孤独のグルメにまずい回はあった？味の特徴やセリフ回しから神回まで紹介

2012年から放送が開始された孤独のグルメは、原作の漫画とテレビ番組の両方で様々なグルメを紹介している作品です。時には日本に留まらず、海外に足を伸ばして現地のグルメを楽しむエピソードもあります。

孤独のグルメは特番が組まれることもある人気シリーズですが、実はそのなかでも「まずい回」と呼ばれるエピソードがあるのです。それでは、孤独のグルメで具体的に「まずい回」と呼ばれるエピソードはどういったものなのか、詳しく紹介していきましょう。

最初に紹介するのが、「江ノ島のお店」に関するエピソードです。このエピソードは孤独のグルメの原作である漫画版にも登場しています。

また、江ノ島と言えば日本でも観光地として有名なスポットのひとつで、孤独のグルメで登場した以外にも様々な飲食店が軒を連ねています。

しかし残念ながら孤独のグルメのエピソードのなかでは「まずい回」として有名になってしまっているのです。では具体的どんな回だったのか、詳しく紹介していきましょう。

このエピソードで、井之頭五郎は知人から仕事を受け、由比ガ浜近辺に足を運ぶことになります。その時に遠くから見える江ノ島を見て、名物料理を食べたことを思い出すのでした。

江ノ島のお店の名物料理は、地元の魚介類を使ったものです。名前では思いつかない意外性抜群の料理で、井之頭五郎は驚きながらも食べ始めます。

しかし残念ながらその反応は、ポジティブなものではありませんでした。実はドラマでは軽く触れているだけで、メインは全く異なる店舗が登場します。

詳細を知りたいのであれば、エピソードがしっかり描かれている孤独のグルメの漫画版を読んでみるのもおすすめです。

江ノ島のお店がまずい回と言われている理由は、そのセリフ回しにあります。孤独のグルメと言えば、井之頭五郎が食事をすると始まる独特なモノローグが特徴です。

そのモノローグの内容は回によって様々ですが、基本的にポジティブな表現を用いたセリフが多く見受けられます。しかし江ノ島のお店では、味に関してネガティブな表現がセリフに多く使われています。

最後にフォローが入るものの、多くの人にとっては孤独のグルメの「まずい回」として認知されているエピソードの一つとなりました。

様々なグルメが登場する孤独のグルメですが、その中でも登場する回数が多いのが焼肉です。食べっぷりがいい井之頭五郎が肉を食べるシーンに、思わず空腹を感じてしまう人もいるでしょう。

そのため神回と呼ばれるエピソードもありますが、その一方でまずい回とされているエピソードがあるのです。それでは、どんな内容なのか解説していきましょう。

焼肉のお店が登場する回が「まずい回」と呼ばれている理由は、味ではなくストーリーの構成が大きく影響しています。内容としては空腹に負けた井之頭五郎が、焼肉のお店に足を運びます。

基本的に孤独のグルメでは他のエピソードでも見受けられる展開ですが、実はこの回の井之頭五郎は仕事前にお店に立ち寄っていたのです。

お腹が減っていたとは言え、商談前に匂いがつきやすい焼肉の店を選ぶのはまずいのではないか？と言う理由で、まずい回として挙げられるようになりました。

実は孤独のグルメにおいて、井之頭五郎が仕事よりも食欲を優先してしまう回と言うのは他にも見受けられます。代表的な回としては、商談先が飲食店だったばかりに、空腹を感じてしまうエピソードです。

食欲に負けた井之頭五郎は、半ば強制終了の形で商談を終わらせてしまいます。「いかがなものか」と言う意見も見受けられますが、食欲に対して素直である井之頭五郎らしい一面とも言えるでしょう。

孤独のグルメは江ノ島など関東近辺を取り上げている機会が多くありますが、実は普段は足を運ばないエリアに足を運ぶエピソードが制作される場合もあります。

そのなかで「まずい回」とされてしまっているのが大阪の屋台回です。大阪と言えばたこ焼きなど、様々な人気グルメが集結しているエリアです。

どうして孤独のグルメのエピソードのなかで大阪の屋台回が「まずい回」とされてしまっているのか、まずはその内容から確認していきましょう。

実は孤独のグルメでは井之頭五郎が大阪に足を運ぶエピソードが複数あります。その回では大阪名物をメインに取り上げており、セリフ回しも決してネガティブな表現が含まれているわけではありません。

ではどの部分に関して「まずい回」とされているのかと言うと、店の雰囲気が挙げられます。基本的に孤独のグルメは、料理の味はもちろんのこと、お店の雰囲気も高い評価を獲得しているものが多いです。

しかし大阪と言えば積極的でフレンドリーな方が多く、井之頭五郎はどこか気まずい思いをしているシーンが見受けられました。人によっては居心地の悪い雰囲気である点が、「まずい回」と言われている理由です。

孤独のグルメでは大阪以外にも、お店の雰囲気が良くなかったエピソードがあります。代表的なのは、店員と衝突するエピソードが挙げられるでしょう。

店員を叱責する様子に気分を悪くした井之頭五郎が、クレームを言う場面は他のエピソードではなかなか見る機会はありません。しかしただ食べることだけでなく、食事する場の雰囲気を重視していることがわかるシーンでもあります。

孤独のグルメは「まずい回」と言われているものだけでなく、「神回」と言われているエピソードもたくさんあります。神回とされているエピソードもまた、味だけでなくセリフの言い回しや実の雰囲気など評価が高い部分は様々です。

それでは数ある神回の中から、特に人気が高いエピソードをランキング形式で紹介していきましょう。

孤独のグルメの神回として最も人気が高かったのが、川崎市にある一人焼肉の回です。焼肉はまずい回が存在するほど、孤独のグルメにおいては登場頻度が高いグルメのひとつでしょう。

神回となる一人焼肉の回は、シーズン1で放送されたエピソードになります。仕事帰りにふたりと立ち寄った井之頭五郎は、定番のカルビに始まり、そのお店の人気メニューを次々と注文。

独特なセリフ回しも印象的で、実際に紹介された店舗に足を運ぶ人も多い人気エピソードのひとつとなっています。

続いて紹介するのは、渋谷区にあるお店で登場した毛沢東スペアリブと黒チャーハンです。孤独のグルメにおいては焼肉と同様に、中華料理系のグルメが登場する機会が多く見受けられます。

放送されたのはシーズン4で、鉄板中華と言う聞きなれない文字に戸惑う姿が印象的なシーンです。このエピソードが神回とされるのは、料理の見た目でしょう。

インパクトだけでなく、スパイスをきかせたその味は他店ではなかなか出会えない料理として、多くの人に愛されています。

インパクト抜群な料理や個性的な料理が登場するエピソードが多い孤独のグルメですが、シンプルな料理が登場する回もあります。神回として紹介するのが、文京区にあるお店で提供している特辛カレーライスです。

シーズン1で放送されたエピソードのひとつで、ふとした出来事がきっかけで幼い頃に慣れ親しんだ味が食べたくなったた井之頭五郎。そんな彼が注文したカレーは、素朴な見た目がどこか懐かしさを感じさせてくれます。

孤独のグルメにおいては、洋食も人気が高い神回が多くあります。そのなかで紹介しておきたいのが、吉祥寺にあるお店で提供されるナポリタンです。

放送されたのはシーズン1で、空腹を我慢しながら必死に店を探し出し、ようやくたどり着いた店で注文したのがナポリタンでした。

厳密にはセットメニューになるのですが、ナポリタン単体でもかなりボリューミーなのが特徴です。加えてハンバーグとみそ汁までペロリとたいらげてしまう井之頭五郎の姿に、驚かされた人も多いでしょう。

孤独のグルメで意外と登場する回数が多いのが、激辛料理です。そのなかで神回とされるのが、豊島区にあるお店で扱っている汁なし坦々麺です。

このエピソードはシーズン1になりますが、後のシリーズでも再登場するほど人気が高い回として挙げられます。内容としてはいつものように店に入ると、客たちがこぞって食べている汁なし坦々麺が気になって注文しようと決めます。

店員に「辛いよ？」と忠告されながらも食べ始めると、その辛さに驚かれる井之頭五郎の姿はクスッと笑える場面です。

漫画・ドラマともに高い評価を獲得している「孤独のグルメ」。長く続けているシリーズだからこそ、「まずい回」と言われているエピソードもあります。しかしそれは決して味だけでなく、様々な要素が組み合わさっているものばかりです。

また、孤独のグルメは神回と呼ばれているエピソードも数多くあります。気になる人は視聴したり、実際の店舗で井之頭五郎が味わった料理を味わってみるのもおすすめです。