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仙台の七夕祭り2017年情報!駐車場やアクセス情報は?花火の日程もご紹介

仙台の七夕祭り2017年情報!駐車場やアクセス情報は?花火の日程もご紹介
投稿日: 2017年5月30日最終更新日: 2020年10月7日

2017年の仙台七夕祭りが近づいてきました。東北を代表する祭りの一つである仙台七夕祭りはその豪華絢爛な飾り付けで毎年多くの観光客を集めています。今回はその由来や見どころのほか、前夜祭といわれる花火大会の日程なども紹介します。

仙台七夕祭りとは?見出し

夏になると、東北では各県で夏祭りが行われます。東北の夏祭りは「東北○大祭り」と呼ばれ、複数を観覧するツアーが多く組まれるほどの人気です。今回紹介する仙台七夕祭りも、そんな東北夏祭りの一つで、「東北三大祭り」の一つに数えられています。なんとあの有名な伊達政宗公につながる祭りです。

今回はその仙台七夕祭りの2017年情報をいろいろと調べてみました。2017年の夏祭りはこれからが本番です。伊達政宗につながるとされるその由来や七夕飾りの意味、そして花火大会などの関連イベントも確認して、今年は七夕祭りを楽しみましょう。

2017年の仙台七夕祭りはいつ?見出し

一般的に「七夕」というと7月7日を連想しますが、仙台の七夕祭りは8月に行われます。ちょうど月遅れの七夕ということになりますね。ですから例年、8月7日を中心にして、8月6日から8日が祭り期間になっています。2017年も日程は同じです。

仙台七夕祭りの会場の場所は仙台駅周辺と一番町、中央通りなどのアーケード街がメインですが、商店街はもちろん、企業や家庭などで大小の七夕を飾り付けます。その数は大小あわせて3000本にもなるとか。ですからこの祭り期間はまさに仙台が七夕一色になるのです。

仙台七夕祭りとはどのような祭り?見出し

さて、その仙台七夕祭りというのは、どのような祭りなのでしょうか。一般的に東北の祭りというと、ねぶたや竿灯などのように躍動的なものを連想することが多いのですが、仙台七夕祭りは「七夕飾り」といわれる飾りを飾り付ける祭りです。

本当に楽しいのだろうか、と思う方もいるかもしれません。実はこの飾りこそが仙台七夕祭りの醍醐味。それぞれが工夫をこらし、まさに豪華絢爛、という言葉がぴったりの飾りが並びます。この飾り、実は紙と竹でできているのです。本当に芸術品、という言葉がぴったりです。毎年200万人を超える観光客でにぎわいます。

仙台七夕祭りの由来見出し

仙台七夕祭りの由来はあまりはっきりわかっていません。ただ、少なくとも仙台藩初代藩主伊達政宗公の時期にさかのぼることができることははっきりしています。もともと「七夕」はいわゆる織姫と彦星の伝説が有名ですが、これと中国の風習である乞巧奠が結びつき、手習いや手芸上達を願う祭りとなったといわれます。

江戸時代初期、伊達政宗は婦女の文化向上の目的で七夕を奨励したと言われます。実際、伊達政宗が1618年に詠んだ和歌には「七夕」が詠まれていること、これを含めて伊達政宗が詠んだ七夕の歌が8首、現在まで知られています。

その後、1783年、天明の大飢饉により領内は大きな被害をうけ、人心も荒廃します。この状況を立て直す目的で、七夕祭りが盛大に行われました。この時期には旧暦の7月7日前後に行われる祭りであったようです。しかし1873年に新暦が使われるようになったことからこの行事は廃れていきました。

1927年、第一次世界大戦以降の深刻な不景気を吹き飛ばそうと考えた商店街の有志によって、華やかな七夕飾りが復活しました。すると、その飾りを見る仙台っ子たちで商店街は大勢の客が集まり、にぎわいました。そこで翌1928年、新暦日付の月遅れにあたる現在の8月6日から8日の日程で 東北産業博覧会の行事の一環として「飾りつけコンクール」などを行いました。

こうしていったんは復活した仙台七夕祭りでしたが、その後の第二次世界大戦でふたたび衰退します。しかし1946年、第二次世界大戦が終わり、再び復活を遂げます。仙台は仙台空襲で焼け野原になっていましたが、そこに52本の飾りがつけられ、その様子は当時の新聞にも「涙の出るほど懐かしい」と報じられるほどでした。以降、仙台七夕祭りは仙台を代表する観光イベントとして、現在に続いていきます。

仙台七夕祭りへのアクセス見出し

仙台七夕祭りは仙台市の祭りですから、アクセスは容易ですし、いろいろな方法があります。そもそも東北地方の中心という場所にあるため、新幹線なら東北新幹線仙台駅下車で、東京から1時間40分ほど。飛行機ならば国内は札幌から沖縄まで9つの空港と直行便があり、国際線も複数路線の直行便があります。

車で仙台に来るならば、最寄りは仙台宮城ICになります。高速バスもあります。がしかし、一番の問題は混雑すること。仙台七夕祭りの公式サイトには周辺の駐車場情報もあるようですが、仙台市内、および東北地方のこの時期の道路はどこも大混雑することが確実です。公共交通機関を利用することがおすすめです。

もう一つ、アクセスに関して留意点があります。公共交通機関も早めに切符を取らないと指定席は取れない可能性が高いです。この時期は東北各地で祭りが行われ、しかもどの祭りもたくさんの観光客がやってくることになるからです。そこで、東北新幹線の自由席で来ることを考える方が多いのではないでしょうか。

東北新幹線は仙台に関しては、山形新幹線以外はどれでも停車します。しかし、「はやぶさ」「こまち」に関しては全車指定席となっており、東北新幹線の自由席の切符では座れないだけでなく、乗ることもできません。指定席を取ればこれらの列車に乗ることはできるので、もしこのチャンスに「はやぶさ」「こまち」に乗ってみたいという方は、この列車の指定席を取りましょう。

仙台七夕祭りの見どころ見出し

仙台七夕祭りの見どころですが、なんといっても豪華絢爛な七夕飾りです。よくテレビなどで紹介される七夕飾りは「吹き流し」と呼ばれるものですが、次に紹介するように、飾りにはそれぞれ意味があり、よく見るといろいろな飾りが取り付けられています。

また、七夕の期間中は勾当台公園の中にある市民広場やつなぎ横丁、定禅寺通りなどに「おまつり広場」が設定されます。ここでは七夕飾りを作る体験やステージイベント、仙台名物が食べられるグルメエリアなどがあります。七夕祭りを楽しんだあとはここでイベントや食事を楽しむのもいいですね。

仙台七夕祭りの飾りの意味見出し

仙台七夕祭りに飾り付けられる七夕の装飾には、よく見るといろいろな飾りがつけられています。実はそれぞれにきちんと由来や意味があります。どんな由来や意味があるのかご紹介していきます。

短冊

七夕には欠かせない飾りである短冊。現在では願い事を書いて竹にぶら下げますね。もともとは早朝にカラトリの葉に集まった露を集めて、それを硯に入れて墨をすり、詩歌を書く風習でした。学問や書の上達を願います。

紙衣

紙でできた着物のような飾りの紙衣。もともとは母や師匠などに習いながら、裁縫の腕が上がるように願って縫って作られました。裁縫の上達を願うのとともに、災難や病の身代わりとして飾ります。

折鶴

折り紙で作る折鶴のことです。「鶴は千年、亀は万年」という言葉があるように、長寿を願って飾られます。もともとは家の長老の年の数だけ鶴を折って、延命長寿を願ったとされています。

巾着

丸い形をしている巾着も、仙台七夕祭りの飾りの一つです。小物を入れる袋として親しまれていますが、富貴や商売繁盛を願います。口が紐で縛られていることから無駄遣いをいましめ、節約、貯蓄を願うものでもあります。

投網

折り紙を折りたたんで切り込みを入れて作る投網は、漁業に使う網を模したものです。漁の時にこの網を投げて魚を捕まえることから仙台近海の豊漁の祈願とともに、幸運を寄せ集めるという意味もあります。

くずかご

投網は折り紙の中心をつまんでつるしますが、くずかごは四隅の端をつまんで作ります、くずかご、という名前の通り、飾り付けを作るときに出たくずを中にいれます。ものを粗末にしない、清潔と倹約の心につながります。

吹き流し

前述したように、七夕飾りとして目につく、長い紙が吹き流しです。織姫の織り糸を象徴しています。織り糸をたらした形なんですね。「糸」でわかるように機織りや技芸の上達を願う飾りです。

仙台七夕祭りの花火大会見出し

仙台七夕祭りには「仙台七夕花火祭」という花火大会があります。厳密には別のイベントなのですが、七夕祭りの前夜祭と位置づけられています。2017年も例年と同じく、8月5日の夜に行われます。場所は仙台西公園周辺一帯で、約16000発の花火が打ち上げられ、たくさんの観光客でにぎわいます。

仙台七夕祭りの関連イベント見出し

花火大会のほかにも、仙台七夕祭りに関連するイベントがあります。2017年の予定はまだはっきりしていませんが、例年行われているものを中心に場所や日時、イベントの内容などを簡単に紹介しましょう。

瑞鳳殿七夕ナイト

瑞鳳殿は伊達政宗をまつる霊廟で、場所は仙台市青葉区にあります。瑞鳳殿七夕ナイトは2001年、仙台開府400年記念事業として瑞鳳殿の改修が行われてから、毎年行われているイベントです。参道や本殿周辺などに竹灯篭がともされ、幻想的な雰囲気が味わえます。

仙台城跡夕涼みイベント

仙台城跡はその名の通り、仙台藩伊達家の居城跡で、伊達政宗により築城されました。青葉山という高台の場所にあり、仙台市内を一望できます。石垣や伊達政宗騎馬像のライトアップのほか、伊達武将隊による夜間演舞なども行われます。

仙台七夕バスツアー

仙台中心部の七夕だけが七夕祭りではありません。周辺の商店街をバスで巡り、さまざまな由来のある飾りを見るツアーです。2017年の予定はまだのようですが、昨年は仙台商工会議所前が集合場所となりました。定員になると締め切るので、もし行くならば申し込みはお早めに。七夕の由来を聞きながら、手作りの七夕の風情を味わいましょう。

仙台七夕祭りを楽しもう見出し

2017年の仙台七夕祭りも、花火大会やいろいろなイベントがあり、楽しめるところがたくさんです。飾りの由来や七夕祭りの由来を知ると、さらに楽しみが増えそうですね。市内のいろいろな場所に飾られている飾りも忘れずにあちこちの場所をめぐって思う存分満喫してくださいね。

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投稿日: 2017年5月30日最終更新日: 2020年10月7日

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