ナイタイ高原牧場は北海道の絶景牧場！展望台やレストハウスなど見どころを紹介！

北海道の絶景を堪能できるナイタイ牧場は、北海道の中央部にあるナイタイ山（標高1323m）の山麓にある広大な敷地の牧場です。そこからは十勝平野を見下ろす事もできますし、飼育されている沢山の牛を間近で見ることも出来ます。今回はそのナイタイ牧場へのアクセスや絶景を楽しむ展望台、レストハウスのメニューや料金などご紹介いたします！

北海道のナイタイ高原牧場は、日本一広い公共牧場と言われていますが、その広さは何と1700ha(ヘクタール)もあるのだそうです。

ナイタイ高原牧場が1700haと聞いても、どれだけ広いのかが全くピンとこない方も少なくないでしょう。ちなみに1haは100mX100mの正方形ですので、その正方形が1700個ある、と考えれば少しは広さがわかるかも知れません。

そして、日本で大きさを比較する場合よく使われるのが「東京ドーム」ですが、1700haのナイタイ高原牧場の中には、東京ドームは358個も入ってしまうのだそうです。

東京ドームに訪れたことがある方なら、その広さを体感したことでしょう。あの大きな会場が358個もすっぽりと収まってしまうほどの敷地の中に、歩き疲れた体を癒すレストハウスや絶景を楽しむ展望台、そしてのびのびと育てられた沢山の牛が暮らしているのです。

北海道のナイタイ高原牧場は、個人の牧場ではなく上士幌町が運営している公共の牧場です。上士幌町はかみしほろと読み、町の面積の70％以上が森林という自然豊かな町です。

北海道は自然豊かで絶景が楽しめる土地として有名ですが、この上士幌町も北海道の絶景を楽しみたい方にはおすすめの土地となっています。

上士幌町の北部には山岳地域があり、そこには2000m級の山々が聳え立ています。そこでは登山や温泉などが楽しめます。そして林業が盛んだった頃に使用されていた鉄道（旧国鉄士幌線）が廃線になった今でも残されていて、その名残であるコンクリートアーチ橋梁群が点在していますので、そちらもおすすめの見所となっています。

北海道とはいえ、これだけの敷地を運営しているのであれば、入場料金が高いのではないか、と気になる方もいるかも知れません。

しかしこちらのナイタイ高原牧場は入場料金が無料という、嬉しいシステムになっています。入場料金無料の理由はわかりませんが、北海道に訪れる観光客にとって料金がかからないのは嬉しいサービスに違いありません。

ナイタイ高原牧場の入場料金が無料な分、レストハウスで思う存分美味しいものを食べたりお土産を買ったりすることが出来るでしょう。アクセスはしにくいかも知れませんが、料金無料で楽しめるとは思えないほどの絶景を味わえます。北海道の自然を楽しみながらゆっくり過ごすことが出来る、とてもおすすめの観光スポットです。

ナイタイ高原牧場には、約2000頭もの牛が飼育されています。その牛は各酪農家さんから預かった子牛で、母牛になるまで育てるのだそうです。

そのため育成牧場呼ばれており、子牛を14か月（体重350kg程）位になるまでまずは育てます。そして育った牛に種付けをして、出産前になったら酪農家へ帰すのだそうです。出産する事で母乳が出るので、その母乳を絞って出荷する、という作業を繰り返しているのです。

その育てられている牛たちは、ナイタイ高原牧場の広大な敷地でのびのびと過ごしています。健康的に育った牛から取られる牛乳は間違いなく美味しいはずです。

その、牛たちがのびのびと自然の中で暮らしている様子は、至る所で目にする事が出来ます。2000頭という数を聞くと、ものすごく沢山いる様に感じますが、実際広大なナイタイ高原牧場の中で見ると、そんなに沢山いる様に感じないのが不思議です。様々なポイントに牛がいるからなのでしょう。そういう事からもナイタイ高原牧場の広さを実感出来ます。

ナイタイ高原牧場は、北海道のおよそ中央にそびえるナイタイ山の山麓にあります。ナイタイ山は標高が1232mもあり、大雪が積もることで知られている石狩山地の南端部に位置します。

そこにあるナイタイ高原牧場からは十勝平野の絶景を見渡すことが出来て、訪れた人全てを感動させてくれます。

北海道のナイタイ高原牧場は、頂上がおおよそ780mほどの標高にあります。そしてその頂上付近には絶景を眺めることが出来る展望台があります。

ナイタイ高原牧場の展望台は、「展望台」といった感じの建物が建てられているわけではありません。展望台と言われる場所に「ナイタイ高原牧場」と書かれた木の看板と、トラクターが並べられています。

そしてその展望台から眺めることが出来る大パノラマは、360度見渡すことができます。何にも視界を遮るものがなく、どこまでも続いている美しい自然に、日頃の喧騒を忘れることができるでしょう。

ナイタイ高原牧場へアクセスする間に、いくつもの美しい自然を眺められるポイントに出くわします。しかしこの展望台から眺める景色は圧巻で、他の場所では味わうことができない美しい景色が目の前に広がります。

この場所が「展望台」と呼ばれるのは、他の場所とは比べ物にならないほどの大パノラマで絶景を眺められるからなのでしょう。ぜひお天気の良い日にこの展望台までアクセスして、北海道の絶景を満喫して見てください。料金は無料ですから気軽に行くことができておすすめです。

北海道のナイタイ高原牧場には、美味しい料理を楽しむことができるレストハウスも建てられていますので、アクセスした際にはぜひ立ち寄って見てください。

平成27年10月に強風に見舞われ、レストハウスも大きな被害を受けてしまいました。そのため平成31年3月現在は仮設店舗営業となっていますが、平成31年4月27日には新しいレストハウスがオープンするそうです。絶景を眺めながら美味しいご飯が食べられるレストハウスにぜひアクセスしてみてください。

そしてレストハウスのメニューは料金もお手頃なものばかりです。メニューのラインナップも「十勝ナイタイ牛」を使用した肉好きにはたまらない美味しそうなメニューばかりで、たくさん試してみたくなってしまうでしょう。

十勝ナイタイ牛を使用したメニューももちろんお手頃な料金です。一番料金が高いメニューは「十勝ナイタイ牛丼」ですが、1380円ととてもお手頃です。そのほかにも十勝ナイタイ牛を使用したバーガーや、十勝豚丼といったメニューも揃っていますので、ぜひ吟味してお気に入りのメニューを見つけてみてください。

では、続いてナイタイ高原牧場周辺のおすすめ観光スポットをご紹介いたします。ナイタイ高原牧場にあるのは美しい北海道の景色と展望台、そしてレストハウスのみになっています。

せっかく北海道へアクセスするのですから、周辺の観光スポットもチェックして心ゆくまで北海道を満喫してください。

もしもナイタイ高原牧場へアクセスする予定がある方は、ぜひこちらの然別湖にもアクセスするのがおすすめです。

然別湖は大雪山国立公園にある唯一の自然湖です。そしてその標高は810mととても高い場所にあることでも知られています。然別湖は道内で最も高い場所にある自然湖です。

その然別湖の周りには、原生林が生い茂っており、太古の昔の自然を目の当たりにすることができるのです。その原生林にはトドマツ、エゾマツ、ダケカンバ が生えています。

しかも原生林だけではなく、生きた化石と呼ばれる「ナキウサギ」も周辺に生息しているのです。こちらは氷河期から変わらない姿で生息していると言われています。その他にもミサゴ、オジロワシ、クマゲラ、アオサギなど普段見ることが出来ないような野生動物にも出会えるかもしれません。

大雪山国立公園は北海道の屋根と呼ばれ、北海道のおよそ中心に位置します。そして面積は226,764haと言われており、日本で一番大きな国立公園に指定されています。

その大雪山国立公園はアイヌ語で「神々の遊ぶ庭」という意味をもつ「カムイミンタラ」と呼ばれるこの公園は、その名の通り見たこともない様な絶景が広がり、訪れる人を魅了します。

またこれらの山岳の標高は2000mほどでそれほど高い山ではありません。しかし緯度が高いために本州の3000mクラスの山と同じ様な高山環境を持っているのだそうです。そのため大雪山でしか見ることが出来ない固有種や、高山植物などを見ることができるのです。エゾオヤマノエンドウやホソバウルップソウなど美しい植物を見られておすすめです。

北海道のナイタイ高原牧場の入り口には、以前CMで使われた有名な「ツリーハウス」がありました。

以前はナイタイ高原牧場へ訪れる人々の観光スポットとして人気だったのですが、2013年に起きた強風によりツリーハウスが倒壊してしまいました。

人気の場所だったために再建が臨まれましたが、上士幌町観光課では復旧するのは非常に困難で再建の予定はない、と2019年現在も再建されないままになっています。

CMのためにツリーハウスクリエーターの小林崇さんがプロデュースして作ったものではありましたが、上士幌町に寄付されてからとても人気の高い観光スポットだっただけに残念でなりません。しかし、ツリーハウスがなくなってもナイタイ高原牧場は他にも魅力がたっぷりありますので、美しい景色と美味しいご飯を楽しんでください。

北海道までアクセスして、ナイタイ高原牧場をゆっくりと満喫した後は、温泉や宿でゆっくりとしたいという方も多いでしょう。

そんな方達のために、ナイタイ高原牧場周辺のおすすめ宿泊施設をご紹介いたします。どの宿も素敵な場所ばかりですのでぜひ吟味して宿泊してみてください。

こちらのしほろ温泉プラザ緑風では北海道遺産になっている「モール温泉」を楽しむ事ができます。モール温泉とは太古の時代から地中に埋もれて行った植物が黒炭に変化して行く事で出てくる成分「フミン酸・フルボ酸」といった有機酸が地下水に溶け出し、それが温泉になったものなのだそうです。

植物が想像できない様な長い年月をかけて堆積して、黒炭に姿を変え、肌をつるつるにする成分を生み出すという自然の恵みをこちらの温泉で味わう事ができます。

この成分は肌への刺激が少なく、天然の保湿成分が化粧水の役割をしてくれるのだそうです。温泉に入ってツルツルになりたい方は、こちらのしほろ温泉へアクセスしてみてはいかがでしょうか。

こちらのさかた旅館は、「家庭的なくつろぎを」をモットーにしている旅館で、旅先でも自宅の様にくつろぐ事ができるおすすめの旅館です。

食事は日替わりの家庭料理が出されますので毎日食べても飽きる事がないでしょう。そして「せっかくだから色々なお店で食事をしたい」という方は、素泊まりも出来ますので、自分の旅のスタイルに合わせて宿泊の種類を変えるのがおすすめです。

では、ナイタイ高原牧場へアクセスしてみたいという方へ、基本情報をご紹介していきます。アクセス方法や基本情報を確認しておくのは、旅先で困らないために必要最低限の事でしょう。

北海道は雪深い地域ですので、営業していない時期もあります。ぜひこちらで確認してから最適な時期に訪れて美しい自然を楽しんでみてください。

ナイタイ高原牧場は、冬の間は雪に覆われてしまうために営業をしていません。ですので、営業期間が4月下旬～10月下旬となっています。営業時間は10:00〜17:00です。

正確な期間は上士幌町観光協会公式のホームページで確認するのがおすすめです。最新情報なども得られますので、ぜひアクセスしてみてください。

ナイタイ高原牧場へのアクセス方法ですが、路線バスなどの公共交通機関では行く事が出来ません。自家用車、レンタカー、またはタクシーでいくのがおすすめです。

車で展望台まで行くと、駐車場がありますのでそちらに車を停めてレストハウスなどに行く事が出来ます。アクセス自体も看板どおりに行けば簡単に行く事が出来ますし、迷うことはないでしょう。

北海道の自然を味わいたいという方は、ぜひナイタイ高原牧場へ足を運んでみてください。普段の生活では味わう事が出来ない様な美しい絶景と、感動を味わう事が出来ます。そして旅の醍醐味でもある美味しい食べ物も食べる事が出来ますので、充実した旅を楽しめるでしょう。そして最後に温泉で美肌を得て、すっきりとする事ができるのでおすすめです！