山梨の紅葉スポット2019年版！見頃の時期やライトアップ情報もご紹介！

山梨は雄大な山々や渓谷、湖などに恵まれ、紅葉の見頃の時期にはたくさんの観光客が訪れます。東京都心からも近距離にある山梨は紅葉を楽しむには絶好のエリアと言えます。ここではそんな山梨の2019年の紅葉について、見頃の時期や穴場スポット、ライトアップ情報などを取り入れながら紹介します。

山梨の紅葉観光に出かける場合の心得として押さえておきたいポイントがいくつかあります。

見頃の時期は地域によって異なるため、前もって調べておいた方が良いでしょう。また、ライトアップを実施するスポットや混雑のない穴場スポットなども押さえておくと、より楽しい紅葉観光ができます。

山梨の紅葉の見頃の時期は、場所や標高差によって異なりますが、一般的には11月初旬から11月下旬がほとんどの地域で見頃の時期となります。

標高差のある山岳地域では、裾野から色づき始め頂上へと移っていくため、多少季節がずれても山のいずれかのエリアの紅葉を楽しむことができます。

山梨の数ある紅葉スポットの中には、昇仙峡のように、日没から夜の9時頃までライトアップが行われる地域があります。

富士河口湖辺りでも、紅葉時にライトアップが実施され、日没から夜10時頃まで幻想的な紅葉を楽しむことができます。

山梨には至るところに紅葉の有名なスポットがありますが、見頃の時期にはたくさんの人出で混雑します。

混雑を避けてゆっくり紅葉を味わうには穴場のスポットがおすすめです。そんな穴場スポットの情報も紹介します。

山梨県の恵林寺は1330年に創建された古いお寺ですが、織田信長の焼き討ちにより消滅しました。その時、快川国師の発した｢心頭滅却すれば火もおのずから涼し｣という言葉は良く知られています。その後、この寺院は、徳川家康によって再興されており、文化財も多数残されています。

恵林寺の庭にある枯山水の静かな景色と紅葉が絶妙な調和を見せます。庭園までの渡り廊下からの風景も素晴らしく、カエデやツツジなどの紅葉が池に映える美しい姿を眺めることができます。

恵林寺での紅葉の見頃の時期は、10月下旬から11月上旬で、中央道勝沼インターからアクセスします。駐車場には普通車50台が駐車できます。

昇仙峡は山梨県甲府市にある有名な観光地で、絶景の紅葉スポットが楽しめる場所でもあります。

車を無料の駐車場に停めた後、昇仙峡渓谷オムニバスを利用して登り、遊歩道を下りながら40分ほどの紅葉の景色を満喫します。休憩所の天鼓林(てんこりん)で休みながら見る紅葉の絶景もおすすめです。

昇仙峡は見どころがたくさんありますが、特におすすめしたいのが｢全国観光地百選｣の渓谷の部で1位となった｢覚円峰｣で、この場所から見上げると、聳え立つ岩や渓谷美に圧倒されます。

昇仙峡の仙娥滝(せんがたき｣では、毎年10月中旬から11月下旬にかけての日没から21時まで、毎日ライトアップが行われます。落差が30メートルもある滝の迫力と紅葉が幻想的な美しさを高めてくれます。

例年、昇仙峡の見頃の時期は11月中旬から下旬にかけてとなっており、2019年も同様の時期と予想されます。昇仙峡へは中央道甲府昭和インターから35分ほどでアクセスできます。昇仙峡には無料駐車場が数か所あります。

山梨県韮崎市に位置する甘利山は、山頂から甲府盆地や富士山が一望できる穴場の紅葉スポットです。

駐車場から山頂までは20分程度で気軽に行ける上、秋には、ツツジなどの赤色が富士山他の山々や青空に映え、美しい景色が楽しめます。

甘利山では夜ともなれば、山自体のライトアップこそありませんが、甲府盆地全体がライトアップされ、美しい甲府市街の夜景を見ることができます。

甘利山の紅葉の見頃は、10月中旬から下旬にかけてとなっています。甘利山へは、中央道韮崎インターから50分ほどでアクセスでき、駐車場には70台ほどの車が駐車できます。

山梨県南都留郡の本栖湖は富士五湖の中でも最も深く透明度の高い湖で、湖面は瑠璃色に輝いて見えます。

本栖湖では、ウインドサーフィンやダイビングなども盛んで、ダイビング中には、水中に沈んだ溶岩や巨木などの幻想的な風景が見られます。

紅葉時には、カエデやブナ、ナナカマドなど、種々の木々の紅葉が楽しめます。また、本栖寺周辺や中ノ倉峠展望台からの風景など紅葉巡りが堪能できます。

紅葉の見頃の時期は11月上旬から11月下旬で、本栖湖へは、中央道河口湖インターから約30分でアクセスできます。駐車場には100台ほどが駐車できます。

山梨県の東沢大橋は、八ヶ岳高原ラインの途上にあり、八ヶ岳山麓の渓谷に架かっている橋です。この大橋は全長が90メートルもあり、真っ赤な色が特徴的で、｢赤い橋｣とも呼ばれています。

近くの駐車場から望む真っ赤な大橋とその周囲の紅葉の見事な景色は、感動に値する美しさです。

この東沢大橋の景観は、奈良やカエデ、カラマツ、ナナカマドなど、樹木の種類が多く、彩りも鮮やかなため、大橋の赤と相まって、言葉では言い表せないほどの美しさを現わします。

東沢大橋付近の紅葉の見頃の時期は、10月中旬から11月上旬となります。中央道小淵沢インターから約25分でアクセスできます。

ドラゴンパークは甲斐市に合併する前の竜王町から名前をもらっている公園で、園内には高さ33メートルの展望塔があります。

この展望塔からは甲府盆地や富士山、八ヶ岳連峰、南アルプスなどの山々を見渡すことができます。

公園にはイチョウやカエデなどが植えられており、家族連れでのんびりするのにほど良いスポットです。昇仙峡が近くにありますが、そちらが混雑している時など、ちょっと穴場のドラゴンパークに寄ってみるのもおすすめの方法です。

ドラゴンパークの紅葉の見頃は、11月上旬から下旬にかけての時期となります。ライトアップはありませんが、公園から見る甲斐市のきれいな夜景は一見の価値があります。この公園へは、甲府昭和インターから車で15分ほどでアクセスでき、駐車場には170台の車が停められます。

伊奈ヵ湖には、北伊奈ヵ湖と南伊奈ヵ湖の2つの湖があり、伊奈ヵ湖と言えば一般的に北伊奈ヵ湖のことを指します。伊奈ヵ湖は幹線道路から外れているため見落とされがちな穴場スポットです。

この小さな湖･伊奈ヵ湖の周囲には、県民の森や菖蒲池公園があり、それぞれ散策ができます。

伊奈ヵ湖の紅葉はカエデ、ミズナラ、カツラなど、赤のみでなく黄色の木々も混じり、静かな湖面に映る色取り取りの紅葉のさまは、鏡を覗いているような美しさを現わします。

紅葉の見頃の時期は10月下旬から11月中旬にかけてで、伊奈ヵ湖へは南アルプスインターから車で15分ほどでアクセスできます。駐車場には70台の車が駐車できます。

川口湖畔もみじ回廊は、富士山から流れ出て河口湖畔につながる梨川という川の土手に、150メートルほどの長さの回廊状にもみじの木々が連なり、見事な紅葉が堪能できるスポットです。

｢富士河口湖紅葉まつり｣はこのもみじ回廊がメイン会場となって11月初旬から下旬にかけて開催されます。夕方16時半から22時までライトアップが行われ、昼とは全く雰囲気の異なるファンタジックな紅葉を見ることができます。

紅葉まつりでは、地元の特産品や農産物が販売される他、クラフト市やジャズフェスティバルなども開かれます。

紅葉の見頃の時期は11月中旬から下旬にかけてとなります。川口湖畔もみじ回廊へは、中央道河口湖インター下車後15分ほどでアクセスできます。駐車場は臨時駐車場が4か所ほど設置されます。

山梨県甲州市塩山の奥庭は富士山の4合目と5合目の間にあるスポットで、裾野へ降りて行く側が奥庭、登っていく側がお庭と呼ばれています。

アップダウンの少ない奥庭の散策コースは、正に庭を感じさせ、この周辺に見られる黄金色に輝くカラマツは、紅葉のトンネルの中を歩いているような雰囲気にさせてくれます。

奥庭の展望地からは、富士山を間近に仰ぎ見ることができ、天気が良ければ本栖湖を望むこともできます。

奥庭は天狗庭とも呼ばれ、天狗を祀る天狗岩にお参りすると、男女の仲がうまく行くとも言われています。奥庭の見頃の時期は、10月上旬から下旬で、ライトアップはありません。河口湖インターからは、車で40分ほどでアクセスできます。

四尾連湖(しびれこ)は、湖に4つの尾を連ねた龍が住んでいるという言い伝えからこの名称が付けられています。

山上の小さな湖は神秘的なまでに美しく、秋の紅葉のみでなく、春の桜の美しさも知られています。

四尾連湖では、カエデやクヌギ、コナラなどが鮮やかな色を競い合い、ミステリアスな湖に映り込んで、静かで美しい光景を見せます。

この湖は比較的空いている穴場とも言える湖で、紅葉の見頃の時期は11月上旬から中旬にかけてとなります。中央道甲府南インターより車で50分ほどでアクセスでき、駐車場には100台ほどの車が停められます。

山梨県の丹波渓谷は大菩薩峠の山腹にあり、大菩薩ラインとも呼ばれる41号線沿いに柳沢峠まで10キロほど続く渓谷のことを言います。

山梨県と東京都の県境にあるこの渓谷は、紅葉の季節には、カエデ、トチ、ナラなどの木々により種々の色の変化が楽しめますが、意外に観光客が少ない穴場の紅葉スポットと言えます。

特に滑瀞(なめとろ)と呼ばれる岩山の景勝地では、モミジの美しい紅葉が見られます。また、奇岩や滝の多い渓谷では、釣りも盛んに行われている他、蕎麦を打つための水車小屋もあります。

紅葉の見頃の時期は10月下旬から11月上旬にかけてで、奥多摩駅からバスで1時間弱ほどでアクセスできますが、車の場合は無料の駐車場がありません。

山梨県の数ある紅葉スポットの中でも一段と人気の高いのが山梨市に位置する西沢渓谷です。

この渓谷には、種々の滝や渓流があり、水の流れによって岩が削られた自然の景観は見応えがあります。

西沢渓谷では、青色の渓流と朱色の紅葉が織りなす絶妙のコントラストが訪れる人々を魅了します。

例年の見頃の時期は10月中旬から11月上旬となっており、2019年もほぼ例年と同様の時期が見頃になると予想されます。西沢渓谷へは、中央道勝沼インターから約50分ほどでアクセスでき、駐車場には50台ほどの車が駐車可能です。

河口湖は雄大な富士山が間近に見られる富士五湖の1つで、湖の水面に映る逆さ富士でも知られています。

河口湖は、紅葉シーズンには多くの観光客で賑わいを見せます。紅葉の美しいスポットは絶好のフォトスポットにもなります。

河口湖では、毎年｢富士河口湖紅葉まつり｣が開かれ、｢もみじトンネル｣や｢もみじ回廊｣などの紅葉の名所は観光客で賑わいます。

河口湖周辺の温泉に浸かりながら富士山の景色を楽しんだり、ロープウエイから一面朱に染まった紅葉の景色を堪能するのもおすすめです。また、河口湖のライトアップは11月初旬から下旬にかけて、日没から22時まで行われ、川沿いの見事な紅葉が映し出されます。例年の見頃の時期は11月中旬で、河口湖インターを降りて6分ほどでアクセスできます。

山梨県南巨摩郡富士川町の大柳川渓谷には1時間30分ほどの散策ができる遊歩道があり、10本の吊橋や5つの滝など、様々な景色が堪能できる渓谷です。

この渓谷では、イロハモミジやイタヤカエデの赤と、ケヤキやブナの黄が混じり合い、色鮮やかな紅葉を見ることができます。

吊橋の中でも竜神橋は途中で九の字に曲がっているユニークな橋で、中央の踊り場から、少し怖いですが紅葉の絶景を眺めることができます。

紅葉の見頃の時期は10月中旬から11月上旬で、ライトアップはありません。大柳川渓谷へのアクセスは、中央道甲府南インターから40分ほど行ったところとなります。駐車場には50台ほどの車が駐車可能です。

八ヶ岳も山梨の有名な紅葉スポットの1つです。標高が高いだけに、ダケカンバやカラマツ、カエデなどの木々が入り交じって彩り鮮やかな紅葉の景色が楽しめます。

中でも八ヶ岳高原ラインは、ドライブをしながら紅葉を堪能できるおすすめのスポットで、山奥まで広がる立体的な紅葉の景色が満喫できます。

初心者でも比較的簡単に登れる標高2500メートルの天狗岳山頂から眼下に望む紅葉のパノラマは正に絶景です。また、15分もあれば気軽に登れる天女山からは南アルプスの山々を眺望できます。八ヶ岳は紅葉ハイキングが楽しめるスポットに溢れています。

八ヶ岳の紅葉は、10月上旬から色づき始め、見頃は10月下旬から11月上旬と少し早めの時期となります。八ヶ岳へは中央道小淵沢インターから数分でアクセスできます。

山梨県の紅葉台は富士山とその裾野に広がる広大な景色が望めるるおすすめの紅葉スポットです。

富士山の北側にある紅葉台の展望台からは、360度のパノラマの景観を楽しむことができます。

展望台からは、紅葉のシーズンには裾野から徐々に赤く染まっていく富士北麓と雪を抱いた富士山頂のコントラストが楽しめます。

また、展望台の反対側からは、富士五湖の1つ、西湖を望むことができます。例年の見頃の時期は11月上旬から中旬にかけてで、2019年も同様の時期と予想されます。紅葉台へは中央道河口湖インターから本栖湖方面に向かって15分ほどでアクセスでき、山頂の無料駐車場には30台ほどの車が停められます。

山梨県の南伊奈ヶ湖は、森の中にひっそりと佇む紅葉の名所です。山梨の有名な紅葉スポットと比べると、小ぢんまりとした穴場的な観光スポットですが、紅葉の美しさは一目置かれています。

多くの木々に囲まれている南伊奈ヶ湖の周りには、歩いて1周できる遊歩道が設けられています。

また、湖の中には白鳥が優雅に泳いでいる姿を見ることができます。湖の周りのカエデやカツラ、ミズナラなどの湖面に映った紅葉の絶景と白鳥のコラボレーションが存分に楽しめます。

南伊奈ヶ湖の見頃の時期は例年、10月下旬から11月中旬にかけてで、2019年も同様の時期と考えられます。南伊奈ヶ湖へは中部横断自動車道南アルプスインターから25分ほどでアクセスでき、駐車場もあります。

甲府市の芦川渓谷は名勝、奇勝に溢れ、手の付いていないそのままの自然が多く残されている渓谷です。

この渓谷は天然の岩魚やヤマメ釣りでも有名な場所で、ハイシーズンには多くの釣り人が渓流釣りを楽しんでいます。

芦川渓谷にはありのままの自然が残されているだけに、渓流と紅葉の美しいコントラストが目にも鮮やかに映ります。車で川に沿って紅葉を楽しみながら下ってみるのもおすすめです。

紅葉の見頃の時期は10月中旬から11月中旬にかけてとなります。芦川渓谷へは中央道甲府南インターから車で20分ほどでアクセスできます。

猿橋も紅葉名所の1つです。この橋は山梨県の大橋市にある橋で｢日本三奇橋｣の1つに数えられる珍しい形の橋です。

猿橋は瓦屋根のようなユニークで不思議な造りをしており、観光で訪れる人々を魅了しています。

猿橋を取り巻くエリアは、渓谷にまたがる橋と紅葉に染まった周りの景観が相まって、浮世絵のような世界を創り出しています。

この猿橋は、写真好きの人にはたまらないインスタ映えのする紅葉スポットです。11月上旬から下旬にかけて、カエデ、ケヤキ、銀杏などが見頃を迎えます。猿橋へは中央道大月インターから20分ほどでアクセスできます。無料の駐車場が4か所ほどあり、計40台ほどの車が停められます。

福士川渓谷は篠井川、青笹山などの南アルプスの山々を源流とする副士川沿いの渓谷で、秋には、ヤマモミジやカエデ、イロハモミジなどの紅葉が堪能できます。

この渓谷の周辺には日帰り温泉施設の奥山温泉があるため、紅葉を楽しんだ後は温泉でゆったりと旅の疲れを癒すことができます。

福士川渓谷沿いに東海自然歩道を歩いていくと、紅葉に染まった美しい七つ釜の滝や風吹きの滝などを見ることができます。

紅葉の見頃の時期は11月中旬から12月上旬とやや遅めです。福士川渓谷へは、新東名高速道路新清水インターから25分ほどでアクセスできます。またこの渓谷には無料駐車場があります。

山梨県は山々や渓谷、湖などの自然に恵まれ、紅葉の時期には数々の紅葉スポットを訪れる観光客で賑わいます。そんな山梨の紅葉スポットを攻略するには、有名なスポットのみでなく、穴場のスポットを探してみるのも1つの方法です。ここではそんな山梨の紅葉について、見頃の時期やライトアップなどの情報を交えて説明してみました。