赤間神宮はパワースポット！ご利益は？アクセス・御朱印などを紹介します！

山口県下関市には、竜宮城のような神社があるのをご存知ですか？この竜宮城のような神社「赤間神宮」は、下関を訪れる観光客が必ずと言っていいほど、観光に訪れる人気の観光スポットです。今回は、赤間神宮のパワースポットやご利益、アクセス方法や御朱印についてご紹介していきます。

赤間神宮は元々、阿弥陀寺というお寺で、壇ノ浦の戦いや、耳なし芳一の舞台として知られています。赤間神宮の境内には、平家一門の墓もあり、歴史好きにも大人気のスポットです。祀っているのは、壇ノ浦の戦いで入水し、幼くして亡くなった安徳天皇。ご利益は「水」に関係するものが多くあるのが特徴的です。

赤間神宮は、山口県下関市阿弥陀寺町の国道沿いにあります。赤間神宮からは、関門海峡が見え、壇ノ浦を一望できます。阿弥陀寺町の地名は、赤間神宮がまだ阿弥陀寺だったころの名残が、地名として残っているようです。

山口県下関市にある、赤間神宮へのアクセス方法は、主に3つあります。一つ目は、JRでのアクセス方法。二つ目は、バスでのアクセス方法。そして、車でのアクセス方法です。ぜひ、ご自分の旅にあったアクセス方法を、参考にしてください。

JRからのアクセス方法は2つのアクセス方法があります。JR山陽本線下関駅からバスで約10分/タクシーで約5分。JR山陽新幹線新下関駅からバスで約20分/タクシーで約15分。バスを利用するなら、下関駅からの方が、便数も多くアクセスがよいです。

下関駅から赤間神宮へのアクセス方法は2つ。長府方面行バス「赤間神宮前」下車と、唐戸経由バス「唐戸」下車の方法です。長府方面行バスは直通で赤間神宮にアクセスでき便利ですが、便数が少ないのが難点。おすすめは「唐戸経由」のバス。便数も多く、「唐戸」で降り、徒歩8分ほどで赤間神宮に到着します。

広島方面からの場合は、中国自動車道・関門自動車道の下関インターで降りて約15分。九州方面からの場合は、九州自動車道・関門自動車道の門司インターで降りて約16分。または、関門自動車道の門司港インターで降りて、約15分で到着します。

赤間神宮には、正面入り口に50台分の駐車場があります。駐車場の場所は、赤間神宮と関門海峡の間、国道9号線沿いにある為、利便性もよいです。しかし、イベントの時など、駐車場が利用できなくなる期間がありますので、事前に確認しましょう。

下関最大のイベント「先帝祭」の時などは、国道も通行止めになり、正面駐車場も使えなくなります。イベントの時や混雑が予想される日は、下関駅周辺の駐車場を使い、バスなどを利用するとよいです。

唐戸市場駐車場と細江駐車場が利便性がいいと好評です。唐戸市場駐車場は、赤間神宮から徒歩約8分。駐車場台数は572台と大きな駐車場です。細江駐車場は、下関駅から徒歩約12分。駐車場台数は510台と、こちらも大きな駐車場です。下関市内を観光するなどの目的がある方は、細江駐車場を利用する方が、色々と観光出来そうです。

赤間神宮は壇ノ浦の戦いととても由縁があることで知られています。関門海峡は、壇ノ浦の戦いで平家が滅亡に至った最後の合戦の地。赤間神宮は、この関門海峡に面して鎮座しています。平家物語に出てくる平家の最後、二位尼（にいのあま）が幼な子を抱いて、入水されています。

その幼な子こそが、赤間神宮に祀られている、「安徳天皇」なのです。赤間神宮って竜宮城みたい！と思われる方は、多いのではないでしょうか？それもそのはず、入水された安徳天皇を慰めるために、水天門は竜宮城に見立てて、建てられたという説があります。

有名な物語「耳なし芳一」みなさんも1度は読まれたことがあるのではないでしょうか？赤間神宮の前身である、阿弥陀寺が舞台となっており、赤間神宮の境内には耳なし芳一の木像があります。

むかし、阿弥陀寺という寺に、目の不自由なびわ法師の芳一という男がいました。ある夜、寺でびわの稽古をしていた芳一に、びわの弾き語りが聞きたいという人がやってきたので、びわを弾いて聞かせました。

その時、女性の声で「このことは誰にも言わず、三日三晩びわの音を聞かせてほしい」と頼まれた芳一は、夜な夜なびわを弾いて聞かせます。そのことを不審に思った和尚が、夜に出かける芳一の後をついていくと、安徳天皇の墓の前でびわを弾いている芳一の姿を見つけます。

芳一が亡霊に憑りつかれていると分かった和尚は、芳一の体中に亡霊には見えないようにする経文を書き、「話しかけられてもけして声を出してはいけない」と言い聞かせました。その夜、亡霊が芳一を迎えに来ますが、経文が書かれた芳一の体は亡霊には見えません。

しかし和尚は、芳一の耳にだけ経文を書き忘れてしまい、亡霊には芳一の両耳だけが見えてしまったのです。そのため、芳一は亡霊に見えた耳をもぎ取られてしまいました。

赤間神宮は、下関で最大のパワースポット。赤間神宮と海の間は、特に強いパワースポットであると言われています。赤間神宮は他の神社に言われる、恋愛や金運のパワースポットとは異なり、「浄化」のパワースポットと言われています。

赤間神宮は、壇ノ浦の戦いにより、平家一門が滅亡した事や、幼くして亡くなった安徳天皇を祀っていることから「平家の怨念が強い場所」と言われることも少なくありませんが、そんな強い怨念を浄化してしまうほど、とても強い浄化のパワーがあるパワースポットです。

赤間神宮の主な境内をご紹介。参拝に訪れたら、必ず押さえておきたい9つのポイントをご紹介します。参拝はもちろんのこと、写真を撮るのにも最高のロケーションばかりです。

赤間神宮と検索すると、必ず出てくる水天門。赤間神宮の神門になります。二位尼は海底に都があると信じ、入水したことから、安徳天皇を慰めるため、竜宮城に見立てて作られました。

水天門をくぐり、階段を上がると外拝殿にたどり着きます。境内にある手水舎で清めてから、参拝客はここで手を合わせます。参拝作法は「二礼二拍手一礼（二拝二拍手一拝）」です。

外拝殿の中にある内拝殿。周りが水辺になっていて、竜宮城を彷彿とさせます。光が水に反射した時は、とてもきれいで、神秘的です。下関最大のイベント「先帝祭」では、天橋の先端に神楽が設けられ、神様に舞台などを披露します。

紅石山のふもとにあるのが、大連神社。元々は、中国の大連市にあったもので、戦後にご神体を引き上げ祀った神社です。大連神社には、釣り船が奉納されており、壇ノ浦の漁師たちは、平家一門に威儀を正し、漁に出たそうです。

大連神社の敷地内にある、紅石稲荷神社。平家一門が落ち延びる時に、天城の鎮護であった京都の伏見稲荷大社を勧請したと伝えられています。長く続く赤い鳥居が、神秘的な場所です。

日本西門鎮守八幡宮は、大分県にある宇佐八幡宮から京都府の石清水に分霊を勧請する際、日本の西門の守り神として、阿弥陀寺とともに、日本西門鎮守八幡宮を建てられたと伝えられています。

壇ノ浦の戦いから約400年後に建てられた、平家一門のお墓。以前、平家のお墓は下関近辺に散在していたそうですが、関門海峡で海難事故が頻発し、「平家の怨念ではないか」となり、赤間神宮境内にお墓を集約したと伝えられています。

重圧な門構えのある、安徳天皇阿弥陀寺陵。赤間神宮に祀られている、幼くして亡くなった安徳天皇のお墓です。安徳天皇阿弥陀寺陵があるのは、赤間神宮の隣。御陵があるのは、西日本ではここだけです。

有名な物語「耳なし芳一」の舞台として有名な赤間神宮。山口県出身の彫刻家、押田政夫（おしだまさお）氏により作られた耳なし芳一の木像が祀られています。木像をよく見ると耳がありません。亡霊にもぎ取られたあとの、寂しげな姿が、なんとも言えない存在感を漂わせています。

赤間神宮のご利益は、祀られている安徳天皇にまつわるご利益や、海のパワーのご利益があります。スピリチュアルな方々の多くは、海のパワーがとても強いと感じるそうです。

安徳天皇が8歳の時、平家が滅亡し、二位尼と入水したと言われています。このことから赤間神宮には、水と子どもの守護や子授かり、安産祈願や子育大願にご利益があると言われています。

赤間神宮は海に面している事から海のパワーがいただける神社であることが、知られています。その為、水にまつわるご利益も多く、水難守護や水商売繁盛にご利益があります。そのほか、水と海の恵や漁業のご利益もあると言われています。赤間神宮敷地内にある、大連神社には、釣り船が奉納されています。

赤間神宮では、オリジナルの御朱印帳の取り扱いがあります。また、御朱印は3つの神社の御朱印をいただくことができますので、御朱印の種類といただける場所をご紹介します。

リニューアルされた御朱印帳。赤間神宮のシンボルである、水天門と神様に捧げる神楽の蘭陵王の絵が描かれています。御朱印帳の布地は光沢があり、神聖さを感じさせる作りになっています。価格：2,000円

赤間神宮の御朱印です。授与場所は、赤間神宮の拝殿左横の授与所。赤間神宮の文字に、菊の紋章と赤間神宮の印が押されています。季節によって御朱印の柄が変わることはないようです。

大連神社の御朱印です。授与場所は、赤間神宮の拝殿左横の授与所。大連神社の文字に、大連神社の印が押されています。季節によって御朱印の柄が変わることはないようです。

日本西門鎮守八幡宮の御朱印です。授与場所は、赤間神宮の拝殿左横の授与所。日本西門鎮守八幡宮の文字に、紋章と日本西門鎮守八幡宮の印が押されています。季節によって御朱印の柄が変わることはないようです。

赤間神宮では、年間通してさまざまなイベントがあります。中でも一番大きなイベントが「先帝祭」というイベント。安徳天皇を慰霊するイベントです。そのほか、神宮神儀以外にも、下関市観光政策課が行っている「源平night in 赤間神宮」などのイベントが行われています。

いかがでしたか？悲しい物語の中に、強いパワーを秘めた赤間神宮。壇ノ浦の戦いや、耳なし芳一の事を知っていると、さらに赤間神宮を参拝するのが、楽しくなりますね。また、御朱印マニアの方は、3つの神社から御朱印を頂けるとあってうれしい限りです。みなさんも是非一度、赤間神宮に足を運んでみて下さい。