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仙台大観音・大観密寺の見どころは?高さや内部の仏像巡りも人気!

仙台大観音・大観密寺の見どころは?高さや内部の仏像巡りも人気!
投稿日: 2017年12月2日最終更新日: 2020年10月8日

仙台の住宅街にそびえ立つ仙台大観音には、その圧倒的な高さだけでなくどんと祭りなど季節ごとの行事や御朱印のいただけるパワースポットとしての要素などみどころが様々です。今回は仙台大観音・大観密寺のおすすめのみどころや仙台大観音の高さ、料金についてご案内いたします。

仙台大観音のみどころ・おすすめをご紹介見出し

杜の都・仙台の南にある新興住宅地のはずれにまるで仙台の街を見守るかのように高くそびえ立っている大きな観音様があります。その名は仙台大観音といいます。今回はその仙台大観音・大観密寺の楽しみ方、みどころや料金、おすすめの仏像巡りといただける御朱印、夏祭りや冬のどんと祭りについてご紹介していきます。

仙台大観音はとにかく大きい!見出し

仙台駅前から市営バスでおよそ30分。最寄りのバス停を降りるとそこには真っ白な仙台大観音がそびえ立っています。その高さ、なんと地上100メートル!仙台市市制100年にあやかってこの高さになったのだとか。ちなみに仙台大観音には21世紀の反映を願うという意味を込めたは21メートルの地下もあります。

下から見上げるだけでも首が痛くなるほどの圧巻の高さですが、高いビルのない、住宅街やショッピングセンターが広がる丘陵地帯に立つその姿は周りの風景の中でもいっそう際だっています。晴れた日は仙台市街地の高いビルからもその姿が遙かに望めるほどです。

しかし、その圧倒的な高さや大きさにもかかわらず、白く柔らかそうな衣をまとい、神々しくておだやかな表情を浮かべて仙台の街を見下ろしている観音様は不思議に威圧感や怖さが感じられず、まるで観音様の足元に優しく護られているような気持ちになってきます。

観音様の手にあるものは何?見出し

仙台大観音を見上げると、両手にそれぞれ何かを持っているのが見えます。これは観音さまの持つ2つの宝といわれているものです。右手には如意宝珠(にょいほうじゅ)といわれる宝玉を持っています。この如意宝珠は私たちの様々な願いを叶えてくれるありがたい力を持つのだそう。

左手には水瓶をもっており、この水瓶には萬徳(まんとく)の知恵の水と呼ばれる水が入っており、観音様に祈る人々にその水を注ぎかけ、知恵を授けてくれるものなのだそう。如意宝珠は内部にもご神体として祭られていますので、お願い事をしてみるのもおすすめです。

仙台大観音は誰が建てた?見出し

仙台大観音は大観密寺というお寺に建立された観音様で、正式名称を「仙台天道白衣大観音(せんだいてんどうびゃくえだいかんのん)」といいます。仙台大観音の立つ地域を大規模造成した開発会社を持つ実業家が、事業が成功したのは日頃信心していた観音様のおかげであるとして、大観密寺の敷地内に建立したものなのだそう。

最寄りのバス停の名前もズバリ「仙台大観音前」圧倒的な高さで街を見下ろす大観音のインパクトは絶大で、大観音が建立された当初は景観を損ねるなど反対意見もあったようですが、いつしか仙台大観音は地域のシンボルとなり大観密寺の通称にまでなってしまったのです。

仙台大観音の胎内めぐり見出し

仙台大観音は外から見るだけでなく胎内巡りで数々の仏像を拝観するのもおすすめです。胎内巡りをする際は台座にある龍の口の形をした入り口から観音様の内部に入ることができます。胎内は12層に分かれており、60メートル高さの吹き抜けになっています。

内部に入る際の料金は無料ですが、入口で御札を料金500円を支払い受け取ることになっているので、実質この御札の料金が入場料金となっています。この御札は幸福の御守りと呼ばれ、薬師如来十二神将が描かれており、干支(えと)ごとに絵柄がすべて異なります。

内部は1階に三十三観音・十二神将が展示されており、最上階から吹き抜けをらせん階段で降りていくと、108の煩悩を1つずつはらい悟りに近づくことを表す百八体仏が各階に展示されているなど様々な仏像がいたるところに展示されています。最上階から見るライトアップされた吹き抜けは不思議で神秘的な光景です。

仙台大観音の最上階は金色の世界見出し

エレベータで最上階へ向かうと、御心殿と呼ばれるご神体の部屋があり、部屋全体が金色に装飾されています。金色に輝く宝塔の中には、観音様が右手に持つ如意宝珠(にょいほうじゅ)の珠と大日如来が秘仏として安置されており、財宝福徳を人々に与える様子を表しているそうです。

台座をさらに見てみると、青く輝く本物のラピス石が贅沢に使用されています。これは観音様の左手にある水瓶から注がれた知恵の水を表しています。金色に輝く空間と仏様と宝塔とパワーストーンに囲まれた空間にいるだけで豊かさを授かっている気持ちになれそうです。

仙台大観音の高さはどれくらい?見出し

御心殿を出ると、外側の壁に小さな展望窓がいくつかついています。その窓の位置は観音様の頭部かと思いきや、実はまだ胸くらいの高さでしかありません。それでも窓からは仙台の住宅地や遠くの山を望むことが出来ます。晴れた日に窓から眺める仙台の風景はまさに絶景。

ちなみに最上階の部分の高さは地上から約68メートルあり、観音様の肩部分には飛行機などの飛行物の衝突を防止する航空保安灯も設置されています。ここからも仙台大観音の高さがどれほどすごいのがわかります。

良縁成就におすすめ!油掛大黒天見出し

仙台大観音の裏手、大観密寺の敷地内に赤い鳥居と旗のあるお堂があり、中には油掛大黒天が祀られています。油掛大黒天との名前の通り大黒様に油をかけてお祈りするという、一風変わった大黒様です。お堂の中には「真言を唱えながら7回掛けてください」と説明書きがあるので、お参りしてみましょう。油やろうそくがお堂の中に用意されており、料金はお賽銭箱に入れます。

油掛大黒天ができた理由には諸説あるようですが、どの説でも油をかけてお参りした人に開運招福・良縁成就が舞い込んだというありがたい大黒様です。今は良縁成就で有名な縁結びのパワースポットになっています。お参りの後は縁結びリボンに願いを書いて境内に結び、良縁をお祈りしましょう。こちらは午後3時には閉まるので、お参りは早めにされるのがおすすめです。

参拝記念に御守りを見出し

仙台大観音では入場の際に御札を受け取ることが出来ますが、その他にも様々な御守りや御札を購入することが出来ます。油掛大黒天の御札はもちろん、厄除け、子宝祈願、健康長寿、縁結び、交通安全などの御守りや金運を呼ぶ黄水晶や経典も購入できます。参拝の記念やお土産に購入してみてはいかがでしょうか。

仙台大観音の夏はお祭りと花火がおすすめ見出し

仙台大観音では、夏にお祭りと花火大会が開催されています。このお祭りと花火大会は仙台大観音の夏の大祭「祈りの大護摩供」 という祭りの一環として行われているもの。観音様の足元には屋台などの出店もたくさん並び、毎年花火を見学する多くの人たちで賑わいます。

花火は近くのゴルフ場の敷地で打ち上げられるため迫力満点です。観音様が闇の中で花火の光に照らされ、まるで後光を背負ったように彩られて見える華やかな花火の風景はおすすめ。この夏の時期だけの風景は一見の価値ありです。

お正月は仙台大観音のどんと祭りで無病息災祈願見出し

「どんと祭」は宮城県内で盛んに行われている行事の一つで、1月14日までにその年に飾った正月飾りや御札などを神社に持ち寄り、日没頃より御神火でお焚き上げを行います。そしてその御神火にあたり、年内の無病息災や家内安全を祈願するお祭りです。仙台大観音でも毎年どんと祭りが行われ、地域の住民にすっかり親しまれています。

どんと祭りは本来神事なので基本的にはお寺ではなく神社で行われるのですが、お寺である大観密寺でもどんと祭りが行われているということは、それだけどんと祭が地域の住民に親しまれてきた証拠であるといえます。どんと祭りは宮城県の人たちが大切にするお祭りなのです。

ご祈祷で本格的なお願い事を見出し

真言宗のお寺である大観密寺では護摩祈祷もしていただけます。護摩祈祷とは、ご本尊様に壇を設け護摩木という特別な薪を焚いて、家内安全・病気平癒・厄除け・開運成就・合格祈願・良縁成就・子宝成就・安産等の様々な願いを成就する為に祈る真言密教の修法です。

大観密寺では毎月18日に縁日護摩祈祷を行っているそうです。他にも新車の安全を願う祈祷などもされているので、本格的にお祈りをされたい方におすすめです。護摩祈祷は予約制なので、ご祈祷をお願いする際は事前に連絡し日時や料金の確認を。

御朱印もいただけます見出し

大観密寺では御朱印をいただくことが出来ます。御朱印の料金は300円。仙台大観音を参拝している間に書いていただくことをおすすめします。書いていただける御朱印の文字は「大悲殿」大悲とは観音菩薩の別名で、衆生の苦しみを救おうとする仏や菩薩の広大な慈悲の心を表し、大悲殿とは聖観音や千手観音や如意輪観音などの観音菩薩が安置されている寺院の本堂や観音堂を指す。

仙台大観音は御朱印巡りをされている方にもおすすめのスポットでもあります。御朱印巡りをされる方は仙台大観音の胎内巡りと併せて楽しむとともに観音様の功徳に触れてみてはいかかでしょうか。心が洗われることでしょう。

仙台大観音は楽しみ方いろいろ見出し

いかかでしたでしょうか。仙台大観音はパワースポットの要素も、どんと祭りや夏の花火など季節のお祭を楽しむ要素も、アミューズメント要素も兼ね備えた面白いスポットです。遊び方や楽しみ方も様々です。料金もあまりかからずリーズナブルに遊べるので、ぜひ一度訪れてみてはいかかでしょうか。

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投稿日: 2017年12月2日最終更新日: 2020年10月8日

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