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東京大仏(乗蓮寺)は日本で3番目の大きさ?アクセスや御朱印などの情報紹介!

東京大仏(乗蓮寺)は日本で3番目の大きさ?アクセスや御朱印などの情報紹介!
投稿日: 2018年2月16日最終更新日: 2020年10月8日

奈良や鎌倉の大仏は有名ですが、東京大仏という大仏があることを知っていますか?板橋新十景にも選ばれており、なんと3番目の大きさの大仏なのだそうです。そこでその東京大仏がある乗蓮寺へのアクセスのほか、東京大仏など見どころについてまとめました。

東京大仏を知っていますか?見出し

Photo by 00_4

修学旅行などで鎌倉や奈良の大仏を見たことがあるという方は多いのではないでしょうか。大きな大仏はやはりインパクトが大きく、思い出に残るものです。ところで、東京にも大仏があるのを知っていますか? 東京大仏についてその場所や見どころ、参拝について紹介します。

東京大仏はどこにある?見出し

さて、その東京大仏はどこにあるのかというと、東京都板橋区赤塚にある浄土宗のお寺、乗蓮寺の中にあります。板橋十景、新東京百景にも選ばれていて、多くの参拝客が訪れる場所となっています。実は東京大仏は三番目に大きい大仏なのだそうです。

東京大仏へのアクセス見出し

Photo by gones

それでは東京大仏へのアクセスを紹介します。前述したように、東京大仏は埼玉県との県境に近い、赤塚にあります。近くまで電車もあることはあるのですが、電車の駅からのアクセスが少し遠く、徒歩ではちょっと厳しいかもしれません。ですので電車からバスを利用してのアクセスをおすすめします。

Photo by Dakiny

まず東京大仏へのアクセスの最寄り駅は2つあります。1つは東武東上線の「下赤塚」駅です。普通列車のみが停車する駅で、この北口から出て徒歩で20分ほどかかります。東武東上線は池袋から出ているので、山手線から乗り換えるならばこのルートが使えます。

Photo by abex

もう1つは東京メトロ有楽町線、副都心線の「赤塚」駅です。赤塚駅は東武東上線との乗り換え駅ではないのですが、前述した下赤塚駅とは比較的近くにあります。新宿方面や横浜方面からアクセスする場合は、副都心線を使ってアクセスするのがおすすめかもしれません。駅からはやはり徒歩で20分ほどかかります。

Photo by keyaki

駅からバスを使ってアクセスしたいという場合は、最寄り駅が変わります。一つは東武東上線「成増」駅です。下赤塚駅の次の駅なのですが、成増駅北口から赤羽駅西口行きのバスに乗り、「赤塚八丁目」のバス停で下車します。バス停からは徒歩5分です。副都心線も赤塚駅の次が地下鉄成増駅なので、こちらがいいでしょう。

Photo by keyaki

もう一つは都営地下鉄三田線の「高島平」駅です。目黒方面からだとこちらが便利かもしれません。高島平駅から区立美術館経由成増駅行に乗り、「区立美術館」で下車すると徒歩で5分ほどです。なおこのバスは成増駅から乗ってアクセスすることもできます。

東京大仏のある乗蓮寺の由緒見出し

Photo by gones

この東京大仏のある乗蓮寺はどのような由緒がある寺院なのでしょうか。乗蓮寺が創建されたのは14世紀から15世紀ごろの応永年間ごろと言われており、了賢無的という僧侶が山中村(現在の板橋区仲町)に人々に教えを伝えるために作ったそうです。そして当時のこのあたりの郷主であった板橋氏の菩提寺になるなど、信仰を集めました。

Photo by inunami

その後1591年、乗蓮寺は後に江戸幕府を開く徳川家康から10石の寄進を受け、御朱印地となり、その後の歴代将軍からも朱印地をいただくなど、信仰を集めます。後に8代将軍徳川吉宗は乗蓮寺を鷹狩の休憩場所、御膳所として使いました。幕府の崇敬を受けた寺社だったのです。

Photo by Hyougushi

江戸時代の初期に、乗蓮寺は板橋区仲宿に移転し、その後ずっとそこにあったのですが、首都高速道路が作られ、国道が拡幅されることになり、1973年、現在の赤塚に移転することになりました。現在の場所はもともと赤塚城があったところで、二の丸跡に移転し、山号も赤塚山となり、現在に至ります。

Photo by t-miki

そのため、入り口から坂をあがるような形で乗蓮寺の中に入るようになっています。そのまま中に入ると、すぐに東京大仏が見える位置関係になっています。まずは本堂で参拝をして、見どころをめぐりましょう。

東京大仏の見どころ(1)大仏見出し

Photo by variationblogr

乗蓮寺の見どころの一つである、東京大仏について紹介します。奈良の大仏は国を守る「鎮護国家」の思想で造られたと言われますが、東京大仏もまた、東京を守ることを祈って造られたものなのです。

Photo by _temaki_

東京大仏が造られたのは1977年のことです。東京は関東大震災や東京大空襲などに遭い、多くの人の命が失われました。その人たちを供養するとともに、二度とそのような災害が起こらないようにとの願いを込めて作られました。大きさは高さが12.5メートルあり、重さは32トン、青銅でできています。

Photo by t-miki

乗蓮寺は現在でも周辺の多くの人々の信仰を集めています。特に初詣には板橋の人はもちろん、高島平の人々も多く参拝に訪れています。また、この周辺には板橋十景に選ばれている景勝地が約半数が集まっているため、東京大仏を参拝し、その他の見どころを回る方も多いようです。

東京大仏の見どころ(2)石造物見出し

Photo by 大崗山吉祥精舍

東京大仏と共に見どころなのが、8体ある石造物です。これらの石造物はもともと豊島区の駒込の辺りにあった津藩藤堂家の下屋敷に置かれていたものであり、1967年に乗蓮寺に寄贈されました。現在板橋区の登録文化財に指定されています。

Photo by psycho.mato

これらの石造物には、知恵を授けるという文殊菩薩や、足の平癒にご利益があるという鉄拐仙人像、金運アップの恵比寿樣や大黒天など、それぞれにさまざまなご利益があると言われています。ですから東京大仏を参拝したときには自分がかなえたいご利益がある石造物にも参拝することをおすすめします。

東京大仏って本当に3位?見出し

Photo by Koji Horaguchi

ところで気になることが一つあります。東京大仏は確かに大きいのですが、いろいろと大仏を参拝してみると、もっと大きな大仏があったような気がします。東京大仏は本当に3位の大仏なのでしょうか。

Photo by shishamo72

「青銅製の座像」であるという条件下においての「第3位」の大きさなのです。思い浮かべてほしいのですが、奈良と鎌倉の大仏はどちらも座った姿勢になっています。ちなみに大きさは奈良が14.98メートル(プラス台座3.05メートル)、鎌倉が11.30メートル(台座2.05メートル)だそうです。

Photo by ginza_line

当然ながら、座像よりも立像のほうが大きくなります。立像を含めて一番大きな大仏はどれなのかということですが、1位は茨城県牛久市にある牛久大仏です。大きさはなんと120メートル(うち台座20メートル)だそうですから、東京大仏の10倍近い高さがあるということです。ちなみに牛久大仏は茨城県で最も高い県庁舎よりも高いのだそうです。

牛久大仏の高さはギネス認定!入場料や営業時間・アクセス情報も紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
牛久大仏の高さはギネス認定!入場料や営業時間・アクセス情報も紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
牛久大仏は茨城県牛久市にある、高さ世界一の青銅(ブロンズ)製の大仏立像です。胎内空間ではさまざまな体験ができるほか、庭園や小動物園、仲見世などもあり、花火が打ち上げられる行事も行われています。今回は牛久大仏についてご紹介します。

東京大仏で御朱印はもらえる?見出し

さて、東京大仏の参拝をしたら、御朱印もいただきたいところです。東京大仏のある乗蓮寺には書き置きの御朱印が置かれているとのことです。参拝を終えたらぜひ御朱印をいただきましょう。

書き置きの御朱印は大小2サイズ準備されています。2つの違いは中央に捺される御朱印が違うようです。また「奉拝」のところには「日本三大仏の一」という記載があり、一般的には本尊の名前が揮毫される中央には「大仏」と書かれているのが、東京大仏を見どころとする乗蓮寺らしいところと言えるでしょう。

初詣の時など、混雑するとき以外であれば、書き置きでもあり、問題なく御朱印をいただくことができます。ぜひ本殿や東京大仏、石造物などの見どころを参拝した後、御朱印をいただくようにしましょう。

東京大仏の周辺観光スポット見出し

Photo by 紫色餘分

前述しましたが、東京大仏がある乗蓮寺の周辺には板橋十景に選ばれている場所がいくつもあり、四季折々の自然の美しさを楽しむことができます。せっかくですから、東京大仏の参拝が済んだら、周辺の観光スポットも楽しんではいかがでしょうか。

板橋区立美術館

アクセスのところで、最寄りバス停が区立美術館だと紹介しましたが、その区立美術館がここです。東京23区初の公立美術館として1979年に開館しました。江戸期の浮世絵などのほか、近現代の美術も網羅されているので、美術好きの方には見どころと言えるでしょう。

Photo by shibainu

夏には「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」が、秋ごろには「江戸文化シリーズ」の展覧会が毎年開催されています。どちらもとても人気の企画展で、多くの観覧者が訪れています。こういった美術に興味がある方はぜひ時期を合わせて行ってみてください。

板橋区立郷土資料館

Photo by tsuda

こちらは歴史が好きな方におすすめです。板橋区の歴史に関する資料などが展示されているほか、江戸時代後期の民家が敷地内に移築されており、実際に見ることができます。中には甲冑や縁切り小絵馬などの珍しい収蔵品などもあります。

東京大仏でご利益を願おう見出し

Photo by t-miki

奈良や鎌倉の大仏は知っていましたが、東京にもこんなにすごい大仏があるとは知らない方も多いのではないでしょうか。近くには板橋十景に選ばれているところもありますので、ぜひ周辺の散策を兼ねて東京大仏を参拝してみてください。

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投稿日: 2018年2月16日最終更新日: 2020年10月8日

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