玉川温泉は埼玉県にある昭和レトロな日帰り温泉銭湯！アクセスや料金は？

埼玉県ときがわ町にある玉川温泉銭湯は、テレビでも紹介されたことのある昭和レトロな日帰り温泉です。まるで昭和にタイムスリップしてしまったかのようなノスタルジックな館内がインスタ映えし、温泉の質も大変よく、都心からもアクセスしやすい人気のある温泉です。今回はそんな昭和レトロがインパクト大の埼玉の玉川温泉についてご紹介します。

玉川温泉は、埼玉県比企郡ときがわ町にある日帰りの温泉施設です。ときがわ町は、埼玉県の真ん中辺りに位置しており、都心からは90分ほどでアクセスできる場所にあるにもかかわらず、のどかな里山で自然が美しい町です。バーベキューやキャンプができる場所もあります。夏になると蛍が見られる場所もある大変自然豊かな場所です。

玉川温泉を運営するのは、さいたま市や熊谷市で「おふろcafe」を展開している「温泉道場」という会社です。潰れた温泉を買い取って再建しています。埼玉の玉川温泉は、昭和レトロがコンセプトの温泉銭湯です。昭和を知っている方も知らない方も、エンターティメントとして楽しむことができます。もちろん温泉の質も高く、効能の良さから近隣の医療機関から紹介されるほど。見ても良し、入っても良しな温泉が玉川温泉です。

埼玉の玉川温泉へは、車でも公共交通機関でもアクセス可能です。まず車でアクセスする場合ですが、関越自動車道東松山ICをおりて、国道254号線嵐山バイパスを経由し、玉川方面へ13キロ走ります。都心からは約100分と日帰り旅行にはぴったりの距離です。東松山ICからの所要時間は20分ほどです。途中山道を通るので、運転に慣れていない方は焦らず慎重にアクセスしましょう。

電車でのアクセス方法は2通りあります。まず1つ目は、東武東上線武蔵嵐山駅にて降りる方法です。武蔵嵐山駅の西口から、ときがわ町の路線バスでアクセスできます。せせらぎバスセンター行きに乗り、十王堂前にて下車してください。そこから徒歩15分でアクセスできます。

バス停から歩くのが大変な方は、タクシーを利用してアクセスするのがおすすめです。武蔵嵐山駅からタクシーを使うと約10分で到着です。2つ目は、八高線明覚駅にて下車します。明覚駅から路線バスはないので、タクシーを利用しましょう。タクシーを利用すれば駅からは8分でアクセスできます。

埼玉県の玉川温泉は年中無休で営業しています。営業時間は平日と土日祝で異なります。平日は10時から22時まで営業しています。最終入館は21時30分です。土日祝は朝5時から22時まで営業しています。早朝の時間帯から営業しているので、朝風呂にも入ることができます。朝一番に来て、新鮮なお湯につかるのもおすすめです。

埼玉の玉川温泉の料金は、年齢と入館する曜日と時間帯によって異なってきます。まず土日祝の朝5時から8時までは朝割営業といい、大人600円、小学生300円、未就学児100円で入館できます。その後の8時から20時までは通常営業で、大人850円、小学生400円、未就学児200円です。20時から22時までは夜割営業で、大人420円、小学生200円、未就学児100円で入館できます。

平日に朝割営業はありません。通常営業と夜割営業のみです。平日の大人料金は、土日祝よりもお安く入館することができます。8時から20時までの通常営業は、大人800円、小学生は400円、未就学児は200円です。子供の料金は、曜日を問わず変わりません。また、平日の夜割営業の料金は、土日祝と同じく大人420円、小学生200円、未就学児100円です。

埼玉の玉川温泉は、館内着やタオルが有料で用意されているので、手ぶらで訪れることができます。販売用のタオル200円、バスタオル付きのレンタルタオルセットは200円、館内着は200円です。手ぶらで訪れることができるのも、人気があるポイントです。

埼玉の玉川温泉の温泉は天然温泉です。お風呂は「昭の湯」と、「和の湯」の2種類があります。週替わりで男湯と女湯が入れ替わります。今週がどちらのお風呂なのかは、玉川温泉のHPのイベントカレンダーに記されています。入りたいお風呂がある方は、事前にチェックしてから行くことをおすすめします。

それぞれのお風呂の特徴を詳しく説明します。まず「昭の湯」ですが、こちらは岩風呂で本格的な温泉スタイルです。内湯と露天風呂があります。内湯からは埼玉県ときがわ町の里山の自然を間近で感じられる大きな窓があるのがポイント。露天風呂は、大きな岩が積み重なっており、風情を感じられる本格派。人気のある露天風呂です。

「和の湯」は、館内と同じく、昭和レトロがコンセプトのお風呂です。赤富士が描かれており、まるで昭和の下町の銭湯にきているかのような気分になれます。こちらのお風呂にも内湯と露天風呂があります。テレビが設置されているので、テレビを見ながらゆったりと長湯を楽しむことができます。

埼玉の玉川温泉はアメニティも充実しています。「昭の湯」と「和の湯」のどちらのお風呂にもシャンプーとボディーソープが用意されています。パウダールームにはドライヤー、化粧水、乳液などが用意されているので、荷物が多くなりがちが女性も、玉川温泉なら少ない荷物で日帰り温泉を楽しむことができます。

埼玉の玉川温泉の泉質は非常に良いということで、温泉好きからも人気があります。玉川温泉の温泉は、地下1700メートルの秩父古生層から毎分100リットルもの温泉を組み上げています。その泉質はアルカリ性Ph10.1の単純温泉で、とろりとしていて、まるで水溶き片栗粉のような特徴のある質感です。入った瞬間からお肌がすべすべした感じになります。

15分おきに新しい温泉が投入されるため、いつでも新鮮な温泉を堪能できます。少しだけ硫黄の香りがするのも温泉気分を高めてくれます。衛生管理も徹底されています。毎日お湯を抜いてすべての浴槽を清掃し、お湯を全部入れ替えています。そのおかげで、新鮮な天然温泉に入ることができるのです。

毎日すべてのお湯が入れ替わっていますが、より一層新鮮な温泉を楽しみたいと、新湯を目当てに朝一番に訪れる方もいるほど人気があります。土日祝なら朝割料金で朝5時から入ることができ、お得ですので、早朝に訪れてみてはいかがでしょうか。

埼玉の玉川温泉の人気の秘訣は、その温泉の効能といっても過言ではありません。玉川温泉の効能は、美肌効果だけでなく、さまざまな疾病にも効果があります。主な効能は、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、慢性昇格病、情緒不安定、神経症、うつなど、体と心の両方に効果があります。

その効能の高さから、埼玉県内の近隣の病院等からも紹介されるほど。ぬるめの温度なのでゆったりと長時間入ることができます。長湯をして玉川温泉の効能をしっかりと享受しましょう。温泉の効能もありますが、末梢神経の血流もよくなるので、通常よりも元気が出ます。疲労回復にもおすすめです。

埼玉の玉川温泉は、ほかの銭湯や温泉にはない「昭和レトロ」な雰囲気が人気です。1960年代頃の昭和の雰囲気を再現しており、まるでタイムスリップしたかのような気分が味わえます。玄関には、三輪トラックのダイハツミゼットがお出迎え。中に入ると昭和歌謡が流れており、今は懐かしい瓶コーラの自販機や、昭和テイストの絵が飾られています。

館内を案内する看板も昭和レトロ風。それでけでなく、実際に1960年頃に使われていたホーローの看板たちが飾られています。昭和生まれの方にとってはとても懐かしく、ゆったりとくつろげる環境です。昭和を知らない子どもたちにとっては、このレトロな雰囲気をエンターテインメントとして楽しむことができます。

埼玉の玉川温泉でお食事をしたくなったら、1階に「玉川食堂」があります。玉川食堂は、地元の埼玉県ときがわ町で採れる野菜や食材を使ったお食事や、昭和を感じられる食事が楽しめます。定食からおつまみまで一通り揃っています。地元のお母さんたちが作る家庭料理がメインです。

使われている食材や、調味料にはとてもこだわっており、体に良く予想外の美味しさで人気があります。料金もお手頃で、数百円から千円後半です。11時から22時まで営業しています。食券を購入し、休憩処や大広間、中広間などの食事が可能なスペースにて食べることができます。

玉川食堂は、土日祝のみ営業時間が異なり、朝8時30分から営業しています。限定12色の朝定食が人気です。宴会もすることができます。宴会は平日のみ可能で、3名以上で料金は2500円から。この料金には、入館料やお食事、館内着などが含まれているので、とてもお得です。平日に玉川温泉に行く場合にはぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

玉川食堂のイチ押しメニューは、「高柳製麺所」のひもかわうどんです。「高柳製麺所」は、地元埼玉のときがわ町では根強い人気を誇る製麺所で、昔ながらの製法でうどんを作っています。その「高柳製麺所」が作ったひもかわうどんは、幅1.5センチほどの太さで、つるつるしこしこの食感がとてもおいしい人気メニューです。

ひもかわうどんの他に、普通の太さのうどんや、ときがわ町で採れる有機野菜の天ぷらセット、地元の豆腐屋さんの豆乳とコラボした豆乳うどん、埼玉県深谷市名産の深谷ねぎとときがわ町の養鶏場とコラボしたうどんなどもあります。

昭和系メニューもおすすめです。人気があるのが、「給食のおやつ」。料金は500円です。こちらは子どもに大人気のメニューで、揚げパン、三角牛乳、ミルメークの3点セットです。昭和の学校給食の定番のセットです。揚げパンも三角牛乳も懐かしい気持ちにさせてくれます。

給食おやつセットのほかには、ハムカツ、おでん、ニッキ水などの懐かしい昭和の味も。シベリアやかき氷など、昭和を思い出す甘味も揃っています。昭和レトロなものに囲まれながら、昭和の味を味わう。どっぷりと昭和に浸かった過ごし方もありです。

玉川温泉内にある売店「玉川商店」には、昭和を感じられる商品がいっぱい。一際目を引き人気がある商品が、全国のご当地サイダー。その数は70種類以上あります。ビンに入ったサイダーがより一層昭和レトロ感を醸し出しています。玉川商店では、昔懐かしの駄菓子も購入できます。子どもの頃よく駄菓子屋に通った大人も、駄菓子屋を知らない子どもも親子で楽しめる売店です。

そのほかにも昭和レトロな商品があります。ケロリングッズです。ケロリンは医薬品ですが、よく銭湯の備品にそのロゴが描かれていました。そのケロリングッズも玉川温泉にて購入することができます。昭和レトロな商品以外は、ときがわ町の名産品のお菓子や、自宅のお風呂が玉川温泉に早変わりする温泉の素も販売されています。玉川温泉が気に入ったら、ぜひ購入してご自宅でも温泉気分を味わってみましょう。

玉川温泉には、温泉に入ったあとにゆったりとくつろげるスペースが豊富にあります。木の図書館と、ハンモックがあるテラスもそのひとつ。木の図書館は昭和テイストの館内とは趣が異なり、ウッドテイストで落ち着ける空間になっています。たくさんの雑誌や書籍、漫画などが置かれています。ゆったりとくつろげるチェアがありますので、そこに座ってお風呂上がりをのんびり過ごしてみてはいかがでしょうか。

木の図書館には木で出来た「玉川テラス」があります。おしゃれなハンモックが置かれており、テラスで里山の心地よい風を感じながらのんびりとくつろぐことができます。木の図書館と玉川テラスでは、本を読んだり仮眠をとったりと、思い思いの過ごし方ができる場所です。

玉川温泉には、無料のマッサージ機があります。無料のマッサージ機は、2階の大広間にあります。通常、このようなマッサージ機はお金がかかるもの。こんなに嬉しいサービスはありません。お金がかかるボディケアもありますが、そこまでやるほどでもないという時には、無料ですからぜひ利用しましょう。制限時間は10分と決まっているので、譲り合って使いましょう。

日曜日になると、無料マッサージ機の近くにキッズスペースが登場します。お父さんお母さんはマッサージ、子どもたちはキッズスペースで遊ぶということもできます。非常に気の利いたサービスです。

玉川温泉の休憩スペースは、木の図書館やテラスだけではありません。大広間が1階と2階にあります。1階の大広間には、椅子とテーブル、畳のスペースがあり、玉川食堂の食事が食べられるようになっています。階の大広間は、畳にテーブルと座布団があり、1階と同じく食事をとれるスペースとなっています。カウンターではお酒やおつまみなどが注文できるようになっているので、お酒を飲みながらゆったりと過ごすことができます。

2階の大広間は、食事だけでなく、カラオケ大会が行なわれています。カラオケができるのは平日と土曜日のみ。おじいちゃん、おばあちゃんの憩いの場となっています。2階には作りこまれたレトロな感じはなく、温泉道場が再建する前のままの作りになっています。日祝はキッズスペースができるので、お子様連れでも安心して過ごすことができます。

温泉に来たらあわせて利用したいのがボディケア。玉川温泉にもボディケアのメニューがあります。通常のボディケアは気軽に受けられる20分コースからしっかり疲れが取れる100分コースまであります。料金は、20分2100円、30分3100円、40分3800円、60分5500円、80分7300円、100分9100となっています。65歳以上の方には割引があります。

その他のコースは、足をケアするリフレクソロジー、眼精疲労ケア、セットコースがあります。リフレクソロジーは20分、30分、40分の3コースがあり、料金は20分2100円、30分3100円、40分3800円です。眼精疲労ケアは、20分と30分の2コースで、料金は20分2100円、30分3100円です。

ボディケアは時々割引料金でサービスを受けられることがあります。割引などのお得な情報は、玉川温泉のHPのイベント情報にて確認できます。割引を利用するには、利用できる条件や先着順などの場合があります。気になる方は事前にチェックしてみてください。

何かと無料で楽しめるものが多い玉川温泉ですが、女性限定で無料の泥パックのサービスが受けられます。以前は期間限定で行われていたサービスですが、現在は毎日提供されるようになりました。山形県月布でとれた「モンモリロナイト」を配合した泥パックが、女性浴室にて提供されています。提供時間は10時30分から19時30分です。なくなり次第終了なので、やってみたい方は時間に気をつけて行きましょう。

泥パックを5分ほどすると、お肌がぷるぷるになります。温泉そのものも美肌効果が期待できますが、泥パックをするともっと美肌効果が感じられます。入館料のみで特別な料金はかかりません。女性はぜひやってみてはいかがでしょうか。

玉川温泉には大変珍しい「温泉スタンド」があります。料金は18リットル200円。24時間セルフサービスでいつでも温泉を購入することができます。これがあれば玉川温泉の営業時間外でも、自宅で好きな時間に温泉が楽しめます。

玉川温泉の温泉スタンドから出る温泉は、一切手を加えていないそのままの源泉です。営業時間内ならば、玉川温泉にてポリタンクを購入することもできます。急に温泉を持ち帰りたいと思った時にはぜひ利用してみてください。ときがわ町には、玉川温泉とは別の温泉スタンドもあるので、帰りに立ち寄って両方の温泉を入り比べてみるのもよいでしょう。

埼玉の玉川温泉には、宣伝部長の名物ヤギがいます。その名も「ヘルマ部長」。元々は捨てヤギだったのですが、近隣の牧場で保護されていました。その牧場からレンタルという形で玉川温泉にいましたが、現在は、正式に玉川温泉の宣伝部長として無期雇用されています。宣伝のほか、除草作業を日々がんばっています。そんなヘルマ部長ですが、土日祝には、ヘルマ部長にエサを上げるイベントが行われています。エサの料金は1カップ100円です。

埼玉の玉川温泉は、毎日何かしらのイベントが行なわれています。平日はカラオケ大会やビンゴ大会、週末になると、お風呂いっぱいにアヒルが浮かぶイベントなど、一風変わったイベントが行われています。いつ行っても温泉だけではない楽しさがあるのが玉川温泉の魅力です。

夏休みの時期になると、子ども向けの特別イベントが開催されます。工作作りや、玉川温泉の裏側が見られる「源泉バックヤードツアー」など、夏休みの宿題の手助けになりそうなものから、肝試しや夏祭りなど、夏休みの思い出になりそうなものもやっています。8月の毎週土曜の夜7時からは、手持ち花火大会なども。子どもも大人も玉川温泉で思い出作りをしてみてはいかがでしょうか。

埼玉県ときがわ町にある玉川温泉の営業時間やお風呂、アクセスについてご紹介しました。温泉道場というユニークな会社が運営する、昭和レトロな温泉銭湯。ヤギが宣伝部長をしているかと思えば、温泉は天然で本格的。温泉だけではない魅力が沢山ある温泉ですので、人気があるのもうなずけます。都心からもアクセスしやすいので、小旅行としてぜひ足を運んでみてください。