厚岸の牡蠣料理・厳選11店！旬はいつ？食べ放題で名物を満喫！

北海道東部、釧路市と根室市のほぼ中間に位置する厚岸は、独特の自然環境を生かして牡蠣を一年中出荷できる場所として有名です。日本では唯一ここだけ。牡蠣天国厚岸の牡蠣の魅力をさっそく紹介してまいりましょう。

ぷりぷりの牡蠣を一年中好きな時に食べたい！そんな方にオススメなのが厚岸の牡蠣。夏でも海水温が低く牡蠣がゆっくり成長するため、繁殖時期を調整して牡蠣を一年中出荷できるのです。また、長い時間をかけて栄養を摂り続けることでふっくらと大きく成長します。

厚岸湖は厚岸湾と直接つながっている独特の地形。淡水と海水が混ざり合うため牡蠣のエサになる植物性プランクトンが豊富で、美味しい牡蠣の生育に最適です。キュッと締まった大粒の牡蠣は蒸しても焼いてもぷりぷりでコクがあり、濃厚な甘みがあるのが魅力です。

釧路湿原からも近く、山や湿原の養分をたっぷり含んだ淡水の「別寒辺牛川」と太平洋の海水が混ざり、適度な塩分で育つ植物性プランクトンが豊富。牡蠣やあさりはプランクトンを餌とするため、厚岸独特の海の恵みを受けて自然とおいしくなります。

厚岸生まれ厚岸育ち、小ぶりで丸く厚みのある殻の「カキえもん」、三陸産の稚貝を厚岸の海で育てた、身の詰まった「マルえもん」、三陸の海で育成し厚岸で仕上げた、長く平たい大ぶりな殻が特徴の「ナガえもん」。この3種類が厚岸ブランドの牡蠣です。

厚岸で生まれて厚岸で育てられるカキえもんは、小ぶりで丸く厚みのある殻が特徴。日本初のシングルシード技術により生産された地元産の稚貝を使い、厚岸の風土に合った養殖方法を採用することで、旨味がギュッと凝縮された牡蠣に育ちます。

三陸で生まれた牡蠣の稚貝をホタテ貝の貝殻に多数付着させ、1年ほど育てたあとで厚岸海域に移入。厚岸の漁師の手間と工夫と愛情をかけて厚岸の海でさらに1〜3年ほど育て上げます。丸く、やや小ぶりですが、身はたっぷり詰まっています。

長く平たい大ぶりな殻が特徴。三陸の海で育った稚貝を一定期間育成した後、厚岸の優れた環境で最後の仕上げを行っています。厚岸の海ですごすことで身入りや歩留まりの肥大を行うため、殻が長くて大ぶりな牡蠣になります。

厚岸産の牡蠣は他の産地の牡蠣では味わえない独特の「甘味」があり、その身ははち切れんばかりに盛り上がり、弾力性がありぷるぷるしていて食欲をそそります。他の産地より甘くてぷるぷるな厚岸の牡蠣、これはぜひ一度は味わってみたいですね！

厚岸の牡蠣は一年中食べられますが、本当の旬の時期はいつなのでしょうか。とりわけ牡蛎のおいしいシーズンは冬。この時期は厚岸湖全体に氷が張り、その氷下で生息し厳しい冬を越すため、うまみ成分の一つであるグリコーゲンが蓄積され、身もふっくらと育成し、おいしく食べることができます。中でも最もおいしい時期は12月～2月とされています。

牡蠣には豊富な栄養が含まれていて、哺乳類の乳に匹敵するほど栄養価が高いため「海のミルク」とも呼ばれています。良質なたんぱく質・グリコーゲン・ビタミン類・鉄分・亜鉛など、人間に必要な栄養素をたくさん含み、高たんぱくなのに低脂質で太りにくいのも魅力です。

栄養素をバランス良く多量に含むため、「海のミルク」「海の完全食品」とも言われています。中でも、特筆すべき栄養素は亜鉛、グリコーゲン、鉄、タウリンです。おいしいうえに栄養バランスが良いなんて、牡蠣は本当に素晴らしいですね！

食べ放題のお店など、厚岸で旬の牡蠣を楽しめる厳選11店！牡蠣料理を楽しめる厚岸のお店をさっそく紹介してまいりましょう！

太平洋を一望できる高台の食体験施設です。特産品が揃うお土産店や水族館、展望台などがあり、釧路方面からの家族ドライブの休憩地点としてもおすすめのポイントです。1Fの喫茶オイスターカフェでは簡単なランチもOK。「カキフライバーガー」とオリジナルのソフトクリーム「オイスター☆モカ」はぜひ試してみてください。

隣接する魚介市場で購入した海産物を炙って楽しむことができるお店。牡蠣やホタテなどの海の幸をいけすから選ぶことができるので、ワイワイと選ぶ楽しさもありますね。そして！なんといってもオススメは牡蠣食べ放題！40分3,500円とお得です。

厚岸湾を眺めながら、厚岸の素材を使った定食や丼もの、パスタを楽しめるレストラン。特にオススメは「あっけし牡蠣ステーキ丼」です。旨みがギュッと閉じ込められて、“焼き”、“揚げ”、“生”とさまざまな牡蠣を味わうことができる欲張りメニューです。

人気の厚岸漁業協同組合直売店では、厚岸ブランドの牡蠣や鮮魚、加工品を販売。水槽から選んだ牡蠣をイートインコーナーで“生”や“蒸し”で食べられることも魅力のひとつです。魚市場のような店内でお気に入りの海の幸を選び、お土産にするのも良いでしょう。新鮮な牡蠣をすぐに新鮮なまま食べられるのは嬉しい限りです！

厚岸駅前にある名物の駅弁「かきめし弁当」の老舗です。牡蠣の煮汁とひじきでご飯を炊き上げ、海の幸と山の幸を盛り付けた昔ながらのこだわり弁当は、百貨店の駅弁大会でも人気の一品。店内は狭いのでテイクアウトで絶景ランチというのもオススメです。牡蠣の旨味と山の幸が染み込んだごはんは、きっとおいしいに違いありません。

厚岸駅から徒歩10分の料亭。牡蠣寿司や郷土料理を手頃な価格で味わえます。牡蠣コース5品（1,785円）では、新鮮な厚岸産牡蠣を、牡蠣酢、牡蠣柳川風、牡蠣フライ、牡蠣寿司、牡蠣汁で計14個も味わえてお得！ランチもあり、家族連れにもオススメです。

昭和56年開店の老舗洋食店です。厚岸産の牡蠣料理や旬の食材のほか、釧路地方ならではの鉄板皿のスパゲッティやオムライス、ハンバーグなどこだわり食材の洋食を味わうことができます。ランチも営業。100種類以上のワインや洋酒も豊富に揃っています。釧路地方ならではの熱々の鉄板皿で提供される洋食メニューもオススメです。

地元にも人気の素朴な食堂。人気の牡蠣丼（卵とじ）や焼き牡蠣定食にはあさり汁が付きます。牡蠣の旨味がきいた牡蠣ラーメンもオススメ！旬の海産物も販売しています。駐車場があるのでドライブやツーリングにも良さそうです。ランチタイムは込み合います。

厚岸駅から徒歩3分にあるそば屋です。有名な「牡蠣蕎麦」は、ぷりぷりの牡蠣の天婦羅が5個も乗っていて、熱々ジューシー！厚岸町から「食の伝道師」として表彰されたこともあり、ランチタイムは込み合うことが多いようです。早めに行くのがオススメですね。

揚げたてで熱々の牡蠣の天ぷらが美味しい蕎麦に乗っているとは贅沢ですね！。しかもひと口では頬張れないほどの大きな牡蠣とのこと。熱々の牡蠣のミルクがジュワッと...これは必食です。

JR厚岸駅から車で8分。釧路方面からの国道44号線沿いにある、牡蠣と手打ちそばが美味しい食事処です。汁があふれ出てくるぷりぷり牡蠣フライは必食！油の温度にこだわり絶妙のタイミングで提供されます。手打ちそばに牡蠣を豪快にのせた「牡蠣そば」もオススメの一品です。手打ちそばに牡蠣が豪快にのった「牡蠣そば」です。

海産物販売店が営む食堂です。牡蠣・ほたて・ほっき・つぶ・あさり・たらば蟹足がセットになった海鮮焼は、特注の鉄板を使って蒸し焼きにするのが特徴。また、賄いメニューだった｢かにチャーハン｣や｢海鮮ラーメン｣は常連さんを中心に大人気です！

厚岸の牡蠣料理のお店をご紹介してきましたがいかがでしょうか。"生"、"焼き", "炙り"などさまざまな牡蠣料理がありますが、牡蠣がとにかく好きで心のおもむくままに食べたい！食べ放題がいい！という方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、筆者がオススメしたい牡蠣食べ放題のお店を最後にもう一度ご紹介いたします。

さまざまなお店をご紹介してまいりましたが、食べ放題でオススメなのは、厚岸グルメパーク2Fにある炭焼き「炙屋」です。40分3,500円で思う存分牡蠣を食べることができ、ご家族やグループでもOK！広い駐車場やお土産コーナーもあるので、ドライブの休憩やランチに立ち寄るのもオススメです。