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舞洲工場のデザインは圧巻!大阪のゴミ処理場は見学もできる人気観光スポット

舞洲工場のデザインは圧巻!大阪のゴミ処理場は見学もできる人気観光スポット
投稿日: 2018年5月15日最終更新日: 2020年10月8日

舞洲工場は大阪市此花区にあるゴミ焼却工場で、工場の外観はウイーンの芸術家、フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー氏によってデザインされたものです。舞洲工場では、外観のみでなく、工場内部の見学もでき、ゴミの分別や償却の仕組みを分かり易く学ぶことができます。

大阪・舞洲工場を見学しよう見出し

Photo by mechapanda

舞洲工場は大阪市此花区北港にある大阪市環境局の焼却工場で、観光で訪れる人たちは皆、焼却施設とは思えない奇抜なデザインの外観を目のあたりにして言葉を失います。ここでは、そんな舞洲工場について、アクセスや外観のデザイン、ゴミ処理場の見学、オープンデーなどの情報を取り入れながら紹介します。

大阪・舞洲工場へのアクセス見出し

舞洲工場の正式名称は大阪市環境局舞洲工場と言い、大阪市此花区北港の人工島・舞洲の中に位置します。この島への電車でのアクセスは、JRゆめ咲線桜島駅下車後、北港観光バス(舞洲アクティブバス)に乗車し、環境局前で下車してすぐのところとなります。大阪メトロ中央線コスモスクエア駅からコスモドリームラインバスに乗り、環境施設組合前で下車してもアクセスできます。

舞洲工場への電車によるもう一つのアクセス方法は、JR環状線西九条駅から市バス81系統に約30分乗車し、此花大橋西詰で下車する方法です。舞洲は約220ヘクタールの人工島で、その大部分は舞洲スポーツアイランドという公園で占められています。その他には種々の企業の物流拠点などがあり、その一角にテーマパークのようなカラフルな舞洲工場があります。

舞洲工場は大阪市の西に位置する人工島・舞洲の一角にあるゴミ処理場で、車でアクセスする場合は、阪神高速湾岸線湾岸舞洲を出て此花大橋を渡るか、国道43号線梅香交差点をユニバーサルスタジオジャパン方面に直進し、此花大橋を渡ります。工場には約20台の車が駐車可能な無料の駐車場があります。

大阪・舞洲工場の成り立ち見出し

舞洲工場の外観は、オーストリアの芸術家、フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー氏によってデザインされたもので、建築物が地域に根ざし、テクノロジー、エコロジー、アートの融合の象徴となることを願って設計され、建築が行われています。この建物は、随所にやわらかい曲線のデザインが意識的に取り入れられ、自然との調和を計るため、周囲が緑の木々で取り囲まれています。

ゴミ処理場・舞洲工場の総工費は610億円に及び、デザイン料だけで6000万円ほどかかったそうです。このゴミ処理場で使う電力はすべて自前で発電されており、余った電力は大阪電力に売却することにより、年間約6億円もの金額が市の収入に還元されるそうです。壁面の南欧風の赤と黄色のストライプは、工場内部の赤々と燃える炎をイメージしてデザインされたものだそうです。

大阪・舞洲工場の外観と散策路見出し

フンデルトヴァッサー氏によってデザインされたゴミ処理場・舞洲工場は、そのカラフルな色彩と曲線を多用した奇抜なデザインが、どこかサグラダファミリアで有名なガウディの建築作品や岡本太郎氏の太陽の塔を彷彿とさせるところがあります。舞洲工場では、デザインの素晴らしさに惹かれてか、年間16000人もの見学客や観光客が施設の見学に訪れます。

ゴミ処理場・舞洲工場の屋外の遊歩道は、観光で訪れた人たちが自由に散策できる散歩道となっており、手すりや通路に至るまで曲線的なデザインが施されており、緑の木々の間を蛇行しながら散策できるように設計されています。また、巨大な塔の中には、2つの焼却炉をつなぐ2本の煙突が入っており、内側に螺旋階段が設けられています。

大阪市の西に位置する人工島舞洲の一角にあるゴミ処理場・舞洲工場の屋上に上ると、そこからは雄大な海の景色が眺望できます。西方に淡路島や明石海峡を望むことができ、東方にユニバーサルスタジオジャパンが望めます。舞洲工場の屋上からは、港町大阪の美しい景観を満喫することができます。

大阪・舞洲工場の営業日時見出し

舞洲工場では、ゴミ処理の様子を見学できるのみでなく、映像やパネルなどの展示により、より良い環境作りへの取り組みについてやさしく学ぶことができます。工場見学は予約が必要となりますが、見学日は日曜、祝祭日を除く月曜日から土曜日までで、10時、13時、15時から、それぞれ1時間か1時間半の見学となります。また、予約の要らないオープンデーも設けられています。

関西の工場見学おすすめは?予約不要でOKの工場や無料体験が人気の工場など! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
関西の工場見学おすすめは?予約不要でOKの工場や無料体験が人気の工場など! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
関西にはたくさんの工場見学があります。その中でも関西で特におすすめの工場見学をご紹介します。大人も子供も一緒に楽しめる上に、中には無料の工場見学や予約不要の工場見学もありますよ。楽しいだけではなく色々な事が学べる工場見学に是非行ってみて下さい。

大阪・舞洲工場の予約方法見出し

ゴミ処理場・舞洲工場の工場見学をするには事前予約が必要となります。予約をするには、大阪市環境局舞洲工場または、大阪市環境局施設管理担当に電話で連絡を取り、見学依頼書を郵送するか、ファックスで送ります。見学や観光を希望する際は、見学希望日の10日前までに予約を済ませる必要があるため、注意が必要です。オープンデーのみ例外的に予約無しで入場できます。

大阪・舞洲工場のオープンデー見出し

ゴミ処理場・舞洲工場の工場見学は原則として予約が必要ですが、予約無しでも見学できる日がオープンデーです。オープンデーは年間に数回のみ設定されますので、この機会を利用すると面倒な手続き無しで工場見学ができます。見学では、工場内設備を見学できるプラントツァー、ゴミをつかむ巨大クレーン、ゴミを燃やした熱を利用して電気を作る仕組みなどが楽しく学べます。

Photo by akaitori

このオープンデーのイベントでは、余熱利用による発電など、「サーマルリサイクル」によるエネルギーの有効利用、ゴミの適正処理、周辺環境への配慮などについて学ぶことができます。オープンデーの利用時間は10時から16時までで、入場は無料ですが、小学生以下の幼児は保護者同伴となります。オープンデーは舞洲工場以外にも、東淀工場、平野工場などでも行われています。

大阪・舞洲工場の工場見学見出し

ゴミ処理場・舞洲工場でオープンデー以外の日に工場見学をする場合は、まず1階入口の受付で予約済みであることを伝えると係の職員が案内をしてくれます。エレベーターで5階まで行き、モザイクの装飾が施されたお洒落な廊下を通って大会議室に入ると、そこでは20分ほどの映画が上映されます。そして、5階フロアから見学がスタートします。

舞洲工場の150分の1サイズのミニチュア模型により、係の職員から工場の外観や償却施設の説明を受けます。ゴミ処理場・舞洲工場には一般ゴミを処理する焼却設備と粗大コミを処理する二つの設備があり、ゴミ焼却時に発生した蒸気を再生エネルギーとして利用する設備などがあることがわかります。

ゴミ処理場・舞洲工場の光の星では、ハンドルを回すことにより照明が点灯し発電体験をすることができます。また、ボタンを押すと音声が流れる本のスタイルの解説機がスポットごとに設置されており、子供たちも楽しみながらゴミの焼却や処理方法について学べる工場見学となっています。

大阪・舞洲工場の工場見学1:ゴミピットと巨大クレーン見出し

ゴミ処理場・舞洲工場の5階からは大きなホールのようなスペースを覗くことができます。その場所はゴミピットと呼ばれゴミを貯める設備です。爪が広がると6メートルにもなる巨大なクレーンが、一度に1トンものゴミを持ち上げ、焼却炉につながる投入スポットまで運びます。5階から見ると、ホールの底までの距離は目がくらむほどの高さがあります。

大阪・舞洲工場の工場見学2:プラットホームと粗大ゴミピット見出し

次に舞洲工場の3階に移動し、プラットフォームを見学します。プラットフォームに入ってきた搬入車は、ゴミを貯める場所であるピットにゴミを投入します。昼夜合わせると、1日に約600台ものゴミ収集車が出入りします。このスポットには小学校の教室の大きさで約55ルーム分のゴミが貯められます。

舞洲工場3階のプラットフォーム内には粗大ゴミを収納するピットがあります。この粗大ゴミピットには、大阪市内のすべての家庭から出された粗大ゴミが集められてきます。

大阪・舞洲工場の工場見学3:炎の洞窟見出し

ゴミ処理場・舞洲工場のマスコット人形、ポム君とミスターマジック、マイッタ君の3人が、立体映像により焼却炉の中の構造を分かり易く説明してくれます。このスポットでは、赤色の照明と熱風によって、炉の中にいるような雰囲気を感じることができるようになっています。この場所は、熱風による炉内体験ゾーンと言ってもいいでしょう。

大阪・舞洲工場の工場見学4:がれきの谷とUFOキャッチャー見出し

UFOキャッチャーと呼ばれる機械を使って、楽しみながら粗大ゴミを打ち砕き、鉄とアルミを回収するしくみを体験することができます。鉄は磁石に吸い寄せられ一番手前に、アルミニウムは過電流で飛ばされ一番奥に、そしてその他の可燃物は真ん中の位置に振り分けられていきます。不燃物からより分けられた鉄やアルミは、再生が可能なため売却されます。

大阪・舞洲工場の工場見学5:焼却炉見出し

焼却炉では、ゴミが斜めに傾いたベルトコンベアによって運ばれ、「乾燥火格子」で乾燥させ、「燃焼火格子」で燃焼され、「後燃焼火格子」で完全な灰になります。舞洲工場内に集められたゴミは、約900度の炉の中で焼却されます。また、ゴミピットで発生した臭気を含んだ空気はゴミを燃やす燃焼用空気として使われ、臭いが内部で効率的に熱分解されていく過程を見学できます。

排ガスは塵を取り除いた後、230度程度まで加熱することにより、水分がほとんど無くなってから放出されるため、焼却工場にも拘わらず、煙突から煙が上がりません。汚水についても、きれいに洗浄されてから放流されるなど、環境を重視した焼却方法が取られています。

大阪・舞洲工場の工場見学6:蒸気タービン見出し

ゴミ処理場・舞洲工場では、ゴミの焼却時に発生した蒸気を工場内の発電に利用し、余った電気を電力会社に送電していますが、その蒸気で電気を生み出すのが蒸気タービン発電機です。蒸気タービンは広い室内に設置されており、緑色のボックスの中に巨大なタービンが搭載されています。

蒸気の力によってタービンが回転し、発電が行われます。舞洲工場では、一度に発電される電気の量は8000キロワットを越えます。ちなみに500ワットの家庭用掃除機で例えれば、1万6000台の掃除機が使用できるほどの電気量に相当します。ゴミは、焼却された後、重量で5分の1、容量で15分の1程度の焼却灰になります。

蒸気タービンで発電される電気量は、ゴミ1トン当たり約1000KWHと言われており、これは全国のゴミ焼却工場の中でもトップクラスに入るそうです。蒸気タービンで発電され、温められた水は、温水プールなどに利用されています。舞洲工場では、このように本格的な発電装置を備え、社会に還元しています。オープンデーもあるそんな舞洲工場に見学に行かれることを心よりおすすめします。

大阪で工場見学をしよう!人気の無料の施設もあり!子供も楽しめる! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
大阪で工場見学をしよう!人気の無料の施設もあり!子供も楽しめる! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
今日、日本では、「工場見学」が観光の一手段として親しまれています。それ故、こんにちでは多くの観光地で工場見学を行う事が出来ますが、大阪もまた、それが出来るスポットの1つです。この記事では、大阪で工場見学が可能な施設について紹介していきます。

大阪・舞洲工場付近の観光スポット見出し

大阪・舞洲工場付近の観光スポット1:舞洲緑地公園

舞洲緑地公園(スポーツアイランド)は、大阪市此花区北港緑地にある大きな総合公園で、舞洲工場からも近い場所にあります。この公園に電車でアクセスする場合は、JR環状線西九条駅下車後、市営バス81系統で舞洲スポーツアイランド行きに乗車すればすぐにアクセスできます。車の場合は、舞洲工場同様の行き方で此花大橋を渡れば大阪市内から20分ほどでアクセスできます。

舞洲緑地公園には大きな駐車場がいくつもあります。その一つが「風そよぐ丘」で、500台が駐車できます。また、「セレッソ」には300台、「アリーナ」には280台が駐車できる他、テニスコート、フットボール場、ベースボール場などにも多くの車が駐車可能です。駐車料金は2時間まで400円、4時間まで700円となっています。

舞洲緑地公園は大人も子供も楽しめる緑と海に囲まれた公園で、広場の真ん中には公園の象徴ともいえる灯台があります。公園内には、ログハウスのある二つの池があり、たくさんの野鳥が遊んでいます。また、芝生広場の近くには、池から流れてくる川があり、観光で訪れた家族やカップルは、川のせせらぎを楽しみながら川遊びができます。

舞洲緑地公園の芝生広場と海岸の間には大噴水があり、1時間に1回、水のダンスイベントが行われ、夜にはライトアップも見られます。また、北港の海岸はシーサイドプロムナードと呼ばれる素敵な散歩道となっており、さわやかな潮風に当たりながらゆったりと散策が楽しめます。

舞洲緑地公園にはスケールの大きな遊具が充実しています。舞洲緑地を行き交うコンテナ船をモチーフにした滑り台やネット渡りなどができる大型のアスレチック遊具、鯨の形をした滑り台、ロングスライダーなど、子供が楽しめる遊具がたくさんあります。また、スポーツ施設も充実しており、野球、サッカー、ラクロス、テニス、フットサルなど、種々のスポーツが楽しめます。

舞洲緑地公園のロッジ舞洲は、ホテルタイプのロッジやログハウス、キャンプ場などが一体となった宿泊施設です。キャンプ場では、日帰りバーベキューが満喫できる他、バーベキューの後にロッジ館内の大浴場で汗を流すことができます。その他にも、バーベキューガーデンのオーチャードグラスでは、手ぶらでバーベキューが楽しめます。

大阪・舞洲工場付近の観光スポット2:ユニバーサルスタジオジャパン

Photo by Kuruman

ユニバーサルスタジオジャパンは大阪市此花区桜島にあるアミューズメントパークで、舞洲工場からも程近い場所にあります。このテーマパークは、東京ディズニーランド、ディズニーシーと並ぶ日本でも絶大な人気を誇るレジャーランドの一つで、種々のユニークで魅力的なアトラクションやイベントが、観光で訪れる人々を魅了して止みません。

Photo by hazuijunpei

USJに大阪駅から電車でアクセスする場合は、JR大阪環状線で西九条駅まで11分ほど乗車後、JRゆめ咲線に乗り換え、ユニバーサルシティで降車後、徒歩約5分でアクセスできます。車によるアクセスの場合は、阪神高速湾岸線の北港ジャンクションを分岐し、ユニバーサルシティ出口を出ればすぐアクセスできます。

Photo by TAKA@P.P.R.S

ユニバーサルスタジオジャパンは、オープン初年度に1100万人もの来場者があったことでも話題となったレジャー施設で、ハリウッド映画をテーマにしたアトラクションや、人気のキャラクターをテーマにしたものなど、種々のテーマパークがあり、その中でもウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッターの人気は絶大です。

Photo by hazuijunpei

ユニバーサルスタジオジャパンでは、アニメとゲームのコラボレーションや、ハロウィン、クリスマスなど季節に応じた楽しいイベントやミュージックライブなど、夢溢れる様々な催しが繰り広げられます。ユニバーサルスタジオジャパンは、若者同士でも家族でも楽しめるアミューズメントテーマパークです。

大阪・舞洲工場を満喫しよう見出し

Photo by mechapanda

大阪・舞洲工場はウイーンのアーティスト、フンデルトヴァッサー氏によってデザインされた、ユニークでカラフルな建物です。このゴミ処理工場は、建物のみでなく工場見学も楽しくできると、今評判の工場です。ここでは、そんな舞洲工場について、アクセスや外観デザイン、観光、工場見学、オープンデーなどの情報を交え説明してみました。

投稿日: 2018年5月15日最終更新日: 2020年10月8日

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