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日曜の朝は旨いものがそろう三崎港の朝市へ!
三浦半島南端の街、三崎はマグロやイセエビの魚介から新鮮野菜までそろう食材の宝庫です。都心から日帰りで行ける場所に美しい景色が広がり、おまけにおいしいものがいっぱいあります。そんな三崎の魅力がギュッとつまった朝市が人気とくれば楽しまない手はありません。ここの朝市は常設ではありませんのでお出かけ前にまずは内容をしっかりチェックすることからはじめましょう。
旬の食材と出会える朝市の魅力
朝市の魅力は、新鮮な食材がそろいその土地の名産・名品が産地出荷価格で手に入ることなどたくさんあります。行くたびに品ぞろえは大きく変わりますが、その分季節感があふれ、味も栄養価も最高なのに安く手に入れられる旬の食材に出会うよろこびも発見できます。とはいえ安く新鮮な食材を手に入れるだけなら各地にある直売所でも同じものがそろわなくはありません。
三崎の魅力を朝市から発信
品ぞろえにくわえて、地元の魅力を伝えようという朝市関係者の熱意と工夫も見逃せません。人気の朝市になればなるほど駐車場には県外ナンバーの車が増えるようになります。三崎の朝市も神奈川県以外からの訪問者の割合がかなり大きくなりました。メディアで取り上げられる機会が増え口コミが広まったことも理由のひとつでしょう。
それと同時に三崎の魅力を感じてもらいたいという出店者たちの気持ちが詰め込まれていることが朝市の活気とにぎわいに無関係でないような気がします。県外から来たお客さんにまた三崎へ行きたいなと思ってもらうために、30を超える朝市の出店者がこころを込めたおもてなしで迎えようとする姿勢が伝わってくるのが三崎の朝市です。
神奈川三崎朝市の場所・時間
そんな三崎朝市が開かれるのは神奈川県南東部、三浦半島の最南端にある三崎漁港です。橋を渡った先には風光明媚な城ヶ島があるところです。朝市は三崎魚市場近くの公園を会場に毎週日曜日の午前5時からはじまり、年初の第一日曜日だけのぞき、お盆も年末年始も少々の雨でも中止にせずやっています。5時前からスタートしていることもしょちゅうあるようです。
神奈川三崎朝市へのアクセス
三崎朝市へのアクセス情報をお伝えします。公共の交通機関では残念ですが朝市の開店に間に合いません。京急で三崎口まで行き、さらにバスで三崎港を目指すとなると始発に乗っても早くて午前7時頃の到着となりそうです。もちろん無理のない時間に出かけ朝市で朝食だけ済ませるのもありです。そのあとゆっくりと三浦半島の自然・史跡やイベントを満喫する楽しみ方もおすすめします。
車なら時間的な問題はありません。ただし特売品や人気の朝市フードねらいなら早く着いて開店を待つ勢いが必要です。車でのアクセスなら横浜横須賀道路の衣笠インターから三浦縦貫道へ進み国道134号線を三崎方面へ進みます。ちなみに城ヶ島大橋は午前8時までは渡橋料(普通車で150円)がかかりません。お買い物、朝食後のドライブルートに検討してはいかがでしょうか。
神奈川三崎朝市の無料駐車場
朝市開催時は会場近くに三崎朝市契約駐車場「新港駐車場」が用意されています。午前4時から8時までは無料で利用できます。なおこの駐車場は朝市がお休みの日は有料なのでご注意ください。周囲にはほかにも無料の提携駐車場があって現場で誘導してくれます。200台程度は停められる模様。また、混雑時には大駐車場がさらに開放されるので駐車場所に困ることはないでしょう。
神奈川三崎朝市を上手に楽しむ方法1:お店の人とのやり取り
三崎の朝市では来場者がお店の人と笑顔でやりとりを楽しんでいる姿が目につきます。たとえば神奈川県外から来た人がそのことを告げると三崎の魅力を伝えたいお店側にもスイッチが入るかのように会話が盛り上がります。朝市のような対面販売が得意でない方には抵抗があるかもしれません。ですがお店の人とコミュニケーションを取ることは朝市を楽しむ大きなポイントなのです。
掘り出し物などの情報や買った食材のおいしい食べ方をいちばん知っているのは当たり前のことですが地元の人以外にいません。それにときにはおまけしてくれて何だかすごく得した気分になることだってあると思います。一度この楽しさを覚えると病みつきになるかもしれません。そんなふうにお店の人とふれあいながら顔の見える相手から食べものを買う安心感も朝市の魅力です。
神奈川三崎朝市を上手に楽しむ方法2:おすすめの時間
マグロや地魚、三浦野菜、出来立てをその場で味わう朝市フードの朝食から雑貨まで地元の名産がズラリとならぶ三崎朝市をエンジョイするキーワードはズバリ「時間」です。のんびり構えているとせっかく来たのにお目当ては売り切れなんて憂き目にあうことも覚悟しなければなりません。開店時間の5時前の会場にはすでに多くの人がならび、人気の品から順番に売り切れていきます。
特売品ねらいであれば気合で早起きすることをおすすめします。少し遅くても手に入る食材はありますが、叩き売りがはじまる7時台にはそれもどんどんと姿を消します。それに買い物が終えた客は朝食をはじめますので人気の朝市フードも次第に品切れになります。ただ、何が残っているかは行ってからのお楽しみと叩き売り目当てにあえて6時半頃に行くのもおもしろいかもしれません。
神奈川三崎朝市のおすすめ1:三崎マグロを調達
神奈川県三崎といえばまずは何といってもマグロです。三崎港には世界中からおいしいマグロが集まっています。脂がのった三崎マグロをぜいたくに食べたい!と三浦半島に通う人は少なくありません。朝市の主役もやはりマグロで決まりです。そのため真っ先に品薄になりますからマグロねらいなら基本はアサイチです。三崎朝市では買うことも朝食に食べることもその両方もできます。
頭から尾っぽまでそろうのは三崎ならでは
マグロを求めて早朝から多くの来場者で会場はにぎわいます。本マグロ、ミナミマグロ、メバチマグロなどの大トロ・中トロ・赤身といったおなじみの人気部位はもちろん、漬けやネギトロといった加工品もそろっています。大きな頭が無造作にゴロゴロしていたりします。普段はあまり目にしないマグロの頭から内臓まで希少部位も何でもそろっているのが三崎朝市の特徴です。
「これ食べたい」という直感を信じる!
マグロは複数の店舗で扱っています。品ぞろえやお値段など当然、違いがあります。はじめての三崎朝市ならしっかり吟味したくなる気持ちはわかりますが、あれこれ迷って買えなかったでは仕方ありません。ピンときたものをまずひとつ買えば安心できると思います。お店によってはネットで特売情報を発信していたり予約を受けていたりしますのでチェックしておくのもおすすめです。
行列の洗礼
激安マグロは三崎朝市の目玉商品です。早い者勝ちの特売マグロ(ブツや中落ちなど)目当てに開店前から長い行列がかならずできるお店もあります。早い時間に着いたなら物は試しに列に加わってみるのも悪くないかもしれません。売り切れ御免状態ですが、特売品が運良く手に入ればラッキーですし、値段の安さと肌で感じた朝市の活気はきっと忘れられなくなるはずです。
神奈川三崎朝市のおすすめ2:三崎マグロで朝食
三崎マグロは買って帰るばかりではありません。せっかく早起きして出かける三崎朝市ですから名物のマグロでぜいたくな朝食にしたいと思いませんか。絶品のタレに漬け込んだマグロの角切りが酢飯の上に豪快に盛り付けられたまぐろぶっかけ丼(700円)は朝市いちばんの人気。7時を過ぎたころになると売切れ必至です。買い物前に食べておいた方がいいかもしれません。
寒い季節にほっこりと温めてくれるまぐろ汁(200円)も人気です。ぶっかけ丼と一緒にまぐろ汁いただくのが三崎朝市の定番朝食です。マグロの角煮やかきあげがトッピングされた朝市そば(400円)も外せません。一度は味わってみたいマグロメニュー満載の朝市フードコートです。何を選ぶかはともかく、家を出る前の朝食はごく軽くでガマンしておくことをおすすめします。
お土産にも人気なのが国産100%のもち米にマグロがどっさり入った「三崎港マグロトロちまき」。この朝市の名物にと三崎のマグロと横浜中華街の英知がみごとにコラボして誕生した中華味の逸品です。まぐろバーガー(300円)やマグロの姿をしたまぐろぱん(200円)は子どもたちが喜んでくれそうです。ちなみにマグロ以外の地元の食材を使ったメニューもしっかり充実しています。
名店のマグログルメを朝食に
三崎で人気のマグロ料理の名店、「くろば亭」の屋台も出店しています。人気のマグロのカルビ焼きやまぐろのグリルセットにくわえ、とても屋台で出される料理とは思えない日替わりの無国籍創作メニューで楽しませてくれます。ここの朝食を楽しみに朝市を訪れる人もいるほどです。運がよければマグロのさばき方教室やカブトや尾っぽの解体ショーが見学できて味見までできることも!
三崎まぐろ祭と三崎港町まつりの主役もマグロ
「三崎まぐろ祭年末ビッグセール」は三崎漁港の年の瀬を飾る毎年恒例のマグロ大売出しセールです。朝市会場の施設など周辺4会場に拡大して開催され、マグロを中心に新鮮な魚介類や三浦野菜、生花など、産地出荷価格でならぶ年末年始の食材を求めるのべ5万人の来場者で大いににぎわいます。通常の朝市と同じ午前5時にスタートして午後は4時30分までのロングランです。
10月の最終日曜開催の「三崎港町まつり」もマグロの町、三崎が誇るマグロづくしのお祭りです。こちらも30回を超える恒例イベントとなりました。午前8時にはじまって午後3時半までやっています。会場の魚市場は朝市会場から歩いてすぐの場所です。マグロお目当ての方は朝市のあとに寄ってみてはいかがでしょうか。
神奈川三崎朝市のおすすめ3:マグロ以外の海の幸
三崎朝市ではマグロのほかにも新鮮な海の幸が揃います。サザエ、タコ、イセエビ、アワビ、キンメ、ブリ、アジ、銀鮭から釜あげしらす、ちりめんじゃこ、干物、佃煮、塩辛などの加工品まで、旬の味覚にめぐり合う楽しみがあります。ここでは「魚詰め放題が1袋500円」なんていう豪快な売り方にも驚いてはいけません。箱売り、セット売りのもっとすごい特売品だってあります。
神奈川三崎朝市のおすすめ4:地元野菜その他
神奈川県の南端に位置する三浦半島はおいしい野菜が育つ土地でもあります。名産の三浦大根、三浦キャベツ、三浦スイカなどみずみずしい朝どり野菜の数々はマグロとならぶおすすめ品です。そのほかにもスーパーではお目にかからないようないろんな種類の青果から地たまごや生花のお店まで出店しています。老舗お豆腐屋さんの作ったヘルシーな豆乳や豆乳プリンもおすすめです。
神奈川三崎朝市のおすすめ5:楽しいイベント
朝市ではご紹介した以外にも、マグロの特売セールや季節ごとにテーマを変えたイベントを毎週のように開催して来場者を迎えてくれます。また、各地の被災地の支援のバザー開催、暑い日のスイカや寒い朝の甘酒など来場者への小さなプレゼントに主催者の助け合いとおもてなしのこころが感じられます。なお、イベント情報は公式Twitterなどでチェックしておくことをおすすめします。
神奈川三崎朝市のおすすめ6:段ボール水族館・夜市も?
段ボール水族館も今や三崎朝市の名物になりました。とても素朴なネーミングを持つその日その場限りの小さな水族館です。運悪く網にかかってしまったおさかなたちには気の毒ですが、大きな水族館の魚たちに負けない注目を集め子どもたちの記憶のなかで泳ぎ続けてくれます。何て素晴らしいアイデアとホスピタリティでしょう。くろば亭前を探してみてください。
あいにく朝市に縁のなかった方には夕方スタートで子どもたちも連れていきやすい「みうら夜市」がおすすめです。三崎下町商店街を会場にしてお盆に開催されるこの夏まつりには朝市で人気のお店が顔をそろえます。マグロの特売セールももちろんやりますし朝市フードのメニューがたっぷりと満喫できます。そのほかにも地元グルメや盆踊りや体験イベントなど盛りだくさんです。
神奈川三崎朝市周辺のおすすめスポット
新鮮食材を買い込み朝食まで済ませたところでようやく7時半回った頃、一日ははじまったばかりです。朝市ではこんな具合に時間が流れますからその先の計画をあらかじめ立てておきましょう。手に入れたマグロの鮮度に気を使いつつも、せっかく三浦半島まで来たことですし城ヶ島まで足を延ばしてみるのも悪くないアイデアだと思います。それに8時までなら渡橋料はかかりません。
レンタサイクルを駆って三崎や三浦半島の自然を満喫するのもおすすめです。午前9時になると三崎港のポート(乗降場)が営業をはじめます。なおこのポートがある「うらりマルシェ」は朝市の会場のそばにあるマグロや三浦野菜の直売所です。朝市でお目当てのものを買いそびれてしまったときにはのぞいてみるといいかもしれません。やはり午前9時の営業開始です。
クーラーボックスを積んで三崎の朝市へ!
さて、三崎朝市を特集しました。次の日曜の朝食はマグロがいいなと少しでも思っていただければ幸いです。新鮮な食材を手に入れおいしいマグロを味わって、そしてお店の人とお互い笑顔で会話を楽しめば早起きしたかいがあったと感じていただけるかと思います。さあ、クーラーボックスを忘れずに積んで神奈川県三浦半島へ向けて出発しましょう!
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