GoGoパクチーは大阪の人気店！名物オーナーも必見？ランチなどおすすめ情報

独特の香りと味がハマる人はハマると噂のパクチー。チップスが発売されたり、ラーメンが発売されたりとその人気はとどまるところを知りませんが、実は大阪にはパクチー料理の専門店があります。その名も「ゴーゴーパクチー」。名物オーナーでも知られるお店の人気のメニューやランチ情報、こだわりのパクチーなどについてご紹介します。

2014年10月に大阪にオープンしたパクチー専門店の「ゴーゴーパクチー」。後で紹介する名物オーナーのパクチーへの熱い愛情がこもったパクチーづくしのお店です。

その独特の香りや味ばかりが注目されることの多いパクチーですが、実は天然の深い甘味があり、美味しいダシが取れるのだとか。

そんなパクチーをふんだんに使った料理が数多く揃い、飲み放題プランなどもあることから忘年会などにもよく使われる人気のお店です。関東には少しずつ増えてきたパクチー専門店ですが、関西ではまだ珍しい存在ともあって、連日パクチー愛に溢れた人で賑わっています。 

ゴーゴーパクチーの営業時間はランチ営業が月曜日から金曜日までの午前11時から午後2時30分まで、ラストオーダーは午後2時となっています。ディナー営業は、午後5時30分から午後11時30分までで、ラストオーダーは午後10時30分です。土曜日と祝日はディナーは午後5時からです。定休日は月曜日です。

ゴーゴーパクチーの店舗は大阪市内の大変便利なところにあり、観光客にも人気のなんば、日本橋、道頓堀からのアクセスも抜群です。ゴーゴーパクチーの店舗の最寄り駅は地下鉄「本町駅」と地下鉄「心斎橋駅」になります。「本町駅」からは21番の出口から徒歩5分、「心斎橋駅」からは3番の出口から徒歩5分で店舗までアクセスができます。

ゴーゴーパクチーはパクチーづくしのメニューでも人気ですが、そのユニークな店舗でも目を引きます。店舗のテーマカラーはパクチー色の緑。地下一階にある店舗へと続く階段を下りていくと、これまたパクチー色のスーツに身を包んだ名物オーナーのポスターが出迎えてくれます。

ユニークなオーナーについては次の項目で触れるとして、店舗内は足を踏み入れた瞬間からパクチーの香りが充満しているのが分かります。テーブル席、カウンター席、座敷席と地下とは思えないほど広々とした店舗ですが、至る所にあるのがパクチー色のグッズ。座敷に置いてあるクッションはなんとパクチーの形です。

壁にかけてあるアートもパクチーにちなんだものばかりですし、極めつけは店舗内にあるトイレもパクチー色!ぜひチェックしてみてください。ちなみに店舗の前に停められているお店のバイクまでパクチー色です。店舗は貸し切りパーティーなどにも対応をしています。

そして先ほども少し触れましたが、ゴーゴーパクチーには名物のオーナーがいて、オーナー目当てに通い詰める人もいるほどの人気モノだとか。パクチー愛に溢れるオーナーの正体は田淵雅圭(たぶちまさよし)さんです。イベントの時などには、服はもちろん、顔、手、髪、ひげまで全部パクチー色の「パクチーマン」として活躍をしています。

そんなパクチーマンことオーナーの田淵さんは、実は日本と台湾のハーフ。お母さんが家で作る台湾料理を食べて育ちました。

そしてどの料理にも使われていたのがパクチーです。ゴーゴーパクチーで食べられるメニューは、そんな母の味がもとになった台湾料理というわけです。

実はそんなオーナーですが、子供のころはパクチーが苦手でよけて食べていたとか。しかし、中学生になってピータン粥を食べた時に、アクセントにパクチーをのせてみたところその美味しさにびっくりし、それからはパクチーのとりこに。そして大人になってからはパクチーの専門店のオーナーにまでなってしまったというわけです。

そしてそんな名物オーナーのこだわりが200%詰まっているのがお店で提供されるパクチーです。パクチーは無農薬や有機栽培のパクチーにこだわっており、美味しくて安心なパクチーを求めてオーナーが日本全国をまわって見つけ出した5つの農場から仕入れをしています。さらに15戸の生産者とも契約。

パクチー専門店のうえ、パクチー食べ放題ともあってパクチーの消費量はかなりのものですが、日本全国のパクチー生産者との契約があるので安定して美味しいパクチーが手に入るという仕組みです。そんなパクチーですが、実は体にとってもよい野菜であることでも知られています。

パクチーには、疲労回復効果が期待できるビタミンB1やコラーゲンの生成を助けてくれるビタミンC、強い抗酸化力のあるベータカロチンなどが豊富に含まれています。特にベータカロチンはほうれん草とほぼ同じ量が含まれているとか。ミネラル類も豊富で、マグネシウム、カルシウム、カリウムなどが含まれています。

また、特に現代人に嬉しいのがデトックス効果が高いとされている点です。パクチーにはキレート作用と言うのが認められており、体内の有害物質を排出してくれるのを助けてくれるとされています。更に、老化の原因ともなる活性酸素を除去する働きも期待できます。そのパワーは大豆の約10倍という強力なものだというから驚きです。

オーナーのパクチーへの熱い想いのもとオープンしたゴーゴーパクチー。日本全国から集まって来るのはパクチー好きばかりです。そしてそんな人たちを喜ばせてくれるのがパクチー食べ放題のシステム。パクチーの生育状況によって規制が入ることがありますが、基本的に好きなだけパクチーを追加して食べることができます。

パクチー炒飯と聞くと、普通の炒飯に上からパクチーが振りかけられているメニューを想像する人が多いかもしれませんが、実はこちらのゴーゴーパクチーのパクチー炒飯は全体が緑一色。それもそのはず、パクチーのペーストが使用されているため、お米の一粒一粒にしっかりとパクチーの味が染みついています。

最後に回しかけられた醤油の風味も手伝って、パクチー好きもそうでない人も思わず箸が止まらなくなること間違いなしの絶品メニュー。

もちろん、上から追加で更にパクチーをかけて食べてもOKです。しっかり油の絡んだパラパラの香り高い炒飯、不動の一番人気になるのも納得の味です。

続いて紹介するメニューはパクチー麻婆豆腐です。こちらも炒飯と同じく、パクチーのペーストがしっかりと使われているため、豆板醤や花椒などに負けることない存在感を感じます。もともとパンチの効いたコクのある麻婆豆腐ですが、そこにパクチーが加わることで爽やかな後味に仕上がっています。

ゴーゴーパクチーでは日替わりでランチメニューの提供もあります。もちろん、どのランチメニューもパクチーづくし!その日の日替わりランチメニューはゴーゴーパクチーのTwitterや公式ウェブサイトで発表されることもあるので、店舗に訪れる前にチェックしてみるのもおすすめです。

日替わりランチメニューの一例を挙げると、ある日は「パクチー海老マヨ定食」で値段は850円でした。

海老マヨだけでも十分に美味しいのにそこにたっぷりとパクチーがのせられており、さらに香り豊かに仕上がっています。昼からパクチー食べ放題になるなんてパクチーファンにはたまらない贅沢なランチです。

他のランチメニューには、山盛りの唐揚げがうれしい「唐揚げマウンテン定食」や自家製のパクチー味噌が使用された「パク味噌回鍋肉定食」、パクチーがのった油淋鶏「パクリンチー」などがあります。どのランチメニューも他のお店では食べられないユニークなものばかり。売り切れる前にどうぞ。

寒くなって来ると鍋が恋しくなりますが、ゴーゴーパクチーではパクチー入りの鍋も食べることができます。それが「パクチーMAX〜極〜薬膳火鍋」と「酸菜白肉鍋」の2種類です。「パクチーMAX〜極〜薬膳火鍋」は、酒粕味噌味と薬膳火鍋が両方楽しめるスタイルになっており、上にはもちろん山盛りのパクチーが!

もう一つの「酸菜白肉鍋」は、無水鍋を使用したスタイルで、中華肉団子、高菜の古漬け、三層肉、白菜などに加えてもちろんたっぷりとパクチーが使用されています。無水で仕上げるので素材の旨みがぎゅっと凝縮されているのがポイント。値段は、「パクチーMAX〜極〜薬膳火鍋」が一人前1999円、「酸菜白肉鍋」が1鍋2500円となっています。

パクチー料理専門店ですから、パクチー料理だけでコース料理も出来てしまいます。パクチー初心者向けのコースから、パクチー上級者向けのコースまで様々揃いますが、ゴーゴーパクチーの人気メニューも網羅した「パクチーライトコース」は初めて店舗に行った時に注文する人が多いおすすめのコースです。

コースには「パクチー麻婆豆腐」や「パクチー炒飯」が含まれるほか、パクチーをふんだんに使った見た目も美しい「前菜三種盛り」なども含まれます。単品でも注文できる人気の「前菜三種盛り」は、新鮮な魚をパクチーソースで食べるカルパッチョ、よだれ鶏、パクチーとエビの生春巻きです。生春巻きには上からパクチーのゴマダレが!

この「パクチーライトコース」、食事だけで注文することもできますし、忘年会や新年会などにおすすめなのが飲み放題を付けるプランです。90分間の飲み放題を付けることができ、値段は一人3800円となります。紹興酒や焼酎、ワイン、発泡酒などのほか、ソフトドリンクも飲み放題になるお得なプランです。

パクチー上級者におすすめのコースがその名も「パクチージャンキーコース」。「パクチーライトコース」の内容に加え、「パクリンチ―」「パクチー海老マヨ」「パクチー揚げ春巻き」がついてくるという正にパクチー好きのためのコース。これだけ品数が多いのに値段が一人3300円というのも驚きです。

パクチーブームの辺りからパクチーを使った料理を提供する店は増えてきていますが、パクチーを使ったお酒を提供しているのがゴーゴーパクチーのパクチー専門店としてのプライド。パクチーをたっぷり使用したパクチーモヒートは暑い夏にぴったりの爽やかさです。

イタリアで製造されたパクチービールであるバラデンイザックが飲めるほか、マンゴージュースとビール、それにパクチーの搾り汁を合わせたパクチーマンゴービールもあります。更にパクチーをたっぷり漬け込んだパクチー焼酎なんていうものも!他にもベルギービールや台湾ビール、ワインの品ぞろえも豊富です。

パクチー愛が高じてパクチーを食べるだけでは物足りなくなったのか、名物オーナーが次に始めたのはなんとパクチー銭湯です。その名のとおり、フリーズドライされたパクチーを専用の袋に入れ、お湯に入れて楽しみます。パクチーの香りが浴室いっぱいに広がり、リラックス効果バツグン!

パクチーを入れる袋は、オーナーが自らミシンで縫い上げるという力の入れようです。どこの銭湯でパクチー銭湯が開催されるかはゴーゴーパクチーの公式ウェブサイトで発表されますが、2017年12月は3か所の銭湯で開催されました。大阪池田市の「城南温泉」、大阪住吉区の「朝日温泉」、そして大阪東淀川区の「昭和湯」です。

パクチー銭湯に入ってみたいけれど大阪まではちょっと遠いという人や日程が合わないという人もご安心ください。家でもパクチー銭湯が楽しめるように「パクチー風呂の素」が公式ウェブサイトから購入できるようになっています。値段は4包1250円プラス送料ですが、数量限定お試しセットだと5包みで送料込み980円です。

レストランが作った入浴剤と聞くと安全性に疑問を持つ人がいるかもしれませんが、入浴剤や化粧品などを手掛けている京都の入浴剤メーカーとの共同開発です。パクチーエキスのほか、ヒアルロン酸、コラーゲン、ショウガ根エキスといったうるおい成分が含まれていますので、保湿効果も期待できそうです。

少し前まではタイ料理で使われる香草程度の知名度だったパクチー。いつの間にか人気食材になり、トッピングにパクチーを設けているレストランも増えてきました。そんな中、ゴーゴーパクチーは専門店として一歩も二歩も先を進んだ料理が待っています。料理はもちろん内装からオーナーの肌の色まで、まさにパクチー尽くしの時間をどうぞ!