シュトーレン人気ランキング11！定番ブランドや美味しいお店などを紹介！

ここ数年で、シュトーレンの認知度は一気に上がりました。今年のクリスマスにはシュトーレンを買おうかな、という方も、毎年シュトーレンを買っているという方も、気になるのはどこのブランドのシュトーレンがおいしいのかということ。今回は人気のシュトーレンをランキング形式でご紹介します。

シュトーレンはドイツやオランダで伝統的に食べられているお菓子です。ドイツ語の正しい発音ではシュトーレンではなく、シュトレンと言いますが、日本ではシュトーレンと言ったり表記したりすることが多いので、今回はシュトーレンと書かせていただきます。ちなみにシュトーレンとはドイツ語で「坑道」という意味です。

シュトーレンの原材料は小麦粉、タマゴ、牛乳、バター、砂糖などで、生地はパンと同じくイーストで発酵させます。大事なのは生地もですが、生地の中に入れられるドライフルーツやナッツもです。

ドライフルーツはラム酒などの洋酒に漬け込まれ、フルーツの甘味に酸味、そして芳醇な香りがその生地にアクセントを与えます。

シュトーレンの形は真ん中が盛り上がった板のような形をしていることが多いです。焼きあがった生地に溶かしたバターをかけて、そこに粉糖を真っ白になるまでかけます。この姿は産着に包まれたイエス様をイメージしていると言われています。実はこのシュトーレン、日本のクリスマスケーキのように、当日に食べるものではないのです。

シュトーレンを食べるのは、クリスマスの前の4週間に食べます。この期間はアドベントと呼ばれる、キリストの降誕を待ち望む期間です。シュトーレンの食べ方は少し特殊で、アドベントの間に少しずつスライスして食べ、徐々に生地が熟成していく変化を楽しみます。

熟成が進んでいく毎にクリスマスが近づいていき、どんどんクリスマスが楽しみになっていく、という楽しみ方をするのです。ドイツのザクセン州ドレスデン発祥のシュトーレン、どのようなものか少し分かっていただけたかと思います。それでは、シュトーレンの人気ランキングをご紹介いたしましょう。

和楽紅屋はあの辻口博啓氏が手がける「和スイーツ」のお店です。辻口博啓氏という名前がすでにブランドと化している和楽紅屋の和スイーツは、それだけで期待大です。こちらの看板商品は和ラスクで、本来洋菓子であるはずのラスクを、和三盆、柚子、抹茶など和の食材を使用することで、見事に和スイーツへと昇華させた商品です。

こちらでいただけるシュトーレンは、ドイツと日本の融合ともいうべきシュトーレンとなっています。ドイツのシュトーレンは洋酒につけたドライフルーツなどを使用していますが、こちらのシュトーレンでは芋焼酎につけたマロングラッセに黒豆、大納言小豆、うぐいす豆などが生地に入っています。

そしてかけられている粉糖はなんと、和スイーツの象徴ともいえる存在である和三盆です。シュトーレンというドイツ菓子を、見事に和菓子へと変貌させています。

洋菓子が苦手で和菓子が好きな方にもおすすめできるシュトーレンです。賞味期限は20日程度あります。クリスマスまでの期間少しずつ食べ進めていきたいところです。

MaisonChaudunはフランスはパリのチョコレートの名店です。ミッシェル・ショーダン氏が手がけるこちらのブランドは、世界的にも有名で、パリのガイドブックなどにも載っているため、日本の方でも知っていらっしゃる方も多いかもしれません。そんなフランスの名店からも、ドイツのシュトーレンが登場です。

和楽紅屋が手がけたのが日本とドイツの融合でしたら、MaisonChaudunのシュトーレンはフランスとドイツの融合です。そんなシュトーレンが日本でいただけるとは、なんともお得です。

こちらのシュトーレンは強めのスパイスがアクセントになっており、生地にはチョコチップ、そしてチョコレートでコーティングされています。

MaPriereは三鷹に店舗を構えるスイーツ店です。ちなみに、MaPriereとはフランス語で「私の願い」という意味です。店舗にはカフェスペースがあるので、そこでスイーツにお茶もいただくことができます。店主の猿舘英明氏は本場フランスで修行された実力派で、2006年にMaPriereを開業しました。

こちらのシュトーレンの生地は黒糖や香辛料を使ったカカオ風味で、中にはドライフルーツだけでなくローマジパンショコラ、チョコチップが練り込まれています。

言うなれば、日本とフランスそしてドイツの融合です。このシュトーレンは高島屋のオンラインショップなどで購入できます。

アングランパはさいたま市大宮区に店舗を構える本格的なフランス菓子のお店です。オープンは2013年と新しいお店で、しかも郊外にあるにもかかわらず、近隣からどころか地方からも多くのファンが訪れ、一流ブランドといっていい人気です。こちらの店舗はフランス菓子だけでなく、ベーカリーとしても大人気です。

そんなアングランパのシュトーレンは、まさに本格派といった味わいです。このシュトーレンの材料は、ほとんどヨーロッパ産のものが使われており、スペインのアーモンドにフランスやベルギーのチョコレートが使用されています。通販にてプレーンなシュトーレンとシュトーレンショコラの二種類を楽しめます。

大阪の池田市に店舗を構えるフランス菓子店、ア・テールもシュトーレンを販売しています。毎年人気のシュトーレンは予約しなければ購入できるかどうか分からないほどです。

2012年の創業とまだまだ新しいお店ですが、ケーキやその他の商品の確かな美味しさで、一躍有名ブランドとなりました。

多種のクリスマスケーキは予約必須ですが、シュトーレンもまた予約必須です。店舗でも購入することができますが、店舗が遠くて買いに行きづらいという方には、百貨店などの通販で購入するのがおすすめです。レーズン、オレンジ、いちじく、クランベリー、くるみが入った生地に、芳醇なバターの香りがたまりません。

シニフィアン・シニフィエは世田谷と日本橋高島屋に店舗を構える人気のベーカリーです。洋菓子店からではなく、パン屋さんからのランクインですが、シュトーレンはパンと同じくイースト菌で生地を発酵させますから、むしろパン屋さんにとって本領を発揮できるお菓子ということができます。

シニフィアン・シニフィエのシュトーレンは種類が多いのが特徴です。プレーンのシュトーレン、マロン、アップルジンジャー、ベルガモットとあり、それぞれに違った風味を楽しむことができます。

複数買って、それぞれの風味の違いを楽しみながら少しずつ食べ進めると、クリスマスがより待ちきれないものになっていきます。

ルタオ、と言えば今や北海道土産の定番とも言えるお店です。特にチーズケーキが人気ですが、その味を公式の通販で楽しむことができるということで、全国から注文が殺到しています。絶品のチーズケーキにはファンが多く、北海道物産展が開かれた時などは、毎回長蛇の列ができているほどです。

そんなルタオでも、シュトーレンを販売しています。これぞシュトーレンというプレーンなシュトーレンもあるのですが、注目したいのはルタオならではのシュトーレンです。

それは、ホワイトシュトーレン。ホワイトシュトーレンは細長いパウンドケーキのような形状で、上にかけられたホワイトチョコが濃厚な逸品です。

フロインドリーブは神戸に店舗を構える、大正時代から続く超老舗のベーカリーです。フロインドリーブのカフェはなんと登録文化財にも指定されています。

建物は教会をそのまま使用しているため、なんとも神聖な気持ちでパンをいただくことができます。映画「阪急電車」のロケにも使われた、神戸一有名なカフェです。

そんな空間でゆっくりと食事ができるという、なんとも贅沢な経験のできるお店ですが、その本領はパン作り。パンは隣の工場で作られているため焼き立てで、ジューシーなサンドイッチは大好評です。そんなフロインドリーブですが、パン屋はパン屋でも、ドイツパンのお店です。

シュトーレンの本場であるドイツの製パン技術を持っているフロインドリーブのシュトーレンはまさに本場のシュトーレンと言っても過言ではありません。ずっしりと重みのあるシュトーレンからは、濃厚なバターの香りが漂い、嗅ぐだけで涎が出てきます。熟成を待ちながら、少しずつ食べるのがおすすめです。

ジョエル・ロブションは世界に名を轟かせる、フランスの超有名シェフです。もはや彼の名前自体がブランドとなっているほどの大物で、世界11ヶ国に店舗を持ち、ミシュランの星の総計は28個にも及びます。フランス国外では、特に日本での活躍が目覚ましいため、日本では特に人気の高いシェフです。

残念ながらすでに現役を引退していますが、彼の味はジョエル・ロブションというブランドが継承し、現在でも味わうことができます。

中でもラ・ブティック・ドゥ・ジョエル・ロブションのクリスマスケーキは大人気で、毎年店舗取り置きの予約が後を経ちません。オンラインで予約できる手軽さもおすすめです。

そんなジョエル・ロブションのシュトーレンは、いち早く完売となってしまうほど人気が高いです。シュトーレンは2種類あり、外側の粉糖に和三盆を使用したプレーンのシュトーレンに、アールグレイ、カルダモンで香り付けをした生地のシュトーレンショコラがあります。紅茶やブランデーと共にどうぞ。

DONQは神戸生まれのパン屋で、創業は1905年、明治時代から続く老舗です。そんな老舗のパン屋が一躍有名になった要因のひとつが、ミニクロワッサンの大ヒットでしょう。一口大、とは言いませんが二口三口で食べられる可愛らしいクロワッサンを好きな量注文するというスタイルは現在でも変わりません。

DONQは今や全国各地に店舗があり、北は北海道、南は沖縄まで日本中どこにいてもDONQの味を楽しむことができます。そんなDONQでも、シュトーレンを取り扱っています。

シュトーレンはパウンドケーキのような形をしていて、一本で1728円と今回ご紹介する中ではかなりお求めやすい価格になっています。

でも、シュトーレンを食べたことがないのにいきなり一本買うのは、という方にはスライスされた二枚入りのシュトーレンが432円で試すことができます。DONQという老舗のブランドでありながら、気軽に楽しむことができる点が、まだシュトーレンを食べたことがないという方におすすめできるポイントとなっています。

ピエールマルコリーニはベルギー生まれの高級チョコレートのブランドです。ロンドン、パリ、ニューヨークなど、世界の名だたる都市で店舗を展開しています。日本では銀座などに7店舗を展開しており、そのどれもが大人気となっています。チョコレートはもちろん、店舗でいただけるアイスクリームも大好評です。

テイクアウトのチョコレートドリンクも人気が高く、銀座の店舗では平日でも行列ができているほどです。そんなピエールマルコリーニでは、クリスマス限定商品の中に、オリジナルのシュトーレンがございます。これが毎年好評で、あっという間に売り切れてしまいます。

百貨店の通販などでも購入できるのですが、すでに売り切れのところも出始めていますので、食べたいという方は今すぐにでも注文されることをおすすめします。チョコレート専門店ならではのカカオ発酵生地と、赤ワインに漬け込まれたドライフルーツが日に日に熟成していくのを楽しむことができる逸品です。

ここまで有名ブランドなどのシュトーレンをご紹介しましたが、ブランドのシュトーレンじゃなくてもいいから、とにかく気軽にシュトーレンを試してみたい、という方におすすめできるシュトーレンもご紹介いたします。まずはコンビニ各社です。セブンイレブン、ローソンといったコンビニでもシュトーレンを購入できます

また、スーパーの成城石井では自家製シュトーレンを販売しています。ハーフサイズにプチフルーツシュトーレンもあり、より気軽に購入することができます。

カルディコーヒーファームでは、本場ドイツから輸入したシュトーレンを一本918円という価格で販売しており、味の評判も良いため、おすすめです。

シュトーレンの人気ランキングTOP11をご紹介しました。シュトーレンはクリスマスがより楽しみになる素敵なお菓子です。今まで毎年食べてきた方も、今年初めて食べてみようかなという方も、今回のランキングを参考にしていただいて、シュトーレンを選んでいただけたらと思います。完売する前に是非ご予約ください。