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ハロゲンライトの特徴を徹底リサーチ!HID・LEDとの違いもチェック!

ハロゲンライトの特徴を徹底リサーチ!HID・LEDとの違いもチェック!
投稿日: 2022年6月9日最終更新日: 2022年6月9日

車のヘッドライトなどでよく使われるライトにハロゲンライトがありますが、どのような特徴を持ったライトなのでしょうか。そこでハロゲンライトのほか、近年人気となっているHID、LEDライトと比較しながら、その特徴やメリットなどについて紹介します。

ハロゲンライトの特徴を知ろう!見出し

Photo byAutoPhotography

車のヘッドライトなどに使われているライトというと、ハロゲンライトが一般的に知られていますが、近年ではハロゲンライト以外のライトも増えてきました。そこでハロゲンライトの特徴やメリット、デメリットについて紹介します。

ハロゲンライトとは?見出し

Photo byRiedelmeier

ふだん車を運転している方でも、その車のヘッドライトがどんな種類のライトであるか意識することは少ないかもしれません。

車のヘッドライトなどに使われるライトは、ハロゲンライトが多く使われているのですが、近年ではHIDやLEDのものも増えています。LEDは家の照明などでも聞く機会があるので、なじみがある方もいるでしょう。

そこでまず、ハロゲンライトというのはどのようなライトなのか、そのあたりから紹介していきましょう。

ハロゲンライトは内部にガスが封入されたライト

Photo bymary1826

ハロゲンライト(ハロゲンランプ)というのは、電球の中にヨウ素や臭素などのハロゲンガスを封入しているもののことです。一般的に白熱電球には窒素やアルゴンと言った不活性ガスが入っており、これにハロゲンガスがプラスされています。

電球にはフィラメントとしてタングステンが使われていますが、白熱するとこのタングステンが昇華し、ハロゲンと化合、ハロゲン化タングステンを作ります。

この物質は蒸発しやすく、温度が1400度以上になると再び分離して、タングステンがフィラメントに戻ります。このハロゲンサイクルという化学変化により電気がつきつづけます。

ハロゲンライトは車のヘッドライトに使われる

Photo byTama66

後でも述べますが、ハロゲンライトのなかではこのようなハロゲンサイクルが起こり、フィラメントが壊れにくくなります。そのため寿命が長くなりますし、フィラメントの温度が高いので明るくなります。

そのためハロゲンライトは、より明るさが必要とされる車のヘッドライトや店舗のダウンライトなどに使われることが多く、特に車の場合はヘッドライトのほかフォグランプなどにもよく使われています。

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HID・LEDとは見出し

Photo byFotorech

一方、近年の車のヘッドライトなどで使われるようになっているのが、HID、LEDです。HIDはあまりなじみがないかもしれませんが、LEDは近年家の電気などでもよく見るという方もいるでしょう。

しかしHIDにしろLEDにしろ、ハロゲンライトとどのような違いがあるのか、逆にいうとどのような特徴のある電気なのかについて考えたことがある方は少ないかもしれません。

そこで次に、HID、LEDとはどのようなライトなのか、その仕組みについてそれぞれ紹介していきましょう。

HIDとは

Photo by markguim

HIDというのは「高輝度放電ランプ」というランプのことを言います。英語では「high-Intensity discharge lamp」と言います。

HIDの特徴はアーク放電という、電極間に起こる放電のしくみを利用しています。そのためハロゲンライトや白熱電球についているフィラメントがありません。その結果寿命が長く、効率よく発電できるという特徴があります。

その結果、1990年代以降、ハロゲンライトに変わり、HIDライトを車や電車のヘッドライトなどに使うことも増えてきています。

LEDとは

Photo byEngin_Akyurt

HIDには水銀が含まれることから、2010年代以降ヘッドライトなどの主流となりつつあるのがLEDライトです。LEDというのは「発光ダイオード」(light-emitting diode)のことです。

もともとは赤色しかなかったのですが、その後さまざまな色が出せるようになりました。日本人の研究者がこの研究でノーベル賞を取ったことで知っている方も多いでしょう。

LEDは半導体を用いたpn結合という構造でできており、この中で電子の持つエネルギーを直接光に変換することで発光させるという特徴があります。

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ハロゲンライトとHID・LEDの違いは?見出し

このように、ハロゲンライト、HID、LEDと、発光のさせ方などには違いがあることがわかります。発光のしくみが違うということは、きっと光の様子にも違いがあるのではという推測ができます。

そこで次に、ハロゲンライトとHID、LEDとの違いについて紹介します。ヘッドライトなどを選ぶ場合、どれが自分に合っているのか調べるのにもおすすめです。

ハロゲンライトとHID・LEDの違い①明るさ

ハロゲンライト、HID、LEDの違いとしてまず挙げられるのが明るさの違いです。同じサイズのライトを使った場合、単独では気づきませんが、ライトの明るさはけっこうな違いがあります。

この中で最も明るいのがHIDです。HIDは「高輝度」というだけあり非常に明るく、見やすいと感じられるでしょう。次に明るいのがLEDです。

一方、最も暗く感じられるのがハロゲンライトです。ふだんLEDライトの車を使っている方だと、ハロゲンライトにした場合、真っ暗な道だとかなり暗く感じると言われます。

ハロゲンライトとHID・LEDの違い②点灯速度

Photo byPIRO4D

次に点灯速度の違いです。LED、ハロゲンライトはふだん使う機会が多いのでご存知の方も多いように、ライトをつけるとすぐに点灯します。特にLEDはスイッチを入れるとすぐ最高の明るさになります。

一方HIDはアーク放電という反応を使うため、発光管が高温にならないと水銀原子の光が放出されにくいため、明るくなるのに時間がかかります。数十秒から数分程度かかるので、早めの点灯が必要となります。

ハロゲンライトとHID・LEDの違い③寿命

次は寿命の問題です。近年LEDが家庭の電気で使われるようになっていますが、そのメリットとして、寿命が長いということが言われています。このことはハロゲンライト、HIDと比較する際にも特徴として挙げられます。

車のヘッドライトを使う頻度にもよりますが、ハロゲンライトは約3年、HIDは約5年持つと言われます。それに対してLEDは15年ほど持つと言われますから、車を使っている間交換の心配がいらないとも言えるのです。

ヘッドライトは車を安全に運転する際の必需品ですから、コスパを考えてどれがいいのか選ぶというのもありかもしれません。

ハロゲンライトのメリット・デメリット見出し

さて、ハロゲンライトと、HID、LEDの違いや特徴について紹介してきたわけですが、これをふまえたうえで、ハロゲンライトのメリット、デメリットにふれていきます。

今述べたように、それぞれのライトには一長一短があり、よく使う状況によっても違いが出てきます。それらを考えたうえであったものを選ぶとよいでしょう。

ハロゲンライトのメリット

まずはよく使われているハロゲンライトのメリットについてです。ハロゲンライトは長い間、車のヘッドライトとして使われてきただけあり、さまざまなメリットがあります。どのような点がおすすめなのか紹介しましょう。

①優しい色合い

ハロゲンライトのメリットとして「色合い」が挙げられます。ライトにはそれぞれ、色合いの特徴があります。ハロゲンライトはどちらかというと暖かみのある色合いとなります。

先ほども述べたように、ハロゲンライトは明るさの点では他よりも劣る面がありますが、暖かみのある色合いはハロゲンライトならではです。特にクラシックカーなどにはよく合うということで人気があります。

②雪の中で見えやすい

ハロゲンライトは先ほど述べたように、高温になることでハロゲンサイクルが起こり、白熱電球よりも寿命が長くなります。つまりハロゲンライトは他のものと違い、温度が高くなります

実はこのメリットは雪国で威力を発揮します。近年、雪国で信号機をLEDにしたところ、信号に積もった雪が溶けず、信号が見えないという問題が起こりました。

ハロゲンライトはヘッドライトなどに付着した雪が溶けますので、明かりが見えなくなる心配がありません。雪が多いところであれば、ハロゲンライトは今でも重要な選択肢の一つです。

③価格が安い

Photo byChronomarchie

これもハロゲンライトの大きなメリットなのが、値段の安さです。これも家庭の電球を選ぶ際に、白熱電球とLEDと比較した際に出てきますが、LEDは購入の際の値段が高いということはよく言われます。

ハロゲンライトは値段が安いですから、突発的なことがあった時や、暗くなってきたと感じた時、すぐに交換することができます。維持費を抑えたいという方にはおすすめかもしれません。

ハロゲンライトのデメリット

一方、これらのハロゲンライトの持つメリットというのは、デメリットと表裏一体でもあります。ものごとには裏表があるものですから、そのメリットとデメリットをはかりにかけて、ハロゲンライトにするか選ぶことになります。

①寿命が短い

ハロゲンライトのデメリットとしてまず挙げられるのが「寿命の短さ」です。先ほど述べたように、ハロゲンライトの寿命が約3年だとすると、LEDライトなら15年、つまり5倍長持ちします。

寿命が3年とすれば、よほど頻繁に車を買い替える方でない限り、使っている間に必ず交換が必要になります。いくら安いといえ、お金はかかりますし、面倒に感じる方もいるでしょう。

②熱を持つ

ハロゲンライトのもう一つのデメリットは、「熱を持つ」ことです。これは雪国ならば雪が溶けるというメリットがある反面、それ以外のところの方にはメリットにはなりません。

車のヘッドライトなどはカバーがあるので、直接触ることはありませんが、突然電球が切れた時など、不用意に触ると火傷の可能性があります。その点は注意が必要です。

ヘッドライトは好みで選ぼう!見出し

Photo byArtisticOperations

車のヘッドライトなどに使われるライトは、近年の技術の進歩により、さまざまな種類のものがでてきています。それぞれに特徴や違いがありますので、それを考え、自分に合ったものを選んでください。

投稿日: 2022年6月9日最終更新日: 2022年6月9日

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