ザリガニ釣りを攻略して楽しもう！時期や餌・必要な道具や釣り方のコツを解説！

最近はする人をめっきり見かけなくなりましたが、少し前まで子供たちの遊びとして大人気だったのがザリガニ釣りです。そんなザリガニ釣りの魅力が今密かに再発見されつつあります。ザリガニ釣りは特別な技術や道具はほぼ必要ありません。今回はザリガニ釣りをする際に必要な情報を余すところなくご紹介します。

ザリガニ釣りをする上でまずチェックしておきたいのがザリガニの生態です。それを知るだけでザリガニ釣りはぐっと簡単になります。

またザリガニ釣りにはいくつか道具や仕掛けも必要で、それらの使い方やコツも知っておくとより効率よく釣り上げられるでしょう。

身近な生き物でありながら意外と知られていませんが、世界にはなんと約800種類ものザリガニが生息していると言われています。

ちなみに日本で見かけることのできるザリガニは主にその中の3種類で、それぞれに異なる特徴を持っています。

日本に生息しているザリガニの中で唯一日本固有の在来種であるのがニホンザリガニです。ニホンザリガニは北海道から東北地方にかけて生息しています。

ニホンザリガニはきれいな淡水を好んで生息しており、外来種と比較して繁殖力がそこまで高くないため現在絶滅危惧種にも指定されています。

ウチダザリガニはもともとは食用として日本に入ってきたザリガニの1種で、原産地はアメリカ合衆国となっています。

日本に生息するザリガニの中では体長が15センチほどと最大規模で、生態系を荒らすことから特定外来生物にも指定されています。

私がザリガニと聞いて真っ先に思い浮かべる映像はおそらくアメリカザリガニをイメージしている可能性が高いです。

もともとはウシガエルの餌用に日本に入ってきましたが、繁殖力が強く雑食性のため瞬く間に日本中に生息域を広げました。

基本的にザリガニ釣りは季節や場所や時間帯を問わず、1年を通して楽しむことのできるアクティビティーとなっています。

とは言えザリガニも生き物です。そのため効率よくザリガニ釣りを楽しむためにはザリガニの活動する時間帯等を知っておくと良いでしょう。

ザリガニは私たちが生活しているすぐ近くにも生息しており、それこそ田んぼや用水路でもザリガニ釣りを楽しむことができます。

ザリガニは水の流れが穏やかな場所を好んで住処としており、そういった水辺を調べてみるとザリガニがたくさん見つかります。

ザリガニに限らず生き物には1年の中に繁殖のリズムがあり、そのリズムに合わせて生態が季節によって変わります。

ザリガニも時期によって行動スタイルが変わり、それをきちんと理解することもザリガニ釣りの大きなコツのひとつです。

ザリガニは水温が10度を超えると活動をし始めると言われており、春先はちょうど冬眠から目覚めてくる時期となります。

冬眠から目覚めたばかりはお腹がペコペコで、そのため仕掛けに食いつきやすいためザリガニ釣りの狙い目と言えるでしょう。

夏から秋にかけての時期もザリガニ釣りには最適なシーズンです。ただし日中は水温が上がりすぎ、隠れてしまうこともあります。

そのため夏場などの天気のいい日にザリガニ釣りをする場合は場所だけでなく時間帯もきちんと考慮した方がいいでしょう。

冬になると水温が徐々に下がり始め、それに合わせてザリガニも冬眠の準備を始めます。活動範囲が狭まるためザリガニ釣りは難しい時期です。

それこそ本格的に冬が到来するとザリガニが全く行動しなくなるため、場合によっては全然ザリガニ釣りの仕掛けに食いつかないこともあり得ます。

ザリガニは暑さを嫌うため、日中の時間帯は日の当たらない物陰に隠れている確率が高いです。そのためこの時間帯はザリガニ釣りも難易度が上がります。

そのためザリガニ釣りは朝か夕方が時間帯としてはベストです。時間帯を選ぶだけでザリガニ釣りはぐっと簡単になります。

ザリガニ釣りをするには当然道具や仕掛けをいくつか用意する必要があります。しかしながらザリガニ釣りには特別な道具や仕掛けはほぼ不要です。

自宅にあるものでザリガニ釣り用の道具や仕掛けは充分賄えますし、もしなくても100円ショップ等でそこまでお金をかけなくても簡単に揃えられます。

ザリガニ釣りをするにはまず竿を用意する必要があります。自宅の釣道具の中に魚釣り用の竿があるのであればそれでも大丈夫です。

ちなみにザリガニ釣りは木の枝に紐と餌をくくりつけた簡単な仕掛けでもすることができるため、無理に専用の道具を用意する必要はありません。

ザリガニ釣りの竿に取り付ける糸も特別なものは必要はありません。それこそ自宅にあるたこいとで十分にザリガニ釣りは楽しめます。

とは言えザリガニは強力なハサミを持っているため、切断されないためにも丈夫な糸を用意した方が良いのは言うまでもありません。

ザリガニは雑食性のため、どんな餌を使っても基本的には食いつきます。しかし餌によって食いつきが変わるため、意外と餌選びは重要です。

ザリガニ釣りの餌の定番と言えばスルメや煮干しです。魚釣り用の餌でも釣れますが、コスパを考えると前者の方がおすすめです。

ザリガニ釣りの確実性を上げると言う人では網もあると安心です。ザリガニ釣りは水面からザリガニを出した時に落としてしまうことが意外とあります。

そんな時に重宝するのが網です。釣り上げたザリガニを網ですくえば逃げられるリスクをかなり抑えられます。もちろん網がなくてもザリガニ釣りは楽しめます。

釣り上げたザリガニを地面に置いておくと当然歩いて逃げていきます。そのため何匹も捕まえる場合はバケツも必須です。

中にはザリガニ釣り自体を楽しむことが目的でザリガニを持ち帰らない人もいるでしょうが、そういった場合にはバケツは不要となります。

ザリガニ釣り用の仕掛けは非常にシンプルです。竿となる棒状のものに紐をくくりつけ、さらにその紐の先端に餌を装着するだけです。

本当に簡単な仕掛けで、これなら子供でも簡単に作ることができます。この仕掛けはお金がかからないと嬉しいポイントです。

ザリガニ釣りには特殊な技術はほとんど必要ありませんが、釣り方のコツを知っていれば当然良い釣果を期待できます。

ここではザリガニ釣りでたくさんヒットさせるためにぜひ覚えておきたい作り方のコツをいくつかご紹介します。

ザリガニ釣りのコツのひとつが餌をゆっくりと水の中に入れることです。雑に仕掛けを投げるとその音に驚いてザリガニが逃げてしまいます。

またザリガニのすぐ近くに仕掛けを落としすぎないのも大事で、釣り方のコツの中ではかなり重要な部分になります。

ザリガニは餌を物陰に運んで食べることがあるため、それを見越して糸を少したるませておくのも作り方のコツになります。

もちろん糸をたるませておかなくてもザリガニ釣りは可能ですが、確実性を上げる意味ではやってみる価値はあります。

ザリガニ釣りの最大のコツとも言って良いのが引き上げ方です。ザリガニが食いついたらゆっくりと引き上げるのがポイントです。

勢い良く釣竿を引き上げてしまうとその反動でザリガニが落ちてしまうため、ザリガニ釣りでは最も意識しておきたい釣り方のコツです。

「釣り」と聞くと本格的な道具であったり、専門的な知識や技術が必要だと思ってしまう方も少なくありません。しかし少なくともザリガニ釣りにはそれらは不要です。ザリガニ釣りは誰でも簡単に楽しむことができ、それこそ小さい子供でも可能です。日本中どこにでもザリガニは生息しているので、ぜひ近所でザリガニ釣りを楽しんでみてください。