室蘭の観光おすすめスポット！温泉や夜景の人気ポイントあり！穴場はどこ？

北海道の南西に位置する町、室蘭市。市内には「室蘭八景」と呼ばれる絶景ポイント、美しい夜景、ゆっくり入れる温泉など、観光地がたくさんあります。今回はそんな室蘭市の観光名所の中から、おすすめの定番スポットや知る人ぞ知る穴場の観光名所まで、10箇所をご紹介します。

北海道の内浦湾の東端に位置する室蘭港は、明治5年の開港以来、長年に渡って北海道の工業を支え続けている港。港内にはたくさんの工場が立ち並び、夜になるとライトアップされたとても美しい夜景を見ることができます。この夜景が、今では観光客に大人気の観光スポットになっています。

こちらは、室蘭市のシンボルとして人気の観光スポットとなっている白鳥大橋。橋の名前は、室蘭港の別名である「白鳥湾」から名付けられています。その美しさは、日本夜景遺産・ライトアップ遺産にも認定されるほど。

夕方には、海に映える美しい夕日を見ることもできます。

室蘭港では、船の上から夜景を楽しめる、完全予約制のナイトクルージングも運航しています。「日本六大工場夜景」にも数えられる室蘭の美しい工場夜景が、地上から見るのとはまた違った角度から楽しむことができます。クルーザーの船上で、プロポーズや結婚式を行ったカップルもいるのだとか。記念日や大切な人とのデートなどに、ぜひ利用してみたいですね。運行は1日1便、運行時刻は日没時間によって変動するので、クルージングを楽しみたい時は予約を忘れずに。

標高約200メートルの測量山展望台は、室蘭港や白鳥大橋の夜景など、室蘭自慢の観光地を一望することができる穴場の夜景スポット。展望台への階段には、歩行者を配慮したフットライトが整備されており、夜でも安心して登ることができます。

お昼に登ると、夜とはまた違った景色を見せてくれます。清々しい海と青空が気持ちいいですね。

360°のパノラマビューで見る、室蘭の大自然。天気のいい日には後ろの羊蹄山もはっきりと見ることができます。また、雪の日の羊蹄山は真っ白でとても神秘的。春夏秋冬、どの時間でも美しい景色を見せてくれる展望台です。違った時期や時間に何度も観光したくなるスポットですね。

室蘭港の入り口に浮かぶ周囲約700メートルの小さな島、大黒島。室蘭に来航していた水兵ハンス・オルソンが事故死した際に、その亡骸を葬ったのがこの島でした。その頃から、オルソンの死を悼むように黒百合が咲き始めたという伝説があり、海事関係者からは「オルソン島」という名で知られています。

大黒島という名前は、天保時代、島内に大黒天と呼ばれる神様を祀ったことに由来しています。

島の頂上にある白い建物は現在廃墟となっており、一般観光客が足を踏み入れることはできません。しかし、年に一度、島内の清掃ボランティアを行っている団体が参加者を募っていることもあり、一般の観光客でも島内に入れるチャンスはあります。廃墟マニア憧れの島である穴場のスポット、大黒島。観光するだけでは物足りないという方は、是非ボランティアで上陸してみてはいかがでしょうか。

室蘭市の南東に位置するトッカリショは、アイヌ語の「トルカ・イショ」が語源で、「アザラシの岩」という意味があります。高さ約100メートルの断崖絶壁は、見るものを圧倒する大迫力。灰色の断崖を覆い尽くす緑と、切り立った崖とは対象的な静かな海とのコントラストが美しい、室蘭の自然が満喫できるおすすめの観光スポットです。

トッカリショはから見える太平洋はとにかく真っ青！遠くに見える水平線もとても美しいですね。

トッカリショは、室蘭市を代表する景勝地であるとともに、日本において芸術上・鑑賞上価値の高い土地である「名勝」のうちの一つとして、文化財にも指定される観光スポット。室蘭を訪れた際には外すことのできないおすすめの場所です。

室蘭市みゆき町にあるイタンキ浜の砂は、歩くと「キュッキュッ」と音のする日本有数の鳴砂として有名です。サーフィンやパラグライダーをしている人も多く見られ、夏には海水浴場としても人気の観光スポット。

イタンキ浜の一帯はアイヌの人々に「ハノワタ」（声のする砂浜）と呼ばれており、それをもとに調査したところ、北海道では初めての鳴砂がある海岸として認定されました。日本の渚百選にも指定されている、とても美しい光景が広がる砂浜海岸です。

イタンキ浜の朝焼けは、水面に空が写ってとても神秘的な光景を見せてくれます。時間帯によって表情を変える海岸を、ふらっと散歩してみるのもおすすめです。早朝など、特に人の少ない時間帯は穴場ですよ。

元々は白鳥大橋の建設を記念して作られた記念館であり、道の駅としても登録されている「みたら室蘭」。観光客はもちろん、地元市民からも愛されている人気の観光地です。1階ラウンジには室蘭の特産品を買うことのできるショップや休憩のできる喫茶コーナーがあり、大きな窓からは白鳥大橋、大黒島、羊蹄山などが一望できます。

入り口では、「鉄のまち室蘭」ならではのボルト人形、ボルタ君がお出迎えしてくれます。館内には、船の模型や白鳥大橋の貴重な設計資料、パネルや写真を見ることのできる展示室もあり、室蘭という町やその歴史について学ぶことができます。

みたら室蘭には、あの「幻の弁当」とも呼ばれている母恋めしの売店も。北海道の自然を眺めながらお弁当を食べられる、絶好の観光スポットです。

北海道といえばソフトクリーム！地元産の生乳を使用したソフトクリームは、みたら室蘭でも大人気の商品です。

昭和28年に開業した市立室蘭水族館は、北海道内で一番古い水族館として知られています。入場料金も大人は300円、中学生以下は無料と、とてもリーズナブル！道の駅みたら室蘭からも近く、家族連れにはもってこいのスポットです。

水族館と同じ敷地内に遊園地も併設されており、観覧車やメリーゴーランド、ティーカップなどお子様が楽しめそうなアトラクションが豊富です。ここで1日中遊べてしまう水族館ですね！

ペンギンの行進、トドのショーなど、市立室蘭水族館でしか見ることのできない海獣ショーもご覧いただけます。特にフンボルトペンギンの行進は、そのよちよち歩きがとても可愛らしいと大評判。行列で「ミニ白鳥大橋」を渡るペンギンたちの姿は、一見の価値ありです。

海に面した町室蘭では、イルカをはじめとした海の生物を間近で見ることができるイルカ・クジラウオッチングを体験することができます。クルージングで見られる生き物はなんと最大で18種類！イルカやオットセイ、シャチ、運が良ければクジラを観察することもできます。

運航時間は約二時間半。通常は1日2便が運航しています。乗船には予約が必要ですので、イルカ・クジラウオッチングを楽しみたい方は予約を忘れずに！

高確率で出会うことのできるイルカ。その中でもカマイルカは、500頭もの群れをなして移動することもあるそうです。穏やかで餌も豊富な室蘭の海は、海の生き物たちにとってとても居心地のいい場所。大海原を優雅に泳ぐ生き物たちの姿を見ることができる、穴場のスポットです。

道の駅みたら室蘭や市立室蘭水族館からほど近い場所にある入浴施設、むろらん温泉ゆらら。地元市民も利用する穴場の温泉です。周辺の観光スポットでたっぷり遊んだら、ゆららでゆっくり温泉につかって、旅の疲れを癒しましょう。内風呂はとても広くて綺麗。天然温泉の露天風呂から見える、白鳥大橋や工場をバックにした夕陽や夜景は利用者からも感動の声が上がっています。温かいお風呂に浸かりながら見る海辺の景色は格別。150人が利用できる休憩所からも北海道の景色が一望でき、軽食をとることもできます。

東室蘭駅をおりて徒歩3分、室蘭の中心街に位置する宮の森楽々温泉。黄色い看板が目印です。料金も大人は420円とリーズナブルなので、電車まで少し時間がある…、観光もいいけど、少し休憩したい…なんて時にも気軽に利用できます。

ジャグジーやサウナをはじめ、露天風呂、打たせ湯、水風呂、寝風呂、家族風呂など、豊富な種類のお風呂が用意されています。1時間貸し切りの家族風呂には、ジャグジーや超音波風呂、薬草風呂などもあり、飽きることなく楽しむことができます。休憩室も広々としていてとても快適です。他にもゲームコーナーやカラオケ、マッサージ器といった娯楽施設も充実しており、室蘭観光で疲れた身体を癒し、1日中ゆっくり過ごせる場所となっています。

海の近くの町である室蘭市は、その雄大な自然が眺められる展望台や、「鉄のまち」として栄える工場群と海の夜景、美しい景観をゆっくりと見られる穴場スポットなど、楽しめる観光地がたくさんあります。ぜひ室蘭に旅行に行った際は、その絶景を目に焼き付けてくださいね。