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笠間焼ってなに?歴史ある笠間焼の陶炎祭や子供もできる体験をご紹介

笠間焼ってなに?歴史ある笠間焼の陶炎祭や子供もできる体験をご紹介
投稿日: 2017年4月6日最終更新日: 2020年10月7日

個性豊かな笠間焼作家が200人以上集まり直販する笠間焼の一大イベント。陶炎祭(ひまつり)は陶器好きの大人はもちろん、各種体験コーナーや会場の笠間芸術の森公園内で子供達も一日楽しめます。毎年ゴールデンウイークに開催されるこのイベントに家族で行ってみませんか?

歴史ある笠間焼をご存知ですか?見出し

食器や花器やぐい呑みなどお気に入りを見つけた時はワクワしますね。笠間焼は「伝統的工芸」に指定された、歴史に裏打ちされた技法や粘土や釉薬など伝統を受け継ぎながらも、笠間に集まってくる作家のオリジナリティーが融合した焼き物です。笠間焼のジャンルの中でも趣が異なる作品が多数あり自分好みを選ぶ楽しさがあります。

笠間焼とは?見出し

笠間焼とは、江戸時代に狸でお馴染の信楽焼がルーツの焼き物が始まりの歴史ある焼き物です。江戸時代からの伝統を受けついでいるだけでなく、個性を生かした作家オリジナルのスタイルが認められています。個性が無いのが個性とも言われており人間国宝から新人作家まで日用品として使える食器や花器や茶器など多彩な作品が魅力です。

笠間焼の歴史

笠間焼の歴史は江戸時代に始まり、紆余曲折をへて現代に受け継がれています。江戸時代に構築された成形や釉薬、焼成は現在も使われています。笠間焼が有名になったのは明治時代から、一時期は他の焼き物にシェアを奪われ苦境の時代もありましたが、官民一体となり県外からの作家を積極的に受け入れ現在の笠間焼のスタイルになりました。

笠間焼の特徴

笠間焼は釉薬も多くの種類が使われて表情豊かな仕上がりになっています。主な釉薬としては流し掛けや重ね描き、青すだれや窯変などがあります。また笠間焼で使用される粘土は笠間地区から筑波山にかけて産出する花崗岩が風化して出来たもので、粘りが強く鉄分を多く含んでいるため焼成後は有色に変化する特徴があります。

笠間焼の人間国宝

笠間焼で人間国宝になった故松井康成さんが有名です。練り上手(ねりあげで)という装飾技法が高く評価され現在も高い人気があります。高度なロクロ成形と色鮮やかな顔料を使った作者にしか作れない作品を多々残しました。代表技法としてしょうれつ、象裂(しょうれつ)、破調、風白地、晴白、は璃光(はりこう)などがあります。

笠間陶炎祭(かさまひまつり)とは?見出し

陶炎祭(ひまつり)は毎年4月29日から5月5日の一週間開催される笠間焼の陶器市。2017年で第36回を迎える大人気のイベントです。開催時間は午前9時から夕方17時まで。陶芸家の顔が見れる直販会場や、陶芸家自ら運営する飲食店、子供向けの体験コーナーなどがあり家族みんなで楽しめる陶器市です。

笠間陶炎祭の会場

陶炎祭の会場は笠間芸術の森公園内のイベント広場で行われます。会場の笠間芸術の森公園は54ヘクタールともの広大な敷地に、陶器市開催のイベント会場以外にも人間国宝の作品も展示販売されている茨城県陶芸美術館や、17点の陶芸作品に実際に触れることが出来る陶の杜なども併設されています。

笠間陶炎祭会場へのアクセス

陶器市の会場である笠間芸術の森公園へは、東京から電車なら笠間駅もしくは友部駅からバスで。車の場合は常磐自動車友部JCTから北関東自動車友部IC経由で、国道355線で15分。北関東自動車笠間西IC経由の際は国道50号で25分。車の場合は、会場の駐車場は早い時間帯ですぐ満車になるので大規模臨駐車場からシャトルバス利用がお勧め。

笠間陶炎祭の歴史

有名陶器市の陶炎祭は2017年で37回目を向かえますが、1回目は歴史ある笠間焼の先人達への敬意を込めた陶祖際として1982年に36名の陶芸家によって始まりました。メインイベントは延命地蔵菩薩の野焼きでした。最初の会場は芸術村内の空き地でしたが、14回目から現在の場所になり、19回目から日程が2日増えて現在の日程になりました。

笠間陶炎祭の見所見出し

まずは、イベント会場内にある200を超える工房や作家さんの展示販売ブースへ向かいます。足の向くまま気の向くまま興味があるブースを覗いてみましょう。店頭には、それぞれの個性豊かな持ち味の作品が並びピンと来たブースは奥まで入って他の作品をチェック。新人作家用に専用コーナーが設けてあり新しい感性の作品選びも簡単です。

笠間陶炎祭のイベント情報見出し

陶器作家主催の多数の飲食店や、2017年の開催予定のお好みの笠間焼のコーヒーカップでコーヒーを飲むことも出来る「UTSUWA展」や地酒も飲める「ぐい呑み100個展」お抹茶を笠間焼のお茶碗で頂く「野点」や耐熱容器である「笠間火器展」があります。更に音楽ステージやジャズライブにオークションなどイベント盛り沢山です。

子供達のための体験イベント見出し

家族で陶器市を楽しめるように子供達向けに実際の笠間の粘土を使った粘土遊び体験やろくろ体験、フェイスペインティングなどのイベントが開催されます。またボランティアによる子供劇場なども企画されています。体験してみると子供達の記憶に残ることは勿論、お土産としてもいいですね。

笠間の森芸術の森公園内にはあそびの杜と呼ばれる、子供達が思いっきり遊べる場所があります。遊具は大人も滑れる有名なローラースライダーと呼ばれる長い滑り台や子供達限定のふわふわドームなどがあり子供達も一日楽しい時間を過ごせます。近隣の美術館内では授乳も出来るので赤ちゃん連れには助かります。

笠間焼お勧め工房見出し

今回は陶炎祭を主催している笠間焼協同組合の130を超える会員や販売店と陶炎祭の会近くある工房をご紹介します。笠間にはたくさんの個性的な工房があり、どこに行くか迷ってしまいます。工房の中には今回の陶炎祭には参加していない作家さんの作品もあるので、公園周囲の工房をチェックしましょう。

かつら工房

通称やきもの通りにする木立に囲まれた十六角形の屋根が印象的なお店。人間国宝の重厚な作品を筆頭に、話題の新進作家さんまで幅広く作品を取り扱っています。季節毎に作家の個展も開催しており、訪れる度に新しい笠間焼に出合えます。扱い商品は食器を始め生活雑貨まで多岐に渡ります。

住所:笠間市下市毛47-3  TEL:0296-72-6688

かまげん

公園から徒歩5分の距離にある昭和59年創業の歴史あるお店です。ギャラリーも併設しマンスリーギャラリーだけでなく屋号のかまげんと名が付いたオリジナルの企画を開催し、笠間焼の魅力を日々発信しています。取扱いは笠間焼だけでなくガラス作品やお雛様などバラエティに飛んでいます。

住所:笠間市笠間2255-3  TEL:0296-72-0039

回廊ギャラリー門

陶炎祭会場から徒歩10分弱のお店。外観が蔵の用で既に拘りが感じられます。中は仕切りの一切ない回廊に作品がセンス良く配置されていて心地良い空気の中を歩きながら鑑賞できます。笠間焼作家の作品だけでなく海外作品やガラス、笠間焼以外のオシャレな作品が展示販売されています。

住所:笠間市笠間2230-1  TEL:0296-71-1507

笠間焼窯元共済センター

こちらは建物の上に時計台が目印です。敷地内に本店とギャラリーと2つの建物が立ちっています。本店の扱い作品は日用品が中心で、ギャラリーは芸術性の高い花瓶や壺などで趣が違います。また建物内に食事とお茶を楽しめるお店の他に、一部がテナント方式になっているので新人作家さんの作品出合えるかもしれません。

住所:笠間市下市毛861-3  TEL:0296-72-5665

お土産にも気軽な体験工房見出し

向山窯

向山窯(こうざんがま)の笠間焼プラザ店で陶芸体験が出来ます。場所は国道355沿いの陶炎祭会場近くの公園入口にあります。受付時間は9時半から15時半まで。手ひねり体験は1000円から、絵付けは300円からとなっています。100名まで人数対応が可能なのでサークルなどの大人数でも利用可能ですのでお問い合わせください。

住所:笠間市下市毛1372-4  TEL:0296-72-0509

奥田製陶所

奥田陶製所は体験陶芸を毎日開催しています。営業時間は10時から18時です。手ひねりは1000円から、体験ロクロは一人2時間で2000円から。絵付けは湯のみやお皿は600円から、コーヒーカップや飯皿は800円から予算とお好みで選ばます。10名以上の団体利用時は予約が必要ですのでご注意下さい。

住所:笠間市下市毛45  TEL:0296-72-0717

笠間焼と益子焼の2大陶器市巡りも出来ます見出し

関東地方で行われる有名2大陶器市と言えば、笠間の陶炎祭と益子の益子陶器市です。益子の陶器市は春と秋の年2回開催されています。少し距離がありますが、陶炎祭と益子陶器市の両方を楽しむことが出来ます。笠間焼と益子焼では陶器の雰囲気が違うのでそれぞれの魅力が楽しめます。

掘り出し物、お気に入り笠間焼を探しに行きましょう見出し

今回は年に一度の笠間焼の陶器市である陶炎祭をご紹介しました。子供達向けの体験コーナーもあるので家族揃っての日帰り旅行としてもお勧めです。作家さんも毎年参加メンバーが違いますので新しい素敵な作品に出合えるかもしれません。公園内なので歩きやすい靴でお気に入り作品をもとめて歩きまわって楽しんで下さい。

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