鷲子山上神社の御朱印・アクセス・駐車場まとめ！ふくろう神社と呼ばれる由来は？

栃木県･那須郡に位置している｢鷲子山上神社｣(とりのこさんしょうじんじゃ)は、別名｢ふくろう神社｣｢お酉様｣と、親しみのある名前で呼ばれています。

鷲子山上神社は、少々変わった神社で、ふくろうがいっぱいのパワースポットとしても有名な神社です。そこで、鷲子山上神社の御朱印やアクセス方法、駐車場情報やふくろう神社と呼ばれる由来もまとめてご紹介します。

鷲子山上神社の場所は、那須郡珂川町にあります。山頂にある神社で、標高470mほどの場所に鎮座しています。地上から高い場所にあるので、空気は澄んでいてきれいです。

御本殿も県境にあるので、左側が栃木県、右側が茨城県となっています。日本全国でも、このような状態の神社を見るのはとても稀でしょう。境内へ入るには、栃木県側から入り、茨城県側から出ることになっています。

鷲子山上神社は、｢神社の中心が県境」にある神社です。そのため、両県の文化財に指定されています。鷲子山上神社の中心が県境なので、左側が栃木県、右側が茨城県です。1000年以上前から、県境がある神社となっていたようです。

県境にある神社のため、社務所も2ヶ所あります。左側は栃木県の社務所、右側が茨城県の社務所となっています。御朱印やお守りなどのご授与品は、栃木県の社務所で頂きます。

鷲子山上神社の御祭神は、天日鷲命(あめのひわしのみこと)と言う、鳥の神様です。807年(大同2年)に紙漉きの技術と共に、勘請され、鷲子山に建立したとのことです。お酉様と親しみのある名前で呼ばれています。

天日鷲命は、開運･豊漁･開拓などの守護神であります。他にお祀りされている神様は、大巳貴命(おおなむぢのみこと)と小彦名命(すくなひこな)がお祀りされています。元は旭日嶽にあったのですが、1552年(天文21年)に現在の場所に再建したと言われています。

古の時代から、ふくろうは、｢神様からの使い｣｢幸せを運ぶ鳥｣と言われています。そのため、境内には小さなふくろう像から大きなふくろう像まで、様々な大きさをしたふくろうが鎮座しています。

様々なふくろう像には、運気アップや招福、縁結びなどの意味が込められているふくろうがいくつもいるため、｢ふくろう神社｣と言われています。｢ふくろう=不苦労｣と言うことです。

境内には、干支を意味する十干十二干支ふくろうや、自分が持って生まれた才能を教えてくれる九星ふくろうなどもあります。｢苦労を流す｣と言った意味の水かけふくろうも鎮座し、石像に水をかけると苦労を流して幸せを運ぶと言われています。

苦労を取り去って、幸福になりたいと思う方は多くいらっしゃいます。少しでも苦労を減らして幸せになってもらいたいと言う願いが込められています。そのため、｢ふくろう神社｣と言われるようになったようです。

鷲子山上神社の御朱印は、ふくろうのスタンプがある可愛らしい御朱印です。ふくろうがかわいいと、人気を集めている御朱印です。御朱印にもふくろうがいるので、ふくろう神社らしいデザインになっています。

御朱印には、もうひとつ特徴があります。それは、この神社の大きな特徴でもある｢県境｣のスタンプが押されています。御朱印の初穂料は300円となっています。御朱印は、書き手によって感じが変わり、味のある字体に巡り合うこともあります。

鷲子山上神社のオリジナル御朱印帳もありますので、御朱印帳をお持ちではない方も社務所でご授与頂くことができます。黄色がベースの華やかな色合いで、真ん中にふくろうが描かれています。御朱印帳の初穂料は1200円となっています。

御朱印帳は、もうひとつ種類があり、｢大フクロウ御朱印帳守｣と言い、御朱印帳全体にふくろう御柱がモチーフになったものです。御朱印帳守の初穂料は2700円となっています。

参拝を終え、ご授与頂きたいお守りがあれば、ご授与頂いてはいかがでしょうか。お守りの種類はとても多く、40種類以上あります。

ふくろうがモチーフになったお守りが多く、とてもかわいらしいです。一般的な形をしたお守りやストラップ型、ブレスレット型になったものなど、種類は様々です。

ふくろうがモチーフになったものが中心ですが、シンプルなデザインのお守りもありますので、お好みのお守りを選んではいかがでしょうか。

お守りの種類は、厄除け･開運･健康長寿･縁結び･子授け･金運などがあります。他にも、交通安全守りや勝守、学業守など、お守りの種類は様々です。合格絵馬や願掛け絵馬もあるので、奉納されてはいかがでしょうか。

鮮やかな色彩が目の中に飛び込んでくるこちらのお守りは、金運アップのお守りです。明るい黄色をしたお守り｢福ふくろう宝くじ袋守｣です。財布タイプになっているお守りは、宝くじを折らずに入れることができます。

じわりと人気と注目を集めているお守りで、御朱印帳と同じデザインになっています。財布タイプの他にも、巾着タイプもありますので、お好みで選んではいかがでしょうか。財布タイプのお守りの初穂料は1300円となっています。

明るい色合いに気持ちも上がり、金運も上がれば、とても嬉しくなります。宝くじ入れと金運に関わるお守りを合わせてご授与頂く方が多いようです。

金運を上げるため、大ふくろう像へ足を進める方も多いです。鷲子山上神社のご利益に金運アップもあるからです。実際に高額当選された方もいらっしゃるようです。願いが叶ったら、お礼の参拝も忘れずにしましょう。

鷲子山上神社には、大きなふくろう像があります。そのふくろう像は、高さが7mもあり、｢四神の御柱｣がしっかりと支えています。白狐･朱雀･玄武･青龍の四神です。

自分が関わる御柱を見つけて、柱の指定された部分に手を置きます。そして、方位除けと除災招福を願います。大ふくろう像の周りには、いつも、たくさんの参拝者がいらっしゃいます。

大ふくろうの御柱の中央には、木製の御柱があります。大ふくろう像の真下になる場所に不苦労御柱があります。願い事を唱えながら、不苦労御柱を備え付けの棒で優しく叩きましょう。笑顔で不苦労御柱を叩くのが良いと言われています。

｢ふくろう=不苦労｣と言われ、苦労を取り去り、福ふくろうが幸せを運ぶと言われています。そのため、大ふくろう像には、たくさんの方が集まっています。大ふくろう像は、金運の強力なパワースポットです。

鷲子山上神社は、ふくろうがいくつもあります。パワースポットは大ふくろう像だけではありません。大ふくろう像の近くに｢ふくろうの鐘｣があります。ここは縁結びのパワースポットと言われています。

ふくろうの鐘を鳴らすと、頂けるパワーは、｢縁結び｣｢恋愛成就｣｢家庭円満｣など、人との縁を結んで頂けるとのことです。もちろん、｢仕事との縁｣も結んで頂けますし、｢子どもとの縁」も結んで頂けるようです。

社務所から本社本殿へ進んでいく階段も頑張って上ってみましょう。石段は96段あり、往復すると2回苦労するため、ふくろう(296)となり、ふくろうの石段を呼ばれ、福を招いて頂けると言われています。

六地蔵と言う名前でありながら、鎮座しているお地蔵様は7体あると言う、不思議な場所があります。六地蔵は、強力なエネルギーを持っていると言われている、密かなパワースポットです。六地蔵には、何度も足を運ばれる方もいらっしゃるようです。

鷲子山上神社の御神木と言われているのが、樹齢1000年を超える大樹｢千年杉｣です。直径2mを超え、高さは8mとなっています。樹齢を重ねている杉は、大きなパワーを持っていると言われています。

大きな老木とはいえ、鷲子山上神社のパワースポットとなっています。御神木の側へ行って、大きなエネルギーを感じている方もいらっしゃいます。千年杉は、栃木県の名木百選にもなっています。

大きな杉の木ほどではありませんが、樹齢600年を超える｢榧の木｣(かやのき)があります。榧の木は、茨城県側にあり、天然記念物になっています。

榧の木は、高さ25m、根回り6.9mもある巨木です。この他にも、大きな榧の木数本あります。不思議なかたちをした杉の木もあり、大きなエネルギーを放っていそうです。

鷲子山上神社では、お水取りとお砂取りができます。｢亀井戸｣でお水取りができ、初穂料は無料となっています。亀井戸は、山頂にあるのにもかかわらず、枯れることがない御神水なのです。ちなみに水の性質は軟水です。お水取りをされる方はボトルなどの容器をお持ちください。

お砂取りをする際は、神職の方にお話をして、初穂料を納めます。お砂取りの初穂料は300円となっています。お砂取りでご授与頂いた砂は、家の玄関や庭に撒いて、場所を清めるために使います。ご自宅もパワーアップされてはいかがでしょうか。

鷲子山上神社の基本情報です。神社の境内は自由に拝観することができます。休日も特にありません。拝観料も必要ないので、基本的に自由にどなたでもすることができます。

御朱印の受付やお守りのご授与などは、9時から16時くらいまでとなっています。神社のある場所は、山頂と言う特性もあり、上り坂や石段が多いため、足腰の悪い方には、少々負担になってしまうことも考えられます。

鷲子山上神社へのアクセスです。栃木県と茨城県の県境にある、山の頂上にある神社なので、車でのアクセスがおすすめです。入口は栃木県と茨城県と2か所ありますが、頂上にアクセスするためには茨城県からがおすすめです。
 

茨城県側からですと、道路も比較的広く、出口もあるので、アクセスするのがとても便利です。栃木県側からアクセスすると、道がとても狭く、車のすれ違いも難しい箇所があります。そのため、出口に利用していることが多いです。

カーナビ等をセットすると、栃木県側からのアクセスが表示されることもありますが、道が狭いので、できるだけ茨城県側から入った方が良いです。

公共機関でアクセスの場合は、JR烏山線烏山駅を目指します。烏山駅からのアクセスは、タクシーがおすすめです。烏山駅からの距離は、約12kmほどあります。時間帯や道路状況によりますが、タクシー料金は4500円前後です。バスは市営バスを利用し、鷲子山上神社前で下車すると、目の前です。

鷲子山上神社の駐車場情報です。神社手前に数台だけ止めることができる駐車場がありますが、すぐに満車になることは覚悟です。ここから少し走った先に、広い駐車場があります。数分、歩くことになります。

駐車場の入庫台数は100台ほどあるので、平日であれば問題なく駐車場を利用できるでしょう。しかし、土日祝日や行事がある場合など、駐車場が混み合う時は、空くまで待つしかないようです。

大型バスも入ることができます。土日祝日の場合、事前に大型バスが駐車できるか、お問い合わせをすることをおすすめします。お正月期間は、大型バスの乗り入れはできないようです。

鷲子山上神社は、山頂にある神社です。周辺には、有料駐車場がなく、神社の駐車場が空くまで待つことになります。お出かけになるのであれば、駐車場の心配がない平日が良いでしょう。

鷲子山上神社をご紹介しました。栃木県と茨城県との県境にある、自然に囲まれた神社には、大きなエネルギーがあるパワースポットがあります。パワースポットには、御神木や大ふくろう像など、様々なふくろうがいくつもいます。

御朱印やお守りは、ふくろうがモチーフになったものが多くあります。金運アップや縁結びなど、御利益は様々です。ふくろう=不苦労で、苦労を除け、福ふくろうから福を頂くことができれば幸いです。願いが叶った時のお礼の参拝もお忘れなく!