウンに比べてチケットもお安くなっているので穴場。タイムズスクエア近辺ならニューヨークの夜景が見渡せるルーフトップバー「Attic」などが人気となっています。

ニューヨークのタイムズスクエアで開催されるカウントダウンイベントは世界最大規模とされるだけあって豪華さも盛り上がりも他のイベントとは桁違い。凍えるような屋外での待ち時間は非常に過酷なものの、年越しの瞬間にはそんなことはきっと忘れてしまうことでしょう。そんなニューヨークのタイムズスクエアで行われるカウントダウンイベント、一生に一度でも訪れてみてはいかがでしょうか。