自転車用グローブ・手袋おすすめ17選【季節別】防水タイプやキッズ向けは？

ポタリングやヒルクライムなど、長い時間自転車に乗る時は装備をしっかり整えたいものです。今回は、数ある自転車グッズの中からサイクリンググローブをピックアップ。各メーカーが機能やデザインにこだわって作ったおすすめのサイクリンググローブ17選をご紹介します。見た目から入りたい人におすすめのおしゃれなモデルからハードに使いたい人向けの防水タイプまで盛りだくさん。キッズバイク大会を目指すキッズ向けのグローブも!

サイクリンググローブには様々な種類があります。どんなシーンで自転車に乗るのかを考えて、目的に合わせたサイクリンググローブを選びましょう。通勤や通学など、天候に関係なく自転車に乗る人は防水機能のあるグローブがおすすめです。また、長距離のポタリングやヒルクライムを楽しみたい人は疲れにくいジェル入りグローブがぴったり。つけたままでもスマホ操作ができる便利なグローブもあります。

サイクリンググローブは大きく分けて2つの種類があります。1つは「指切り」と呼ばれるハーフフィンガータイプです。指先が出ているので手が熱くなりすぎず、夏におすすめのグローブです。また、ブレーキやハンドルの細かい感覚が指先からダイレクトに伝わって来るので、自転車の操作性にも優れています。手の平部分にはグリップ力の高い素材が使用され、手の甲は通気性の高いメッシュ素材や速乾素材が使われることが多いです。

通常の手袋の形のフルフィンガータイプは薄手のものから厚手素材までバリエーション豊富に揃っているので、季節に応じて使い分けるのがおすすめ。薄手素材のグローブは夏の紫外線対策に有効です。また、冬の長距離ライドには、手首まで隠れる防寒性能に優れたグローブはなくてはならないアイテムです。サイクリンググローブはメーカーによってサイズ感も異なるので、購入する時は実際に試着してフィット感を確かめてみましょう。

「ウーゴ・デ・ローザ・エ・フィーリ」、通称「デローザ」はイタリアの自転車メーカーです。モノグラムに赤いハートをアクセントにあしらったおしゃれなデザインは、ハードなヒルクライムやロードレースでも軽やかに疾走できそう。指切りタイプのサマーグローブは、モノグラム、ブラック、ホワイトの3色展開。手の平は夏でも涼しいメッシュで、滑り止めがついています。サイズはメンズのS、M、Lが発売されています。

デローザは男性向けの自転車メーカーですが、おしゃれなデザインは女性からも支持を得ています。アパレルのウエア展開はメンズサイズのみですが、キャップやグローブなら女性も使えるのでカップルで揃えてポタリングを楽しんでみてはいかがでしょうか。デローザのグローブの価格は、ハーフフィンガーの夏用が4200円、フルフィンガーの冬用が6600円です。

「カペルミュール」は、クラシックなライオンのロゴが印象的な東京発のサイクルウエアブランドです。光沢のあるラバープリントを施した上品なデザインのサイクルグローブは、手の甲側はUPF50+という高いUVカット機能と汗をかいても快適な速乾性を実現する高機能ポリエステル素材、手の甲側は合成皮革に衝撃吸収クッションを内蔵しています。夏のロードレースにも使えるファッション性と機能性を両立したモデルです。

カラー展開は、ネイビー×クリーム、ネイビー×シャイングリーン、ガーネットレッド、シャインピンク、リオンブラックの5色展開。サイズはXS、S、M、Lの4種類で男性も女性も使用できます。価格は4104円です。なお、カペルミュールではデニムやスエードを使用した街乗り向けのおしゃれなサイクルグローブも多数展開しています。コンセプトストアは渋谷cocotiとグランフロント大阪にあります。

同じく東京発のアウトドアウエアブランド「CCP」は、テキスタイルの企画から縫製まで自社で手掛けるこだわりのメーカーです。CCPのサイクルグローブは、ハンドルを握る部分のみというミニマルなデザインがおしゃれな2フィンガーグローブ。素材は柔らかいレザーを使用しており、手になじみやすくフィット感に優れています。カラーはブラックとブラウンの2色展開で、サイズはMとLがあります。春から初夏におすすめです。

CCPではおしゃれにポタリングを楽しむためのサイクルウエアを数多く展開しています。風を防ぐフルフェイスパーカーや撥水加工を施した軽量ウィンドブレーカーなど、自転車に乗っている時はもちろん降りてからも違和感のないおしゃれな服は普段使いにもおすすめです。CCPのウエアやサイクルグローブはメンズのみの展開となっています。

「BLB」こと「ブリックレーンバイクス」は、イギリスのブリックレーン通りにショップを構えるおしゃれなバイクショップです。ヴィンテージの香り漂うクラシカルな自転車やウエアが人気で、スポーティ過ぎないデザインが街乗りにもフィット。BLBが展開する夏のサイクルグローブは、手の甲側はサマーニット、手の平側はスエード調の合皮素材で作られています。手首のベルト部分にあしらったクラシカルなロゴもおしゃれ。

伸縮性のあるニット編みは手の形にフィットし、着脱もしやすくなっています。手の平には衝撃を吸収するクッションが入っているものの薄いのでスマートなシルエット。ピストバイク愛用者におすすめのサイクルグローブです。カラーはホワイト、ナチュラル、ブラック、ホワイト×ブラック、グレー×ブラック、ブラウンです。なお、ブラウンのみ手の平部分の素材が本革で、価格が4800円となっています。合皮素材モデルは3500円です。

アメリカ発のブランド「ジロ」は、自転車用ヘルメットをメインにグローブやシューズを手掛けるメーカーです。機能性にこだわったデザインや構造は、ロードレーサー向けからマウンテンバイク向けまで細かく対応。そんなジロのエントリーモデル「JAG」は、人間の手に合うように設計された独自のスーパーフィットパネルデザインを採用しておりフィット感は抜群。手の平には軽量のEVAパッドが入っており疲労を軽減します。

手の甲部分の素材はマイクロファイバーで、夏の暑い時期に汗をかいてもすぐに吸収し、しかも速く乾きます。4方向にストレッチするので着用時のごわつきもありません。カラーはブラック、ブルージュエル、レッド、ホワイト、ブライトレッド×ダークレッド、ブルーミッドナイト、ダズルの7色展開で、サイズはS、M、Lがあります。価格は3200円です。

自転車大国台湾発の「ジャイアント」は、世界中にファンを持つ有名自転車メーカーです。技術力の高さは数々のロードレースでの戦績で証明済み。また、台湾の自社工場生産でコストパフォーマンスにも優れ、一般の道でも見かけることが多いです。そんなジャイアントの春の新作が、テクニカルパートナー契約を結んでいるUCIワールドチームの「チームサンウェブ」のレプリカモデルです。

チームサンウェブのロゴをあしらったグローブは、ジャイアント独自のトランステクスチャ素材を使用して伸縮性と速乾性を高めています。また、親指の構造は人間工学に基づいてデザインされ、違和感のないグリップを実現。サイズはS、M、L、XLとキッズS、キッズMがあります。キッズSは4歳、キッズMは6歳におすすめです。価格はS以上が3500円、キッズは2200円です。

「ハーツェル」はスイスのスポーツ用手袋専門のブランドです。自転車用を始めとして、ゴルフや乗馬など様々なスポーツのグローブを手掛けるメーカーで、グローブに特化しているだけありその機能性には信頼が置けます。自転車用グローブ「グリップPPツアーFF」は、雨の日に特に威力を発揮するモデル。手の平には独自の技術で防水性能を高めたカンガルーレザーを使っており、雨でも手元が滑ることはありません。

ウェットコンディションでのグリップ力の高さは、通常のレザーグローブに比べて最大5倍にもアップするというテスト結果も出ているのだとか。防水性能が高い一方、レザーの内側に施された透湿フィルムと手の甲のブレッサブル素材によって透湿性にも優れており、夏でも蒸れずに快適なライドが楽しめるロングフィンガーグローブです。カラーはブラック、ホワイト、レッドの3色展開で、サイズはXSからXXLまであります。

サイクルウエアの有名ブランド「パールイズミ」は、日本ブランドならではのかゆい所に手が届く設計のモデルが人気です。夏の手袋焼けを避けたい女性には、手首の長いUVカットグローブがおすすめ。UPF値50+という紫外線カット効果最高値の素材を使用し、指先まで日焼けを防ぎます。親指と人差し指はスマホ操作対応になっています。手の平はメッシュとふっくらしたパッドをバランス良く配置し、疲労と蒸れを同時に防いでくれます。

夏は指切りタイプの手袋を選びがちですが、指先まで紫外線をシャットアウトできるフルフィンガーグローブは日差しによる疲労を軽減することができます。また、指切りタイプでも爪の部分だけカットされているアンバウンドグローブも発売されています。フルフィンガータイプのカラーはブラック、ブルー、マゼンダの3色で、サイズはXSからLまで展開しています。価格は5400円です。

スウェーデンのブランド「POC」は、自転車やウィンタースポーツ向けのグローブやゴーグルを手掛けるメーカーです。ロードレース向けのハイスペックモデルからエントリーモデルまで幅広く展開し、人気を集めています。1組がレッドとグリーンの2色使いとなっているおしゃれなモデル「INDEXコレクション」は、ベーシックなデザインながら内側も外側も通気性に優れています。

「AVIPコレクション」は、注意力、可視性、相互作用、保護という4つのテーマをコンセプトとしてロードバイクの安全性と機能性を重視して作られています。また、「Racedayコレクション」は、専門家の監修のもと空気力学に基づいてデザインされ、動きやすく快適にレースに臨めるように設計されているそうです。いずれも北欧のエッセンスが感じられるおしゃれなデザインとカラーリングです。

イタリアの新しいサイクルウエアブランド「ピセイ」は、イタリアを含む世界8ヶ国で展開しています。ベーシックな中にもイタリアらしい洗練されたデザインがおしゃれなサイクリストの間で注目を集めているのだとか。ピ世の冬用グローブ「サイクロンエレメント」は、手首が長めに設計されており風の侵入を防いでくれる冬のお助けアイテムです。おしゃれなデザインはポタリングから街乗りまで幅広く活躍します。

手袋の内側は起毛素材で、冬でもしっかり温かさをキープ。ロングライドで体が温まってきても、優れた吸汗性と速乾性により手袋の中が蒸れることはありません。手の平にはシリコンが模様のように配置され、グリップ性能を高めるだけでなく見た目もきれいなイタリアらしい機能美が感じられます。カラーはブラックのみ、サイズはXSからLまでです。価格は7000円です。

「GripGrab」は、自転車用のグローブ、シューズカバー、キャップに特化したデンマーク発のブランドです。過酷な寒さの北欧で高いパフォーマンスを発揮するGripGrabのアパレルは、プロのライダーからも定評があります。防水性と防風性に優れた「Windsterハイビズ」は、鮮やかな蛍光イエローが暗い道での視認性も抜群。サイクリストだけでなく、寒い地域で冬でも自転車通学や通勤をする人にもおすすめのモデルです。

表面の防水性と防風性に加え、手の平は滑りにくいシリコングリッパーを搭載。熱がこもりすぎないように透湿性も確保しています。また、独自の「ドクターゲル」による衝撃吸収パッドは長時間のライドでも手がしびれたり疲れたりするのを防いでくれます。指先はスマホ操作が可能になっているのも便利なポイント。防水グローブを探している人にはおすすめです。価格は7500円で、サイズはXXSからXXLまで幅広く展開しています。

防水性と透湿性が抜群のアウトドアウエア定番素材「ゴアテックス」でおなじみの「ゴア」。ゴアが展開するサイクルグローブのおすすめは、防風性に優れたウィンドストッパー素材を使用した冬用モデル「パワーGWSグローブ」。中綿が入っているのでスキーグローブのように分厚い見た目ですが、着用してもごわつかずハンドルが握りやすい柔らかさです。

ウィンドストッパーという素材は、冬の冷たい空気を防いでくれる上、透湿性もあるので体は快適という優秀素材。ゴアテックスとは異なり防水性能はありませんが、保温性と快適性のバランスに優れています。冬用モデルのパワーGWSグローブはブラック、ブラック×ネオンイエロー、ブラック×レッドの3色展開で、サイズはXSからLまで。価格は8000円です。

防風素材のウィンドストッパーは、人気アウトドアブランド「モンベル」のサイクルグローブにも搭載されています。モンベルの冬用モデルの中で最も防風性と保温性の高いものが「ウィンドストッパーインシュレーテッドサイクルグローブ」。手の甲部分にはウィンドストッパー、指先と手の平は合皮、中綿は保温性の高いシンサレートウルトラ、そして裏地にはマイクロファイバーのシャミースで保温性と透湿性をキープしています。

ウィンドストッパーインシュレーテッドサイクルグローブは防水機能はありませんが、「アウトドライサイクルグローブ」は防水透湿性に優れた全天候対応モデル。防水性と透湿性を兼ね備えたアウトドライテクノロジーは薄い生地でごわつかず、操作性も抜群です。ウィンドストッパーインシュレーテッドサイクルグローブの価格は4500円、アウトドライサイクルグローブは7143円です。

冬は特に手が冷えるという人におすすめなのが、サイクルグローブには珍しくダウンを使用したモデルです。「イントロ」が発売する「ステルス3D」は、ミトンのような型が特徴的。操作性を向上させるために、親指と人差し指は独立して動かせるようになっています。翌年発売の「ステルス4D」は、さらに操作性を追求して中指も独立させました。天然ダウンは柔らかいフィット感で、ハンドルやブレーキの操作もスムーズに行えます。

ステルス3Dは気温-3度から2度、ステルス4Dは気温0度から5度に対応可能な冬に頼れるサイクルグローブです。また、手の甲には反射素材が使われているので早く暗くなる冬でも安心です。なお、防水機能はついていません。ステルス3Dの価格は9800円、ステルス4Dは10800円です。どちらもサイズはXSからXLまで展開しています。

自転車のブランドといえば思い出すのが「シマノ」。もちろんサイクルグローブも夏用から冬用まで多く展開しています。冬の寒い日に冷たい風から手を守ってくれるのは「ウィンドブレークサーマルリフレクティブグローブ」です。薄手のすっきりとしたデザインでありながら、メタリックサーマルテックという保温性に優れた素材を使用しているので、冬でも温かく過ごせるモデルです。

春夏モデルのロンググローブは、UVプロテクション素材で紫外線をしっかりカットしてくれる上、親指部分には柔らかいタオルの汗拭き面があるので暑い夏でも快適。また、グローブ全体が手の自然な形にフィットするように1つの立体パターンによって設計され、手の平側もグリップした時にシワが最小限になるように3D設計されています。これらの細かなこだわりがシマノのグローブが人気となっている理由です。

シマノのグローブはメンズ、レディース共に同じデザインです。男女兼用モデルはサイズ展開が幅広く、メンズSからXXL、レディースはWSからWXLまでラインナップされているモデルも。男性でも手が小さめの人はレディースを選んだ方がフィットする場合もあります。ショップで試着して最適のグローブを選びましょう。

まだ自転車に慣れない子どもは転びやすく、手をついてケガをすることもしばしば。キッズ用のサイクリンググローブは、ロングライドの疲労軽減や操作性の向上というよりも手の保護の役目を果たします。キッズバイクの人気ブランド「ストライダー」が展開するグローブは、どんな色のストライダーにもマッチするおしゃれなホワイト。指切りタイプとフルフィンガータイプがあり、夏と冬で使い分けるのもおすすめです。

推奨年齢は4歳から6歳まで。キッズバイクの大会に出場する子はもちろん、スピードを出したり公園のでこぼこ道を走ったりとハードなライディングをする子にもおすすめです。価格は指切りタイプもフルフィンガータイプも2400円です。同じシリーズでエルボーパッドとニーパッドもあります。

自転車用ヘルメットやグローブの人気ブランド「OGKカブト」が展開するキッズグローブは大人顔負けの仕様です。手の平側は子どもの小さな手でもグリップしやすい薄手のクラリーノ素材を使用し、ごわつかずしっかりとハンドルを握ることができます。また、パッドを入れる代わりにステッチを施すことで滑りやすさを解消しています。フルフィンガータイプはレッドとブルーがあり、2歳から4歳までのキッズにおすすめです。

手の甲側の素材は伸縮性と通気性に富んだメッシュ素材で、暑い夏でも着用できます。形状はゴルフグローブのような構造で、手の甲に大きなベルクロがついているので着脱が簡単です。また、脱げにくいように手首にゴムが入っています。キッズモデルながら細部まで本格的に設計されているグローブならパパもママも安心!価格は2500円です。

おすすめの自転車用グローブ17選をご紹介しました。街でも浮かないおしゃれなモデルやハードなライディングにも対応できる本格モデル、雨の日でも使える防水タイプなど様々なグローブがあります。今回紹介できなかったサイクリンググローブもまだまだたくさんあります。ぜひショップでお気に入りの一双を見つけてみてはいかがでしょうか。