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登別の地獄谷は紅葉・足湯を満喫できるおすすめスポット!駐車場やアクセスも紹介

登別の地獄谷は紅葉・足湯を満喫できるおすすめスポット!駐車場やアクセスも紹介
投稿日: 2018年11月17日最終更新日: 2020年10月8日

北海道登別の地獄谷は、火口跡の大地から白い蒸気が噴出し、豊富な温泉の源泉となる熱水が湧き出す日本の秘境です。また、地獄谷は紅葉の名所でもあり、お湯の流れる川で気軽に足湯も楽しめます。そんな、登別の地獄谷の人気スポットやアクセス、駐車場等をご紹介します。

北海道登別の地獄谷と周辺のダイナミックな自然を満喫しよう!見出し

Photo by Kinden K

北海道の登別市にある地獄谷は、活火山の倶多楽(くったら)の一部にある日和山の噴火によって生じた火口跡です。爆発によってえぐられたむき出しの地面からは蒸気が立ち上がり、今も活動している火山から沸く豊富な熱水は登別温泉の源泉となっています。そんな登別の地獄谷周辺の紅葉や足湯を満喫出来るスポット、そしてアクセスや駐車場をご紹介します。

北海道登別の地獄谷周辺の見どころをご紹介見出し

Photo by MiNe (sfmine79)

地獄谷周辺の観光は、温泉街から「地獄谷」を入口に、多様な植物が原始の姿のままで保存されている「登別原始林」や、「大正地獄」、そして日和山の噴火によって出来た「大湯沼」や「奥の湯」、そして森林浴を楽しみながら楽しめる「大湯沼川天然足湯」等、見所がたくさんあります。

火山活動で出来た名所へのルートは散策路などがきちんと整備されており、歩いて2時間から3時間ほどで巡れる様になっています。山道なのでアップダウンもあり軽く汗をかく程度のトレッキングコースとしても人気です。また、名所の近くまでは、観光道路や駐車場も完備してある為、車で気軽に行く事も出来ます。

北海道登別の地獄谷とは見出し

Photo by the.young66

強い硫黄の匂いが立ち込め、白い蒸気が一面から立ち上る「地獄谷」は、登別火山の中の一つ、倶多楽(くったら)の西の麓にあります。

こちらの火山活動は約15000年前から始まり、「地獄谷」は約8000年前の水蒸気噴火により、大地が大きく裂けて出来た火口だそうです。そんな、地獄谷のダイナミックな自然は、展望台から一望するのも、地獄谷の中に作られた遊歩道から間近に見学することも出来るようになっており、登別観光の目玉の一つです。

火山活動により地中に沸く熱水は登別温泉の源泉で、1日10000トンという途方もない量が湧き出しています。そんな秘境に沸く豊富な湯には「温泉のデパート」と呼ばれるほど様々な泉質があり、登別温泉街はいつも多くの観光客で賑わっています。

北海道登別の地獄谷の火山口を散策しよう!見出し

Photo by Tainanian

登別温泉のメイン通りを抜け地獄谷の観光道路に入った場所で、まず出迎えてくれるのが、鬼祠(おにぼこら)を挟んでの、5メートルの赤鬼の立像と2.2メートルの青鬼の坐像です。

そこからさらに駐車場を通り過ぎ、案内所の登別パークセンター手前からは、地獄谷が一望できる「地獄谷張出展望台」へ行くことが出来ます。

地獄谷は直径が約450メートル、面積は約11ヘクタールの噴火によってえぐられたむき出しの土地です。谷に沿っていくつもの湧出口や噴気孔があり、転がる噴石と灰色の温泉の川が流れているが見え、まさに「地獄」の眺めが楽しめます。地獄谷に設置された遊歩道は地獄谷のほぼ中央までの約568メートルあり、地獄谷をじっくり観察できます。

鉄泉池(てっせんいけ)

Photo by x768

地獄谷のほぼ中央の遊歩道の終点には木柵で囲まれた鉄泉池(てっせんいけ)と呼ばれる小さな間欠泉があります。

この間欠泉は約80度の温泉で、一定の周期で噴出します。しかし、こちらの間欠泉は大きく噴出す様子は無く、4分から5分感覚の一定の周期で湯煙を上げてゴボゴボと沸き立ち煮えたぎる様子を見ることが出来ます。

「鬼火の路」のライトアップ

Photo by othree

また、地獄谷の遊歩道は、日没から午後9時半頃まで「鬼火の路」としてライトアップされています。

「地獄谷張出展望台」からは真っ暗な地獄の中央へ伸びた光の路が美しく見え、白煙や山肌がほのかに照らされて、幻想的は光景を見ることが出来ます。但し、12月から3月までの冬の期間は地獄谷は閉鎖されていますのでご注意下さい。

北海道登別の地獄谷の紅葉見出し

Photo by Kentaro Ohno

地獄谷の紅葉の時期は例年10月上旬から10月下旬頃です。紅葉を見るおすすめの場所は地獄谷が一望できる「地獄谷張出展望台」です。紅葉に彩られた光景は、地獄谷の短い秋を彩ります。

地獄の様な様相の「地獄谷」も、秋には美しい紅葉の名所になります。「地獄谷張出展望台」や「遊歩道」からは、地獄谷を囲む山々のモミジやダケカンバ、ナナカマド、ヤマウルシ等が赤や黄色に色付いているのが見え、地獄谷の光景とともに楽しめます。

北海道登別の地獄谷へのアクセス見出し

Photo by Kinden K

登別の地獄谷は登別温泉の北側にあり、登別温泉のバス停からは徒歩約10分程度で到着します。登別温泉のバス停までのアクセスは、まずJR室蘭本線登別駅から登別温泉行きバスに乗り約15分で到着です。また、新千歳空港からバスで登別温泉までのアクセスなら1時間ほど掛かります。

車でのアクセスと地獄谷の駐車場

Photo by othree

レンタカー等、車では道央自動車道登別東ICからのアクセスで登別温泉までが約10分です。そして、地獄谷には有料で160台が停められる大きな駐車場があります。

こちらの駐車場の料金は、乗用車1台500円、大型バスは1台2000円です。駐車場からは地獄谷の玄関となる登別パークセンターまでは1分ほどです。こちらの駐車場は、大湯沼駐車場との共通利用券となっています。

北海道登別の地獄谷周辺の「登別原始林」見出し

Photo by Kentaro Ohno

地獄谷の北側にある「登別原始林」は、太平洋に近い温泉地帯の独特の植生を持っている学術的にも貴重な国の天然記念物に指定されている場所で、樹木が約60種、草木約110種が、約186ヘクタールの広大な土地に残っています。

「登別原始林」には、イタヤやカエデ等、秋になれば真っ赤に紅葉する種も多く、紅葉と森林浴を楽しみながら散策する事が出来ます。「登別原始林」へのアクセスは地獄谷から北の「大湯沼」へ行く遊歩道がいくつか整備されており、トレッキングをされている方も多いスポットです。

北海道登別の地獄谷周辺の「大湯沼」見出し

Photo by x768

地獄谷から北に位置する大湯沼(おおゆぬま)は、地獄谷と同じく日和山の噴火により出来た沼です。周囲のは1キロ、深さは22メートルあり、沼底からは130度の熱泉が湧き出ています。

表面温度も40度から50度あり、グツグツと沸く灰黒色の泥と湯に満たされた湖面からは、もうもうと湯気が立ち昇っています。ここから湧き出しているのは硫黄泉で、近づくとかなり強烈な硫黄の臭いがします。以前は底に堆積した硫黄が採取していたそうです。

大湯沼展望台からの紅葉

Photo by Kentaro Ohno

大湯沼から観光道路を挟んで南側にある「大湯沼展望台」からは、大沼の全体が見渡せます。この小高い場所にある「大湯沼展望台」からは、沼の背のむき出しの岩肌の上に、今も白煙を上げる日和山が良く見えます。秋にはナナカマド、ヤマウルシが美しく色付く紅葉のスポットです。

北海道登別の地獄谷周辺「大湯沼」へのアクセスと駐車場見出し

Photo by Nao Iizuka

地獄谷から大湯沼までは約700メートルほどあり、アクセスはナナカマドの広場の抜ける2本の道があります。どちらのコースもアップダウンがあるので、歩きやすい靴で行かれる事をおすすめします。一旦、観光道路に出て、そこからまた大湯沼展望台経由して行きます。

また、車では地獄谷の駐車場から大湯沼の駐車場までは観光道路の350号線を経由し4分で到着します。この大湯沼の駐車場では20台が停める事ができます。料金も普通自動車500円で、地獄谷駐車場と共通です。
 

北海道登別の地獄谷周辺の「奥の湯」見出し

Photo by Nao Iizuka

大湯沼駐車場の右手にある「奥の湯」は、大小2つの沼で、大湯沼と同じく見どころの一つです。沼の表面温度は大沼湯より高い約75度から85度もあり、強烈な硫黄の臭いと、沼底から激しい熱湯がブクブク噴出し見ごたえがあります。沼は柵で囲まれ、水面を間近で見ることが出来ます。

北海道登別の地獄谷周辺の「大湯沼川天然足湯」見出し

Photo by Nao Iizuka

大湯沼で湧き出した湯の川が流れる「大湯沼川」には、観光客に大人気の「大湯沼川天然足湯」があります。まさに源泉掛け流しの足湯は、原生林が生い茂る大湯沼川の脇の探勝歩道を歩いて行く事が出来ます。

この川は浅く、丸太で造られたベンチもあり、湯気を立てながら流れてくる川の眺めを見ながら、誰でも気軽に足湯えお楽しめます。ベンチの側には座布団のようなものいくつか置いてあります。森林浴をしながら、トレッキングで疲れた足を休めるのにもおすすめです。「大湯沼川天然足湯」へ行く際は足拭きタオル持参で行ってください。

北海道登別の地獄谷「足湯」のアクセス見出し

Photo by Nao Iizuka

大湯沼から大湯沼川天然足湯までの探勝歩道は388メートルあり、森林浴をしながら、また、秋には紅葉を楽しみながら散策できます。途中には黄色い硫黄の成分が付着した岩肌や、滝なども見られます。そして、アクセスの途中には不規則に噴出する「大正地獄」もあります。

北海道登別の地獄谷周辺の「大正地獄」見出し

Photo by Nao Iizuka

「大正地獄」は大正時代に起こった小爆発で出来た間欠泉で、周囲が10メートルほどの大きさです。大正時代より、その湯の色が透明、青、白、ピンク、灰色、黒と徐々に変化しているそうですが、何故変化しているのかはまだ分かっていないそうです。

「大正地獄」は、間欠泉の噴出の予想が出来ず、活動の状態により閉鎖されている時も多いので、行く前は確認する事をおすすめします。また、「大湯沼川天然足湯」の「大湯沼川」は「大湯沼」だけでなくこの「大正地獄」からの湯も合流している湯の川です。

北海道登別の地獄谷の「登別温泉」で温泉と食事を楽しもう!見出し

Photo by Nao Iizuka

地獄谷周辺の魅力を堪能した後は、ゆっくり登別温泉の湯で温まりませんか?登別温泉にある大半の温泉施設には、日帰り温泉のプランがありおすすめです。

温泉のデパートと言われる登別温泉は、硫黄泉だけでなく、食塩泉、鉄泉やアルミニウムやラジウムなどを含んだ物など、様々な泉質の温泉が楽しめます。また、登別は太平洋に面した立地にある為、海の幸、山の幸など四季を通じて新鮮な食材の宝庫です。施設では素晴らしい温泉と食事を楽しめます。

温泉銭湯「夢元さぎり湯」

Photo by 水上温泉水上館

利用料金がなんと大人420円、子供180円の温泉銭湯「夢元さぎり湯」は硫黄泉、明礬泉が楽しめる公衆浴場です。館内は美しく清潔で、休憩所が使用できる1日券でも大人650円、子供300円でのんびり、ゆったりくつろげます。こちらは、シャンプーやボディシャンプー、石鹸、タオルなどの備品は全て別料金ですのでご注意下さい。

第一滝本館

Photo by yamakazz

地獄谷の入口にも近い「第一滝本館」は日帰りでも楽しめる温泉施設です。硫黄泉、芒硝泉(ぼうしょうせん)、酸性緑ばん泉、食塩泉、重曹泉の5つの湯が大浴場で楽しめます。

通常の営業時間は9時から16時で料金は大人2000円、小人1000円です。そして、夕方からの入浴は大人1500円で、小人は750円となっています。また、気軽な昼食付きプランや、その場でシェフが作える新鮮な料理がビュッフェ形式の夕食付きのプランもありおすすめです。

登別温泉の人気ランキング・トップ11!宿や旅館に宿泊してのんびり! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
登別温泉の人気ランキング・トップ11!宿や旅館に宿泊してのんびり! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
温泉地で有名な登別での、人気宿泊先をランキング形式でご紹介しちゃいます!せっかく登別温泉に行くんですからより素敵で人気のあるところに行きたいですよね。それも、ランキング形式なので、わかりやすく説明するので、登別旅行を計画中の方、必見です!

北海道登別の地獄谷温泉街の「泉源公園」見出し

Photo by Tainanian

登別温泉の温泉街には8本のカラフルな鬼の金棒のモニュメントが立っている「原泉公園」があります。ここは、温泉街の中で間欠泉が見られる公園です。

この間欠泉は地獄谷から流れてくる温泉で3時間おきに勢い良く噴出します。トンネルの様に囲いがある為分かりませんが、その噴出する高さは約8メートルもあるそうです。迫力ある音が光景が間近で見られるおすすめのスポットです。

登別のパワースポット「湯鬼神九金棒」

Photo by MIKI Yoshihito. (#mikiyoshihito)

この公園の広場を囲む8本の金棒は「湯鬼神金棒」という鬼神様にちなんで立てられたものです。黒は商売繁盛、白は家庭円満、赤は子宝繁栄、黄色は良縁成就、紫の金棒は立身出世、緑は金運上昇、青は無病息災、茶は学業成就の願掛けとして、絵馬を掛けられるようになっています。

そしてここには地下に眠るもう1本の金棒があるそうで、それは大願成就にご利益があると言われています。この「原泉公園」の金棒は、願いを書いた絵馬を結ぶと、願いが叶うと言われるパワースポットです。願絵馬はホテルや登別観光協会で販売されています。

北海道登別の地獄谷温泉街の「閻魔堂」見出し

Photo by Kinden K

温泉街の極楽どおりには、毎年8月に行われる「登別地獄まつり」で出される山車の「閻魔大王からくり山車」が安置されている閻魔堂があります。

この祭りは温泉の守り神である鬼に感謝する祭りで、閻魔大王には眼が光り腕を上下させるなどのからくりのある高さ6メートルの鬼の山車や、青鬼の神輿などが町を練り歩きます。祭り以外は1日5、6回定時に行われる閻魔大王のからくりが上演されます。

北海道登別の地獄谷周辺「新登別大橋」の紅葉見出し

Photo by mdxdt

登別川の渓谷に掛かる朱色の「新登別大橋」は、室蘭登別駅から車で約9分の場所にある是非立寄りたい紅葉スポットです。橋は全長240メートルで、下を流れる川面からは120メートルの高さがあります。

紅葉の時期、その高さから一望できる登別の山々は息を呑むような美しさです。登別温泉へ行く際は、是非こちらにも足を運んで下さい。橋のたもとに駐車場と展望台があります。

また、登別温泉へ向かう途中にある紅葉谷は登別温泉通りの「のぼりべつ文化交流館」の手前にあります。ドライブがてらに見られる紅葉谷の紅葉は例年10月中旬頃です。

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北海道登別の地獄谷で紅葉や足湯を楽しもう!見出し

Photo by Kentaro Ohno

いかがでしたか?登別の地獄谷周辺の紅葉シーズンは、ダイナミックな地形がカラフルに彩られて特におすすめです。紅葉する原生林や大地のエネルギーを感じながらトレッキングで汗を流し、温泉の川で足湯を満喫する。そんな登別の自然が十二分に楽しめる地獄谷へ、是非行ってみて下さい。

投稿日: 2018年11月17日最終更新日: 2020年10月8日

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