人気の自転車フラットバーロードをチェック!
フラットバーロードバイクとは、ロードバイクに近い、クロスバイクです。スポーティーなルックスでありながら、スポーツサイクル初心者にも親しみやすいよう、フラットハンドルバーを採用していて、通勤や通学、フィットネス等手軽に使えます。今回は街中最速といわれるフラットバーロードバイクのおすすめや特徴、選び方をご紹介します。
フラットバーロードとは?
フラットバーロードバイクという存在を知ってはいても、フラットバーロードがどういったものなのか、その定義がよく分からないという人も多くいます。
クロスバイクなのか、ロードバイクなのか、もしくは全く別のカテゴリーの自転車なのか、又、クロスバイクやロードバイクとどう違うのか、選び方やカスタムはできるのか等、フラットバーロードについてご紹介していきます。
クロスバイクとは
クロスバイクの特徴は、適度な前傾姿勢を取った状態で握りやすいフラットバーで、ハンドル幅も広めに取られている為、スピードが出ていても安定した走行が可能な点です。又、タイヤサイズはロードバイクやシティサイクルよりもやや太めになっている為、クッション性が増して乗り心地の良さを実感できます。
ギア比はロードバイクとほぼ同じで、ギア変速の数を20段前後搭載しているモデルが一般的で、価格帯は5万円台からと、ロードバイクと比較するとやや低めで、選び方としては、街中を自由に走りたいという人におすすめです。
ロードバイクとは
ロードバイクは舗装路用の自転車の中で最速と言える自転車です。前傾姿勢が取れるドロップハンドルや、細めのタイヤを基本仕様としている点が特徴です。スピードだけでなく、上り坂や長距離走行に関しても他の自転車より長けています。
ギア変速の数は20段前後を搭載していて、よりスピードが出せるギアを中心に配置されています。フレームには「アルミ」や「カーボン」、「スチール」が使用されていることが多く、シティサイクルと比較するとはるかに軽量です。
価格帯は10万円前後からと、クロスバイクと比較するとやや高めで、フレーム素材によっても大幅に差が出て、プロのロードレース選手が使用するモデルの中には100万円以上するものも珍しくありません。自分好みにカスタムする人も多く、選び方として、決まったルートを長時間走る人や運動代わりに自転車を走らせるという人におすすめです。
クロスバイクととロードバイクで迷ったら
フラットバーロードバイクと聞くと、ロードバイクの一種かと思いがちですが、厳密に言うとロードバイクではありません。実は完全な定義というものはなく、駆動系は基本的にロードバイクの部品と同じですが、フレームはどちらかと言えばクロスバイクのよりの造りになっているので、初心者にも扱いやすいのが特徴です。
又、部品はロードバイクと同じとあって、スポーツサイクルに乗り慣れた頃に、フラットハンドルバーからドロップハンドルへのカスタムもしやすいので、幅広い用途に使えます。
スポーツサイクルの購入を考えてはいるけれど、クロスバイクとロードバイクのどちらにすればいいのか、選び方が分からないという場合は、普段使いもしやすいフラットバーロードバイクをおすすめします。
フラットバーロードのおすすめモデル17選
1:GIANT ESCAPE R3
GIANTは台湾に本社を置く自転車製造メーカーで、「ESCAPE R3」は国内クロスバイクのベンチマークとして名を馳せる、GIANTのベストセラー商品です。2005年に日本初のモデルとしてデビューしたフラットバーロードです。
フレームは上級の軽量アルミニウム「ALUXX」を使用し、重量は10.7kgです。タイヤを挟み込んでいるフロントフォークには振動吸収性に優れたクロモリ(鉄)を使用し、素材だけでなく軽量、快適性、耐久性をバランスよく実現しています。
ギア変速は前3段、後8段の24段変速で、通勤や通学、週末のサイクリングまで幅広く対応できます。「5万円の高級車」というテーマの通り、価格は50000円で、最速と言われる2019年最新モデルでも52000円です。カスタムもしやすく、コスパもスペックも申し分ない1台です。
2:GIANT CROSTAR
GIANT CROSTARは過去に人気を博したモデル「ESCAPE AIR」の後継機種です。フレームは上級の軽量アルミニウム「ALUXX」を使用し、重量はクラス最軽量の9.9kgです。フロントフォークはアルミニウムを使用した、フラットバーロードバイクの入門種とも言えます。
ギア変速は前3段、後8段の24段変速で、カジュアルな街乗りにも一瞬一瞬のキレを追求するアグレッシブなアーバンサイクリストにピッタリです。上級者モデルと比較すると高速性能はやや落ちますが、価格は56000円とコスパも良く、フラットバーロードならではのハンドルの軽快さや初速性能は劣りません。
3:GIANT Liv THRIVE
GIAN社のLivブランドは、フレームからパーツまで、トータルに企画・開発された女性専用のスポーツサイクルブランドです。THRIVEシリーズはスポーティーなフィットネスライドを楽しみたいアクティブな女性の為の上級スポーツクロスバイクで、2モデルあります。
THRIVE1、THRIVE2のどちらも本格的なフラットバーロードを求める女性に最適なモデルで、ハンドルにはバーエンドがついています。これは、長時間運転する際に同じ場所を握っていることで蓄積する疲労を、バーエンドに持ち替えることで軽減させる為です。シートも女性の骨盤に合わせた形状とフォームで快適性を追求した女性専用設計です。
ギア数やディレーラー、タイヤ幅の違いで価格差がありますが、重量は10.5kgと10.8kgとほぼ同じで、選び方としてはロードバイクに近く、長時間走ることを目的とする人にはTHRIVE1を、街乗りの安定を目的とする人はTHRIVE2をおすすめします。
4:GIANT FORMA
「街中最速」というコンセプトのもと生み出されたGIANT の新作フラットバーロード「FORMA」は、ダウンチューブに翼断面を取り入れたフレームを採用し、ワイヤーを内装できる為、すっきりとした見た目になっています。
フレームは上級の軽量アルミニウム「ALUXX」を使用し、フォークもアルミ製で、重量は10kgです。ロードコンポーネントにSHIMANO CLARISを採用していることで、ロードバイクのようなハイスピードレンジから、ヒルクライムまで対応できます。
タイヤの太さはロードバイクとクロスバイクの中間に位置する28Cという太さで、段差や舗装の割れ目でも快適な走行が可能な、最速のフラットバーロードです。
5:GIANT FAST ROAD SL2
油圧ディスクブレーキを搭載した、フラットバー・ディスクロードと呼ぶべきスピードクロスバイクです。2019年モデルは新型フレームとなり、曲線的から直線的なデザインになりました。フレームは上級の軽量アルミニウム「ALUXX」を使用し、重量は10.8kgです。
高い操作性と快適性を兼ね揃えている上に、サドルも含め、アクセサリも充実していて、カスタムも楽しめます。価格は110000円です。
6:FUJI ROUBAIX AURA
FUJI ROUBAIX AURAはロードバイクのフレームと同様のジオメトリを採用している為、加速性が高いフレームが特徴です。A2-SLアルミとカーボンフォークの構成により重量は9.2kgと超軽量モデルです。
カスタムバテッドフレームにしているのも特徴で、カスタムバテッドというのは、必要に応じてフレームの肉厚を変えているフレームのことです。街中ではロードバイクと比較しても同等の機動性を誇ると太鼓判を押すモデルで、ギア以外を黒で統一したクールでスタイリッシュなフラットバーロードです。価格は92000円と、性能に対しコスパは最高です。
7:Bianchi ROMA
軽快な走りと洗練されたデザインが魅力の老舗イタリアブランド「Bianchi」において、ROMAシリーズはクロスバイクの上級モデルであり、世界でも人気のシリーズです。ROMA2、3、4とグレードがあり、数字が小さい程ハイグレードなモデルとなります。
ロードバイクよりの構造が特徴で、よりスピード感を感じやすい仕上がりになっています。1から3までのシリーズにディスクブレーキが搭載されているので、スピードが出ている状態でも安定したブレーキングが可能です。反面、衝撃を吸収する力が弱く、段差やオフロードにはやや弱い面もあります。
Bianchi全般に通して言えることですが、ROMAシリーズもハイスペックなROMA1は123000円、ROMA4で75000円と価格に幅があります。選び方としては、初心者は低いグレードでもカスタムが楽しめ、十分に満足いくモデルです。上級者はスペックもそうですが、価格に加え、Bianchiブランドへの愛着が他社との比較材料になりそうです。
8:GIOS AMPIO TIAGRA
GIOSは1948年にイタリアのトリノ郊外で生まれた、70年の歴史を誇るロードレーサーの名門ブランドです。特徴的なGIOSブルーが魅力で、近年はレースの第一線というよりも、スペックの優れた、かっこいい街乗りバイクという面の人気が高まっています。
AMPIO TIAGRAはGIOSの定番モデルで、ベストセラー商品です。細身のクロモリフレームにカーボンフォークで、重量は9.6kgです。SHIMANO THIAGRAのフルコンポーネントによる安定したギアチェンジも可能で、ブレーキの制御性も高く、走りに特化したフラットバーロードです。価格は110000円です。
9:GIOS LUNA
2018年にフラットバーロードとして登場したGIOSの新シリーズで、最新のロードバイクに使われているジオメトリーを持ち、フラットバーハンドルでありながら剛性感に満ちたロードバイクらしいクロスバイクです。 ドロップバーハンドルへのカスタムで、ロードバイクとしても楽しめます。
フレームは剛性の高いアルミ製で、フォークは振動を抑える力に優れたカーボン製です。SHIMANO TIAGRAをメインコンポーネントに搭載ししている為、本格的な自転車トレーニングにも対応できます。重量は9.8kgで、価格は110000円です。
10:GIOS CANTARE
ロードバイクの走行性能を持つフラットバーを備えたGIOSのフラットバーロードのシリーズで、鋭い走りを実現するために、アルミフレームとカーボンフォークの組み合わせが採用されています。
CANTAREシリーズにはCLARISとSORAと2種類あり、CLARISはロードバイクの走行性能を持ち、スポーツサイクル初心者でも扱いやす仕様です。フレーム、フォーク共にアルミ製で、重量は9.7kgです。SHIMANO CLARISをメインコンポーネントに搭載し、2x8段変速で、価格は72000円です。
SORAはCANTARE CLARISの上位コンポーネントを備えたモデルで、鋭い走りを実現する為にアルミフレームとカーボンフォークの組み合わせを採用しています。重量は9.5kgで、タイヤはロードバイク標準の25Cタイヤ。SHIMANO SORAをメインコンポーネントに搭載し、2x9段変速で価格は88000円です。
CANTAREシリーズの選び方は、予算はもちろん、自身の実力に合わせて選ぶことをおすすめします。
11:BRIDGESTONE ANCHOR RL3 FLAT EX
ブリヂストンサイクルは日本の道を知り尽くした自転車メーカーで、様々な種類の自転車を製造、販売しています。中でもANCHORシリーズは、ブリヂストンがスポーツサイクルの競技において、世界の頂点を目指すアスリートの為に開発されたブランドで、フィットネス用からレース用まで幅広い車種があります。
ANCHOR RL3 FLAT EXはANCHORシリーズのフラットバーロードバイクで、休日のフィットネスからロングライドまで、日常でも気軽に乗れるスポーツバイクです。純日本製で、細部まで日本人の体系に合わせて造られています。
アルミフレームにカーボンフォークの構成で、上位モデルRL6の特製を活かしながら、優れた長距離走行と高いコストパフォーマンスを誇っています。車体形状はドロップハンドルの兄弟バイクと共通で、ハンドルにをスタムした場合も互換性が完全に保証されています。
12:BRIDGESTONE CYLVA FR16
気軽に街乗りや長距離通勤、エクササイズ等シーンに合わせた自転車のラインナップがあるブリヂストングリーンレーベルの、CYLVAシリーズは、「初めてでも楽しめる街乗りスポーツバイク」がコンセプトです。
フラットバーロードのCYLVA FR16は、スポーツバイクに乗りたいけれど、いきなりドロップハンドルは不安という人に向けたエントリーモデルです。その為、専用ドロップハンドル化キットがオプションにあり、乗り慣れた後に、楽にカスタムができます。又、踏み外しが少ないペダルが標準装備されています。
コンポーネントは上位のCANTARE CLARISを搭載し、フレーム、フォーク共にアルミ製で重量は11.2kgです。
13:TREK FX Sport6
アメリカ、ウィスコンシン州に本社を置く総合自転車メーカーTREKは、世界最高のロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイクのブランドで、幅広い車種のラインナップがあります。
フラットバーロードのTREK FX Sport6はTREKのラインナップ中、最軽量で最速のフィットネスバイクです。高性能ロードバイクが持つ全てのパフォーマンスに加え、フラットハンドルバーの優れた快適さと操作性を兼ね揃えていて、フラットハンドルのスポーツバイクの最高峰と言っても過言ではありません。
フレーム、フォーク共にカーボン製で、コンポーネントはSHIMANO105を搭載している点は、ミドル級のロードバイクに引けを取らない装備と言えます。重量は9.6kgで、驚くほど速く走る為、真剣に目標を達成したい本気のフィットネスライダーに最適なモデルです。
14:TREK FX Sport4 Women's
TREK FX Sport4 Women'sは、TREKの本格的スポーツライドモデルFX Sport4の女性モデルで、高性能フィットネスバイクの入門モデルと言えます。TREKオリジナルの軽量アルミフレームにカーボンフォークの構成で、重量は10.2kgです。
コンポーネントは上り坂も安心できるワイドなギア比のShimano Tiagraに加え、高い制動力を発揮する油圧ディスクブレーキを搭載している、女性向けフラットバーロードの最高峰モデルです。
15:MERIDA GRAN SPEED
台湾の自転車メーカーであるMERIDAは、スポーツバイクのエントリーモデルからワールドカップで戦うレーシングバイクまで手掛けています。GRAN SPEEDはロードバイクよりのフラットバーロードで、ツーリングや通勤等の長距離にも対応できます。
MERIDA GRAN SPEEDは4機種あり、全車共通アルミフレームとカーボンフォークの構成で、内3機種が油圧式のディスクブレーキを装備しています。最上位モデル300-Dから順に200-D、100-D、80-MDとあり、選び方は付属パーツのグレード差やブレーキの種類、価格との比較となります。
各特徴としては、300-Dは1番軽く、平坦路メインでスピード優先の人向け、200-Dは全てロードバイク用のコンポーネントで統一されていて、300-Dより軽いギアを持てるメリット。100-Dは最もコスパが高く、80-MDはディスクブレーキが油圧式でない点です。
16:Cannondale CAAD OPTIMO CLARIS FLAT BAR
Cannondaleは革新的なロードバイク、マウンテンバイク、クロスバイクを作り続ける世界トップブランドです。元々は1971年創業のアメリカ合衆国の自転車メーカーでしたが、現在はDorel R/L社傘下のブランドの1つとなっています。
レースで鍛えられ、世界中で有名なCAADフレームを搭載したCAAD OptimoシリーズのフラットバーロードであるCAAD Optimo Claris Flatbarは、SHIMANO Clarisをコンポーネントに搭載し、ハイレベルな走行性とフラットバーハンドルによるクイックなハンドルと気楽さが魅力です。最速と呼ぶにふさわしい、レースバイクに迫るスピードが楽しめます。
17:Cannondale QUICK WOMEN'S4
CannondaleのQUICKシリーズは、俊敏な走行性能、軽量性を備え、ロードバイクのような軽快な走行体験ができることが特徴です。
女性向けフラットバーロードであるCannondale QUICK WOMEN'S4は、QUICK SLフレームを採用した、軽量かつ衝撃吸収性に長けた快適モデルです。安全性の高い反射素材を使用し、ディスクブレーキを採用した、快適で安定感が高く、スピーディーで、フィットネスにも最適な1台です。
フラットバーロードの選び方
フラットバーロードバイクは競技向けではないので、アルミフレームの物が主流です。選び方としては、乗り心地を優先する場合は、少し重量はありますが、クロモリフレームのものを選ぶことをおすすめします。
上位モデルともなれば、アルミフレームとカーボンフォークの構成で、軽い走行感と乗り心地を両立したモデルもあり、選び方の幅も大きく広がります。
街中最速と言われるフラットバーロードバイクで長距離を走る場合の選び方は、持ち替え可能なバーエンド付きのものを選ぶと、疲れにくく走りやすいです。又、フラットバーロードでより早く走る為には、カスタムをするのが一番です。
フラットバーロードのスピードを上げるカスタマイズ
街中最速と呼ばれるだけに、フラットバーロードはなかなかのスピードが出ますが、更にスピードが出るようカスタムするには、軽量化が一番効果的です。
軽量化のための定番のカスタムは、ホイールです。次に、タイヤや肉厚チューブのカスタムとあるのですが、タイヤの軽量化を図る際には、軽いタイヤ程薄く作られている為、パンクのリスクが高まることを頭に置いた上でカスタムして下さい。
より早く走る為に、更にホイールやクランクのカスタムをしたり、ロードバイク定番のビンディングペダルへのカスタムも可能ですが、街乗りメインの場合は軽量のフラットペダルがおすすめです。
フラットバーロードで街を駆け抜けよう!
以上、フラットバーロードバイクのおすすめ25選についてご紹介しました。フラットバーロードの最大の魅力は、スポーツサイクルでありながらもフラットハンドルゆえの、気軽さと安定走行の快適さと言えます。街中最速であり、カスタムも自由自在で、乗り慣れた後にはロードバイクとしても楽しめるフラットバーロードを、ぜひ試してみて下さい。
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