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和菓子の種類と季節ごとの人気商品をまとめて紹介!王道は生菓子?

和菓子の種類と季節ごとの人気商品をまとめて紹介!王道は生菓子?
投稿日: 2018年7月28日最終更新日: 2020年10月8日

四季の移ろいを伝える日本の和菓子。生菓子や干菓子をはじめ様々な種類があり、その数は、星の数ほどあると言われています。身近な方への手土産やお持たせとしてもおすすめの和菓子には、どんな種類があるのか?和菓子の種類と合わせて人気のアイテムを紹介します。

和菓子の種類と季節のおすすめアイテムをご紹介!見出し

Photo by Yuuen1014

数も豊富な日本の和菓子は、食べる芸術とも言われる日本の伝統食。スーパーやデパートの他、専門店など、様々なところで販売されている和菓子は、季節毎に違った種類があり、季節を表すものとしてお茶席などにも用いられています。数え切れないほどたくさんある和菓子の種類の中から、今回はおすすめのものを厳選してご紹介していきます。

和菓子の種類1:生菓子見出し

Photo by hinata0328

それでは、早速種類別に日本の和菓子を見ていきましょう。まず最初にご紹介するのは、和菓子の代名詞とも言える「生菓子」。季節の移ろいを表現する生菓子は、火を通さないお菓子という印象がありますが、実は、火を通すお菓子も含まれます。生菓子に分類する基準は、お菓子に含まれる水分量によって変わるため、その数は大きく分けて6つに分類されます。

Photo by [puamelia]

お茶席などでも見かける美しい色合いの生菓子は「上生菓子」と言われる種類で、和菓子の芸術品とも言われています。数も豊富な上生菓子は、春の桜、梅雨の紫陽花、夏の鮎、秋の紅葉、冬の雪など、それぞれの季節を表す見た目も美味しい和菓子として、外国人にも大変人気があります。最上のおもてなしと言われる上生菓子は目上の方に出すのにおすすめのお菓子です。

Photo by fhisa

生菓子に分類される和菓子の中には、なんと「赤飯」も含まれています。季節を問わず、おめでたい席に出される赤飯は、実は生菓子の「もち菓子」という種類に当てはまります。他にも、生菓子に分類される以外なお菓子としては「あんドーナツ」もあります。子供にも人気のあんドーナツは、和菓子が苦手という方にもおすすめの生菓子です。

Photo by Kanko*

もう一つ、子供からご年配の方まで、季節を問わず食べていただける人気の生菓子としては、カステラがあります。カステラは、江戸時代に鎖国をしていた日本の長崎にポルトガルから伝来した伝統のお菓子で、今では広く日本に普及している和菓子です。カステラは、日持ちが短めの物が多いですが、上等のお菓子ですので贈り物としておすすめです。

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和菓子の種類2:半生菓子見出し

Photo by jetalone

続いてご紹介する和菓子は「半生菓子」。和菓子の種類は大きく分けて3つの種類があり、「生菓子」「半生菓子」「干菓子」に大別されます。半生菓子は、3つの中でもっとも数が少ない和菓子ですが、代表的なものには、流し菓子のようかん、おか菓子の鹿の子、砂糖漬け菓子の甘納豆などが挙げられます。気軽に食べられる人気の和菓子ばかりです。

和菓子の種類3:干菓子見出し

Photo by Norisa1

続いてご紹介する和菓子の種類は「干菓子」。3つの大まかな和菓子の分類の中で、もっとも水分量が少ない干菓子は、普段使いに気軽に食べていただけるおすすめの和菓子です。干菓子は、生菓子、半生菓子よりもかなり数が多く、大きく分けて8つの種類に分類されます。代表的な干菓子といえば、浅草寺で有名な「雷おこし」。保存もきくおすすめのお菓子です。

Photo by yto

また、干菓子に分類される焼き菓子には、赤ちゃんのおやつとして人気の「丸ボーロ」もあります。干菓子の焼き菓子に使われる材料は、生菓子や半生菓子の焼き菓子に使われるものと同じで、水種、絞り生地、展延生地のように段階的に成形して、最後はパリッと焼き上げています。干菓子の中にはおやつでお馴染みのおせんべいも含まれます。

和菓子の種類4:もち菓子見出し

Photo by nimame

続いてご紹介する和菓子の種類は、もち菓子。大きく分けると生菓子の仲間に分類される「もち菓子」は、私たちにとって非常に身近な和菓子の一つ。代表的なものは、お彼岸の際にいただく「おはぎ」。もち米、あんこをたっぷり使ったおはぎは、子供も大好きなおすすめの和菓子です。また、人気のもち菓子には「大福」なども挙げられます。

Photo by [puamelia]

豆大福、いちご大福、クリーム大福など、最近は、洋菓子と同じぐらい種類も豊富な大福は、お土産にもおすすめの和菓子です。夏にはちょっと重く感じられますので、冬に人気の和菓子と言えるでしょう。また、地方発祥のもち菓子と言えば「羽二重もち」。明治30年頃に福井県で生まれた羽二重もちは、長方形に切った羽二重のように滑らかな舌触りが特徴です。

Photo by Kanko*

季節を伝えるもち菓子としては、五月の端午の節句で食べる「柏餅」があります。値段も手頃な柏餅は、人数が多い時にもおすすめの和菓子で、スーパーの和菓子コーナーでも人気商品となっています。ちなみに、春の桜の季節に出回る人気の和菓子「桜餅」は、生菓子には分類されるものの、厳密には平なべものと言われる焼き菓子の種類に入ります。

和菓子の種類5:蒸し菓子見出し

Photo by ivva

続いてご紹介する和菓子の種類は「蒸し菓子」。和菓子の種類の中でも、あまりバリエーションの数が少ない蒸し菓子は、珍しい地方のお土産などで見かける和菓子の一つ。鹿児島の人気和菓子「かるかん」は、代表的な蒸し菓子です。地元の人気メーカー「薩摩蒸気屋」では、かるかんまんじゅうが1つ100円とお手頃価格で販売されています。

Photo by kohrogi34

8個入り、10個入りと人数に合わせて好きなアイテムを詰め合わせてくれるので、手土産や冠婚葬祭のお茶請けなどにもおすすめです。同じく、蒸し菓子に分類される和菓子の種類には「ういろう」があります。うるち米粉にもち粉と砂糖を加えて練り上げたあと、箱に流して、蒸篭で蒸したういろうは、素朴なお菓子として、幅広い年代に人気のお菓子です。

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和菓子の種類6:焼き菓子見出し

Photo by norio_nomura

続いてご紹介する和菓子の種類は、どら焼き。人気アニメ「ドラえもん」で、ドラえもんの好物に設定されているどら焼きは、代表的な焼き菓子の一つ。季節を問わず、子供のおやつにもおすすめのどら焼きは、家庭で作る方も多いようで、クックパッドなどの人気レシピでも作り方が紹介されています。東京のどら焼き御三家の一つと言えば上野の「うさぎや」。

Photo by toshifukuoka

1個210円のうさぎやのどら焼きは、もっちりふんわりとした皮としっかりとした小豆が年齢を問わずおすすめの人気商品です。また、浅草の老舗「亀十」や、東十条の「草月」も行列のできる人気店です。その他の焼き菓子としては、きんつばなどが挙げられます。素朴なのに、上品な味わいのきんつばは、金沢の名店「中田屋」の商品がおすすめです。

和菓子の種類7:流し菓子見出し

Photo by TAKA@P.P.R.S

星の数ほどあると言われる和菓子。続いてご紹介するのは「流し菓子」と呼ばれる和菓子です。誰もが知っている定番の流し菓子は羊羹で、東京の有名店「虎や」は全国的に有名な羊羹の老舗です。「虎や」の羊羹は、人気の小豆や抹茶の他、梅の風味が効いた羊羹など、お茶請けにもお土産にも最適な商品が揃っています。個包装や小さめパッケージもあります。

Photo by JaggyBoss

暑い季節におすすめの流し菓子と言えば「水ようかん」で、ゼリーのような滑らかな食感の和菓子は、冷たく冷やしていただく夏の風物詩です。東京の人気店両国「越後屋」の水ようかんは、口に入れるとすーっと溶けていくような瑞々しい口当たりの商品。今の季節に、贈り物としてもおすすめの一品です。お値段は1箱3000円以上する贅沢な水ようかんです!

和菓子の種類8:練り菓子見出し

Photo by jetalone

8つ目にご紹介する和菓子の種類は、練り菓子。文字通り、生地を練り上げて作る和菓子は、餡やもち粉を材料に使っており、つなぎや砂糖を加えて、強く揉んだりこねたりして仕上げます。練り上がった生地は、そのままきな粉や片栗粉などをはたいて仕上げる場合が多く、生菓子に分類されています。代表的な練り菓子は、ねりきり、ぎゅうひなどがあります。

Photo by yoppy

練り菓子の一つである「ぎゅうひ」は漢字では「求肥」と書きます。材料の白玉粉に砂糖や水あめを加えて練り上げ、餅のようにびよーんと伸びるのが特徴です。昔は、牛の皮に似ているから「牛皮」あるいは「牛脾」と表記されていたそうです。仏教で殺生を禁じたことから「求肥」と書き改められたのだとか。求肥の皮は、ご家庭の電子レンジでも作れます。

和菓子の種類9:おか菓子見出し

Photo by Kanko*

続いてご紹介する和菓子の種類は「おか菓子」。耳慣れない名前の和菓子ですが、実は私たちもよく知っている「最中」は、この「おか菓子」に分類される和菓子です。最中の皮はもち米をこねて薄く延ばして焼いたもので、中に餡を積めています。平安時代には「最中の月」と歌にも読まれた雅な和菓子は、もちろん京都で買うのがおすすめ!

Photo by akikoyanagawa

京菓子として、お土産にもおすすめなのが、京都で300年以上続く老舗和菓子店「笹屋伊織」の「だるまさん」最中。1716年創業という歴史あるお店が作る最中は、だるまの形にたっぷりの餡と栗が詰まったかわいらしい最中です。9月から5月まで数量限定で発売される「だるまさん」最中は、パリパリの皮と上品な甘味の餡が誰にでも愛されるおすすめの一品です。

和菓子の種類10:砂糖漬け菓子見出し

Photo by Ruth and Dave

続いてご紹介する和菓子の種類は「砂糖漬け菓子」。その名の通り、素材に砂糖をまぶした砂糖漬け菓子は、半生菓子の一種。水分量は生菓子よりも少ないものの、噛むとソフトでしっとりとした味わいが特徴です。砂糖漬け菓子の代表的な和菓子と言えば「文旦漬け」が挙げられます。大分銘菓「ザボン漬け」も、この仲間で1袋300円とお値段もリーズナブルです。

Photo by Masnarang

「砂糖漬け菓子」でもう一つ有名なものを挙げるなら、小豆や豆を砂糖がけにした「甘納豆」があります。東京新宿の花園万頭は銘菓「ぬれ甘納豆」が有名な人気店。箱入りや袋入りなど、数量がそれぞれ異なる「ぬれ甘納豆」ですが、お値段は箱入り6袋で1500円前後となっています。半生菓子で日持ちはやや短めですが、お盆のお供えにもおすすめです。

和菓子の種類11:打菓子見出し

Photo by panna noriko

続いてご紹介する和菓子の種類は「打菓子」。打菓子とは、木枠に砂糖、みじん粉、煎り麦粉、栗粉などの粉類を混ぜて詰め込み打ち出して作る和菓子のことで、木枠から出した後は、表面に軽く蒸気をあてて、しっかり乾燥して仕上げます。木型の数も非常に多く、食紅で色付けした色鮮やかなものも多く、季節感が伝わる日本を代表する銘菓の一つです。

Photo by MiNOL__000

「打菓子」の中で、私たちにもっとも身近なものといえば「落雁」(らくがん)で、口の中に入れるとホロホロと崩れるように溶けていく食感が特徴です。日本三銘菓の一つにも数えられる落雁の名店と言えば、新潟県長岡市にある「越乃雪本舗大和屋」の「越乃雪」。江戸時代から贈答品として人々に親しまれてきた落雁は、どこに出しても恥ずかしくないおすすめの一品です。

和菓子の種類12:掛け菓子見出し

Photo by bm.iphone

続いてご紹介する和菓子の種類は「掛け菓子」。あまり聞きなれない種類の和菓子ですが、掛け菓子とは、炒った豆やビスケットの他、あめ玉やゼリーなどに、シロップやチョコレートをなどを掛けて焙煎して仕上げた和菓子のことです。三月の桃の節句で女の子たちが食べるカラフルな「ひなあられ」も、掛け菓子に分類される和菓子の一種です。

Photo by senov

掛け菓子の中には、他にも「ごかぼう」があります。「ごかぼう」は、埼玉県熊谷市の名物で、作り方は、干した飯を膨らませて水あめで棒状に固めた芯に、青きな粉をまぶして切り分けます。漢字では「五家宝」と書いたり「五荷棒」と書きます。「五家宝」は、埼玉県草加市の「草加煎餅」、川越市の芋菓子と合わせて、埼玉の三大銘菓の一つとなっています。

和菓子の種類13:揚げ菓子見出し

Photo by Kanko*

続いてご紹介する和菓子の種類は、揚げ菓子。その名の通り、材料を油で揚げて作る和菓子です。私たちに一番身近な揚げ菓子として人気なのは「かりんとう」があります。お取り寄せグルメとして人気のかりんとうと言えば、北海道の「北かり」が発売している「北海道かりんとう6点セット」。数量85gで小分けされた6種類のかりんとうが味わえる人気の一品です。

和菓子の種類14:米菓見出し

Photo by "KIUKO"

続いてご紹介する和菓子の種類は米菓。生菓子や半生菓子など、小豆や砂糖をふんだんに使った和菓子が続きましたが、甘くない和菓子と言えば醤油煎餅や塩煎餅などに代表される米菓。辛党にもおすすめの米菓は、お酒のつまみやお茶請けとしてもおすすめのアイテムです。枚数もたくさん入っていますので、季節を問わず子供のおやつとしてもおすすめです。

和菓子の種類15:押し菓子見出し

Photo by sayot

最後にご紹介する和菓子の種類は、押し菓子。先ほどの打ち菓子と少し作り方が似ていますが、材料に練り餡を使った押し菓子は、ようかん舟、とい舟、木枠などに、型くずれしない程度に材料を押し付けて成形する和菓子です。打ち菓子よりも水分が多く、口どけがよいのが特徴です。代表的な押し菓子には「むらさめ」や「塩がま」などがあります。

種類も豊富な季節の和菓子を味わおう!見出し

Photo by jam343

日本を代表する芸術的スイーツ「和菓子」を種類別にご紹介致しました。季節の移ろいを表す、最上級のおもてなし和菓子とされる上生菓子や、素朴な味わいが人気の「かりんとう」のような揚げ菓子まで、技法も様々な和菓子は、贈り物にも喜ばれるおすすめのアイテム。今の季節は、水ようかんや寒天がベスト!和菓子を暮らしに取り入れて、涼やかな夏をお過ごし下さい。

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投稿日: 2018年7月28日最終更新日: 2020年10月8日

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