クマカフェは大阪の人気レストラン！おすすめメニューやランチ情報を紹介

大阪天保山にあるクマカフェは、天保山の海遊館やレゴランド近くにあり、外国人観光客が数多く訪れるカフェレストランです。オーナーがオーストラリア人でもあり、外国人にとっては、観光案内所的な側面もあるようです。ここでは、外国人観光客に人気のカフェ、クマカフェの人気料理メニューを中心に、その魅力の数々を紹介します。

クマカフェのオーナーは、ポールウィットン氏といってオーストラリア人です。彼はどういった経歴の持主なのかというと、演劇や映画、音楽の世界で25年間活躍し、その後世界中を旅する中、大阪ユニバーサルスタジオジャパンのアクターとして14年前に大阪へ来日し活躍していたようです。現在はスタジオ兼アトリエの経営をしています。

音楽の分野でも活躍しているらしく、時には友人らが訪れて即席のサプライズライブが始まることもあります。どうやら日本中に溢れているクマカフェとは一線を画した随分と違ったお店の様子で、店内には、もちろんクマのぬいぐるみなどに溢れていてそれはそれで癒されますが、じゃあ癒し系のカフェかというと、それだけではないようです。

オーストラリアの有名ロックバンドSideshowAnnieの一夜限りの特別ライブの模様です。来ているお客さんは大阪を訪れた外国人観光客や地元大阪で働いている外国人の方達のようです。特に、オーナーが元所属していたUSJの出演者繋がりの友人なども多く、彼の人柄もあってお店の中はいつもフレンドリーな雰囲気に溢れています。

なぜCAFEではなくて、KAFEなのか。バリ島に有名なオーガニックカフェレストランのKAFEがあります。バリ島は、距離が近いこともあり、オーストラリア人観光客が多いことで有名です。おそらくこのKAFEのイメージを描いたのでは、と思わせるように、ここクマカフェは、いろんな意味でバリのKAFEとよく似たイメージのするお店です。

クマカフェが入っている3階建ビルの壁面には、巨大なクマのイラストがあります。ここは、1階にクマカフェ、2階がレンタルスタジオ、3階がアトリエと事務所となっていて、ビル全体がオーナーであるポールウィットン氏が経営するトレジャードラゴンという撮影スタジオ兼アトリエになっています。実は、こちらの方が彼の本職のようです。

壁面の熊アートの前は、この男性の顔アートでした。色使いといい、曲線や直線の描き方など見ていると中南米からアメリカ南西部あたりの雰囲気もしますが、それともちょっと違うような非常に魅力的なポップイラストアートです。日本にはあまりなじみのないキャンパスボードは、街に色合いをつける素敵なアート作品です。

店内の造りで、まず気づくのは天井の高さ。そう、この天井高は、プロ御用達の撮影スタジオの高さです。さらに天井を這う鉄パイプの配置や照明などを見ると間違いなく撮影スタジオを改造していることがよく分かります。撮影スタジオ利用者の憩いの空間として始めたようですが、なぜかそれが外国人を中心に大人気になったようです。

壁面には、本職のプロのカメラマンとして撮影されたポールウィットン氏の写真が掲げられています。そうやって始まったクマカフェの方が人気を博し、本業の写真撮影、キャンパスボード制作のトレジャードラゴンの方は現在休止しているようです。さてそれでは、そのクマカフェで人気の料理メニューを見ていきましょう。

クマカフェ一番の人気料理メニューがビッグな熊ハンバーガー。オリジナルのバンズに、ビーフ、チーズ、オニオン、レタスをのせてます。ビーフは厚みがあってボリューム感たっぷり。フライドポテトも付いて1450円です。具材のシンプルさとほんのりチーズの香りがするバンズの美味しさは、オリジナル性があるこの店一番の人気料理です。

ビーフ、チーズ、オニオン、レタスの熊バーガーをベースに、トマトをのせたサラダ熊バーガー、ベーコンエッグ熊バーガー、ハムとパイナップルをのせたハワイアン熊バーガー、アボガド熊バーガー、そして全部の具材をのせたスーパー熊バーガーとトッピングメニューが分かれています。でもこの高さまで口が開くのかちょっと心配です。

熊バーガーと並んで人気を二分している料理が、熊パンケーキです。熊の形をした熱々の出来立てパンケーキに甘いシロップとポール氏手描きのイラストがチョコペーストでデザインされています。シロップはメイプル、チョコレート、シナモンシュガー、ベリー味の4種類から選べます。ふっくらカリッとしたパンケーキは絶品おすすめ料理です。

ポール氏自らがその場でその日の気分で描いてくれるから、毎回微妙にイラストが違っているのもグッド。彼の経歴を見ると、演劇、絵画、音楽、写真と幅広く活動しているプロのエンターティナーで、イラストのセンスの良さも納得がいきます。こうしたちょっとした料理の演出にも欧米文化の香りがして外国人が安心する所以なのでしょう。

S、M、Lと3サイズのピザがありますが、ひとサイズ下げて丁度いいか、人によってはそれでも大きく感じるかも知れません。それぐらいに通常からしてビッグサイズのピザです。ピザだけでなくほとんどの料理メニューがビッグサイズです。分からない時は、オーナーに相談してみたら親切に教えてもらえます。ランチに丁度いいメニューです。

クマカフェのピザにはたくさんの料理メニューがあります。3種類のチーズをのせた熊チーズピザ、熊ペバロニピザ、ハムとパイナップルの熊ハワイアンピザ、ベーコンときのこが入った熊カルボナーラピザ、トマトとバジルソースのクマルゲリータピザなど、ランチ時に、豊富な料理メニューの中から選んで熱々を食べることができます。

このTwitterの投稿者は、チーズピザとチキンピザの両方を、ランチタイムにハーフサイズずつ食べたようです。つまりは、ハーフずつの注文も大丈夫ということです。こっちのピザも美味しそうだけど、あっちのピザも、と迷ったらオーナーに相談してみましょう。こうしたちょっとした気遣いをしてくれるところがクマカフェならです。

たっぷりの野菜と大豆が入った熱々スパイシー味のチリコンカーンは、クマカフェおすすめ料理のひとつです。これにサラダとポテトチップス、バゲットがワンプレートになって出てきます。写真だと分かりにくいですが、このマグカップはカップというよりも、ほとんど鍋に近いビッグサイズですからこれだけでランチなどお腹一杯です。

ドリンク類も一通り揃っていて充実しています。コーヒー類は、カフェオーレ、カフェラテなどのフレーバーな飲み物や抹茶ラテ、ゆず茶など。ソフトドリンクは、クランベリー、マンゴーなどトロピカルフードな飲み物など。炭酸系は、ゆずソーダやイタリアンソーダ等々世界中の味が、SMLサイズで味わうことができます。

食べ物だけじゃなくて、飲み物もビッグサイズです。こちらの女性が飲んでいるグラスを見ると、そのデカさぶりがよく分かります。ヨーロッパ系だとここまではないですが、アメリカやオーストラリアなど広い大陸を持った国特有なのでしょうか、とにかくやたらに大き過ぎるという印象があります。これが当たり前なのでしょうけど。

壁にかけられているアート写真の数々は、プロの写真家でもあるポールウィットン氏の作品です。実はこれは、展示しているだけではなく、気に入ったものがあったら販売をしているということです。どの作品も素晴らしい構図の写真で、絵画も繊細なタッチで緻密に描かれたものばかりです。料理を待つ間眺めるだけでも楽しいです。

今まで世界中を旅していたというポール氏。その世界中の自然、動物、人、街、など出会ったものすべてを写真に納めた作品が壁一杯に展示されています。掛けられているのはまだまだほんの一部だけのようで、彼のインスタグラムでたっぷりとその作品のすべてを見ることができます。どれもこれも素晴らしい作品ばかりです。

オーナーのポール氏の気まぐれで、時には店頭でのクッキー販売もあります。セサミたっぷりの味噌クッキー、バジルのクッキー、シナモンクローブナツメグのスパイスクッキー、ローズマリーのクッキーなど、ちょっと変わったクッキーがほんのちょっとだけ販売されています。本当に気まぐれですから、いつ販売されるかは不明です。

クマカフェの近くは、アジアの中でも一番有名とされる海遊館という水族館やショッピングモールであるマーケットプレイス、大観覧車などがあり多くの観光客、特に外国人観光客に人気のエリアです。大観覧車のすぐ前に店舗を構えるクマカフェには、ランチタイムとなると多くの外国人観光客で溢れかえります。

クマカフェには、特別にランチメニューというのはありません。どのメニューを頼んでもランチに充分なサイズと量があります。ハンバーガー、パンケーキ、ピザ、ホットドッグなど、それ単品だけで充分過ぎるぐらいの分量ですから、特別にあれこれ頼まなくても大丈夫です。残した場合はテイクアウトしてもらえます。

ランチタイムというのは、食べ物の量もさることながら、そのお店の雰囲気も大事です。ここクマカフェは、ゆったりした空間にいろんな形の熊のぬいぐるみが居て、ランチタイムを優しく出迎えてくれます。特に女性や子供には、この熊のぬいぐるみは人気です。ここを訪れる人達が自分のお気に入りの熊を置いていくこともあるようです。

流れているBGMは、ポール氏お気に入りのリズムアンドブルース。ちょっと暇な時、店内が空いている時などに席に座ってBGMに耳を傾けていると、まるで日本にいることを忘れてしまいます。そうした雰囲気も外国人観光客には落ち着いて寛げるのでしょう。日本人が海外に行った時、おにぎりを食べてほっとするのと似ています。

訪日外国人観光客の不満で最も多いのが、英語をはじめとする外国語への対応の悪さとWi-Fi環境の悪さだそうです。さらには、決済の悪さというのもあるようです。ここクマカフェには、そのいずれもがあるので外国人観光客にとっては、安心して利用できる環境が整っています。この点が人気の理由のひとつです。

クマカフェを訪れた外国人観光客の投稿内容を見ると、friendlyという言葉と合わせてhospitalityという言葉が目立ちます。どのお客に対してもオーナーの方から気軽に声を掛けてきてくれて、親切な対応を可能な限りしてくれるという評価が高いのがよく分かります。利便性だけを追求している現代社会が今最も必要とすることかも知れません。

インスタ投稿者の話によると、辛めのタバスコが好きだからと訊いたら、何と12種類もの世界中から取り寄せたタバスコを出してきてくれたそうです。この辺りのホスピタリティがトリップアドバイザー大阪での飲食店1位の理由のひとつなのかも知れません。出来ることはできるだけ親切な対応をしてくれる、素晴らしいお店です。

関西の人気バラエティ番組ジャニ勉で、錦戸亮と渋谷すばるがクマカフェを訪れて番組での紹介をしていたようです。一番の理由は、やはりトリップアドバイザーでの大阪飲食店1位ということから、その理由を探るということでしたが、オーナーであるポールウィットン氏の人柄とお店の雰囲気がよく伝わるコーナーでした。

このクマカフェのすぐ目の前には大観覧車が見えており、夜になると大阪港の天保山ハーバービレッジとして夜景を楽しみに訪れるカップルに人気のエリアでもあります。大観覧車、マーケットプレイス、海遊館などデートコースにも最適で、ここクマカフェは、デートの途中にちょっと休憩するのに、ちょうどいい場所になります。

熊のような風貌をしたポールウィットン氏は、実に才能溢れるエンターティナーでありシェフでもあります。クマカフェは、人を楽しませるエンターティナーの仕事に関わってきた彼のやりたかったことが凝縮されたような、そんな印象を受けるお店です。大阪天保山へ来たら、ぜひ一度このクマカフェへ立ち寄ってみてください。