鎌倉の和菓子17選！定番の老舗や人気のカフェ・お土産向きなど幅広く紹介！

日本の中でも特に人気の観光地の1つとして知られる鎌倉には、神社仏閣・景勝地・ショッピングスポットなど人気の観光スポットに溢れています。ここでは、鎌倉でおすすめの和菓子を特集します。鎌倉では有名な老舗和菓子店から、ランキング上位の常連店、さらにおしゃれなカフェもご紹介するのでぜひご参考になさってください。

長谷駅から徒歩4分ほどのところにある「力餅家」は、1690年に創業の鎌倉でも超のつく老舗和菓子店です。こちらでは300年以上の歴史を誇るお菓子をいただくことができます。その名も「権五郎力餅」です。こちらのお菓子は、柔らかくついたお餅をこしあんで包んだお菓子です。御霊神社に祭られる「鎌倉権五郎景政」の名前が由来です。

鎌倉権五郎景政は、とても力の強い武将として知られ、右目を弓によって負傷をしながらも戦ったとされる逸話が残されていることから、その強さを象徴するお菓子として作られました。お餅はしっとりと柔らかく、それを包むあんこは上品な甘さが特徴です。力強い名前ではありますが、繊細で上品な美味しさを体験できると評判のお菓子です。

小さなお店ではありますが、地元でも大変人気の老舗和菓子店「松花堂」は、「あがり羊羹」がとても人気です。鎌倉の人気和菓子ランキングでも上位に入っていることの多いお菓子で、万人ウケのする味が特徴です。日持ちもするのでお土産としてもぴったりです。冷やしていただくとより一層羊羹の美味しさを体験できます。

元々こちらの羊羹は、尾張徳川家にお茶菓子として献上していたた羊羹で、そのままの味を現代にも残しています。由緒正しいお菓子なので、地元では客先へ訪れる際や、目上の方へのお土産などにも重宝されます。水羊羹と蒸し羊羹の間といった感じの食感が体験でき、独特の弾力がお茶ともよくあいます。上品な甘さなので世代を問わず愛されます。

長谷寺の程近くにある御茶屋として創業を始めた「恵比寿屋」は250年近い歴史を誇る老舗店です。鎌倉の和菓子ランキングでも上位にはいるお菓子を作っていることでも有名です。地元の方だけでなく、観光で訪れた人にも人気のお菓子が多いです。その中でもお土産として選ばれているのが「大仏観音煎餅」です。日持ちもするのでおすすめ。

大仏観音煎餅は、こと鎌倉を代表するといわれる高徳院の大仏様と、長谷寺の観音様の御姿をかたどったお菓子です。原材料にこだわり、添加物などは含まれていないので、お子さんやお年を召した方でも安心して召し上がっていただけます。サクサクとした歯ざわりの良い食感を体験できるので、ぜひお土産にもどうぞ。

北鎌倉駅から車で5分程度のところにある「三日月堂 花仙」は、和菓子の販売も行っている和カフェです。こちらのお店では「鎌倉どらやき」がとても人気です。このどら焼きは、和菓子職人がこだわり抜いた素材を使って丁寧に作られています。北海道産の小豆をしっとりと炊き上げ、生地はしっとり・ふんわりとした食感が特徴です。

生地はとてもきめ細やかで、今までのどら焼きとは違った体験ができます。その他にカフェメニューも充実しています。お店の中でもランキングトップメニューは「くずきり」です。国内でも入手困難な最高級の吉野葛を使っているこちらのメニュは、強いコシが体験でき、葛本来のツヤがとても美しいです。添えられた寒天やあんずもとても可愛らしいです。

由比ヶ浜にある「麩帆」は、関東地方では珍しいお麩を使ったお菓子を扱っている和菓子店です。スイーツ系のものから、煮物・お吸い物などに使うお麩も作っています。生・冷凍でも販売しているので自分へのお土産にしていく人も多いです。スイーツ系で人気は「ヨモギ」です。お餅とはまた違った独特の食感を体験できると評判。

地元メディアや旅行雑誌の和菓子ランキングでも選ばれることのある人気和菓子なので、プレゼントとしても喜ばれます。ヨモギ生麩饅頭は1個170円とリーズナブル。また、「ゴマ」「アワ」などの生麩はお醤油でいただいたり、田楽にしてもとても美味しいです。甘いものが好きな人でもそうでない方でも誰でも楽しめるグルメといえます。

鎌倉駅から車で3分程度のところにある「旭屋本店」もまた鎌倉では老舗の和菓子店です。こちらのお店では、全てのお菓子が手作りそして添加物を一切使っていないことでも知られています。一切の妥協をしないため、お土産だけでなく小さなお子さんへ安心して食べさせてあげられると地元の人にも親しまれています。

お店一番人気は「鎌倉源氏最中」です。鎌倉のお土産ランキングでも入ることのある人気の和菓子で、茶色の最中がつぶあん、緑色の最中がこしあん、桃色の最中が白あんとなっています。見た目もかわいいので女性にも喜ばれます。最中とは思えないサクっとした皮の香ばしさと食感を体験できます。12個入り2000円とお手ごろ価格も良いです。

鎌倉のお土産といえばコレと挙げられることの多いお店「鎌倉五郎」では、鎌倉半月というお菓子がランキング上位の常連です。和洋が融合したお菓子で、世代を問わず親しまれる食感と味わいが体験できます。日持ちもするのでお土産としてもおすすめです。小麦で焼かれた生地で、抹茶クリーム・小倉クリームをはさんであります。

その他にも「大納言カステラ」も大変人気です。添加物などを使わずに丁寧に作り上げたお菓子で、たまごの風味をしっかりと感じられるお菓子です。とても優しい味わいで、ファンも多いです。その他にも、「麦田もち」も観光客に大変人気。観光でぜひ食べたいグルメランキングに入ることのある人気のスイーツです。

鎌倉一美しい和菓子がいただけるといわれるほどの有名店「美鈴」では、地元の人に長年親しまれている老舗和菓子店です。お茶会で使う上生菓子をはじめ、芸術的なお菓子を販売・製造しています。お店は住宅街の路地を入ったところにひっそりと佇んでいるので、喧騒とは無縁です。外観の雰囲気もとても良いのでフォトジェニックなお店です。

上生菓子は、材料はどれも似ているにも関わらず四季を感じさせる色使いや形によって、様々な風味・食感を演出することができます。こちらのお菓子はそんな最上級の和菓子を体験することができます。なお、上生菓子は予約をしなければ入手することができないのでご注意を。1個単位から販売してくれるので、初めての方でも気軽に買うことが出来ます。

鎌倉のお土産といえば「鳩サブレー」と思い浮かべる方も多いですが、そんな鳩サブレーを扱っているお店「豊島屋 本店」では、本店でしか購入できないお菓子もランキングに入っていることが多いです。特に、「季節の干菓子」は見た目もかわいく日持ちもするのでお土産としても重宝します。軽いので旅行お土産にぴったりです。

それ以外にも「笹しぐれ」や「小鳩豆楽」といったお菓子も本店でしか手に入りません。小鳩豆楽は落雁ですが、素朴な味わいと上品な甘さが喜ばれます。お茶やコーヒー・紅茶にも合うのでお茶請けとしても最適です。笹しぐれは、黄色と若芽を思わせる鮮やかな緑色のコントラストが売る櫛位和菓子です。こちらも上品な甘さです。

鎌倉お土産として大変有名な「鳩サブレー」を販売しているお店が経営している和カフェ「豊島屋菓寮 八十小路」は、お店の雰囲気も和テイストでとても落ち着いた佇まいが人気です。こちらのカフェは小町通りから１本入ったところにあるので視認性もよく、初めて訪れる方や観光客にもおすすめです。そのため、カフェランキングでも上位の人気。

こちらのお店で一番人気のスイーツは「豆羹」です。硬めに作られた寒天の上にえんどう豆・白玉・飾り寒天などがトッピングされています。飾りの寒天は季節によってモチーフが変わるので目でも季節の移ろいを楽しめます。寒天はサクサクとした歯ざわりが気持ちよく、えんどう豆の上品な塩味ととてもマッチして美味しいと評判です。

長谷駅から長谷寺に向かう途中の道沿いにある老舗和菓子店「鎌倉いとこ」は、お店の外からも甘い香りが漂ってきます。お店はこじんまりとしていますが、中はカフェとなっていて美味しいお菓子とお茶で休憩もできます。こちらでは「きんつば」が名物です。店内できんつばを焼き上げる様子も見学できるのでフォトジェニックな老舗店ともいわれます。

こちらでは焼きたてのきんつばをいただくこともできるので、店先の椅子でちょっとした休憩にもおすすめです。焼きたての場合には、持ちやすいように包装してくれるので食べ歩きにもおすすめ。看板商品は「かぼちゃきんつば」です。北海道産の「えびすかぼちゃ」という甘みの強いかぼちゃを使っていて、とてもクリーミーです。

段葛沿いにある老舗和菓子店兼カフェ「段葛 こ寿々」は、連日多くのお客さんで賑わっている超人気店です。こちらでは、わらび餅が名物で、県内だけでなく遠方から絶品わらび餅をお目当てに訪れる観光客も大変多いです。鎌倉エリアのカフェランキングでも上位に入ることの多いこちらのお店は、ぜひ一度は訪れてほしい名店の1つといえます。

こちらのわらび餅は、ぷるぷる・もちもちとした食感で、ねっとりと絡みつくような強い弾力が特徴です。黒蜜ときな粉ともよく合い、こちらのお店でしか味わえません。その他にも、「こ寿々そば」も大変人気です。わらび餅と一緒に選ぶ人も多いメニューです。三つ葉・大根おろし・大葉など薬味がたっぷりでなのでとてもさっぱりしています。

鎌倉を代表する小説家「大佛（おさらぎ）次郎」のお屋敷内にあるカフェ「大佛茶廊」は、一般開放されていて、地元の人にも親しまれています。こちらでは広い庭園でお茶とお菓子をいただくことができます。広大な敷地なので、喧騒とは無縁。お座敷席のほかにテラス席もあるので、過ごしやすい陽気の日には外でゆったりとできます。

こちらでは、「お抹茶と生菓子」がおすすめです。こちらで提供される和菓子は、鎌倉一の美しさを誇るといわれる「美鈴」のものです。季節の移ろいを目と舌で感じることができるので、鎌倉観光に訪れた人にぜひ訪れてほしいお店といえます。お座敷も純和風の上品で落ち着いた雰囲気なので、まさに大人のための癒しスポットです。

「納言志るこ店」は、レトロな外観と、親しみやすい雰囲気の佇まいなので観光で初めて鎌倉を訪れた人でも入りやすいお店として人気です。こちらでは、絶品あんこを使用したあんみつやおしるこがとても人気です。甘さは控えめで、あずきの味をしっかりと感じられる炊き方なので、誰にでも親しまれる味わいが特徴です。

夏・冬関わらず常に定番の商品は「フルーツあんみつ」です。自家製の寒天・あんこに、バニラアイス・フルーツがたっぷりとトッピングされている一品。女性にはもちろんのこと、男性にも選ばれているメニューの1つです。寒天のサクサクとした歯ざわりと、フルーツ・あんこ・黒蜜全てが絶妙なバランスでいただけます。

鎌倉駅から徒歩10分ほどかかりますが、名店といわれる「茶房 雲母」は、週末にもなると行列ができていることがしばしばです。平日でも、時間帯によっては行列ができているのでご注意を。こちらでは、大きな白玉が名物で、もちもち・ぷるぷる食感を一度体験したら忘れられないほどです。

和田塚駅の線路沿いにあるわカフェ「無心庵」は、江ノ電を降りたすぐなのでアクセス性高いです。店の前を江ノ電が通るので観光客にも人気です。お店への入り口も和の雰囲気が漂ってきて、外国人観光客にも喜ばれています。こちらでは和カフェ定番の「豆かん」や「あんみつ」「ぜんざい」が人気です。

店内には、テーブル席のほかに炉端席・お座敷席など選べるので、お好きな席に座れます。ただし、週末は多くのお客さんで混み合うこともあるので、席が選べない場合もあります。特に冬の寒い季節には炉端席で、囲炉裏を囲みながらのティータイムは最高です。ほっとできるお店なので、休憩がてらにどうぞ。

北海道産の大納言と、三温黒糖を使ったあんこが美味しいと評判の和カフェ「甘処 あかね」は鎌倉観光でも常にランキング上位に入る超人気店です。こちらでは、さらっとした煮豆のようなあずきを使ったスイーツが人気。あんこの新しい味わいと食感を体験できます。一番人気は「あかねパーフェクト」というパフェです。

鎌倉のおすすめ和菓子特集はいかがでしたか。地元では有名な老舗店から、お土産にぴったりな和菓子、今まで体験したことのないような味わいの和菓子をいただけるお店など、鎌倉にはユニークなお店がたくさんあります。美味しい和菓子をお茶といただけるカフェもあるので、鎌倉に訪れた際にはぜひ美味しい和菓子をご堪能ください。