瑞鳳殿（仙台）の御朱印やアクセス方法は？紅葉シーズンもおすすめ！

瑞鳳殿は東北の武将、伊達政宗を祀る霊廟。政宗自らの遺言によって第二藩主の忠宗によって建てられました。豪華絢爛な瑞鳳殿は桃山文化の華麗な建築の様子を表しています。緑豊かな小高い山の上に静かに建つ瑞鳳殿は一見の価値ありです。美しい紅葉やライロアップの時期に御朱印集めがてら、歴史のたびに出かけてみませんか。

瑞鳳殿は仙台市内に建てられています。仙台と言えば伊達政宗の愛した緑豊かな土地。市内の中心部にもケヤキ並木が連なり、春は新緑、夏は深い緑、秋は紅葉、冬は雪景色が綺麗な落ち着いた雰囲。街の中心部をゆったりと広瀬川が流れ、どこか穏やかな人々の雰囲気も相まって、まさに杜の都。お洒落な図書館や買い物街もどこか癒されます。

商業の街としても発展した仙台では、夏に商店街を彩る多くの吹き流しの飾りなどが有名な仙台七夕も開催され、沢山の観光客が訪れます。ふゆにはケヤキ並木が一斉にライトアップされてジャズの音色等が響き渡る光のページェントが行われます。歴史と緑と音楽の街仙台。瑞鳳殿はそんな仙台の街の一角にあります。

瑞鳳殿へ仙台空港からアクセスするには空港からJR仙台駅までバスで20分ほど、そこからバスかタクシーを利用します。タクシーでのアクセスは10分程、るーぶるバスでは15分程かかります。地下鉄でアクセスする場合は東西線の大町西公園駅で下車後徒歩で15～20分ほど。東北自動車道は宮城ICで降ります。

瑞鳳殿へのアクセスの方法は霊屋下から瑞鳳寺・天龍閣を経て階段を登っていくルートと向山方面から東洋館を経て住宅地を通り抜けるルートの2つのルートがあります。路線バスでのアクセスは仙台駅から出ている仙台市営バス・宮城交通を利用。「向山二丁目」バス停下車で徒歩6分。「霊屋橋・瑞鳳殿入り口」バス停下車徒歩12分。

るーぷる仙台は仙台市内を循環する観光バスです。ルートは仙台駅を出発して晩翠草堂や博物館、仙台城址、植物園、大崎八幡宮などを回ります。このバスでのアクセスは「瑞鳳殿前」バス停下車で徒歩8分。運賃は1回乗車券が大人が260円、小人は130円で、乗り降り自由の一日乗車券は大人620円、小人310円です。

瑞鳳殿には無料の駐車場がありますので、車でのアクセスもおすすめです。標高30mの地点にある第一駐車場には普通車28台、バス2台分の駐車スペースがあり、標高23m地点にある第二駐車場には普通車約20台が止められ、こちらは繁忙日のみ開場します。第一駐車場にはコインロッカーもあるのでそちらの利用もおすすめです。

瑞鳳殿の休館日は12月31日のみ。開館時間は2月1日から11月30日までは9時から16時半まで、12月1日から1月31日までは9時から16時までです。入館料は一般大学生が550円、高校生400円、小・中学生200円で20名以上で団体割引があります。瑞鳳殿の所要時間は30分ほどです。紅葉やライトアップの時には混み合います。

近年お参りした証としていただける御朱印を沢山アルメル御朱印集めというものも流行していて、各神社や寺院の御朱印が注目を浴びています。。瑞鳳殿の御朱印は見た目の豪華絢爛さとは裏腹な素朴な竹と鳥の描かれたシンプルなもの。これは伊達家14代稙宗が上杉家より贈られ、15代晴宗の代から伊達家の定紋となっているもの。

450周年を記念した瑞鳳殿の御朱印は御集印と書かれていたのだそうです。御朱印集めにかけたちょっとした洒落でもあったようですが、御朱印集めをしている方たちからとったら、それはまるで限定御朱印の宝物。個数も限定だったようで、すぐになくなってしまったのだそうですが、ネットオークションで倍程の値段で出品されているよう。

桃山時代の豪華絢爛な装飾様式は隅々までいきわたっています。極彩色の天女や鳳凰の彫刻は細部まで手が込んでいてとてもきれいです。屋根の阿吽の竜頭瓦も見ごたえがあります。拝殿の扁額には、『佐文山書 時七十六歳』（佐文山：佐々木文山）と署名されています。隅々まで豪華絢爛な様子を堪能できます。

瑞鳳殿は青葉の時期や紅葉の時期、雪景色など四季折々に美しい姿を見せます。自然と煌びやかな殿の見事な調和は何度見ても飽きないものです。紅葉の時期にはライトアップもされ、暗闇に妖艶な瑞鳳殿の姿が浮かび上がる様子はまた格別です。まるで辺り一面が作られた映画のワンシーンなのではないかという錯覚に陥るほどです。

紅葉の時期の夜のライトアップは11月中旬ころから開催されますが、詳しい日程や時間などはその年によって変動がありますので、詳しくは瑞鳳殿の公式サイトなどでライトアップされる日程を確認してください。開催期間は5日間ほどで最終入館時間は19時頃です。学芸員ガイドツアーも行われますので詳しく瑞鳳殿を知りたい方におすすめ。

第二代藩主の伊達忠宗を祀っているのが感仙殿で第三代藩主の伊達鋼宗を祀っているのが善応殿は共に瑞鳳殿と同じように建立されています。戦災によって消失したので現在の建物は1985年に再建されたものです。感仙殿は全体が黒の漆喰で塗られ、瑞鳳殿とは違う風格と趣があります。

その隣に並ぶ善応殿は鋼宗公が好んで描かせた鳳凰と牡丹が装飾されています。善応殿もまた戦災により1985年に再建されました。伊達家は戦国武将の中では家紋が多いのが特徴です。つまり、家紋が多く存在するということは歴史が長く、伝統ある家柄の証なのです。

「竹に雀」は御朱印にも使われている家紋で、瑞鳳殿、感仙殿、善応殿の全てに施されていますが、他に瑞鳳殿には「九曜紋」「菊紋」、感仙殿には「九曜紋」、善応殿には伊達家の家紋の中でも最も古い「三つ引両紋」が装飾されています。両殿共に紅葉が見頃の瑞鳳殿のライトアップ時には美しく照らし出されます。

瑞鳳寺は瑞鳳殿に並ぶようにして建てられたお寺で、瑞鳳殿へと続く坂の途中にあります。岩手県飛来海の毛越寺から遷した釈迦三尊増を本尊として、中には政宗、忠宗、鋼胸の位牌が眠っています。境内には本堂の他、山門や茶室、鐘楼、花塚等があり、瑞鳳殿と同じく紅葉やライトアップの時期には美しい景色を見せてくれます。

昔は御供所と呼ばれていた建物を再建した資料館です。復元された三藩主の容貌像ですは特に人気がある展示です。また、お霊屋再建の際に行われた発掘調査の模様を紹介する記録映画など上映しており、仙台藩の歴史や周辺の様子を詳しく知ることができる場所です。

営業時間は2月から11月までは9時から16時半まで。12月～1月までは9時から16時までで12月31日だけが定休日デス。入館料は大人が550円、高校生が400円、小中学生が200円で、瑞鳳殿などと合わせてみることができます。季節に合わせたイベントなども開催しているので、1年の間に季節を変えて訪れてもたっぷり楽しめます。

仙台と言えばすぐに伊達政宗の騎馬像を連想する人も多い程有名なスポット。伊達政宗が築城した市内を一望できる仙台城。現在は城こそないものの、高く積み上げられた石垣や青々と生い茂る木々に冬至の雰囲気を感じることができます。景色も良く、晴れた日に青葉城址から見渡す仙台の街並みは絶景です。

営業時間は瑞鳳殿の資料館と同じで年中無休です。アクセスは仙台駅西口バスプール16番からるーぶる仙台に乗車し、仙台城址で下車。徒歩で5分ほどの所にあります。観光はもちろんですが、地元の人の展望スポットやパワースポットとしても人気があります。

青葉城址までの道のりは結構な坂道になっています。ご年配の方にはかなりの急斜面。更にそこから階段を上らなければならないので、体力のない方にとってはかなり大変な道のりになります。その分、騎馬像のある展望の開けた場所に来るとより一層街並みが美しく映ります。天気の良い日には頑張って登る価値ありです。

大崎八幡宮は伊達政宗が安土桃山の文化によって建てた最古の建物。社殿は国宝にも指定されていますが創建は不明です。正月のしめ飾りなどを燃やすどんと祭が盛大に行われ、臨時のバスが運行されるなど地元の人たちも多くお参りする神社です。どんと祭の日には燃え上がる火で境内が天然の光でライトアップされ、神聖な雰囲気が漂います。

石の間の格天井には多数の草花や薬草が書かれていたり、漆塗りの下地に彩色が施されたりして絢爛な雰囲気です。サクラの時期の景色も見事で、開花の時期には見事な景色が広がります。現在は東日本大震災復興記念などのイベントも開かれています。

仙台城址のある山の麓には昭和33年に東北大学が研究を教育のために設立した自然植物園があります。青葉山と呼ばれる丘陵地にあり、国の指定天然記念物にも指定されています。伊達政宗が仙台城を築いて以来ほとんど人の手が加わっていない美しいモミ林が残されています。

アクセスは地下鉄東西線「国際センター駅」西出入り口より徒歩12分ほど。また地下鉄東西線「川内駅」南2出口より徒歩12分、仙台駅西口バスプール16番乗り場るーぷる仙台「博物館・国際センター前」で下車後徒歩12分ほど、または「青葉山植物園西」下車後は徒歩3分となります。

見学料は大人230円、小中学生が110円、団体は30人以上で割引があります。また、年間パスポートは大人1000円、小中学生は500円です。営業時間は9時から17時までで、月曜日が休業日。無料の駐車場があります。バリアフリーになっているので車いすの方でも見学できます。シーズンオフは12から3月までです。

仙台市博物館は瑞鳳殿から1kmほどの所にあります。青葉山公園の一部にあり、宮城県および仙台市の歴史に関する展示が中心です。仙台藩と伊達氏などに関する資料が充実しており、幅8mほどの巨大な絵図、「奥州仙台領絵図」は見ごたえがあり人気です。

館内にあるプレイミュージアムでは児童用の鎧の試着や和楽器をならせるようになっており、子供でもたっぷりと楽しめる場所になっています。平成29年の11月までは伊達政宗誕生450年以年の特別展なども開催されており、多くの歴史ファンで賑わいを見せました。

館内にはレストランやミュージアムショップなどもあり、レストランでは天気の良い日ならテラス席でも食事ができます。開館時間は9時から16時45分までで、休館日は月曜日と祝日・振り替え休日の翌日。常設展の観覧料は一般・大学生が460円、高校生が230円、小中学生が110円です。

アクセスは地下鉄の場合、地下鉄東西線「仙台駅」から八木山動物公園行きに乗車、「国際センター駅」下車、南1出口から徒歩約8分。るーぶるバス利用の場合は、仙台駅西口バスプール16番乗場「るーぷる仙台」で約20分、博物館・国際センター前下車、徒歩3分です。車の場合は仙台宮城ICから約10分。駐車場もあります。

せんだいメディアテークは仙台市都心部の定禅寺通り沿いにあります。13本の巨大なチューブが建物の骨格をなし、7層の鉄板や全面ガラス壁というスタイリッシュな建造物が目をひきます。世界的にも注目されている仙台メディアテークには図書館の他、シアター、カフェ、ミュージアムショップ、ギャラリーなどが併設されています。

営業時間は9時から22時で、休業は不定。入場料などはないので気軽に出入りすることができます。アクセスは地下鉄南北線勾当台公園駅から徒歩5分程。仙台観光の途中でゆっくりと休憩するにもおすすめのスポットです。紅葉の時期に上階から眺める景色はぜひおすすめ。また室内がライトアップされた夜もまた綺麗です。

仙台の情報発信スポットとしてももちろんですが、ギャラリーやミュージアムの展示は仙台のお土産品が見つかることも。季節ごとにガラスの壁にうつるケヤキ並木は春には新緑が美しく、冬にはケヤキに取り付けライトアップされた数十万個のLED電球が美しく反射します。

いかがでしたでしょうか。瑞鳳殿は周辺のスポットも合わせてたっぷりと仙台の歴史を感じることが出来る場所。東北随一のパワースポットでもあります。紅葉の時期や新緑の時期は特におすすめです。広瀬川のせせらぎと緑のいっぱいの仙台の街並みを感じながら、ぜひ瑞鳳殿まで足を伸ばしてはいかがでしょう。ライトアップもぜひおすすめ。