渡名喜島の魅力はのどかな沖縄の原風景
沖縄の渡名喜島は、沖縄から1時間45分と近いながらフェリーの直行便もないことや海水浴場の設備やダイビングショップもないことから、他の島に比べると観光客は少ないです。それだけに、喧騒とした感じもなく実にのどかな時間が流れています。一度、渡名喜島に訪れた人はその魅力に引き込まれると言います。そんな渡名喜島の魅力をご紹介します。
渡名喜島へのアクセス
渡名喜島へは、沖縄の那覇にある泊港からフェリーが出ています。ただし、直行便はなく久米島への経由地として寄港します。沖縄からは1時間45分でここ渡名喜島には到着します。途中、国立公園である慶良間諸島のケラマブルーを堪能しながらの船旅のため、あっという間の1時間45分だと思います。
フェリー琉球くんおはよー@泊港 pic.twitter.com/gUtj1HXWSM
— なえぴゃん (@naepyan) June 10, 2017
沖縄の泊港から渡名喜島へは、フェリー琉球を利用しましょう。ニューくめしまのフェリーは所要時間が2時間15分となっています。また、午後発便(14時)は、どちらの便も渡名喜島には経由しませんので注意しましょう。フェリー琉球の乗船料金は、大人往復5130円/小人往復2430円となっています。
渡名喜島の楽しみ方
比較的乗船時間も短いので、日帰りも可能かと思われますが、ここ渡名喜島は日帰りは少しきついかと思います。もし、沖縄本島から日帰りをしようと思った場合、朝一番のフェリー琉球(8時30分)に飛び乗って渡名喜島に10時15分に到着し、15時35分の渡名喜島発に飛び乗り感じです。正味5時間弱の滞在です。ただし、これができるのも4月から10月のトップシーズンの金曜日だけです。
渡名喜島には人も上等な建物もないけど
— せいた:smirk: (@o7055305443) May 8, 2017
人がいない分自然が綺麗だーw
でも夜する事ない pic.twitter.com/EKm8lMqPPE
ですので、渡名喜島への日帰り弾丸ツアーはあまりおすすめできません。渡名喜島のベストな楽しみ方は、一泊ないし二泊して、渡名喜島のゆっくりとした時の流れに身をまかせながら、のんびり過ごすのがいいと思います。普段、都会の喧騒の中で生活しているときには経験できない時の流れを体感することができるでしょう。
渡名喜島のダイビングと言ったらブルーホール
渡名喜島にはダイビングショップはないため、沖縄本島からの遠征のみになります。最近のダイビングで使用する船の大型化によって、1時間から1時間半で沖縄本島から渡名喜島に到着するようです。ツアーによってですが、朝6時にホテルにピックアップして朝7時に港を出航してブルーホールを含めた3ダイブする強者ツアーもあります。
渡名喜島のダイビングの代名詞にもなっている「ブルーホール」ですが、正式名称は「島尻崎ホール」と呼ばれています。ブルーホールから太陽の光に反射したトナキブルーが溶け出す独特のブルーの色を体感してはいかがでしょうか。トナキブルーとブルーホールのコラボが成せる技かもしれません。幻想的な渡名喜島のブルーホールを堪能してください。
渡名喜島の見どころ観光地1
大本田展望台
この大本田展望台の場所は、琉球王朝時代に、敵の来襲を急ぎ知らせる為の通信手段として烽火台が設置された場所として歴史情緒に味わえる場所です。久米島からここ渡名喜島を経由して座間味島へ取り次いでいたようです。
大本田展望台。渡名喜島を一望出来、また入砂島や慶良間諸島も見える展望台。晴れてれば綺麗でしょう。#とも旅 #日本一周 #渡名喜島 pic.twitter.com/pPokcxBcXt
— ともき (@tomomeishi55) March 19, 2016
この大本田展望台からは、慶良間諸島や久米島までがぐるりと眺望できるベストビューポイントです。また、晴れていればトナキブルーと呼ばれる独特な渡名喜島の海の色を堪能できるはずです。
渡名喜島の見どころ観光地2
島尻毛散策道
ここ島尻毛散策道からの景観は、渡名喜島の絶景ポイントと言っても言い過ぎではないはずです。遊歩道は整備されているものの、山を歩いて行くのでビーチサンダルでとはいかない場所です。トレッキングするつもりで、山には登ることをおすすめします。天気次第では遠くに慶良間諸島が見えることもあります。
渡名喜島、島尻毛散策道を歩きます。写真の島尻崎付近海底に青の洞窟(ブルーホール)があるみたいです。 pic.twitter.com/J4e1NqqIX9
— 茶一平 (@whi2) February 22, 2016
ここ島尻毛散策道への山を登っていく際に注意してほしいことがいくつかあります。一つは、緑豊かな反面ハブには気をつけてください。また、あまり崖の方には近づかないように注意しましょう。初夏には、花も咲き乱れてより美しい景観を楽しめることでしょう。
渡名喜島の見どころ観光地3
シュンザ(アマンジャキ)
断崖絶壁の地形が自然の厳しさをまざまざと見せつけるようなシュンザ。他の沖縄のリゾートには見られない神々しい自然の姿に息をするのも忘れてしまいそうです。長い歴史の重みを感じることができます。
渡名喜島、シュンザの「アマンジャキ」旧道。満潮時でも海岸沿いを歩けるように古くに作られた道。それまで満潮時は山越えするしかなかった。現在は落石の恐れのため立ち入り禁止。 pic.twitter.com/zz1e2ZZlsw
— 茶一平 (@whi2) February 22, 2016
ここシュンザには、アマンジャキと呼ばれる旧道が残されています。先人たちが、満潮のときでも山を超えなくても通行できるようにとこの旧道は作られたようです。歴史的にも貴重な旧道ですが、現在は落石もあるために立入禁止となっています。
渡名喜島の見どころ観光地4
赤瓦の屋根の集落
渡名喜島の集落は、国から重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。赤瓦の屋根にシーサーが青い空、白い砂浜に見事に映えます。それだけ、歴史的にも重要な建造物ということで、古い中にも歴史情緒が感じられます。
渡名喜島、いい島である。 pic.twitter.com/UuvGIgqp4V
— Sho Nakaema (@nk_ema) May 2, 2017
ゆっくりと街を散策するのも、ここ渡名喜島の楽しみ方の一つです。ただし、重要伝統的建造物群保存地区に指定されているとは言え、他人の家ですので写真を撮影する場合でも居住している方にひと声かけてから撮影するようにしましょう。きっと、渡名喜島の住民の方々も快く撮影を許可してくれるはずです。
渡名喜島の見どころ観光地5
ライトで照らされる渡名喜島の村道一号線
今や渡名喜島の夜の風物詩ともなっている「村道一号線を照らすフットライト」は、ぜひとも訪れてほしい観光スポットの一つです。真っ白な砂の道を照らすフットライトは、まるでロウソクの火のようです。ゆったりと流れる渡名喜島の雰囲気にぴったりな場所ではないでしょうか。
県外から来た友人とともに渡名喜島に行って来た。夜、フクギ並木を歩くと、足元だけが穏やかに照らされ幻想的な雰囲気をかもしだす。平地は二つの山に挟まれた狭い部分だけ。高台から眺めると、家々はフクギの森に浮かぶように見える(沖縄探見社) pic.twitter.com/3LKcCFdxDL
— 沖縄県産本ネットワーク (@Oki_kensanbon) May 18, 2016
この「村道一号線を照らすフットライト」は、村役場からあがり浜まで続いています。幻想的な灯りに包まれて、この道を散歩する時間は、至福のときとなることでしょう。他の沖縄のリゾートにはない体感をここ渡名喜島では経験できます。
渡名喜島の見どころ観光地6
あがり浜
渡名喜島で唯一海水浴が楽しむことができるビーチになります。そして、トナキブルーと呼ばれる渡名喜島の独特な海の色を堪能することができます。他の沖縄リゾートと比べれば観光客も少ないので、のんびりまったりと過ごすことができます。島の人も海岸に遊びに来ることも多いので、島の人達との会話も楽しそうです。
トナキブルーの渡名喜島の海は、太陽の光線具合によって様々な色に変化していきます。木陰もあちこちに点在しますので、木陰で休みつつトナキブルーの色の変化をお楽しみください。渡名喜島で唯一海水浴ができるビーチにはなりますが、海の家などの設備は一切ありませんのでご注意ください。
渡名喜島の見どころ観光地7
入砂島
ここ入砂島のこの景色、どこかで見た記憶はありますでしょうか。そうです。あのNHKドラマ「ちゅらさん」のオープニングで使用された島なんですね。渡名喜島から4kmしか離れていませんが、この島は米軍の射撃訓練場となっていて実は立入禁止なんです。歴史に翻弄された島と言って良いでしょう。
渡名喜島の人たちは、入砂島を神の住む島として言い伝えられています。リーフも美しいこの島が、戦争という歴史の中で今もなお、渡名喜島の人たちも上陸を許されないのは悲しいですね。渡名喜島からは、入砂島に沈む美しい夕陽を楽しむことができます。いつか、渡名喜島の人たちの手に戻ってくることを祈らずにはいられません。
渡名喜島の見どころ観光地8
クワマの浜/高田の浜/呼子の浜
クワマの浜/高田の浜/呼子の浜は、渡名喜島の南西に連なる3つの海岸です。これらの海岸は海水浴として整備されている海岸ではありません。ウミガメが産卵にたびたび訪れる海岸のようです。砂浜というよりサンゴの欠片ら小石などが多いので、ビーチサンダルか海に入る場合は、マリンブーツが必要です。
もし、こちらでウミガメを見るようなことがありましたら、あまり近寄らず見守ってあげてほしいですね。追いかけ回すなどしてしまうと、再びこちらの海岸にウミガメが来なくなる可能性もあります。透明度も非常に高いので、トナキブルーを体感できる場所でもあります。
トナキブルーを体感しに渡名喜島に行こう
トナキブルーの渡名喜島の海の色は、あの慶良間諸島のケラマブルーとは、また違った独特の色合いに特徴があります。ダイビングで沖縄から遠征して、渡名喜島名物「ブルーホール」にぜひ潜ってみてください。幻想的なブルーホールに心奪われろこと間違いありません。今日の渡名喜島の情報を参考にしてぜひ渡名喜島に遊びに行きましょう。
RELATED
関連記事
RELATED
- 波照間島観光スポットのすべて!星空観測タワーでの南十字星観察はおすすめ!
沖縄県波照間島は日本最南端の離島として人気の観光スポットです。人気の沖縄離島の中でも波照間島はリピーターが多く満足度が高い...
sk.shop
- 石垣島のカフェおすすめ11選!子連れでランチや絶景が見られるお店もあり!
沖縄県に属している石垣島は、エメラルドグリーンの海に囲まれた、自然あふれる島であり、人気の観光地です。石垣島には、絶景を眺...
kazking
- 伊是名島の観光スポットご紹介!運天港からのフェリーでアクセス!
沖縄の伊是名島の人気観光スポットをまとめてご紹介していきます。沖縄の伊是名島には、綺麗な海を望むことの出来るおすすめの観光...
kazuki.svsvsv
- 鳩間島を観光!シュノーケルやダイビングもおすすめ!「瑠璃の島」のロケ地!
沖縄の離島で注目を集めている鳩間島の観光のおすすめ情報をご紹介していきます。鳩間島は、沖縄でも比較的小さな離島で、観光客も...
kazuki.svsvsv
- 黒島のおすすめ人気観光スポット!石垣島からフェリーで行ける!
美しい海と独特の開放的な雰囲気で人気の沖縄の離島。石垣島からフェリーでアクセス可能な黒島に注目が集まっています。多くの観光...
sk.shop
- 与那国島でダイビング!初心者でも安心のツアーもあり!おすすめポイントは?
与那国島は、沖縄八重山諸島の西の果て、日本最西端に位置する島です。沖縄の美しいサンゴ礁のイメージとは違って、海底遺跡のよう...
川島 剛
- 与那国島の海底遺跡!グラスボートやダイビングでも見れる?水深は?
今や与那国島の代名詞ともなっている「海底遺跡」は、人工のものなのかそれとも自然現象によるものなのか、謎は深まるばかりです。...
川島 剛
- 伊平屋島のサンゴ礁が絶景!ダイビングスポットにおすすめ!宿泊先は?
沖縄本土から船で進んだところにある、素朴で自然が豊かな離島「伊平屋島(いへやじま)」では、絶景を眺める優雅な時間やシュノー...
katsu23
- 由布島の観光は水牛車がおすすめ!植物園もあり!所要時間やアクセスは?
沖縄県の八重島諸島のひとつである由布島(ゆぶじま)は、西表島の近くにある小さな島で、海流によって堆積した砂で出来た島です。...
N-work27
- 瀬長島ウミカジテラス特集!話題の観光リゾートを満喫しよう!
今話題の「ウミカジテラス」は那覇空港から一番近い離島の瀬長島にある観光リゾートです。2015年8月に開業をした、陸路で繋が...
k.raina
- 「水納島」はフェリーですぐ行ける離島!観光おすすめスポットまとめ!
沖縄本部の西の沖に浮かぶ水納島は、沖縄本島から高速フェリー船で15分ととても近い観光地です。夏のトップシーズンともなると一...
川島 剛
- 宮城島を観光!果報バンタやぬちまーす工場など名所が満載!
宮城島は沖縄本島中部にある離島なのですが、なんと車で直接行ける珍しい島です。美しい絶景が至る所にあり、世界的に有名なぬちま...
よしぷー
- 来間島特集!観光スポットの見どころは?竜宮城展望台もおすすめ!
沖縄県でも有名な宮古島の更に南西部に浮かぶ島「来間島(くりまじま)」には魅力が沢山あります。来間大橋を渡ってたどり着くこと...
katsu23
- 石垣島の川平湾でグラスボートを楽しもう!おすすめの時間帯は?
沖縄県の石垣島にある川平湾は、透明度が高い綺麗な海が有名な場所です。海の生き物もたくさんいる川平湾では、グラスボートに乗る...
hanaco_07
- 平安座島をドライブ観光しよう!橋から眺める海は絶景でおすすめ!
「平安座島」は、沖縄本島の与勝半島から5.2キロの「海中道路」によって結ばれた離れ島です。「平安座島」へ続く「海中道路」を...
HanaSmith
- 座間味島の観光スポットご紹介!ビーチでシュノーケルやダイビングも楽しめる!
沖縄の座間味島は、慶良間諸島にある島のひとつになります。トップシーズンになると多くの観光客で賑わいます。ここの海は、ケラマ...
川島 剛
- 北大東島の観光おすすめスポットご紹介!宿泊施設や行き方もあり!
北大東島とは沖縄本島の東方約360kmに位置しており、沖縄で一番最初に朝日が昇る島とされています。自然の神秘を大いに含んだ...
katsu23
- 慶良間諸島の魅力に迫る!ケラマブルーと呼ばれるサンゴ礁の国立公園!
あなたは、慶良間諸島と聞いたら何を連想するでしょうか。慶良間諸島は、ケラマブルーと言われる独特の青さの海が、世界のダイバー...
川島 剛
- 玉取崎展望台の紹介!おしゃれなカフェや観光スポット・見どころ沢山!
玉取崎展望台は、石垣島で数多くある展望台の中でも人気のある絶景スポットです。エメラルドグリーンとターコイズブルーのグラデー...
川島 剛
- バンナ公園展望台の景色は絶景!セグウェイツアーもある石垣島の穴場スポット!
石垣島のバンナ公園は、標高が230mの小高い山でたくさんのおしゃれな展望台があり人気の公園です。とにかく、バンナ公園の展望...
川島 剛
- 石垣(南ぬ島)空港特集!人気のお土産やおすすめランチなどを徹底調査!
石垣島には年間130万人以上の旅行者が訪れます。そのほとんどが空路を利用しており、石垣空港はまさに石垣島の玄関口となってい...
トランジットきのこ