釧路の「スパカツ」の店を厳選！名物グルメでどんな料理？大盛りあり！

釧路に行ったら名物グルメの「スパカツ」を食べてみたい！でも釧路で「スパカツ」が食べられるお店はたくさんあるし、どのお店が人気で美味しいのか分からない！そもそもどんな食べ物かも分からない！そんな疑問を解決するために、釧路名物「スパカツ」の説明と、おすすめの4店をご紹介していきます。

釧路市民のソウルフード「スパカツ」とは、あつあつの鉄板皿に盛ったスパゲッティにトンカツを乗せてミートソースをかけた、釧路のご当地名物グルメです。「スパカツ」が初めて釧路に登場したのは昭和35年。「手軽に少し贅沢なメニューを」との思いから、ミートソーススパゲッティの上にトンカツを乗せて出したのが始まりです。

「スパカツ」を頼むとまず驚くのが、お皿に盛られている量の多さ。どこのお店も通常の量が一般的なスパゲッティの量よりも1.3～2倍近い大盛りになっています。もともと寒い海から漁を終えて帰ってきた漁師さんに向けて振舞われた料理なので、通常サイズでも大盛りでボリュームたっぷりに作られているそうですよ。

釧路の名物グルメと言えば、魚介類や野菜をお客様の目の前の囲炉裏で焼き、長いしゃもじで提供する「炉端（ろばた）焼き」や、調味料で下味を付け粉を混ぜて揚げた唐揚げの「ザンギ」が有名ですが、「スパカツ」は釧路では昔から大変親しまれている料理で、最近はTVでも紹介されていることから釧路以外の地域でも注目されています。

釧路の名物グルメ「スパカツ」が初めてなら、まずは元祖「スパカツ」を味わえる釧路市末広町にある「レストラン泉屋（いずみや）本店」がおすすめです。麺は太めでもっちり、カツは柔らかく、ソースは玉ねぎの甘みと少しトマトの酸味がある濃いめで昔ながらの懐かしい味わいです。そのビジュアルから、とても食べ応えのあるメニューだと分かります。

大盛りにすると通常の1.5倍の量がテーブルに運ばれてきます。通常でも十分ボリュームがあるので、少食の女性だと食べるのが大変かもしれません。ご夫婦やご友人など複数人で訪れた際は、他のメニューと一緒に「スパカツ」を頼んで、みんなでシェアしながら食べるのも楽しくて良いかもしれませんね。

「スパカツ」以外にも、薄い玉子が乗った「ピカタ」などのメニューがおすすめです。他にもお店には、スパカツ以外にもいろいろなメニューがあるので、みんなでシェアして楽しんでみてください。

スパイシーな味付けの「スパカツ」が好みという方は、釧路市新栄町にある「レストラン山彦（やまびこ）」がおすすめです。麺は太めで柔らかく、カツは分厚いトンカツではなく薄めで柔らかなチキンカツ、ソースはスパイスが効いた少しピリ辛のミートソースです。「スパカツ」というとトンカツのイメージなのでチキンカツは珍しいですね。

大盛りはありませんが、通常でも十分なボリュームがあります。コクのある深い味わいのソースがとても美味しいと評判なので、タバスコなどのアレンジは加えずに、お店こだわりのスパイシーソース本来の味を楽しむのも良いかもしれません。ソース跳ね防止のエプロンを借りることが出来るのも嬉しいですね。「スパカツ」以外にも、ナポリタンの上に特大サイズの豚肉が乗った「ポークチャップ」がおすすめです。

住所：北海道釧路市新栄町1-17 電話：0154-25-5274

ケチャップで甘さを引き出したオリジナル濃厚ソースの「スパカツ」を味わうなら、釧路市共栄大通にある「スパゲティーハウス　ピレネ」がおすすめです。麺は太めでもっちり、程よい量のカツが乗っており、たっぷり濃厚なミートソースは「最後まで麺とソースを一緒に楽しめるように」とのお店の配慮から。

プラス100円の大盛りは通常の1.5倍の量。AとBから各1品ずつ選べるコンビメニューもあり、ボリュームたっぷりです。辛味調味料はタバスコだけでなくハバネロソースもあるので、辛いもの好きな方にもおすすめです。自分なりに味の変化を楽しみながら食べるのも良いかもしれませんね。「スパカツ」以外にも、ナスとチキンのスパゲティー「コスモポリタン」がおすすめです。

ガッツリと「スパカツ」を食べたいけど脂が多すぎるのも気になるという方には、釧路市芦野にある「レストラン・ドリーム」がおすすめです。麺は太めで柔らかめ、サクサクのカツは小さめにカットされていて食べやすく、ソースは甘みと酸味がちょうど良いバランスの食べやすい味付けです。

大盛りの際は別に添えられるエクストラソースをかけながら食べると、最後までソースをしっかりと味わうことが出来ます。落ち着けるアットホームな雰囲気と、濃いめだけど優しくて食べやすいソースが評判なので、家族でくつろぎながら「スパカツ」を楽しむのも良いかもしれませんね。

住所：北海道釧路市芦野2-2-7 電話：0154-36-8288

釧路の名物グルメ「スパカツ」が美味しいおすすめのお店を4店ご紹介しましたが、釧路の「スパカツ」は通常盛りでも大盛りと同じくらいのボリュームがあるので、実際にお店に行って食べた際、半分以上残してしまって申し訳なく感じられる方も居るかと思います。そんな方は「スパカツ」の持ち帰りを利用してみてはいかがでしょうか。

お店の方に「残りは持ち帰り出来ますか？」と伺うと持ち帰り用のパックを用意してくれたり、電話注文でテイクアウトが出来るお店もあるので、最後まで食べきれるか心配な方も、お急ぎでゆっくりと食べる時間が取れない方も、是非遠慮せずに「スパカツ」を頼んでみて下さいね。

釧路名物「スパカツ」を頼んだら、ソースが跳ねてお気に入りの服にシミが付いてしまったという方も多いかと思います。自由に飛ぶソースを完全に防ぐのは難しいですが、いくつかの点に気をつけながら食べることで服の汚れを少なく出来ます。まずは紙ナプキンでソースの跳ねが落ち着くまで暫く待ちましょう。

麺を巻く時のコツですが、フォークの歯全てで巻こうとすると麺がほどけてソースが飛んでしまうので、3本目と4本目で麺をすくって2回ほど巻き、お皿の隅に持って行ってからクルクルと巻くようにすると、フォークから麺がほどけずにしっかりと持ち上げることが出来ますよ。

麺を食べる際は、すすってしまうと麺が踊ってソースが飛んでしまうので、一口で食べられる量をフォークで巻いて食べるようにするとソースの跳ねを防げます。汚れても良い服でお店に行くのが一番ですが、たまたま白い服でお店に行ってしまった時は、麺の巻き方などに注意しながら、服が汚れないコツを試してみてはいかがでしょうか。

ひとまず形だけでも「スパカツ」を食べてみたいという方は、自分で作ってみるのも雰囲気が味わえて楽しいかと思います。麺は茹でてからフライパンにバターを引いて炒めるとソースが絡みやすくなりますよ。ミートソース缶を使うとより手軽に作れます。スキレットなどを使って是非あつあつ鉄板の「スパカツ」を再現してみて下さいね。

「スパカツ」は食べたいけど釧路までは遠くて行けないという方には、札幌や東京でも「スパカツ」を提供しているお店があります。カレー味があったりと一風変わった「スパカツ」を楽しむことも出来ます。身近で「スパカツ」を食べた後に釧路まで足を延ばして、本場グルメと比較してみるのも良いかもしれませんね。

釧路名物「スパカツ」の由来やお店などをご紹介してきましたが、「スパカツ」の魅力は伝わりましたでしょうか。グルメはもちろん自然の美しさも堪能出来る釧路。旅行やドライブなどで釧路を訪れた際には、市民に愛されるご当地グルメの「スパカツ」を色々なお店で食べ歩きしながら、自分好みの味を探してみて下さいね。