宮崎から福岡へサンマリンライナーなど高速バスか飛行機か？料金・時間を比較

九州を対角線上にその端と端に位置する宮崎と福岡。その宮崎、福岡間を結ぶ快適な高速乗合バスが「サンマリンライナー」です。片や遠距離を一足飛びに結ぶのが日本航空と全日空が運行する飛行機。宮崎から福岡へ高速バスと飛行機、その時間と料金を比較することによって、それぞれの旅の楽しみが広がります。

「サンマリンライナー」は、宮崎と福岡を結ぶ高速バスです。南九州観光バス有限会社が2016年3月にサンマリンライナーより事業を受け運行を開始しました。高速バスドットコムでインターネット予約を取り扱うほか、主に宮崎市内にあるチケット取扱代理店の旅行会社などで予約発券を取り扱っています。

宮崎と福岡を結ぶ高速バス、サンマリンライナー。外観には南国宮崎を連想させる「クジラ」のイラストが親しみを持てます。運行時間は約4時間半、基本料金は、片道3,500円、事前予約での往復6,000円、さらにWEB事前予約で片道平日2,700円、土日祝日・繁忙期3,300円、WEB事前予約往復割引適用で最大5,800円となってます。

2016年に起きた熊本地震の影響もあって、熊本益城町での乗り降りが可能になりました。ただし、宮崎から乗車の場合に益城での下車、福岡からの乗車の場合に益城からの乗車のみの利用が可能となっていて、間違わないよう注意が必要です。乗車前にご確認下さい。

その高速バス「サンマリンライナー」を使って午前中に宮崎を出発、一路福岡まで移動しお昼前後には到着。午後にはゆったりと福岡でのショッピングやグルメなど1日楽しめます。

1便は、佐土原6:10→阿波岐原6:23→宮崎駅東口6:35→南宮崎駅前6:50→清武7:03→都城北7:25→熊本(益城)→9:00→博多駅筑紫口11:00。2便は、80分後の7:30発で福岡へ12:45着。3便は、1時間45分後の8:45発で福岡へ13:30着。宮崎から福岡への行楽、旅行等に特化したダイヤとなってます。

高速バス「サンマリンライナー」に乗り、宮崎から都城、熊本、佐賀を通って福岡までの旅は、九州の雄大な景観を南から北まで座席シートに座ってゆったりと堪能することが出来ます。カラフルな色合いの車両はハイデッカー・4列シート・トイレ付きの日野・セレガといすゞ・ガーラです。

サンマリンライナーには、宮崎から福岡へ日帰りショッピングや日帰り出張に便利な「福岡ONEDAYパック」というツアーがあります。ツアーの基本代金は、3,000円～3,800円です。設定期間にもよりますが、最大5,800円となっていて繁忙期を避ければお得な料金となっています。

集合場所は、宮崎発から順に佐土原待機所、阿波岐原、JR宮崎駅東口、JR南宮崎駅前、清武バス停（高速道路上）、都城北バス停(高速道路上)で、福岡発は博多駅筑紫口(東合同庁舎前)から集合場所は筑紫口東6番地下鉄出入口横BUSSTOPラウンジバスストップカフェとなってます。

博多駅筑紫口には、新しいかたちのデイリーカフェ「バスストップ」がありモーニングからランチ・ナイトまでの営業です。お洒落で洗練されたつくりの内装でゆったりとした時間を過ごせます。高速バスの発着待ちに利用でき、お手洗い完備はもちろんのこと、ソフトドリンクの販売やPC、コンセントの利用も可能となっています。

サンマリンライナー [運営会社]南九州観光有限会社 [予約・問い合わせ]050-3816-4679

宮崎の代表的シンボルである「ブーゲンビリア」をその愛称にした宮崎の空港名は、「宮崎ブーゲンビリア空港」といいます。その南国情緒溢れる宮崎から九州の玄関口である、福岡への飛行機出発便は、日本航空と全日空の2社の飛行機が併せて一日13便運行、所要時間は約40分となっています。

飛行機を利用の最大の利点は、やはり何といっても短時間での移動が可能なこと。40分のフライトというのは、実際上昇してしばらくすると下降を始めるという感覚です。まさに、あっという間の移動です。短期間の休みが取れない人や急な仕事の出張などの人にオススメです。

現在、宮崎から福岡への飛行機での移動は日本航空と全日空の2社があり、それぞれ早期割引運賃を打ち出しています。事前予約最短21日前から適用となるので早めに予定が決まっている場合は、こちらを利用するとお得です。

日本航空の早期割引運賃「先得」は、予約日、出発時間によって料金は異なりますが、日本航空の公式価格では、事前予約21日前、28日前、45日前、55日前、75日前とあって、最大80%の割引です。ただし利用条件として、予約した便の変更は出来ない、予約から購入までは3日以内、など注意が必要です。1日7便を運行しています。

全日空の早期割引運賃「旅割」は、予約日、出発時間によって料金は異なりますが、最大で普通運賃の80%の割引となります。基本の「旅割」は旅割75・旅割55・旅割45・旅割28・旅割21と5種類。ただし利用条件として、予約した便の変更は出来ない、予約から購入までは3日以内、など注意が必要です。1日6便を運行しています。

格安パックの魅力は、料金がリーズナブルな上にホテル代込みという点です。しかもアパホテルなどいずれも福岡市内にある主要ホテルばかり。まとまった日程と予算で福岡観光を予定する場合は、このパック旅行も魅力のひとつです。

宮崎から福岡への飛行機を使った格安旅行パックは、楽天トラベル、最大5,000円のクーポンが使える全日空の航空券プラス宿泊商品「旅作」など国内大手旅行代理店でも取り扱いがあります。日程と予算が合えば、こちらを利用するのも一案かも知れません。

高速バス「サンマリンライナー」と飛行機の比較で、意外と見落とされがちなのが、到着地点から中心街へのアクセスです。高速バス到着の博多駅バスターミナルからは、福岡市内を走る循環バスが直結、福岡空港からは、福岡市営地下鉄が直結し、それぞれ10分前後で主要繁華街へアクセス可能となってます。

サンマリンライナーの到着地点、博多駅バスターミナルから福岡市の繁華街天神へのアクセスは、その到着地点からの市内循環バスで約10分、料金は100円です。一方、飛行機の場合、福岡空港から天神へのアクセスは、福岡空港駅からの地下鉄を利用して約12分、料金は260円です。

南国宮崎から福岡へ到着したら思いっきり福岡の旅を楽しみましょう。グルメ、ショッピング、コンサート、などなど福岡にはいろんな楽しみ方が満載です。市内の移動には、西鉄バス、地下鉄など交通機関も充実して楽々アクセスが可能です。

日本最大級、博多駅の駅ビル「JR博多シティ」はその名のとおり、全体が街そのもの。シネコン、東急ハンズを始め230店舗が揃う「アミュプラザ博多」、最新ブランドが揃う「阪急百貨店」、さらに2017年4月21日に大型商業施設「KITTE博多」と「博多マルイ」がオープンし、福岡の繁華街天神地区と並んで多くの観光客で賑わっています。

中洲といえば、福岡を代表する歓楽街。多くの飲食店が立ち並び、アジアを中心とする海外からの観光客も訪れる食道楽の街です。特にオススメなのが、中洲横を流れる那珂川沿いにある赤提灯と暖簾が目印の「屋台」。メニューは、ラーメンをはじめに、ギョーザ、おでん、刺身、季節料理など福岡の名物料理ばかりです。

福岡の中心地であり、多くの観光客で溢れかえる天神地区。博多大丸、三越、岩田屋、パルコなど有名百貨店が立ち並び、天神地下街を通じて行き交うことが可能です。また、西鉄天神駅を隔てた西通りには、ZALA、FOREVER21、H&Mなどのファッション店や雑貨店、カフェなど数多く立ち並びます。

福岡のランドマーク、福岡タワーとヤフオクドームがそびえるベイリゾート地区「シーサイドももち」、そしてアウトレットモールやヨットハーバーがある「マリナタウン」、ここには日常を忘れさせてくれるリゾート空間があります。

宮崎から福岡への移動手段として、高速バス「サンマリンライナー」と飛行機を比較して見ましたが、いかがでしたか？人それぞれに移動の仕方も様々、ゆったりと外の景色を眺めながらだったり、時間優先で一足飛びに移動したりだったり、それぞれの旅の楽しみを見つけください。