御神崎は石垣島最西端の人気絶景スポット!
石垣島の最西端にある「御神崎」は、石垣島のなかでもとても人気の高い絶景スポットです。断崖絶壁に立つ灯台や水平線に沈む夕日の絶景など魅力がいっぱいの御神崎を最大限に楽しむための情報をまとめてご紹介します。アクセス方法などもチェックして石垣島での観光計画の参考にしてください。
「御神崎」の読み方は?
沖縄には読み方が難しい地名が多いですが、ここで紹介する「御神崎」も何と読めば良いかわからないという方もいるでしょう。道路標識のローマ字表記では「Uganzaki」と書かれていますが、現地の人は「うがんざき」とも「おがんざき」とも呼びます。海上保安庁によると「御神崎灯台」の読み方は「おがんざきとうだい」です。現地ではどちらでも通じます。
御神崎の見どころ
「御神崎」は石垣島の人気観光スポットのひとつですが、なぜそれほど人気があるのかその見どころをいくつかご紹介します。御神崎の楽しみ方を事前にチェックして、限られた滞在時間のなかでも最大限に魅力を満喫しましょう。訪れるのにおすすめの時間帯も是非参考にしてください。
断崖絶壁の白い灯台と青い海のコントラスト
御神崎には、白亜の美しい灯台があります。石垣島にはいくつかの灯台がありますが、これは島内最西端のものでここから見られる景色は壮大で美しいので大人気です。断崖絶壁にそびえ立つ白い灯台と空や海の青のコントラストも印象的で、フォトジェニックな写真を撮ることができます。灯台はいつも公開されているわけではないので注意が必要です。
石垣島No.1ともいわれる美しい夕日
御神崎の一番の魅力は石垣島でもっとも美しいサンセットが望めるというところです。日中には波が激しく岩を打ち付ける豪快な光景が見られるこの場所も、夕方になると雰囲気が一変。遮るものが何もない最高の場所からどこまでも続く水平線に沈む夕日が見られます。
地元民も多く訪れており、カップルの定番デートスポットです。日暮れ前に灯台へ向かう際、平野部は沈みかけの太陽がとても眩しいので運転する方は十分に気をつけ、時間に余裕を持って出かけることをおすすめします。
春先に一面に咲き誇るテッポウユリとヒルサザキツキミソウ
春になるとテッポウユリとヒルサザキツキミソウが咲きます。特にテッポウユリが多く咲くことで知られており、海風の強い中で美しくも力強く咲く姿が印象的です。テッポウユリは一時期乱獲によって数が減っていましたが、NPOの活動によってまた増えつつあります。植物をとったり、傷めたりしないよう注意して見学や写真撮影をしましょう。
御神崎にまつわる歴史や伝説
神という名の入った御神崎では、神話や悲しい歴史など様々な話が伝えられています。伝説などが好きな方は御神崎にまつわる話をより深く知って、ただ単純に景色を楽しむだけでなく、伝説に関するものも見てくるといいでしょう。ガイドブックなどにはあまり載っていないので気になる方は詳しく調べてみてください。
御神崎の悲しい歴史:海難事故の慰霊碑と菩薩像
御神崎の岬周辺の海域は浪が荒く、海の難所として知られてきました。昭和27年にはこの沖合で船(八重山丸)が遭難し、10人は助かりましたが35人もの命が犠牲になるという悲しい歴史があります。慰霊碑はこの事故の犠牲者を追悼するために建てられたものです。
御神崎の「ウガン」は神を尊称した表現で、この地でかつて神女たちが航海安全の祈願を行なっていたとも言われています。神が降臨する聖地と信じられていたこの場所に現在は菩薩像があり、航海の安全を見守っているようです。
御神崎に伝わる伝説:姉の頭石(ブナリィツブリィイシ)
岬の北側にある大きな岩山の上にバランスよくのっている小岩は「姉の頭石(ブナリィツブリィイシ)」と呼ばれています。これには伝説が残されており、姉弟の不仲によって弟が姉の首を切りつけ、切り離された姉の頭が弟を噛み殺したそうです。
その頭が御神崎の岩山の頂に噛み付き、現在までどんなに強い台風や嵐がきてもビクともせずに現在に至ると言われています。不思議なところにある小岩をお見逃しなく。
御神崎の基本情報
ここでは御神崎を観光する際に便利な基本情報やアクセス、灯台公開についてなどをまとめてご紹介していきます。夕日を見たい場合は特にどれくらい時間がかかるのかを考えてよく計画を立てておくことが大切です。足場の悪いところも多く、風が強いのでおすすめの服装も合わせてチェックしてください。
所在地
御神崎があるのは石垣島の最西端、所在地は「沖縄県石垣市崎枝」です。石垣島は2013年に「南ぬ島 新石垣空港」ができたことで直行便も増え、全国各地からさらにアクセスしやすくなっています。大阪と東京からはLCCも運航しているので安く行くことも可能です。
御神崎からは小浜島や西表島なども見ることができ、見る方角によってガラッと変わる景色が楽しめます。下を見下ろすとサンゴ礁が広がる沖縄らしい海の姿も。風が強い日には波が激しく岩にぶつかる圧巻の光景も見られます。
問合わせ先
御神崎には観光案内所などはなく、お店もないのでこのスポットに関する問い合わせ先は、石垣市観光協会(TEL0980-82-2809)となっています。
海難事故など海で万が一何かがあった場合は、石垣海上保安部(TEL0980-83-0118)にご連絡ください。崖の近くは足場が悪く、かなり強風が吹くこともあるので動きやすく寒くない服装で行き、十分に注意して景色を楽しみましょう。
アクセス
御神崎へのアクセスは自家用車やレンタカー、もしくはタクシーのいずれかになります。新石垣空港からは車で約1時間ほど、県道79号線を名蔵湾沿いに進み、崎枝部落の分かれ道で「崎枝小中学校」の方向に向かって左折してください。学校まで行ったら右折し、そのまま直進して行くと灯台が見えます。
石垣島の離島ターミナルからは車で約40分、市街地(ユーグレナモール周辺)からは車で約30分ほどでアクセス可能です。カーブの多い道で、夜はとても暗くなるのであまり遅くまで滞在せず、夕日を見たら速やかに帰ることをおすすめします。
駐車場
御神崎への入場料は無料で、駐車場も無料で利用できます。駐車できるのは約10台ほどで、晴れた日の夕暮れ時は人気が高いので、なるべく早めに到着するようにしましょう。崖の周りは道が険しいので、車椅子やベビーカーでは海の近くまで行くことができません。
ただし、駐車場周辺からも美しい景色が一望できるので年配の方や小さなお子様と一緒の場合はあまり駐車場から離れずに景色をお楽しみください。
設備・お店
御神崎には駐車場の近くに自動販売機と公衆トイレがあるのみで、売店などはありません。日中にパーラーが出店していることもありますが、不定期です。
標高約37mの高台に立つ灯台は一般公開はされていませんが、年に一度公開されることがあります。2019年は灯台記念日(日本最古の灯台の着工日)の11月1日に公開されました。毎年公開されるとは限らず、日程も決まっていないので最新情報をチェックしてください。
御神崎とあわせて見たい石垣島の観光スポット
石垣島には御神崎の他にも絶景スポットや子どもにも人気の楽しいスポットなど見どころがたくさんあります。日中は綺麗な石垣の海でのアクティビティや動物とのふれあい、観光を楽しみ、夕方に御神崎で絶景のサンセットを楽しむのがおすすめのコースです。ここでは人気の高い2つのスポットをご紹介します。
川平湾
川平湾は国の名勝にも指定されている石垣島の定番観光スポットです。人気の理由は晴れた日に見られる、非常に透明度の高い海。周辺は遊泳禁止区域になっていますが、グラスボートに乗って進むとサンゴや熱帯魚などを間近で観察できます。川平公園の展望台から見える美しい光景も必見です。
住所 | 沖縄県石垣市川平934 |
電話番号 | 0980-82-2809(石垣市観光協会) |
石垣やいま村
石垣島で子どもから大人まで多くの人に人気なのが「石垣やいま村」です。日本最南端のテーマパークで、琉球衣装体験やシーサー絵付けなど様々な体験メニューで思い出作りができます。
敷地内にあるリスザル園では可愛いリスザルたちへの餌やり体験も可能です。郷土料理がいただける食堂やお土産の買い物ができる売店などもあり、楽しみ方がたくさんあります。沖縄の文化や歴史を学び、可愛い動物たちに癒されましょう。
住所 | 沖縄県石垣市名蔵967-1 |
電話番号 | 0980-82-8798 |
御神崎は絶景や美しい夕日が楽しめるおすすめ観光スポット!
石垣島の絶景スポット「御神崎」についてご紹介してきましたが、いかがでしたか。御神崎には、様々な伝説があり、時間によって様子がガラッと変わる海の風景、周辺に咲く美しい花々など見どころがたくさんあります。石垣島随一のサンセットスポットで夕日を鑑賞し、忘れられない思い出をつくりましょう!
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