神奈川の心霊スポットランキング！行ってはいけない怖い場所はここ！

神奈川県には、心霊スポットと呼ばれる有名な場所が多数存在します。お化け屋敷や肝試しでは物足りないという方のために、本当に怖くて身のすくむような心霊スポットをランキング形式で取り上げます。中には、洞窟や廃墟など、一人では怖くて行けないような場所もあります。ここでは、そんな神奈川の有名な心霊スポットについて、怖くて危険な話や廃墟となった場所も含めて紹介します。

小机城址市民の森は、横浜市港北区小机にある史跡が公園となったものです。この場所にはその昔、小机城と呼ばれる城がありました。その城は、山内家の家臣、長尾景春が、家督争いに端を発した反乱を起こした時に、彼に味方をした矢野兵庫助が城に立てこもり、上杉方の太田道灌の軍勢と戦った場所です。

城は1489年に落とされ、上杉氏もやがて北条早雲に追われ、この城は北条氏の領地となり、40年の間無傷のまま廃城となっていました。その後この城は北条氏のものとなりましたが、1590年の豊臣軍の小田原攻めにより、北条氏は滅亡し小机城は落城しました。そんな怖くて血なまぐさいできごとがあったため、霊のうわさが広がり、心霊スポットとして話題を呼ぶようになったものと思われます。

この小机城址市民の森は、日中は空堀に生い茂る竹の林と遊歩道が見事に融和し、人々の憩いの場所となっています。また、10月には灯籠まつりが行われる有名な人気スポットでもあります。ただ、夜中あたりになると、薄気味の悪い空間に変わる場所でもあり、深夜に肝試しなどに訪れる人も多いようですが、危険を伴うため、夜中に行くのは避けるのが賢明です。

緑ヶ丘霊園は神奈川県川崎市高津区にある霊園で、JR南武線津田山駅南口から徒歩で数分のところにあります。この霊園には、約600本もの桜の木が植えられており、花見の季節には、満開の桜が訪れる人々を和ませてくれます。また、この霊園は心霊スポットとしても有名です。というのは次のような怖いできごとがあったからです。

昔、この一画にある池で、幼い子供が池の中に落ちて亡くなったそうです。その子供のための｢さとしちゃん像｣という慰霊塔が両親によって建てられたそうですが、｢深夜、この霊園内を子供の霊が歩き回っている｣という怖い噂が出始め、その子は｢さとしちゃん｣の霊であると地元でささやかれ始めたようです。

そして深夜には、若者がこの場所で肝試しをやるようになり、ある時、若者のいたずらにより像の首がもがれたそうです。その時から首を探す｢さとしちゃん｣の霊が目撃され始め、いたずらを行った若者に不幸が訪れたとのこと、そしてそれが巷で、｢さとしちゃんの呪い｣と囁かれていたそうです。この有名な霊園は怖くて危険な心霊スポットなのです。

鎌倉には鎌倉幕府滅亡の地、腹切りやぐらの近くに、鎌倉時代に造られたトンネル状の釈迦堂切通しという場所があります。これは切通しというより洞門に近く、その上部には｢唐糸やぐら｣などの遺跡群があります。この鎌倉市内の浄明寺と大町を結ぶ抜け道にある釈迦堂切通しは、鎌倉幕府三大執権の北条泰時が、父義明の供養のために建立したものと言われています。

しかし、釈迦堂の場所がどこにあったのかはよくわかっていません。以前、大規模な崩落があったようですが、巨大な崖をくり抜いて、トンネルの状態になった切通しの様は圧巻です。この切通しは、800年ほど前に掘られたトンネルということですが、現在は天井が崩落する危険性があるということで、通行禁止になっています。

二代将軍、源頼家の妻は、比企能員の娘若狭局と言いましたが、頼家が将軍になるとともに、比企能員の政治的な地位が上がり、そのことに危機感を抱いた執権、北条時政が比企一族を殲滅させました。その鎮魂の場がこの切通しです。そのためか、この切通しは｢霊が宿っているそうだ｣とか、｢幽霊を見たことがある｣と言われる怖いパワースポットとして有名になっています。

山上トンネルは神奈川の名峰、大山の登山口に至るハイキングコースの途中にあり、本厚木駅そばのバスセンターから神奈中バスの広沢寺温泉行きで終点まで行き、山道をひたすら歩いた先にあります。このトンネルは、通称｢化けトン｣と呼ばれる神奈川の有名な心霊スポットです。また、80年代から90年代にかけて、有名な霊視者や霊感タレントが太鼓判を押した心霊スポットでもあります。

このトンネルで、以前人が失踪する事件があり、それ以降神隠しが起きる場所として注目されているのがこのスポットです。トンネルから廃墟となったキャンプ場に向かう途中のせせらぎで、白い服を着た少女の霊が水遊びをしていたとか、ゼロ磁場と呼ばれる場所があり、方位磁石が狂ってしまい、その気のゆがみに引き寄せられて多くの霊が集まるというような怖い噂が絶えません。

城ヶ島公園は神奈川県三浦市三崎町の城ヶ島にある有名な観光スポットですが、神奈川の心霊スポットとしても有名です。この公園は、島を利用した海浜公園になっており、木々のある道に女性の幽霊が出るという危険な噂があるそうです。実は、この公園の場所は、除籍となった戦艦安芸の砲塔2基が設置された要塞でしたが、廃墟となり、その後に公園ができ、砲台跡が花壇となっています。

この公園の駐車場脇には地下壕の入口があります。地下施設は管理されており、無断で入ることはできませんが、許可をもらえば入ることができます。この廃墟となった大規模な地下壕には、軍事施設が張り巡らされていました。砲台もこの地下壕に収納されており、戦時には上に出して大砲を打つことで東京湾を守る役割を担っていたそうです。入るにはちょっと不気味で怖い廃墟の地下壕です。

旧善波(ぜんば)トンネルは神奈川県伊勢原市と秦野市の間にある善波峠を貫くトンネルで、別名｢準一君道路｣と言われています。この場所は、神奈川県内でも有名な心霊スポットです。現在は、このトンネルの側面に新善波トンネルがあり、一般的には新道を利用するドライバーが多くなっていますが、旧道のトンネルには、以前、｢もう死なないで準一｣という怖い看板が掲げられていたそうです。

実は、1965年9月に、スピードを出し過ぎてカーブを曲がり切れなかったトラックが、対向車線にはみ出し、少年の乗ったバイクと正面衝突をし、少年は即死したそうです。その少年が準一君です。その後も事故現場では事故が繰り返されたため、彼の両親が、もう事故を起こしてほしくないという願いを込めて、現場に看板と地蔵を立てたそうです。

オチョバンバの供養塔は神奈川県茅ケ崎市にある石碑で、JR北茅ヶ崎駅を降り、北上すると、線路に近い住宅街の一角にこの供養塔があります。塀の一角には不自然な囲いがあり、その看板には、｢ごみをこの場所に捨てることは犯罪である｣という内容が書かれています。そして、その地面の中心には小さな石碑があります。これがオチョバンバの供養塔と呼ばれるものです。

昔、お千代という老婆がこのあたりで絶命し、その怨念による強い祟りがあったため、地元の人々が憐れんで供養塔を建てたところ、この塔に触れた人にも祟りがあったそうです。この危険な祟りについては、公的にも認知されているようで、現在は、塀に囲われ、簡単に人の手に触れられないような処置が施されているようです。

横浜外国人墓地は、神奈川の人気の観光スポット、港の見える丘公園の近くにあります。この墓地は1854年に日本で事故死にあったアメリカ人の水兵、ロバート･ウィリアムを海の見える場所に埋葬してほしいという米国の意向を受けて造られたそうです。墓地が設営された後、4000名以上の外国人がこの地に埋葬されましたが、年々、無縁仏となった埋葬者も増え続けたようです。

この外国人墓地内では、種々の外国人の幽霊が出現しており、中でも黒人の母子の幽霊が数多く目撃されています。その霊は現れるのみでなくタッチしてくることもあるとのこと。無縁仏となった外国人たちが祖国や家族を思う気持ちが強いため、霊となって現れるのではないかと言われています。この、心霊スポット、外国人墓地は、土日、祝日に一般開放されています。

大庭城址公園は藤沢駅からバスで30分ほど行ったところにある公園です。この公園の周りは住宅街のため、静かで落ち着いた雰囲気があり、花見の時期には、満開の桜を見ようと多くの観光客が集まってきます。この公園は桜の名所であるとともに、相当に強力な神奈川の心霊スポットとしても知られています。

大庭城址公園は、12世紀には、関東平氏の雄、大庭氏の拠点でしたが、15世紀になり、太田道灌が本格的に築城し、その後、小田原北条氏が更に改築しました。後に、北条氏が滅ぶとともに廃城となり、廃墟と化しました。ここの心霊スポットに行くと、足だけの霊を見ることがあり、見た人は呪われたり怪奇な現象に遭遇すると言われています。この危険な場所では殺人事件もあったそうです。

湘南銀河大橋は、神奈川県平塚市にある相模川に架かる橋で、平塚市寒川町と茅ケ崎市を結んでいます。この橋は寒川インターから国道44号線に入ってすぐのところにあります。この橋では、交通事故が多発しており、走っている車の目の前に人影が横切ると言われています。また、その横切った人影とみられる霊が事故を誘発させているのではないかとも言われています。

この橋ができる前から、このあたりでは、黒い人影が現れ、後ろから肩を叩かれて振り返ったのに誰もいなかったという話や、金縛りに遭ったという体験を語る人もいるようです。噂によれば、軍服を着た男性の霊だそうです。この付近では他にも、相模川河口サーフあたりですすり泣く女性の声を確かに聞いたのに誰もいなかったというような怖い話もあるそうです。

厚木恵心病院跡は神奈川県厚木市山際に存在した病院で、この場所は128号線、山際交差点の近くにありますが、長い間廃墟となっていました。この病院は廃病院の中でも最大級の大きさがあり、心霊マニアだけでなく、廃墟マニアからも一目置かれていたようです。この病院では、以前から手術の失敗で亡くなった患者の霊が出没するという危険な噂があったようです。

この廃墟となった病院では、夜になると、手術室のあった辺りから、｢痛い、痛い｣といううめき声が聞こえてきたそうです。また、屋上から飛び降りた女子高生の霊が4階の窓に立っているという怖い噂も流れたことがあるようです。この廃墟となった病院跡は、最近、厚木市に買い取られ、取り壊されて空き地となったようですが、それでもそこに足を踏み入れるのは躊躇してしまいそうです。

三井大橋は神奈川県相模原市緑区の津久井湖に架かる橋で、県道513号線沿いにあります。この橋は自殺の名所となっており、水の中に沈んだ集落に引き寄せられるのか、三井大橋から津久井湖に飛び降り自殺する人が絶えません。そのため、多くの人が心霊現象を目撃しています。この危険な場所の辺りを、特に夜走るのは避けた方がよいでしょう。

三井大橋については、ネット上でも、火の玉が海面上に見えたり、たくさんの白い手が海面から出てくるというような怖い投稿が多くなっています。また、橋の上でも、女性が知らない間にドライバーの隣や後ろに乗っており、知らない間に消えているという怖い目撃談もあります。この付近にある岳雲沢隧道も心霊スポットとして有名です。

名越(なごえ)切通しは鎌倉市と逗子市を結ぶ小坪トンネルの上部を通る古の道であり、国の指定史跡でもあります。鎌倉七口の一つでもあるこの道へは、逗子駅からバスに乗り、法性寺で下車後、徒歩10分ほどで行けます。敵を迎え撃つため、敢えて道路を狭く掘り下げてあり、道の中央に置かれた置き石が敵を防ぎ易くしていると言われています。

また、この道は現在心霊スポットとして脚光を浴びていますが、その理由の一つに、鎌倉時代にこの辺りで合戦が行われ、その時亡くなった武士の怨念が残っているためという説があります。また、付近に火葬場が存在するためという説や、呪われた井戸があるためという説などがあり、いずれにせよこの付近一帯は不気味で危険な雰囲気を漂わせています。

まんだら堂跡は神奈川県逗子市にあり、緑ヶ丘バス停から舗装された道を少し歩き、名越切通しから階段と山道をしばらく登ったところにある墳墓群です。まんだら堂は、鎌倉時代に造られたもので、世界文化遺産にも指定されているこの場所には、お墓が密集しています。そしてこの危険は場所には、当時の戦いで命を落とした武者達の霊がしばしば出現するということです。

現在、入口は有刺鉄線や鎖で封鎖されていますが、その隙間を縫って侵入する人もいるようです。入口の奥には、複数の墓石のあるやぐらがいくつも並んでいる、まんだら堂やぐら群があります。やぐらの中に並ぶ五輪塔は、主に火葬した骨を納めるなどして供養するために建てられたもので、その場所に眠っている死者には、武士や僧侶が多かったようです。

崖面に多くのやぐらが三段、四段と重ねて建てられており、その数は150以上確認されています。鎌倉周辺でも最も大規模なやぐら群と言えます。このスポットは、日中は神秘的な遺跡の雰囲気が漂いますが、夜ともなれば、異様な場所へと変貌し、いかにも霊が出そうな危険な雰囲気が感じられるようになるそうです。

腹切りやぐらは神奈川県鎌倉市にある歴史的にも有名な場所で、JR鎌倉駅から徒歩で15分ほど行き、東勝寺橋を渡り、参道を進むと東勝寺跡碑と腹切りやぐらがあります。1333年、新田義貞が鎌倉へ進撃し、北条氏が敗退しました。この攻撃により、鎌倉幕府はほぼ壊滅状態となり、北条高時とその一族は、菩提寺のある東勝寺に逃げ込みました。

東勝寺に逃げ込んだ北条氏は追い詰められ、一族郎党890名がこの寺に火をつけ自害しました。これだけの死者が出た場所ですから、心霊現象が起きても不思議はありません。実際に、ハイキングしていた人がこの辺りを通る時に気分が悪くなったり、落武者の霊を見たりする例が多々あるようです。また、水の入ったコップを備えても、翌日の夜には無くなっているという怖い噂話もあります。

神奈川には心霊スポットと呼ばれる場所が多数存在します。戦で亡くなった武士の霊、交通事故や医療事故で亡くなった人の霊などが心霊現象となって現れるケースが多いようです。実際に現れるかどうかは別にして、そんなスポットを探索してみたいという人が多いのも事実です。ここでは、そんな心霊スポットについて、廃墟となった場所や怖くて危険な話などを含めて説明してみました。