根津神社へのアクセスは？バス・電車での行き方や周辺駐車場もまとめてご紹介！

東京も想像以上に古い地域で、思った以上に昔からある観光スポットや、歴史を感じる建物などが多く存在します。その中でも注目したいのが寺社など、運気を高めたり、厄を落とすための参拝スポットです。

東京都内であればだいたいどこもアクセスがよく、電車のほか、駅から離れていてもバスで行けるなど、おすすめのところは少なくありません。また、都会であるため、駐車場もありますので、とにかくアクセス手段はいくつもあります。

そんな東京の昔からある寺社でおすすめしたいのが「根津神社」です。バス、電車、車。どんな手段でもアクセスしやすいので、足を運びやすいでしょう。ここではそんな根津神社のアクセス方法、おすすめの駐車場などを紹介していきます。

そんな根津神社へのバスや駅からの行き方、駐車場料金など、おすすめアクセス方法を紹介する前に、そもそも根津神社とはどんなところなのかを見ていきましょう。これを知ることで、ますます根津神社の楽しみ方が見えてきます。

根津神社は古代日本の王族であるヤマトタケルが1900年近くも前に創祀したとされる神社で、「東京十社」のひとつに数えられています。森鴎外や夏目漱石など文豪たちが近辺に暮らしていたので、こういった文豪たちにも愛された旧跡でもあります。

東京十社は東京近郊にあった准勅祭社12社の内、1975年に昭和天皇即位50年を奉祝して定められた東京近郊にある10箇所の神社のことです。10社が定められると、東京観光の企画として「東京十社巡り」が考案されました。

根津神社は、明治維新の際に神仏分離・廃仏毀釈で廃止されましたが、それ以前は「根津権現」とも呼ばれていました。今でも地元民には根津権現と呼ばれて親しまれています。

根津神社をおすすめしたい参拝スポットである理由のひとつに、アクセスのよさがあります。電車、バス、車で行きやすく、どこから向かっても交通費やその他にかかる料金が安く済むこともメリットです。最寄り駅もいくつもありますから、本当にアクセスはよくておすすめです。

根津神社があるのは文京区ですので、根津神社意外にも見所が多く、かつ昔ながらの街並みや、日本文学の立役者である文豪たちの息づかいも聞こえてくるような地域です。ぜひとも足を運んでもらいたい場所でもあります。

根津神社への駅やバス停からのアクセスの紹介前に、もうひとつ大切なことを紹介しておきます。それは根津神社の御利益です。東京でも有数のパワースポットとしても知られる根津神社ですので、どんな御利益があるかも把握しておきたい人も多いでしょう。

根津神社に残る社殿は宝永3年（1706年）に建てられています。主祭神は「須佐之男命（すさのおのみこと）」、「大山咋命（おおやまくいのみこと）」、「誉田別命（ほんだわけのみこと）」です。相殿には「大国主命 （おおくにぬしのみこと）」、「菅原道真公 （すがわらのみちざねこう）」が祭られています。

根津神社はこのように古い建物ではありますが、関東大震災や東京大空襲でも焼けることなく残ったことで強運の場所としても知られています。そんな根津神社の御利益は先の祀られている神々の特徴から「縁結び」、「所願成就」、「厄災除け」、「邪気祓い」、「学業成就」があるとされています。

根津神社の参拝方法は特にここだけの特殊な方法というものはありません。まず楼門を入ったら左手に手水舎がありますので、手と口を清めましょう。そして唐門の先に社殿があるので、神社参拝の基本である「二拝二拍手一拝」を行います。

「二拝二拍手一拝」は2回の礼、2回の拍手、1回の礼です。賽銭を入れたあと、2回の礼をし、2回の柏手と1回の礼の間に願いを伝えます。昨今はその際に自身がどこの誰であるかも伝えるべきとされます。

さて、ここからは根津神社へのアクセス方法を行き方別に紹介していきます。東京都内ですので、電車、バス、自家用車とどんな手段でも行きやすいです。そんな根津神社へのわかりやすいアクセス方法を確認しましょう。

まずは、最寄り駅からの根津神社へのアクセス方法です。根津神社に近い駅は少なくとも3駅ありますので、駅別に、まずはどんな路線で行けるかどうかを見ていきます。駅から根津神社へのアクセスは次項で紹介します。

根津神社というくらいですので、アクセス最寄りの駅の筆頭は「根津駅」です。東京メトロの駅番号はC14になっています。千代田線の駅ですので、路線上には北千住駅、西日暮里駅、新御茶ノ水駅、大手町駅、日比谷駅、表参道駅、明治神宮前駅などがあります。

つまり、東京都内、あるいは近郊の県からでもアクセスがしやすい駅と言えます。JR線や様々な私鉄からの乗り換えも可能な千代田線ですので、どこからでも行きやすくなっています。

根津神社にアクセスしやすいもうひとつの電車駅は「東大前駅」です。東京メトロの南北線にある駅になります。京王井の頭線にも東大前駅がありますが、そちらは正確には駒場東大前駅ですので、注意が必要です。駅番号はN12ですので間違いのないように気をつけましょう。

南北線の駅には目黒駅や麻布十番駅、六本木一丁目、永田町、飯田橋、王子駅などがあります。これらの代表的な駅も東京メトロのほか、JR線や各私鉄とアクセスしている駅もありますので、南北線も使いやすい路線です。東京メトロ内での乗り換えであれば料金的にも安く済むので利便性が高いです。

もうひとつ根津神社に最寄りの駅に「白山駅」があります。白山と書いて「はくさん」と読みます。都営地下鉄三田線のI13に当たる駅で、根津神社のほか東洋大学も最寄りになっています。見所のある駅です。

都営三田線もまたアクセスのいい地下鉄として多くの都民などが利用しています。目黒駅や白金台駅は先の南北線とも接続しています。このほか、大手町、日比谷、神保町、巣鴨駅などがありますので、乗り換えもしやすい路線です。

根津神社の最寄り駅の情報は把握できたことでしょう。それでは、ここでそれらの最寄り駅からどのように根津神社へとアクセスするのかを見ていきます。どの出口から出て、どのように歩いて行けばいいのか、あるいはバスを利用しなければならないかなど、詳細を紹介します。これを読めば、初めてでも迷わずに根津神社に辿り着けることでしょう。

千代田線の根津駅から根津神社までの行き方です。駅に着いたら、まずは「出口1」を目指しましょう。ここから地上に出て、目指すのは「根津神社表参道口」です。この駅から根津神社までのアクセスにかかる所要時間は徒歩で約8分が目安となっています。東京の下町を散歩がてら歩くにはちょうどよい距離感です。

根津駅の「出口1」から地上に出たら、階段を背にして左へ進みます。目の前の通りは上野の不忍池（しのばずのいけ）から続く不忍通りです。これは東京都道437号に当たりますので、マイカーで来て駐車場を探す場合はこの辺りでも穴場的な駐車場がありますので、案外便利です。出口近くには都営バス「根津駅バス停」もあります。

不忍通りを進むと交差点「根津小学校」と本富士警察署管轄の根津交番が見えてくることでしょう。ここはそのまままっすぐ進み、「根津神社入口」交差点を目指し、ここで左に曲がります。

「根津神社入口」の交差点を曲がれば、飲食店などのあるちょっとお洒落な商店街に入ります。根津神社にアクセスする前にここで昼食を摂りるにしても、散策のルートとしても根津駅からここまでは最適の道のりです。そして、この商店街を抜ければ、目的地である「根津神社表参道口」に到着します。

南北線の東大前駅からはまず「出口1」から地上に出ます。ここからも目指す目的地は「根津神社表参道口」になります。この駅から根津神社までの徒歩による所要時間はおよそ7分程度と考えてください。

「出口1」を出たら、階段を背にして右方向へ進みます。すると、右手にレンガの壁が見えてきます。これは東大の外壁です。この角を再び右へ曲がりってアクセスしましょう。

東大のレンガの壁を曲がると、途中に西教寺や願行寺などの寺院があります。これらが見えれば、進んでいる道に間違いはありません。そのあと「東大地震研究所」が見えてきますので、ここをまた右へ曲がれば根津神社に到着です。最後は右手に「東大地震研究所」を見ながら進めば迷うことはありません。

三田線の白山駅からのアクセスを紹介します。ここからの目的地は「根津神社西口」（北口も近いです）です。ただ、白山駅から根津神社までは徒歩約12分ほどかかります。ほかの駅よりもやや遠いので、行き方もやや複雑です。ルートをしっかりと把握してから向かいましょう。

まずは「A2出口」から外にで出て、右方向へ歩きましょう。都道301号線を進むと、旧白山通りと呼ばれる国道17号に出ます。ここは「白山上交差点」と呼ばれる場所で、ここで再度右へ曲がって行きましょう。

進んでいくと、今度は「向ヶ丘2丁目」の交差点に当たります。ここをまた右に曲がれば都道455号線、あるいは本郷通りと呼ばれる通りに出ますので、「東京都立向丘高等学校」を通り過ぎて「向ヶ丘1丁目」交差点を目指しましょう。

交差点近辺に着くと、左手に「日本医大」が見え、ここを過ぎれば目的地の「根津神社西口」が見えてきます。こんなルートでアクセス可能です。また、「根津神社北口」も近く、公式の駐車場のほか、有料駐車場が多くあり、マイカーで根津神社にアクセスしたい方にとっては北口に来ることがおすすめです。

実は千代田線からは根津駅のほか、「千駄木駅」からも根津神社へとアクセスが可能です。根津神社は根津駅と千駄木駅の中間にあるというイメージなので、徒歩8分程度と距離も変わりません。

千駄木駅からの行き方は、「出口1」を出て右手方向に進み、根津駅同様に不忍通りを道なりに行きます。「千駄木2丁目」の交差点を右に曲がったら、あとは根津神社に到着です。

根津神社へのおすすめのアクセスは電車だけではありません。バスでも行くことができますし、マイカーでも駐車場が近辺にたくさんあるので問題ありません。駐車場の料金などは後述するとして、まずは車やバスでの根津神社への行き方を紹介します。

マイカーで根津神社へアクセスしたい場合、簡単に言えば、先の根津駅から徒歩によるアクセスなどでも出てきた不忍通りなどを目指してくれば、都内なら一般道で問題なく辿り着くことができます。

もし他県や少し遠いところから来る場合は高速道路（首都高）からもアクセスが可能です。高速料金がかかりますが、アクセスの利便性は上がります。そんな根津神社から最寄りのインターは首都高速5号線の飯田橋インターとなります。

飯田橋インターで高速を下りたら、後楽園駅方面に向かいましょう。そして、「後楽園駅」交差点で左折、すぐ見えてくる「富坂下」交差点を右折します。国道254号線から「本郷3丁目」交差点で再度左折し、国道17号線を道なりに進んで、「向ヶ丘1丁目」交差点で右折すれば根津神社です。通常であればインターから10分でアクセスが可能になっています。

バスによるアクセス方法はいくつか路線があります。電車との組み合わせなら、根津駅「出口1」前にある都営バス「根津駅バス停」から「上58」というバスに乗り、「根津神社入口バス停」で下車します。ほかにも都バスで都内各地からアクセスしたい人は下記を参照ください。

先の「上58」は根津駅だけでなく、上野-早稲田間を走っていますので、このルートから根津神社にアクセスすることが可能です。バス停は「根津神社入口」で、ここからは徒歩1分ほどで根津神社に到着します。

ほかには根津駅までですが、「上60」が上野公園-池袋東口間を走っています。同様に「上26」が上野公園-亀戸間を走っていますので、根津駅前で降りましょう。ここからは先の根津駅からのアクセス方法を参照してください。

さらに池袋東口-浅草寿町を走るバス「草63」なら「団子坂下」バス停で下車すれば、ここから徒歩5分。また、「東43」という荒川土手-田端-東京駅北口を走る都営バス、それから「茶51」という駒込駅南口-本郷3丁目-御茶ノ水駅を結ぶバスも「向ヶ丘1丁目」バス停で降りると徒歩5分程度で根津神社にアクセス可能です。

都営バスのほかには文京区のコミュニティバスも神社近くまでアクセスできます。このバスなら「千駄木2丁目」で降りれば、バス停から徒歩2分程度で根津神社に着きます。

マイカーで根津神社にアクセスするときの、おすすめの駐車場を紹介します。公共交通機関でのアクセスも便利な神社ですが、マイカーによるアクセスでも駐車場に不安なく立ち寄ることができます。駐車料金などのほか、神社へのアクセスの仕方も合わせて調べてみましたので、マイカー派の方はぜひ参考にしてみてください。

根津神社の北口に有料ではありますが、駐車場があります。停めたあとに神社へアクセスするには最も近いですし、根津神社の公式の駐車場ですから最も便利です。ただし、おすすめどうかというと、微妙なところです。というのは、この駐車場に駐められる台数がわずか23台だけだからです。

根津神社北口の駐車場は駐車可能台数が少なく、行事がある日は特に混み合います。しかし、参拝客には本殿の脇にある受付にてサービス券を発行してもらえることから、料金を低く抑えることができるメリットがあります。安くで停めたい人はとりあえず寄ってみることをおすすめします。

根津神社北口の駐車場以外にもおすすめの駐車場はいくつもあります。料金情報や神社へのアクセス所要時間なども含めて、おすすめの駐車場をみつけました。マイカーで根津神社にアクセスしたい方はここを参考にしてみてください。穴場や近隣へのアクセスに便利な人気駐車場がみつかることでしょう。

「タイムズ千駄木第2」は24時間利用可能な駐車場になっていますので、根津神社だけでなく、近隣に寄るときにも使いやすいです。ただ、駐車可能台数が8台ですので、根津神社の行事の日にはすぐに満車になっている可能性があります。その点は注意です。

この駐車場の料金は午前8時～深夜0時は400円/20分、深夜0時～午前8時までは100円/60分です。根津神社の参拝でしたら昼間の利用になりますが、当日最大料金は1000円という設定です。24時までですが、神社参拝では問題ないでしょう。根津神社まで徒歩1分なので、おすすめの駐車場です。

「タイムズ千駄木第6」は第2よりやや根津神社より遠いですが、それでも徒歩4分程度の距離感です。ただ、ここも駐車可能台数が4台だけと小さな駐車場で、満車になりやすいデメリットがあります。

通常料金は第2の料金と同じで400円/20分となっていますが、最大料金も用意されています。月～土の午前8時～夜20時の最大料金は2800円、夜20時～朝8時は最大400円です。日および祝日は午前8時～20時までの最大料金が1400円、20時～8時は400円となっています。料金的な狙い目は日曜と祝日です。

「タイムズ向丘第7」は通常料金300円/20分で、最大料金などは前項の「タイムズ千駄木第6」と同じ設定になっていて、日曜と祝日が狙い目の1400円設定です。こちらも駐車台数が4台のみで少ないですが、根津神社まで徒歩3分なので、アクセス的には「タイムズ千駄木第6」より利便性が高くなっています。

根津神社までのアクセスが徒歩2分と立地条件が良好なのが、この「リパーク向丘2丁目第4」です。ただ、都内、そして下町ですので駐車可能台数はやはり少なく、たった3台のみです。

設定料金は月～土が午前7時～20時で500円/20分、20時～7時で100円/60分となっています。ここも日と祝日の料金設定があり、7時～20時で200円/25分、20時～7時で100円/60分です。最大料金は日と祝日の設定で、午前7時～20時で1700円という設定になっています。

「リパーク向丘2丁目第3」は根津神社まで徒歩約6分とややアクセスが悪いですが、駐車可能台数は6台のため、神社最寄りのおすすめ駐車場の中ではチャンスが大きくなっています。料金は8時～20時が200円/20分、それ以降が100円/60分。最大料金は入庫後24時間以内が1900円設定となっています。入庫後24時間以内は利用者にかなり有利です。

「NPC24H根津第5パーキング」は料金設定が安めでおすすめです。7時～20時で200円/20分、20時～7時で100円/60分、最大料金は24時間ごと2000円。20時～7時なら最大料金はたった300円となっています。ただ、駐車台数は4台のみで、根津神社までのアクセスは徒歩4分なので人気があります。

神社裏にあるので駐車後のアクセスには便利ではありますが、「タイムズ根津神社裏」は根津神社正面入口まで徒歩4分とそこそこに遠いです。とはいえ、ここの駐車可能台数は11台ですので、停めやすいことからおすすめと言えます。

料金は8時～22時までが200円/20分、22時～8時で100円/60分です。最大料金は入庫後24時間以内が2100円でちょっと高めなので、行事などで長く利用する人がアクセスしたい駐車場になっています。

最もおすすめの駐車場が「NPC24H根津境内パーキング」。境内にあるのでアクセス良好で、駐車数は25台と空き発見チャンスに恵まれています。ただ、最大料金は昼間には設定されていません。8時～深夜0時が300円/20分、深夜0時～8時が100円/30分。最大料金は22時～8時で1000円となっています。昼間ちょこっと参拝する人に向いています。

根津神社は東京都内にあるので、アクセスに優れています。マイカーでの駐車場も問題ないですし、バスや電車でも行きやすいです。ただ、根津神社は行事や祭りなどが開催されることもあるので、そういったタイミングであれば公共交通機関を使うことをおすすめします。いずれにしても、根津神社が初めての方はここで紹介した行き方を参考にしてください。