イイダコについてご紹介
イイダコは、体長は5cmから20cmほどの小型のタコです。イイダコはとても美味しいおかずとして人気のあるタコです。旬の時期のイイダコは卵がたくさん詰まっていて最高に美味しく関西ではおでんの具としても使われています。そんなイイダコの旬の時期や釣り方や下処理の仕方、煮付けなどの美味しいレシピもご紹介します。
イイダコを大特集!
世界のタコの漁獲量の6割を消費する日本ですが、近年、輸入先のモーリタニアやモロッコなどでの漁獲量が激減しているそうです。庶民の味のタコは高級な食材に変わりつつあります。いっぽう、イイダコは関西ではオーソドックスな食材で、漁獲量は瀬戸内海沿岸がメインで、東京都での漁獲量はありません。
イイダコが多く生息する東京湾がある関東地方の人はあまり食べないと言うことですからもったい話です。イイダコは日本沿岸の内湾にはどこでも生息しているそうですから、近場の食べるレジャーとして、イイダコを大特集します。
イイダコは和食の人気料理として、刺身や酢味噌和えなどや煮付け、たこめし(炊き込みご飯)、から揚げなどで食されています。旬の時期のイイダコは調理しやすさやクセのない美味しさで手頃な家庭料理として、また、タウリンなどの栄養素を多く含む事から成人病が気になる健康志向の人におすすめです。
タウリンは肝臓の働きを活発にし解毒能力を強化するのでアルコール障害にも効果があります。また、血液中のコレステロールや中性脂肪を減ら血圧を正しく保ち、高い血圧を下げインスリン分泌を促進し糖尿病の予防や治療に有効で視力の衰えを防ぎ、新生児の脳や網膜の発育を助けます。
タウリンはイカやタコ、貝類、甲殻類や魚のわた(内臓)に多く含まれています。水溶性なので、汁ごととれる鍋物やスープ等に利用すると有効に摂取することができます。魚のわたは傷みやすく苦みがあるので魚の種類と調理法など美味しくいただくには素人には、めんどくさいですが、イイダコは簡単な下処理で初めてでも調理できます。
イイダコの特徴はその使いやすさにある
旬の時期のイイダコは小さいものだとそのまま丸ごと使え、包丁で切り分けなくても済み、下ごしらえ(下処理)も調理も簡単です。刺身でいただいたり、熱を通してもあまり硬くならないので、家庭でも煮たり焼いたり揚げたりして美味しく食べられます。
どこに生息しているの?
イイダコは北海道より南の日本の沿岸の内湾のどこにでも、特に瀬戸内海や三河湾、東京湾に多く生息しています。イイダコの産地としては瀬戸内海沿岸の兵庫県、香川県や愛媛県などや三河湾に面した愛知県の沿岸、また、有明海に面した沿岸、熊本県や福岡県などの沿岸です。
イイダコはどのようにして釣るの?
釣りでは海岸からでも獲ることができ、イイダコは白い物を好む特性があり、その性質を利用してらっきょうや豚の脂身などを使ったテンヤという釣り方があります。擬餌針のルアー釣りに似た釣り方で江戸時代、千葉で発祥し瞬く間に全国に広がったそうです。釣具店ではイイダコ釣りのためのテンヤが市販されています。
必見!イイダコの釣り方
テンヤ釣りは、本来、真鯛を釣るためのもので通常は舟の上からいったん海底に仕掛けを沈めます。沈めたならば狙う深さを調節した後、シャクって当たりを待つ、ルアー釣りに似た釣り方です。軸の長いハリのチモトに大きな円錐台型のオモリを付けエサの海エビを刺して釣ります。テンヤ釣りは近年になり急速に人気が高まっています。
イイダコのテンヤ釣りは、ただ、底をゆっくり引くだけの釣り方です。イイダコは夜行性とされていますが、目の前をエサが通れば捕食するので日中でも釣ることができ難しくないです。また、岸からの投げ釣りでもできます。ただ、普通の魚とはアタリや引きが違うので初めはゴミでも引っかかって来たのかと勘違いするほどです。
イイダコに関する知識
旬の時期のイイダコはマダコ科の一種で煮ると胴の中にある卵が飯粒のように見える事から「飯蛸」(イイダコ)と呼ばれるようになったそうです。在所によっては「一口蛸」や「子持蛸」や「石蛸」と呼ぶそうです。漢字においては「章魚」や「章花魚」と書くそうです。これは胴の斑(金の輪の模様)のあるイイダコの特質から紋章の章の文字を用いたそうです。
イイダコの仲間
蛸(タコ)は全世界でおおよそ200種類おり、国内ではおおよそ50種類のタコが確認されています。イイダコは、学名は「Octopusocellatus」で分類学では「八腕形目マダコ科マダコ属イイダコ」でイイダコの同種の世界で最大のミズダコの雄(オス)は3mにも達しマダコ(全長60cm)やヤナギダコ(1m)やテナガダコ(70m)やワモンダコやウデブトダコなどがいます。
イイダコは体表がいぼ状の突起で覆われていて叉の所に金の輪の模様が2つあるのがトレードマークです。マダコの子と見間違えられることもしばしばですが金の輪が見分けるコツです。また、白いものを好む特性があり、その特性を活用してらっきょうなどを使ったテンヤ釣りも行われています。
イイダコの寿命は約1年
イイダコは冬から春にかけて産卵を行います。岩場や貝殻などの外敵に見つかりにくい場所に産卵し雌がその卵に酸素を送り込み見守ります。約1ヶ月で孵化したイイダコは海を浮遊した後に水深10m程の砂地の海底に居つくようになります。イイダコは夜中に活動してアサリやバカガイなどの二枚貝を好んで食べて成長し、寿命は約1年ととても短いものです。
タコ壷は古代からの伝統
近年、イイダコ漁は底引き網が主流ですが、その歴史はとても古くイイダコ漁に使われた素焼きのタコ壷は、古墳時代の弥生遺跡から複数出土しています。今でもアカニシやアワビなどの貝殻にカスタネットのようにひもを通した小型のタコ壷を用いることが多いです。また、素焼きのタコ壷は小型で口径4cm、高さ約11cm、胴の最大は約7.5cm程です。
イイダコ漁は、近年、豊漁が続いて昼間に底引き網漁が行われます。しかし、昔のようなタコ壷をひもで連ねて海底に沈めてる漁は細々と行われています。タコ壷漁は壺を1日から3日毎に引き上げます。また、瀬戸内海や三河湾や九州では旬の時期の産卵の前の秋と産卵期の冬にイイダコ漁が盛んに行われます。
旬の時期はいつ?
イイダコ漁は瀬戸内海や三河湾や九州沿岸では旬の時期の産卵の前の秋と産卵期の冬に盛んに行われ、イイダコの旬の時期は雌(メス)が冬から春にかけて米粒位の半透明の卵を産む12から3月頃です。魚で卵を持ったものは「子持ち」と言いますがイイダコは「いい持ち」と言います。特に雌の卵が熟してくる冬の頃が旬です。
どんな味なの?
旬の時期のにはイイダコは雄より卵を抱えた雌の方が美味しいです。卵はご飯の炊きたてのように少し甘みがあってホクホク美味しいです。雄はスボダコと言われ雌の半値ですが、歯ごたえ良く刺身にしても美味しいです。旬の時期の頃には格段に卵が詰まっていて旨味がありクセがまるきりありません。また、雄は白子の方がふわりと柔らかくて味が良好です。
必見!イイダコを美味しく食べる料理術
イイダコの美味しい食べ方は昔から煮物(煮付け)です。2月3月だとタコの胴体にご飯のような卵がいっぱい詰まっていますので、里芋などと炊き合わせにするととても美味しいです。また、スペイン、イタリア風にホールトマト缶でトマト煮も簡単に調理ができてパスタやリゾット、パエリアなどの具にもなり、また、お酒のおつまみにもよく合います。
イイダコは下ごしらえ(下処理)がしやすく、湯がいても硬くなりにくいことから煮付け、酢の物や焼き物、揚げ物、炒め物や炊き込みご飯、さらにはおでんの具などにも使えます。
煮物にする方法
イイダコの煮付けは一番美味しい食べ方ですが下処理をしたイイダコを多めの量の沸騰したお湯で茹でます。ゆで汁を捨て味付けしてゆきます。味付けの順番の「さしすせそ」は美味しい料理への羅針盤です。また、イイダコが一番美味しい旬の時期の冷凍のイイダコもあります。
炒め物にする方法
イイダコの炒め物も簡単で料理初心者でも美味しくいただけます。炒め物にする方法は下ごしらえ(下処理)したイイダコをそのままフライパンや鉄板でお祭りの縁日のイカの鉄板焼きのように砂糖、醤油で直接焼くのが良いです。また、イタリアンやコリアンのようにするのもおすすめです。また、旬の時期の冷凍のイイダコもあります。
美味しい料理のためのイロハ
巷には沢山の料理のレシピがあふれていてどれにしようかと迷ってしまいます。また、レシピによっては通常の味付けの手順をふまないものもあります。それはそれで良いとして味付けの基本をおさらいしておきましょう。味付けの順番の「さしすせそ」ですが、「さ」は砂糖「し」は塩「す」はお酢「せ」は醤油「そ」は味噌のことを指します。
また、酒やみりんは最後に入れたり、みりんは砂糖の後でも良いかもしれません。煮物も酢の物やスパゲティのミートソースの隠し味(砂糖)でさえ最初の砂糖が後口の良い、美味しさの第一歩になりますので基本は常に頭の隅において美味しさを探し求めるべきです。
出汁をとろう!
出汁のとりかたも色々ありますが、ここでは簡単な鰹(かつお)と昆布の混合出汁を紹介しておきます。レシピは、水5カップに対して、昆布10g(3×20cm)、削り節20gです。出汁4カップ分になります。出汁のとりかたは鍋の水に昆布を30分浸して置き次に中火にかけます。沸騰する直前に昆布を引き上げて沸騰したら火を止めます。
次にひと呼吸置き削り節を加えてそのまま2分ほど置きます。そして、次にペーパータオルをこし器に敷いてボールで受けて出汁をこします。
お役立ち情報!イイダコを料理する手順とおすすめレシピ
イイダコの下処理は魚の三枚おろしなどと比べると簡単に出来きます。普通、包丁で行いますが、包丁が使えなくても料理ハサミだけでも下ごしらえできます。ただ、イイダコは小さいものなので数をこなさなければなりません。下茹では沸騰したお湯でするのが基本です。
どのように下処理をすればいい?
胴体(頭に見えますが)の部分から指を入れひっくり返し目と反対側の上の部分をめくって墨袋を破らないように取り出します。もし、墨袋が破れても水洗いすればいいです。目の間に包丁を入れ両目を取り出します。タコ全体に粗塩を振りかけてよく揉み洗いしてぬめりをしっかり取り、流水でしっかり洗い流します。
下処理はくちばしと目と足先を取るだけ
イイダコをひっくり返すと真ん中にくちばしがあります。くちばしがある根元を両手の親指で挟むと出てきますので取り出します。また、毛抜きなどで取ることもできます。目も同じように両手の親指で挟むと出てきますので取ります。包丁(料理ハサミ)で目と目の間に切込みを入れると取れやすいです。
そして、イイダコの足先は必ず、包丁(料理ハサミ)で全て切り落とします。下処理ができたイイダコは真直ぐ足を伸ばして同じ方向に並べて下茹(しもゆで)での準備をしておきます。
かたち良く「下茹で」する
鍋に塩をひとつまみ、小さじ1ほど入れてお湯を沸かし煮立ったらイイダコの頭を持ち吊り下げるようにお湯にイイダコの足を先から根本まで2、3回つけます。こうするとイイダコの足がくるりと丸まります。そうしておいて、かたち良く座るようにお湯に沈めます。全てのタコを入れ数分でサッと茹であげます。
下茹でする事でタコのぬめりと臭みがしっかり取れます)タコをザルにあけ、サッと水にくぐらせます。茹でたタコをそのまま酢味噌などで食べる場合は火が通るまで茹でて下さい。
1:煮付け
煮物は和食の調理法ですがその種類は煮しめ、煮つけ、含め煮、煮浸し、炒め煮とあります。味付けの基本は醤油1に対して砂糖、みりん、酒とどれを用いても1対1の比率が美味しいです。お酒の量は素材によります。後、生姜はおろしても良いし、スライス、千切り、針生姜(はりしょうが)を適当です。紹介した出汁を水の代わりに使うともっと美味しいです。
おすすめのレシピでの煮付け
おすすめのレシピでの作り方は下処理をしたイイダコ(墨袋とくちばしと足先はカット)を鍋で下記の基本のレシピを全部合わせてタレを作り、火にかけ煮立てます。そこへ、イイダコを下茹でした時の手順で入れ煮立ったらアクとりも忘れずに数回はして下さい。そして、落し蓋をして中火から弱火にします。30分程煮込んだら出来上がりです。
イイダコは煮立ってから入れる
焦げ付かないようにもし、水分が無くなったら少し足してください。必ず、衛生面からイイダコ(魚介類全般)はタレが煮立ってから入れて下さい。基本のレシピは、イイダコ8匹から10匹に対して、水100cc(カップ1/2)または、出汁(カップ1/2)に対して砂糖大さじ2、醤油大さじ2、みりん大さじ2、酒大さじ4です。
だしの素(顆粒だし)は小さじ1杯です。生姜は10gくらいです。焦げ付かないようにもし、水分が無くなったら少し足してください。
漁師さんが作る煮付け
おすすめの漁師さんが作る煮付けのレシピは有明海漁業協同組合のもを使わせていただきました。旬の時期の獲れたての新鮮なイイダコをの旨味を生かすには調味料を少なくする方が良いです。また、量が多い時や甘い煮付けが苦手な人には良いです。
煮付けのレシピ
煮付けのレシピはイイダコ120g(4人前)に対して塩をひと摘み(小さじ1/5くらい)、水120cc(カップ1/2強)または、出汁(カップ1/2強)に対して醤油大さじ1、みりん小さじ2、酒大さじ1です。だしの素(顆粒だし)は小さじ1杯です。
下処理したイイダコを丸ごと形を整えずそのまま下茹でして食べやすい大きさに切り基本のレシピを全部合わせてタレを作り、火にかけ煮立てゆっくりと中火で煮込みます。煮立ったらアクとりも忘れずにして下さい。
里芋と大根とイイダコのあっさり煮付け
おすすめの里芋と大根とイイダコのあっさり煮付けのレシピは里芋2、3個、大根1/4本、イイダコ3、4匹に対して、白だしまたは、水200cc(カップ1)または、出汁(カップ1)に対して酒大さじ3、みりん大さじ3、濃口しょうゆ大さじ1、薄口しょうゆ大さじ1です。だしの素(顆粒だし)は小さじ1杯です。里芋と大根とイイダコは先に下茹でしておきます。
ひと手間かけると美味しい
皮をむいた里芋はラップをして電子レンジで熱を通しても良いです。大根はお米の研ぎ汁で下茹ですれば柔らかくなって良いです。煮付け方は最初の煮付けと同じく30分ほど煮込んでできあがりです。煮立ったらアクとりも忘れずに数回はして下さい。焦げ付かないようにもし、水分が無くなったら少し足してください。
2:アヒージョ
アヒージョは、スペイン料理で魚介類を主にエスカルゴ、マッシュルーム、チキン、砂肝、野菜などをオリーブオイルとニンニクで煮込む、マドリード以南の代表的な小皿料理(タパス)です。本来、バゲット(フランスパン)やチュロスとともにいただくものです。イイダコをアヒージョにすればおおらかな地中海料理そのものです。
先ずはアーリオオーリオ(ニンニクのオリーブオイル炒め)から
イイダコのアヒージョのレシピはシンプルです。イイダコ120gに対して塩ひとつまみ、オリーブオイルは、ニンニクは4、5片、鷹の爪は1本です。作り方はニンニクをみじん切りまたは、スライスあるいはクラッシュしても良いです。まず、お鍋にオリーブオイルを20、30cc入れ、ニンニクをきつね色になるまで鷹の爪も軽く炒めておきます。
イイダコをオリーブオイルでヒタヒタに
そこへ下処理して食べやすい大きさにカットしたイイダコを入れ軽く塩をしてオリーブオイルをイイダコが漬かるくらいヒタヒタに入れ蓋をして弱火にかけて10分くらいです。イイダコに火が通ったらできあがりです。なお、鷹の爪は好みで入れて下さい。また、パスタソースとしても使えます。トースターでも同じようにできます。
3:韓国風炒めのレシピ
イイダコは韓国ではよく使われる食材で煮物や炒め物や鍋料理などに多く使われます。韓国風炒めのレシピはイイダコ120gに対してヤンニョム(コチュジャン大2、醤油大2、酒大1、砂糖大1、水飴大1、唐辛子大1)、ニンニク2、3片みじん切りまたは、スライスと野菜です。ヤンニョムのレシピは色々あります。
サッと炒めるのがコツ
作り方はオイル(できればキャノーラ油)でニンニクを炒めてから野菜を入れてさっと炒めてそこへ下処理して食べやすい大きさにカットしたイイダコを入れ炒めます。混ぜ合わせたヤンニョムを入れて強火で手早く炒めて最後にごま油を2、3滴たらして香りをつけます。コチュジャンの代わりに豆板醤でも美味しくいただけます。サッと炒めるのがコツです。
4:刺身
釣りや市場で新鮮なイイダコが手に入ったのならば、イイダコの刺身もおすすめです。旬の時期のイイダコ、特に卵が入る前のイイダコは柔らかいです。作り方は簡単です。下処理したイイダコを食べやすいポーション(大きさ)にカットしてわさび醬油やおろし生姜、あら塩や胡麻油、オリーブ油と良く合います。
5:トマトソースパスタ
子供さんにも人気のイイダコのパスタですが、イタリア料理でもイイダコの方が普通のタコよりも柔らかいのでよく使われています。トマトソースパスタのレシピはイイダコ120gに対してニンニクは4、5片、鷹の爪は1本パセポン(パセリのみじん切り)小さじ1杯くらいです。コンソメまたは中華だし小さじ1杯くらいトマトソースは既製品を使っても良いです。
パスタはアルデンテ
ホールトマトはたっぷりの水でトマトを丸ごとローリエを入れて最低、2、3時間煮込みます。缶詰のホールトマトもありますのでそちらをおすすめします。料理に慣れていないのであれば、先にパスタを人数分を硬めに茹でておき、オリーブオイルかバター、少しの塩をまぶしておきます。この時パスタはアルデンテ(パスタの芯に硬さが残るくらいのもの)です。
白ワインで風味豊か
トマトソースと同時進行でパスタをボイルしながら、フライパンにオリーブオイルを入れ、ニンニクを炒め少しきつね色になったらパセポンを入れ、そして、唐辛子を入れます。すぐにイイダコを加えて蓋をし、中火で10分から20分くらい火にかけます。
強火にして水分を蒸発させて白ワインを加え、ワインが蒸発したらホールトマト、コンソメまたは中華だし小さじ1杯くらいを加えて中火で5分から10分煮込み次にパスタを入れて強火で1分くらい混ぜ合わせてできあがりです。なお、鷹の爪は好みで入れて下さい。
6:マリネ
イイダコのマリネは暑い夏にもってこいのさっぱりとした酸っぱさが人気です。レモンやライム、スダチの酸味がイイダコによく合います。イイダコ120gは下処理し下茹でして流水でしっかり冷まします。マリネのレシピも沢山ありますが、ここではレモンの搾り汁を使います。トマト1個、レモン1個、塩、コショウ適量です。
仕上げは冷蔵庫で冷やす
レモン1個を絞りボウルに入れて塩コショウし混ぜます。ここにオリーブオイル200ccを少量ずつ加えながらよく掻き混ぜドレッシングを作ります。トマトはタネを取りサイコロの大きさにします(サイの目切り)。ボウルにイイダコとトマトとお好みのハーブ(バジルやケッパー)を少々加えて混ぜ合わせて冷蔵庫で最低、2、3時間は漬け込みます。
7:たこ焼き
たこ焼きといえば大阪ですが大阪発祥イイダコのたこ焼きは、タコ焼きにまるまる1匹のイイダコがそのまま入っていて、飛び出たたこの足から「踊りたこ焼き」とも呼ばれています。外国観光客にも人気になっています。たこ焼きの生地のレシピも沢山ありますが、ここでは小麦粉1カップ、卵2個、白だし(カップ3)または、水600cc(カップ3)です。
大阪新名物!「踊りたこ焼き」
焼き方は普通のたこ焼きと同じくタコ焼き機で天かすや青ネギ、紅ショウガを入れイイダコを1匹ずつ入れていきます。イイダコの足が外に飛び出しているので、焼くときに丸く成型するのに箸を使っても良いかも知れません。味付けソースが一番ですが醤油で食べても美味しいです。イイダコは下処理し下茹でしたものを使います。
冷凍イイダコもあります!
旬の時期が過ぎていても、釣りをしなくとも美味しいイイダコが年中食べられます。冷凍イイダコはAmazonや楽天市場などの通販サイトで扱っています。また、味付けされている冷凍イイダコもありますので便利です。
イイダコを使った料理を作ってみよう!
いかがでしたか?イイダコに関する知識や釣り方や下ごしらえ、基本の調理方法や美味しいレシピをご紹介しました。イイダコは卵が詰まった旬の時期が美味しいですが、旬の時期を外しても冷凍のイイダコがあるので一年中食べられます。日々の献立に困ったならば一度、この記事のおすすめのレシピを試してみて下さい。
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