北海道神宮頓宮は恋愛＆子宝のパワースポット！お守りや御朱印もご紹介！

北海道の札幌市にある「北海道神宮」は札幌市のパワースポットとして有名です。しかし、この「北海道神宮」には札幌市の中心部にあり、恋愛と子宝のパワースポットとして有名な「北海道神宮頓宮(とんぐう)」という「境外末社」が存在します。雪深い冬の間の「仮の宮」として造られた「北海道神宮頓宮」へ恋愛と子宝のご利益を貰いに行ってみませんか？

札幌市の気候は亜寒帯湿潤気候に属し、梅雨が無く4月から6月は気持ちの良い晴天の日が続きます。夏の間は殆どの日の平均気温が20℃を超えますが、10月頃には紅葉が始まり秋が訪れます。札幌市は豪雪地域であり、12月から2月の冬の間の降雪量は約5mにもなると言われ、3月下旬から4月上旬の春頃、雪が解けるまで残る根雪になると言われています。

札幌市は道庁所在地と石狩振興局がある日本最北の政令指定都市で東京都を含めた日本全国の市の中で5番目に人口が多い市です。アイヌ語が変化した札幌市という名前の由来は豊平川の水量が乾季に少なくなる事から乾いた大きいの意味の「サッ・ポロ」、又はその葦原が・広大な・川の意味の「サリ・ポロ・ペッ」というアイヌ語が関係してると言われます。

また、一帯が広大な乾燥地帯の為にアイヌ語の「サッ・ポロ」が変化したとも言われています。1972年(昭和47年)にはアジア初「冬季札幌オリンピック」が開催され、その後もスキーなど数多くの国際大会が開かれています。毎年1300万人が訪れる観光都市札幌は「メディアアーツ都市」分野で世界で2都市目、アジアでは初でユネスコに認定されました。

「北海道神宮頓宮」は雪深い冬の間、「北海道神宮」よりアクセスの良い「仮の宮」として建てられました。「北海道神宮頓宮」の御祭神は大国魂神・大那牟遅神・少彦名神・明治天皇で本社の「北海道神宮」と同じです。「北海道神宮頓宮」の社格は旧官幣大社札幌神社遥拝所・北海道神宮境外末社です。それでは、「北海道神宮頓宮」の歴史を見ていきます。

北海道の札幌市に鎮座する「北海道神宮」は、かつて「札幌神社」と呼ばれていました。しかし、札幌市は冬の間は大量の雪が降る事で知られ、「札幌神社」が市街地から離れている場所に鎮座している事もあり、冬の間の参拝は訪れる人々にとって、とても困難な物でした。それを改善する為に、1878年(明治11年)に「札幌神社」の遥拝所が建てられました。

1881年から1897年(明治14年から30年)の16年間は祭典以外の事務等は円山の本社「札幌神社」ではなく「遥拝所」で行われていましたが、1901年(明治34年)9月1日に「遥拝所」は火事の為に焼失してしまいました。しかし、1910年(明治43年)に「札幌神社」が造営され、本社拝殿で使用されていた古材が利用され「遥拝所」は頓宮として再建されました。

1910年(明治43年)11月17日に完成した「頓宮」は氏子からの要望により、947年(昭和22年)9月30日に「札幌神社」の御分霊を奉斎して「境外末社」になりました。それから年月がたった1964年(昭和39年)、明治天皇が「札幌神社」に祀られ「札幌神社」は「北海道神宮」に改名され、「境外末社」の「頓宮」も「北海道神宮頓宮」に改名されました。

大国魂神(オオクニタマ)・大那牟遅神(オオナムチとは大国主の若かりし頃の名称)・少彦名神(スクナヒコナ)・明治天皇の4柱の神が祀られている「北海道神宮頓宮」では、除霊以外なら恋愛や子宝を始め、良縁・子授・安産・家内安全・厄除開運・病気平癒・商売繁盛・交通安全・合格祈願など他にも沢山のご利益が授かれると言われています。

「北海道神宮頓宮」の本社である「北海道神宮」は、1872年(明治2年)9月21日に明治天皇が北海道の開拓にあたり北海道鎮護の神を祭祀する様に言い渡した事から建てられました。北海道を開拓するにあたり開拓者達の心の支えとなるように、大国魂神・大那牟遅神・少彦名神の「開拓三神」が祀られ、後の1964年(昭和39年)に明治天皇も「開拓三神」と共に祀られました。

特に、地上界の神の中で一番位が高く出雲大社の祭神である「国の守護神」の大国主（大那牟遅神）は妻が6人に子供が181人いると伝えられており、この事から大国主には恋愛・子宝・良縁・子授などのご利益もあると言われています。「境外末社」の「北海道神宮頓宮」でも同様に同じ4柱の神が祀られており恋愛や子宝など同じご利益を頂く事が出来ます。

4柱の神様が祀られている「北海道神宮頓宮」では「北海道神宮」と同じく、恋愛や子宝等のご利益が頂けるお守りや可愛いおみくじが購入できたり、ご祈祷を受ける事ができるので、是非、足を運んでみて下さい。ご祈祷の方は初穂料5000円と10000円があり、神主さんが外出中の場合もあるので、必ず事前に予約を入れてから行くようにして下さい。

「北海道神宮頓宮」の鳥居の傍には、1994年(平成6年)に奉納された左側の吽形(うんぎょう)の狛犬と、口を開けた右側の阿形(あぎょう)の狛犬の一対の狛犬が鎮座しています。この一対の狛犬は触ると恋愛成就のご利益が頂ける事から恋愛成就のパワースポットとして有名になりました。皆さんも一対の狛犬に触れて恋愛や縁結びのご利益を頂きましょう。

恋愛と子宝で有名な「北海道神宮頓宮」の境内には、他にも1890年(明治23年)に奉納された一対の狛犬が鎮座しています。この一対の狛犬は札幌軟石で造られている北海道で最古の狛犬であり、長い歴史を持っている事でも知られています。そして、この一対の狛犬は触ると子宝祈願のご利益が頂ける事から子宝祈願のパワースポットとして有名になりました。

この一対の狛犬は左側にいるのが母親で、右側にいるのが父親だそうです。左側にいる母親狛犬の横には小さくて可愛い子供の狛犬が一緒にいて、冬の間は毛糸で編んである可愛い服を着せて貰い、夏の間は帽子をかぶして貰っているのが印象的で見ていて心が和みます。「北海道神宮頓宮」に参拝の際は是非、一対の狛犬に触れて子宝のご利益を頂きましょう。

「北海道神宮頓宮」が鎮座する札幌市は、冬の間は気温が氷点下になる日が殆どで雪の量も大変多い厳しい気候の土地です。そんな札幌にある「北海道神宮頓宮」の手水舎では、龍の口から冬の間でも水が流れ続ける事で有名です。北海道の厳しい冬の気候の中で、絶え間なく流れ出る「北海道神宮頓宮」の手水舎の凍るように冷たい水で心も体も清めましょう。

「北海道神宮頓宮」には本社の「北海道神宮」には無い、とても可愛い「北海道神宮頓宮」のオリジナル絵馬がある事でも有名です。この「北海道神宮頓宮」でしか購入出来ない可愛い絵馬とは、「北海道神宮頓宮」のシンボルとも言える狛犬カップルのデザインに「愛」という文字が入った絵馬や、狛犬家族のデザインに「幸」という文字が入った絵馬です。

また、「北海道神宮頓宮」には特に女性に人気の、可愛いリラックマの絵柄付きの絵馬もあります。この可愛いリラックマの絵馬のデザインはしっかりとライセンス契約も結んでいるそうで、色々な世代の女性の方に人気のデザインとなっています。これらの可愛いオリジナルの絵馬は拝殿右の研修施設1階の社務所にて購入する事ができ、値段は500円です。

恋愛や子宝で有名な「北海道神宮頓宮」には、本社の「北海道神宮」には無い「北海道神宮頓宮」オリジナルの可愛い恋愛成就のお守りがあります。この特に女性に人気の恋愛成就のお守りは3種類の色から選ぶ事が出来て「北海道神宮頓宮」のシンボルである可愛い狛犬のデザインが入っています。この恋愛成就のお守りは社務所で購入でき、値段は500円です。

4柱の神様が祀られている「北海道神宮頓宮」では色々なご利益を頂く事ができるので、お守りも小さくて可愛い恋愛成就のお守りを始め、多種多様のお守りの中から選ぶ事が出来ます。拝殿右横の社務所には色々な種類のお守りや絵馬、おみくじ等が並んでいます。可愛いとんぼ玉の根付けが入ったおみくじは「北海道神宮頓宮」で人気のおみくじです。

最近は参拝のみでなくパワースポット巡りをする方も増えており、御朱印ガールや御朱印集めをしている方も増えています。「北海道神宮頓宮」ではシンボルである可愛い狛犬のスタンプが入った御朱印を頂く事が出来ます。「北海道神宮頓宮」の御朱印には赤い社名の入ったスタンプが押されてあり、その上に流れる様な美しい文字の社名が書いてあります。

「北海道神宮頓宮」の御朱印は拝殿右横の研修施設1階の社務所で頂けます。社務所の受付は9時から16時迄で御朱印の値段は300円です。社務所では本社の「北海道神宮」で販売されている御朱印帳と同じデザインの神社の柄の御朱印帳や、神社のデザインに北海道らしい雪の結晶が入った美しい御朱印帳も販売しています。御朱印帳の値段は1000円です。

「北海道神宮頓宮」の本社である「北海道神宮」の祭事で毎年6月14日から16日の3日間にかけて開催される「北海道神宮祭」は別名「札幌まつり」とも呼ばれ、札幌の代表的な祭事となっています。「北海道神宮祭」の「例祭」は6月15日に開催されますが、前日の6月14日には前夜祭として「宵宮祭」が開催され、6月16日には「神輿渡御」が開催されます。

「北海道神宮祭」では街を練り歩く神輿等が、途中で「北海道神宮頓宮」にて「駐輦祭(ちゅうれんさい)」をする為、この祭事は「北海道神宮頓宮」にも関係しています。「駐輦祭」では、屋根の上に鳳凰が乗った神輿「鳳輦4基」が立派な馬車と共に「北海道神宮頓宮」に到着した後、約1時間の神事が行われます。境内では新鮮な野菜の販売もあります。

春には桜の名所としても有名な「北海道神宮頓宮」では毎年6月14日から16日にかけて開催される「札幌まつり・北海道神宮祭」以外にも色々なイベントが開催されるので紹介していきます。先ず、1月1日の元旦には皇統の繁栄や五穀豊穣、国民の加護を祈り「歳旦祭(さいたんさい)」が行われ、1月14日には「古神札焼納祭(どんど焼き)」が行われます。

「古神札焼納祭(どんど焼き)」とは1年間お世話になった神札やお守り、正月用の飾り等を納めて焼納する行事です。2月の立春の前日には「北海道神宮頓宮」では「節分祭」も行われます。また、「北海道神宮頓宮」では1年の上半期である6月と下半期である12月31日の大晦日に、身と心を清め新しい活力を得る為に「大祓いの神事」が執り行われます。

この6月に「北海道神宮頓宮」で行われる「夏越の大祓」と大晦日に行われる「師走の大祓」は誰でも自由に参列及びに申し込む事が出来ます。夏の間は「北海道神宮頓宮」では早朝にラジオ体操があったり、夏祭り盆踊り等があったりして出店が出て大勢の人で賑わいます。9月から11月末迄は「北海道神宮頓宮」では七五三詣りのお祓いもされています。

毎年9月の第三日曜日に行われる「秋祭り北海道神宮頓宮例祭」は、その前日の土曜日の「秋祭り北海道神宮頓宮宵宮祭」と2日間に渡り開催されます。「宵宮祭」では小学生の鼓隊による演奏・フラダンス・弾き語り・カラオケ大会等が行われます。「例祭」では本陣太鼓による演奏と子供神輿・能・獅子舞・カラオケ大会等が行われ大勢の人で賑わいます。

「北海道神宮頓宮」は大雪となる冬の間、「北海道神宮」へのアクセスが困難となる為にもう少しアクセスが良い場所に遙拝所として建てられたのが始まりです。そんな「北海道神宮頓宮」へのアクセス方法を説明します。先ず、地下鉄東西線バスセンター駅からのアクセスが1番おすすめで、6番出口を出ると徒歩にて約3分というアクセスの良さで便利です。

JR札幌駅南口からアクセスする場合は車でのアクセスで約10分です。雪が降らない季節は大通りや駅前通りからのアクセスでも十分歩ける距離なので、「北海道神宮頓宮」迄の景色を楽しみながら散策するのもおすすめです。「北海道神宮頓宮」は「北海道神宮」よりもアクセスしやすい都心部にあり、車でのアクセスの方には無料駐車場もあるので便利です。

「北海道神宮頓宮」の拝殿右横の研修施設1階にある社務所の受付時間は9時から16時迄です。絵馬の値段は500円、御朱印の値段は300円、御朱印帳の値段は1000円、ご祈祷の値段は5000円と10000円です。「北海道神宮頓宮」には無料の駐車場と駐輪場も設置されており便利です。「北海道神宮頓宮」の境内はペットの立ち入りが禁止となっています。

色々開催されるイベントからも分かる通り、札幌市民と深いかかわりがある「北海道神宮頓宮」について見てきましたがいかがでしたか？札幌市の歴史と共に歩み、札幌市民に愛されてきた「北海道神宮頓宮」に参拝する事で札幌市の歴史に触れる事も出来ます。4柱の神様が祀られた「北海道神宮頓宮」に、恋愛や子宝等のご利益を頂きに行ってみませんか？