「さんじ」は上野の人気ラーメン店！話題の限定メニューやおすすめを紹介！

ラーメンの町東京・上野に、SNSで人気爆発したラーメン店「さんじ」があります。2012年に開業し人気を集め、2017年1月には大幅リニューアルを行い、新たなメニューでさらに注目を集めました。店主のラーメンへの飽くなきこだわりによって魅了される人は増え続けてきます。今回は「さんじ」の新メニューを中心に進めていきます。

「さんじ」の店主の前身は、なんと「元力士」です。「きんちゃん」という名で親しまれる店主のラーメン修行は異国の地・オーストラリアで始まりました。開店当初は「元力士が作るラーメン」として話題になりましたが、現在では全国のラーメンファンがその味を認める本格ラーメン店へと急成長を遂げました。

2012年開業から5年間、さんじは豚骨スープがメインのラーメン店でした。6年目を迎える2017年、さんじは「マッドクラブ（蟹）と煮干専門のラーメン店」へと方向転換しました。豚骨ベースのメニューは消え、現在は蟹と煮干の2本立てで展開しています。その人気は落ちるどころか、SNSでどんどん拡散される一方です！

住所:東京都台東区東上野3-25-12 電話番号:090-9313-8828

さんじのラーメンの人気を語るに欠かせないもの、それは「チャーシュー」です。タレで煮込まれた一般的なチャーシューではなく、低温で調理したレアさの残るチャーシューです。ローストビーフのような柔らかさと、肉そのもの旨味が活きています。さんじ特製のスープとからめても、麺と一緒に食べても旨い！とSNSで大評判です。

さんじのラーメンには「浅草開花楼なくしてさんじなし」と店主に言わしめる浅草の老舗製麺所「浅草開花楼」の細麺が使われています。さんじの個性的なラーメンスープの味に負けない存在感を持ちながら、ラーメンの味を引き立てる「名脇役」を務めています。さんじでは店主と製麺店が二人三脚で生み出した絶品ラーメンが味わえます。

さんじが新しくなったのは、メニューだけではありません。これまで主流とされてきた「黒全粒粉麺」という茶色の麺から「重ね全粒粉たわやか麺」へ生まれ変わりしました。かつての黒全粒粉麺ファンも満足させる、新しい食感で人気を集めています。もちろん、替え玉としておかわりすることもできます。

さんじを訪れた人は「煮干を食べるか、マッドクラブを食べるか」で悩み、店内の券売機の前で立ち尽くします。どちらも絶品であることに変わりありません。煮干を先に食べた人は「次はマッドクラブを食べる」と言い、マッドクラブを先に食べた人は「次は煮干を」と言います。どちらを先に食べても結局さんじの味のとりこになるのです。

丼が出された瞬間から鼻をくすぐるのは煮干の香りです。魚介のだしを好む日本人にはたまらない芳香ではないでしょうか。スープは見た目からして「濃厚」です。レンゲですくうとトロリとした粘度のある濃いスープであることが分かります。浅草開花楼の細麺は、この濃いスープにベストマッチするのです。

一口食べると、煮干の香りが口いっぱいに広がります。スープはやや少なめですが、その分味がしっかりとしているので物足りなさはありません。レア感のある特製チャーシューの「肉々しさ」と煮干のスープは、実際食べると意外なほどすっきりと感じられます。雑味のないスープが、さんじのラーメンの肝になっているのです。

さんじのもう1つの人気ラーメンは、マッドクラブ（蟹）ラーメンです。蟹とラーメンの組み合わせに一瞬怯む人もいますが、いちど食べた人は必ずもう一度、マッドクラブを食べるべく上野まで出かけてくるそうです。お店に入った瞬間から漂う蟹の香りに、煮干ラーメンを目的に来た人もマッドクラブへ変更してしまいます。

マッドクラブ（渡り蟹）からとったオレンジ色のスープが特徴的です。具材にはチャーシューと玉ねぎ、さらに蟹そぼろが加わったゴージャスなラーメンです。油分が多くコッテリとしたボリュームのあるスープに、程よい加減の蟹のフレーバーがバランスよく溶け込んでいます。蟹の身の存在が感じられるツブツブとした舌触りが特徴です。

海鮮味噌汁が例のとおり、蟹と味噌の相性は抜群です。さんじのマッドクラブに味噌バージョンも登場し、やはりSNSで拡散されました。赤味噌をメインにして5種類の味噌をブレンドし、さらに奥行きのある仕上がりになっています。麺を食べきったあとはご飯を入れてスープを食べきるのがおすすめです。

スープが美味しいお店であれば「替え玉」でおかわりしたくなります。さんじの替え玉は単なる「麺の追加」だけに留まりません。さんじの替え玉は麺とトッピングがセットになっています。替え玉の種類は全部で4種類、和え玉・さんじ玉・ジンジャー玉・嘉風玉の中からチョイスできます。

刻んだチャーシュー、小ネギなどのトッピングの「和え玉」に辛味噌をかけたものが「さんじ玉」です。残ったスープに入れて食べるためのものですが、食べ応えのある味の濃さなので、まぜソバとしてそのまま食べても美味しいです。さんじに来たら、ラーメンと合わせて必ず食べたい逸品です。

嘉風玉は、いわゆる「カレー味の合え玉」です。スタンダードな和え玉にカレーパウダーが乗せられています。スパイシーなカレーによって舌が刺激され、お腹いっぱい状態であってもすっかり完食してしまいます。SNSでは、この嘉風玉を絶賛する声が多くアップされています。

刻み玉ねぎには、やはり日本の調味料がよく合います。「ジンジャー玉」にかかるタレは「生姜ダレ」です。こってりスープの油分をすっきりとさせてくれます。和風の気分の日は、煮干ラーメンとジンジャー玉の組み合わせがおすすめです！マッドクラブ味噌バージョンとの組み合わせも人気です。

マッドクラブと煮干の専門店であるさんじは、金曜日になると「日の丸さんじ」に変身します。日の丸さんじで食べられるのは限定ラーメンである「鴨そば」です。プリプリとした脂身がおいしい鴨肉をふんだん使ったラーメン（そば）が食べられるということで、金曜日をこころまちにしているファンも多いです。

鴨そばは、いつもと違うさっぱり系の醤油系スープです。鴨肉のチャーシューやカイワレなどで具材もさっぱり系で攻めています。また、こってり目の「鴨つけそば」もおすすめです。テーブルに備え付けの粉山椒と濃い目のタレによって、こってりとスッキリの両方が楽しめます。

さんじの名前は、SNSで拡散されたといっても過言ではありません。現在でもさんじに言った多くの人がツイッターで取り上げています。SNSでグルメネタは多く取り上げられていますが、さんじのラーメンの情報の多さは、無数にあるラーメン店の中でも群を抜いていると言われています。

今回おすすめとしてご紹介したメニューはごく一部です。さんじは常に「限定メニュー」が用意されていて、毎日少しずつメニューが変化します。限定メニューは、さんじの店長・きんちゃん自らツイッターにつぶやいています。さんじに行く前にはツイッターをチェックすることをおすすめします！

さんじの営業時間は、月曜日から木曜日までが11時から15時・18時から21時となっています。「日の丸さんじ」となる金曜日は同じく11時から15時、18時から売り切れまで営業されています。土曜・祝日は開店時間11時から15時までで、夜は閉店となります。

さんじは日曜日が定休日です。臨時休業する場合もありますので、来店する日は限定メニューと合わせて開店状況も確認しておきましょう。急なお休みの日・午後臨時休業の情報はツイッターで告知されます。また、特別営業で無休になる場合もありますので、こまめに店長のツイートをチェックしましょう。

東京・上野には美味しいラーメン屋さんがあります。インターネットで上野のラーメン屋さんを検索すると、数え切れないほどのラーメン店の名前が並びます。その中で「さんじ」は人気ランキング形式の情報サイトの中に必ず名前が挙がっています！上野でラーメンの食べ比べをするとき、リストにさんじを加えてみてはいかがでしょうか。