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話題の高級夜行バスとは
最近の夜行バスは二極化し、シンプルで最低限のサービスを提供するものと、ラグジュアリーで最高級のサービスを提供するものに別れています。なかでも高速バスは今まで安い料金で利用できるというイメージが強かったのですが、ホテルと変わらないと言われるほど快適でカップルでもおすすめな高級バスが注目されています。
夜行バスの設備と問題点
夜行バスは新幹線や飛行機よりも安い料金で利用できるため、就職活動や学生旅行の強い味方でした。しかし、狭い座席で長時間の移動で疲れが出たり、エンジン音や揺れで眠れなかったり、トイレが設置されていない夜行バスもあったりと、快適さからは程遠いイメージがありました。
今までは夜行バスといえば、ほとんどの人はバス停の休憩スペースで必要なことをすべて済ませるという人が多かったと思います。お化粧を落としたり、着替えを済ませたり、狭くても過ごしやすい格好になったりと準備を整えるために、高速バスの待合スペースは時間前には人であふれ、カフェや飲食店も座れないほど混雑します。
バスの中では酔ってしまうので食事もできず、直前に食事をしてしまうと酔ってもどしてしまうという人もいます。バスに乗る前に食事を済ませる人、バスから降りて食事をする人、二つが合わさると大混雑して、食堂の関に座るまでの時間で疲れ切ってしまうなんて体験をした人も多いです。
一番快適?高級夜行バスでの移動
女性には着替えもしにくく、お化粧を治したりというのもしづらいので敬遠されがち。カップルで利用する交通手段としても不人気だった夜行バスですが、それらを改善する高級夜行バスが登場しました。トイレはもちろん、パウダールームも完備されてホテルと大差ないような夜行バスの登場で、女性やカップルにも人気となりました。
今までは節約したい人や、新幹線や空港から距離が遠いためやむなく利用する、という人が多く、快適さからは程遠いイメージがありました。揺れで酔えば眠ることもできず、エンジン音や隣の人のいびきで眠れない、なんて不満も多かったです。それが、すべて解消されて、移動式ホテルのような高級夜行バスが登場しました。
そのため、今までは新幹線を使っていたけど、あえて夜行バスを使って移動するという人も増えてきました。高級夜行バスの登場に、当初特殊なジャンルと思っていた人もいましたが、夜行バス利用ランキングでもたびたび上位に上がり、ただ安いだけではなく快適さを人は求めるということが実証されました。
サービス充実高級夜行バス
夜行バスといえば狭くてシートを倒すのにも気を使うというイメージが多かったのですが、そんな人にこそ最新の高級夜行バスがおすすめです。足元が広いのはもちろん、前後の感覚が広くて今まで感じていた「後ろの人に申し訳ない」という抵抗を感じず、のびのび座席を倒すことができます。
周りの人の目が気になっていた。寝顔を見られたくない。そんなちょっとした悩みも改善してくれる、顔をすっぽり隠すタイプや、ベッドの両端が卵のように包み込んでくれて音や視界を遮ってくれるシートもあります。パウダールームや空気洗浄機も設置されて、今までカップルで利用しにくいと思っていた人でも利用しやすくなりました。
これまで、移動中も仕事がしたいと感じていた人は、充電器やUSBが完備された新幹線を利用している人も多かったです。しかし新しい高級夜行バスではUSB、Wi-Fiも完備され、広い机の付いているタイプの個室もあり、仕事帰りにそのまま出張先に夜行バスで行くのにも快適にできるようになりました。
映画が楽しめる?高級夜行バス
飛行機の国際線や一部の国内線についているビデオや映画の配信サービス。高級夜行バスには移動中に映画が観れるサービスもあります。揺れをおさえるシートなので酔いもしにくく、映画を楽しむことができます。新作も多く、移動時間の間に映画をみていて気づいたら目的地についていたということもあります。
映画は洋画、邦画と種類が豊富で、人気作品を集めているので、映画好きな人には新幹線よりも料金が高くても利用したくなるサービス。苦手な人には映画だけでなく、朗読のサービスもあります。ゆったりとした声で読み上げられる童話に気づけばうとうとと眠ってしまいます。
カップルにおすすめな高級夜行バス
夜行バスのシートは、席がそれぞれ独立したタイプと、一席だけ離れて二席がくっついたタイプのシートもあります。カップルでも利用におすすめのシートです。新しいタイプの高級夜行バスは、ホテルのように個室タイプになっていて、着替えも手軽にできます。さらにカップルでも利用しやすくなっています。
カップルだけでなく、友達といく時も、夜行バスは気を使ってしまって一緒に旅行をするときの選択肢として選びにくいものがあります。しかし、個室タイプなら新幹線より快適で利用したくなるので、今まで友達を誘う時にも抵抗があった人でも、おすすめしたくなってしまう快適さがあります。
ぐっすり眠れる高級夜行バス
高級夜行バスで一番重要なのはゆっくりと眠れること。高級夜行バスには睡眠を一番に重視したバスもあります。寝る前に睡眠薬を飲んだり、酔わないように準備をしなくてはいけない人も多いと思います。しかし、新しく開発された睡眠特化型の高級夜行バスなら準備が必要なく、寝つきのいい人ならすぐに眠れます。
個室よりも料金が安いシートタイプでも、寝やすさに特化したコクーンタイプというシートもあります。背もたれが140度まで下がり、枕を持参しなくともちょうどよい角度に調節できます。微妙な角度が気になって眠れない人でもぐっすり眠れるようになっています。シート周りがせりあがっているので仕切られていて周りも気になりません。
気になる!高級夜行バスの料金
夜行バスは特別シートの場合料金が高くなり、千葉の東京ディズニーランドから、大阪の梅田まで大人片道11500円くらいです。大阪駅から新幹線を利用していく場合、料金は片道約15000円。時間は約3時間40分で到着します。バスでの時間が約9時間半ほどなので、時間は倍以上かかりますが安い料金で移動できます。
個室タイプの場合は新幹線よりも高い料金になってきます。関東から関西までの乗車料金がが大人片道約20000円のところが多いです。バスの料金は通常期と繁忙期で金額が変わり、早割などの割引サービスがあるのでその時々で料金は変わってきます。安い料金でいい席を狙う場合、急がなければなりません。
高級夜行バスランキング9位:WILLER ラクシア
夜行バスでよくある3列独立シート。窓際はいいけど、真ん中は通路を通る人から見られると、気になっている人は多いです。そんな悩みを解決するのが、高級夜行バス会社の「WILLER EXPRESS」が提供する「ラクシア」です。3列のシート幅51.1cmの広々シートで、真ん中にもカーテンをかけることができるのです。
通路を利用する人に顔を見られたくないなと思っていた人には嬉しいサービス。ラクシアはリクライニングが146度まで倒れるため、寝るときも快適に利用ができます。テーブルがついているので仕事で利用する人にもおすすめ。安いのに高級感あるシートは夜行バスランキングでも絶賛される人気です。
料金は東京から大阪までで大人片道11900円なのですが、早割があるときや繁忙期を避けると7310円まで安くなります。女性の利用者も多いため、カップルでの利用もおすすめ。背もたれ座席、腰面と三種類に厚みの違うクッションがあり、首元にも調節可能な首あてで快適に眠ることができ、目が覚めれば目的地についています。
高級夜行バスランキング8位:さくらクオリティエクスプレス
安い料金で快適に利用できる高速バスを提供するのが「さくら観光バス」です。ブランケットはもちろん、スリッパや耳栓もついています。夜行バス利用ならアイピローとトラベルピローもついているので、眩しさが気になって眠れないという時でも安心して眠ることができます。リクライニングも140度とゆったり眠れる角度まで倒すことができます。
とくにおすすめなのが「さくらクオリティエクスプレス」。なんと電動マッサージ機能が座席についているのです。快適さはもちろん、疲れをほぐしながら移動することができます。料金は埼玉の大宮から神戸市までが9980円。関東から関西を結ぶ路線があり、池袋からなんばに着く便もあります。出張や観光で疲れた時におすすめの夜行バスです。
高級夜行バスランキング7位:マイ・フローラ
徳島の夜行バス利用者では知らない人はいないと言われるのが「海部観光バス」の「マイ・フローラ」。2列独立シートなので隣の席との間隔は広く、社内に設置されたトイレに行く時も気を使わずにすみます。シートの寝心地も良く快適な乗り心地。仕事から旅行、カップルでの利用もおすすめな高級夜行バスです。
室内にはおしぼりやスリッパもあり、ゆったりとするためのアメニティがそろっています。さらに女性にも快適に利用しやすいように、パウダールームがあります。明るく広いため、着替えもできるので、乗車前に準備ができなかった時でも安心して利用できます。座席にも仕切りがついているので、個室感覚でシートを利用できます。
徳島県産の木製素材で作られた仕切りとカーテンを個室のようになります。シートは155度まで曲がるので、寝るときも快適。シートには小型テレビもついているので眠れないときでも眺めて時間を潰すことができます。徳島から東京まで料金は片道14600円ですが、早割を使えば13100円で利用できます。
高級夜行バスランキング6位:WILLER エクゼクティブシート
キャンセル待ちで一カ月以上予約できないこともあるのが、高級夜行バスサービスを提供する「WILLER EXPRESS」の「エクゼクティブシート」です。2列独立シートなので、通路も広々、隣との間隔も広いです。関東から関西を結ぶ路線で乗ることができます。料金は11000円なので新幹線よりも安い金額で利用することができます。
エクゼクティブシートは寝ることに特化したシートです。快適な睡眠を提供するために、背もたれは電動リクライニングで142度まで曲がります。ソファーのように柔らかいシートは寝心地も抜群。ふくらはぎを心地よい角度まで上げることができるフッドレストや、可動式の首あては自分の快適な角度に調節できます。
サイドにはドリンクホルダーだけでなく、スマートフォンなどの小物を入れておくのに便利な小物入れホルダーもあります。2列独立式の広々としたスペースを利用して、コートかけハンガーもあるので、仕事での利用の人にもおすすめ。ビジネスマンが利用する夜行バスランキングに上位で上がるのも納得のサービス。厚着をする冬場にもおすすめです。
高級夜行バスランキング5位:WILLER ReBorn
3列シートのゆったり座れる高級バス「WILLER EXPRESS」の「ReBorn(リボーン)」はカップルにもおすすめな3列シートタイプ。二人で利用するときは席が隣接したシートを利用すると距離も近いです。カップルだけでなく友達同士でもおすすめなシートタイプで、長いおしゃべりは厳禁ですが、ちょっとした会話がしやすい距離にシートが隣接してあります。
ReBornのシートはカーテンで仕切るのではなく、シートの縁が盛り上がっていて包み込んでくれるシェル構造です。そのため周りからの音が気にならず、快適に乗ることができます。シェル構造のシートは夜行バスランキングでも上位に上がる乗り心地の良さで、疲れも取れるくらい安眠できるため、旅行や仕事などでも利用するのにおすすめです。
リクライニングは156度まで稼働し、電動式なのでゆっくりとさがるようになっています。座席幅は59cmと広々利用できます。足もとも広々としていて、フットレストを使うと身体が水平になり、柔らかいシートはベッドで寝ているような快適さがあります。ドリンクホルダーが高い位置についているので、飲み物も取りやすくなっています。
シートにはテーブルも備え付けられているので仕事での利用もおすすめ。利用できるのは関東から関西までの路線で、料金は大人片道13400円。繁忙期以外の時期で、早割が適用されれば8640円で利用できるため、新幹線よりもずっと安い料金で利用できます。長い時期ですと三か月ほど前から予約ができます。
高級夜行バスランキング4位:WILLER コクーン
「WILLER EXPRESS」で最も快適に眠れるのが「コクーン」タイプのシートです。2列独立シートで広々利用でき、縁がせりあがっているので防音対策もばっちり。プライベートモニターが搭載されているので、移動中にゆっくり映画を観ることもできます。足元には靴を収納するスペースがあり、広々しているのでゆったりすることができます。
縁の中にはミラーがついているので身だしなみもばっちり。そのためカップルでの利用にもおすすめです。ドリンクホルダーの付いたテーブルがあるので食事にもおすすめ。スーツかけハンガーがついているので、上着をかけることも可能。自室のような安心感があり、夜行バス好きな人に人気のシートタイプです。
路線は関東から関西まで、料金は大人片道11500円です。早割や繁忙期を避けると8800円で利用できます。カップルだけでなく友達同士での旅行や就職活動、仕事での利用もおすすめの快適な夜行バスです。繁忙期の間は予約が早く埋まってしまうために早めの予約が必要です。
高級夜行バスランキング3位:ドリームルリエ
「JR高速バス」が提供する「ドリーム号」は高級夜行バス界では人気のバスです。前席にiPadminiが搭載されていて、電子書籍や動画配信サービスも楽しめます。イヤホンがついているので、周りに音が漏れることもありません。前後で席の数が変わり、2列独立シートの「プレシャスクラス」と3列シートの「アドバンスクラス」があります。
プレシャスクラスは座席を壁とカーテンで仕切られているので、個室のような安定感があります。さらにシートはボタン一つで温かくなるヒート機能付き。冷えが気になる女性から、冬場の寒い時期の利用までおすすめです。料金は東京から大阪間で大人片道18000円から14000円になっています。
高級夜行バスランキング2位:西鉄はかた号プレミアムシート
最も長距離を走ると言われている高級夜行バス、それが「はかた号」です。一日一往復、所要時間約14時間ですが、プレミアムシートは完全に個室になります。人目を気にせず服を着替えたり、手荷物の整理をすることができる広々空間。一度知ってしまったら他の夜行バスは利用できなくなる快適さです。
シートにはマッサージ機能、背面ヒーターという冬場は嬉しい機能付き。専用タブレットや、夏場は身体を拭くのに便利な汗拭きシートもセットでついています。空気洗浄機もついているので、車酔いもしにくくなります。快適すぎてぐっすりねむってしまうほど。一車両に4席しかないため、繁忙期は取り合いになります。
料金はプレミアムシートが大人片道20000円。繁忙期を避けると割引がついて17000円で乗車できます。さらに周りの施設でシャワーなどのサービスが安く利用できる割引もあります。博多から東京駅までが新幹線で約6時間なので倍以上かかりますが、新幹線で23320円なので、安い時期は6000円ほどお得になります。
高級夜行バスランキング1位:ドリームスリーパー
移動式のホテルとも言われるほどの高級夜行バス、それが「ドリームスリーパー」です。その名の通り、快適な眠りを提供するための高級夜行バスです。東京大崎駅から、JR広島駅まで、最繁忙期は片道普通運賃料金が12500円、特別仕様車両料金が11000円なので23500円です。
部屋は完全個室。バスに乗るときに靴を脱いでスリッパに履き替えるという、移動式ホテルの名は伊達ではないです。シートのクッションはベッドよりも寝心地が良いと言われるゼログラビティシート。角度は浮遊感を感じるような絶妙の角度になるよう設定できます。またシートだけではなく、Wi-Fiやイオン発生器などなど、至れり尽くせりです。
新幹線の料金は、JR広島駅からJR東京までが約20000円なので、新幹線を利用した方が安く済むのではと思うかもしれませんが、通常期の片道普通運賃料金は7500円なので、合計で18500円となり、新幹線よりも安い料金で利用することができます。さらにウェブからの予約なら早ければ割引がついてさらに安い料金で利用できます。
高級夜行バスの注意点
サービス充実、料金も飛行機に比べると安く、快適に過ごせる設備が充実している高級夜行バス。ランキングで比較できるサイトも増えてきて、情報収集をしやすくなっています。カップルでも女性でも使いやすくなっている高級夜行バスですが、利用するときの注意点があります。路線が限られているのです。
高級夜行バスが発車しているのは主要な都市部だけになっています。利用してみたいと思っても、最寄りのバス停からは発車していなかったり、東京から帰るときに自分の街が路線になかったりとがっかりしてしまうことがあります。また、シーズン中は予約が殺到するので早めの予約が肝心です。
また、やはりない設備もあります。個室が利用できても、シャワーはありません。バスターミナルにはシャワーブースのあるところや、近隣に銭湯やスパなどが利用できる場所もあります。夏場は特に欲しくなりますが、汗拭きシートなどでも十分さっぱりするので、個室などのバスを利用するときには持参するのがおすすめです。
夜行バスに便利なWILLER EXPRESS CAFE
高速バス会社でランキングにもたびたびバスが登場するほど有名な「WILLER EXPRESS」。WILLERバスターミナル大阪梅田の隣にはカフェが設置されています。バス利用前にも利用後にもおいしいメニューが多く、軽めで食べやすいメニューが多く、テイクアウトもできます。
高速バスを利用した後は割引になるメニューもあり、お得に利用することができます。営業時間は朝6:30から夜23:00まで。遅い到着や出発、早い到着や出発の時にくつろぐことができるので、朝食や軽食にも便利です。旅行だけでなく、出張などの仕事で利用するときも便利なカフェになっています。
高級夜行バスで旅をしよう!
一度夜行バスを利用したけれど、寝苦しくて疲れてしまった、着いたけど何もする元気が起きなかったという人もいるかと思います。しかし、夜行バスは進化を遂げて高級夜行バスとしてサービスを充実させてきました。利用路線があれば、友達やカップルでも利用しやすくなった高級夜行バスを是非とも体験してみてください。
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