カブでキャンプに出かけよう！おすすめ道具・装備と積載量をチェック！

近年人気が高まってきているアウトドアアクティビティの一つ、キャンプ。キャンプ場までは車で移動する方が多いですが、最近はスーパーカブでツーリング&キャンプを楽しむ「カブキャンパー」が増加中です。

ここでは、カブでキャンプに出かける魅力や必要な持ち物、積載方法などをまとめてご紹介します。カブオーナーの方は新たな楽しみ方で、カブのさらなる魅力を発見しましょう。

ホンダのスーパーカブといえば、高性能・高耐久性で世界中で多くの人に愛されている原付バイクです。日本ではよく通勤や通学、配達の仕事で使われており、可愛らしい見た目のスーパーカブは女性にも大人気。

そんなスーパーカブは工夫次第で驚くほどたくさんのものを積載でき、燃費も良いことからコスパを抑えたキャンプ旅ができると話題になっています。

カブでのキャンプが人気の理由の一つが、その燃費の良さです。宿泊費の安いキャンプとカブの組み合わせはコスパ重視のキャンパーにぴったりの旅スタイルとなっています。

キャンプ場に到着するまでもツーリングで景色を楽しんだり、小回りが効くので気軽に様々な場所に立ち寄りやすいのも魅力です。駐車スペースも小さくて済むので、キャンプサイトのすぐ側に停められます。

スーパーカブでキャンプに出かける際に注意しておかなければならないのが、原付の積載制限です。最大積載量は30kg以下、長さは積載装置から+0.3m以下、幅は積載装置から左右それぞれ+0.15m以下、高さは地上から2m以下である必要があります。

詳しくは道路交通法施行令第23条「原動機付自転車の乗車又は積載の制限」の内容をご確認ください。この制限内でも、積載装置を活用することでキャンプで必要となる最低限の道具はしっかり載せられます。

スーパーカブでキャンプツーリングに出かけるのに積載すべき道具をご紹介します。道具選びのポイントはコンパクト・軽量のものにすること。

ソロキャンプの人気が高まったのに合わせて一人用のキャンプ道具も多数販売されているので、カブキャンプ向けの商品も簡単に見つけられます。

スーパーカブでのキャンプツーリングでまず揃えたいのが、キャンプの必需品であるテントです。テントはキャンプツーリングの持ち物のなかで最も重い道具となることが多いので、慎重に選びましょう。

ソロキャンプ向けのテントで軽量なのは山岳用のものですが、紫外線に弱かったり、雨に濡れると重くなったりするという欠点もあります。少し大きく重くはなりますが、濡れても乾きやすいポリエステル製のツーリング用テントがおすすめです。

キャンプサイトのリビングスペースを作るタープもテントと合わせて揃えておきたいところです。タープがあれば、日差しや雨を遮りつつ自然を眺めながら食事をしたりくつろいだりできます。

タープには多彩な仕様のものがあり、価格帯も幅広いので使用例など参考にして、自分の理想のキャンプスタイルに合ったものをお選びください。

カブでのキャンプツーリングでは、テントでしっかり休息をとって次の日の運転に備えることが大切です。キャンプをする地域や場所によっては、夏でも朝晩冷え込むので、寝袋が大活躍。

最低使用温度をよく確認して、使用するシーズンに合った寝袋を選びましょう。ゆったりとした寝心地なのは封筒型のものですが、より保温性が高くコンパクトに収納できるマミー型と呼ばれるものがおすすめです。

寝袋だけでは地面の凸凹が痛かったり、地面からの冷気で冷えたりするので寝袋の下に敷くマットも準備しておきましょう。蛇腹状に収納できるものがスーパーカブに積載しやすく、カブキャンパーに人気です。

食事については調理はしないという方もいるかもしれませんが、必要に応じて調理器具やバーナーとガス缶、焚き火台と薪などもご用意ください。

テーブルやチェアも小さく折りたためるものが多数販売されているので、購入しておくと重宝します。自然の中のキャンプ場では夜は真っ暗になるので、ランタンもお忘れなく。

カブにキャンプ道具を積載する際は、重さのバランスを取るためにどこに何を載せるかが大切になります。フロントキャリアにテントなどの重いものを載せるとハンドル操作がしづらくなるので、前にはタープや寝袋などを積載することをおすすめします。

リアキャリアには大きめのリアボックスを設置すればテントや調理器具、食材などかなり多くのものが入れられます。鍵付きのセキュリティ仕様のものにすれば、セキュリティ面も安心です。

さらに積載量を増やしたい場合は、サイドボックスやサイドバッグも利用しましょう。これらはしっかりと固定されていれば積載装置にみなされ、全幅1.3m以内の範囲内で積載可能です。

スーパーカブをキャンプ仕様にするには、積載量を増やすためにキャリアを取り付ける必要があります。カブでのキャンプツーリング用には、取り付け方法も簡単で安全に使用できる純正品がおすすめです。

フロントキャリアはスーパーカブの前方タイヤの上に取り付ける積載装置です。スーパーカブ用のホンダ純正品フロントキャリアには、フロントボックスやバスケット、バイクバッグをしっかりと取り付けられます。

フロントキャリア購入時に、同じくホンダ純正品のフロントバスケットも合わせて購入するといいでしょう。

スーパーカブの膝のスペースにベトナムキャリアを取り付けることで、寝袋やドリンクボトルなどを積載することができます。寝袋はかさばるので、フロントキャリアやベトナムキャリアを活用してどちらかに収めるのがおすすめです。

リアキャリアの荷物が高くなったり、重くなったりするとハンドルがフラフラして運転しづらくなることがあります。そんなときはサイドバッグを利用して、左右バランスの取れた低重心化で問題を解決。

サイドバッグは素材やデザインなど個性的なアイテムがたくさん販売されています。中には使わなくなったランドセルを活用している方も。ソフトバッグを取り付けるにはまず、サイドバッグサポートの取り付けが必要です。

大人数でキャンプに出かけるときなど、荷物がさらに多くなる場合はトレーラーを取り付けることも可能です。ただし、地域によってトレーラーの取り付けが禁止されていることもあるので都道府県の公安委員会の規則をよくご確認ください。

スーパーカブにたくさんのキャンプ道具を積載するとリサスペンションが沈みがちになり、走行安定性が下がります。バネの力を調整できるリアサスペンションにすることで、空荷からフル積載まで対応できるキャンプ仕様のカブに変更可能です。

ホンダの人気商品「カブ」シリーズには、知名度の高いスーパーカブのほかにデザインや仕様の異なるバイクがあります。ここではその中からキャンプツーリングにおすすめのカブを3つピックアップしてご紹介。

カブといえば、やはり定番はスーパーカブ50。丸を基調とした柔らかなフォルムで女性にも人気の高いカブです。

おしゃれなだけでなく、重い荷物も気軽に積めるリアキャリア付き、燃費消費率105.0km/L、などキャンプツーリングでも活躍するスペックとなっています。

カブらしい愛着のわくスタイルに遊び心をプラスしたクロスカブ110。レッグシールドがなく、よりアクティブな見た目となっています。

太めのタイヤが装備されており、軽快かつパワフルな走りを実現。リアマッドガードは水や泥はね、飛び石などの影響も抑えてくれるので、大自然の中でのキャンプツーリングにもおすすめです。

山などでゆったりとツーリングするトレッキングバイクの第3弾として発売されたハンターカブCT110。小型軽量な車体や自動遠心クラッチなどにより、扱いやすい仕様となっています。

リアキャリアは大型で、大きなリアボックスも載せられて便利です。岩場や起伏地でも安心して走行できるタフさもキャンプツーリング向けと言えます。

最近流行中のカブでのキャンプツーリングについてご紹介してきましたが、お役に立てましたか？カブキャンプでは、宿泊費だけでなく燃料費を抑えたり、道中でツーリングを満喫したりでき、コスパ抜群の旅を楽しめます。

必要な装備をしっかり揃えて、交通ルールを守りつつ安全にキャンプツーリングを楽しんできてください。