西条酒祭りで全国の日本酒が試飲できる！日程やアクセスは？人気の酒蔵も調査！

東広島市で開催される「西条酒祭り」は、その名の通り日本酒を楽しむお祭りです。おいしい日本酒を試飲したり、おいしいおつまみを楽しんだりできる毎年人気のお祭りです。昨年2016年の西条酒祭りの様子をご紹介しますので、ぜひお出掛けの参考になさってみてください。2017年の開催情報や、おすすめの酒蔵なども合わせてご紹介します。

広島県東広島市は、明治時代後半から銘醸地として発展してきました。現在では「酒の都」と呼ばれるほど、有名な酒処になりました。西条酒祭りは、昭和49年から開催されている「みんなの祭り」をベースとして、平成2年から酒まつりに発展したお祭りです。お酒が飲めない方も、子供からお年寄りまで幅広い年代の方が楽しめるお祭りとして、親しまれています。

気になる2017年の日程が発表になりました!10月7日、8日の2日間での開催になります。毎年1000銘柄もの日本酒の試飲ができるので、楽しみですね!イベント情報や、どの酒蔵が出店するのか、どんなおいしいおつまみが食べられるのか、詳細はまだ発表になっていませんので、楽しみに発表を待ちたいです。10月が今から待ち遠しいですね!

1000種類もの日本酒が試飲できる中、人気の銘柄はやはり「八海山」です。厳選した米とこだわりの製法で熟成された日本酒は、口当たりもまろやかです。大吟醸の八海山を試飲できる機会なんて滅多にありませんから、人気なのも納得ですね。この機会にぜひ味わってみてください。

八海山と同じく、日本で有数の日本酒の銘柄「越乃寒梅」もおいしいと評判の銘柄です。室温1度の環境で2年間熟成させ、旨みを最大限に引き出しています。香りが高いのが特徴で、飲んだ後の余韻も楽しめる日本酒です。ぜひおいしいおつまみと共に試飲してみたい1杯ですね。

西条酒の中でも、1675年創業と最も古い歴史を持つ酒蔵です。版画で有名な棟方志功が愛した酒としても有名で、白牡丹のために版画と「白牡丹」のロゴを残しています。白牡丹の酒銘は鷹司家より家紋にちなんで賜ったもので、非常に由緒ある名前です。本社の見学室では様々な道具や資料が展示されているので、思いを馳せながらおいしい日本酒を味わってみてください。

広島県内でシェア第1位なのが、白牡丹の「広島の酒」です。すっきりとした味わいがおいしいと人気の銘柄です。にごり酒も好評で、まろやかで飲みやすい口当たりが女性にも人気です。棟方志功だけでなく、夏目漱石や蜀山人も愛してやまなかった白牡丹の深みのある日本酒を、ぜひ体験してみてください。

1868年創業で、長命と永遠の繁栄の願いをこめて「亀齢」と名づけられました。柔らかい甘口のお酒が多い広島でも、すっきりとした辛口のお酒にこだわっている酒蔵です。平成27酒造年度全国新酒鑑評会において、2年連続で金賞を受賞しているほどのおいしいお酒です。ぜひ試飲で味わってみたいですね。

毎年西条酒祭りでは、大吟醸の酒かすを使用した「大吟醸酒かすソフトクリーム」や、お酒が入っている「ぶっかけうどん」も販売しています。おいしいと評判で、行列ができるほど大人気のメニューです。西条酒祭りでしか味わえないおつまみなので、試飲と共にぜひ味わってみてください。

1623年に創業し、1873年に酒銘を「賀茂鶴」と命名されました。広島西条の代表格ともいえる酒蔵です。パリで開催された万博博覧会へ出品したことでも知られており、名誉大賞を受賞しています。全国酒類品評会で最初の名誉大賞を受賞したことで、広島県内だけでなく、日本中に賀茂鶴の名前が広がりました。

賀茂鶴では大吟醸や純米酒などのみでなく、生酒や梅酒なども販売しています。「大吟醸Gold」には、桜の花の形をした金箔が入っており、おめでたい席や贈り物に重宝されています。日本酒ベースの梅酒も全国梅酒品評会で最高位の金賞を受賞したほどの仕上がりで、女性からおいしいと人気のお酒です。様々な種類のお酒があるので、ぜひ飲み比べてみたいですね!

1911年創業の酒蔵です。地名である賀茂と、山陽道の名水「茗荷清水」を汲んで酒造りをしていたことから「賀茂泉」と名づけられました。広島杜氏より伝承されている三段仕込を守りつつ、活性炭素ろ過を行わないため、芳醇な香りと味わいのお酒として多くの人に親しまれています。

西条酒祭りの名物としても人気なのが、竹酒コーナーです。竹に日本酒を入れて振る舞ってくれます。西条酒祭りならではの飲み方なので、ぜひ体験したいですね。日本酒に竹の風味が交わって、香りの高い1杯を味わうことができるでしょう。西条酒祭り限定のお酒もありますので、いろんな種類を試飲してみてくださいね。

全国から杜氏が日本酒つくりを学ぶために訪れていたため、「西條酒造学校」とも呼ばれていました。ふっくらとした味で、後味の切れがいい福美人のお酒は、現在も全国新酒鑑評会で金賞を何度も受賞するほどの、高い評価を得ています。おいしいとお墨付きを受けたお酒をゆっくり味わいたいですね。

西条酒祭りでは、大吟醸の福美人をマス酒で飲むことができます。他にも大吟醸入りの甘酒や、蔵でしか味わえない限定のお酒まで幅広く販売しています。日本酒に詳しくなりたい女性のために、日本酒セミナーを開催したこともあるので、日本酒好きな女性に優しい酒蔵と言えますね。

美酒鍋とは、山陽鶴酒造オリジナルの鍋で今では西条名物料理となっています。お酒と塩コショウのみで炊いている鍋で、お酒の旨みが凝縮されたスープは感動ものです。材料は鶏肉や魚介類、野菜とシンプルな鍋なので、どなたでも好き嫌いなく食べられそうですね。西条の名物料理、ぜひ体験してみてください。

西条の郷土料理として広まった美酒鍋、ぜひ味わってみたいですね。お酒が飲めない方やお子様でも、グツグツ煮立てているうちにアルコール分は飛んでしまうので、安心して食べられます。おいしい鍋をおつまみとして囲みながらの、おいしい日本酒といったら絶品に違いありません。

西条酒祭りではいたるところでおつまみを購入することができます。と言うのも、食べ物の持込が禁止されているので、おいしい日本酒をさらにおいしくいただくには、おつまみの購入が必須です!数多くの酒類のおつまみが販売されているため迷ってしまいそうですが、飲み歩きながら何を食べるか考えてみるのも楽しそうですね!

広島県名産の牡蠣を味わうこともできます。おいしい日本酒においしい牡蠣、たまりませんね!広島だけでなく全国から集められたお酒のおつまみが揃っているので、きっとお気に入りの1品が見つかるはずです。お気に入りのお酒とおつまみで、西条酒祭りを存分に楽しんでくださいね。

目の前で調理したできたてのおつまみを購入できるのも、お祭りならではですね。お店の方との会話を楽しみつつ、できたてを待てたら、待ち時間すら楽しめそうです。おいしいおつまみとおいしいお酒の食べ過ぎ、飲みすぎには気をつけながら、西条酒祭りで楽しい1日をお過ごしください。

西条酒祭りでは、おいしい日本酒を味わえるだけでなく、イベントも盛りだくさんです。毎年、酒造りの成功を祈願する演舞「酒みだればやし」が開催されていましたが、2017年より「ダンス酒みだれ」と名前を変えて、新たな演舞がスタートします。2017年6月1日から6月30日までの間、参加チームを募集していますので、ダンスに興味がある方はぜひ西条酒祭りをより盛り上げてみてください。

西条酒祭りは、ステージイベントも毎年豪華です。過去には氷川きよしさんや嘉門達夫さん、2016年は森山直太郎さんやCHEMISTRYの堂珍嘉邦さんがライブを開催しています。他にもゆるキャラやローカルアイドルの登場、お笑いライブなど、子供から大人まで幅広く楽しめるイベントばかりです。

2017年のゲストはまだ発表されていませんが、毎年多くの人が賑わうライブ会場は、例年通りの盛り上がりを見せてくれることでしょう。発表が今から楽しみですね!子供向けに遊戯コーナーや体験コーナーも用意されているので、子供も退屈することなく最後まで楽しめるでしょう。

1000種類以上の全国の日本酒が集まる「酒ひろば」で飲み比べをしたい場合、チケットが必要になります。人気の銘柄はなくなってしまうこともあるので、早めに行くことをおすすめしますが、1000種類もの日本酒があれば、他にお気に入りを見つけることもできそうですね!料金は前売り1600円、当日券2100円です。この値段で1000種類が試飲し放題とは、お手頃です。

西条酒祭りへのアクセスをご紹介します。電車の場合JR山陽本線西条駅、車の場合は山陽自動車道西条インターチェンジから5分ほどで到着です。車でお越しの方は、当然のことながら飲酒運転は禁止です。会場周辺では厳しく取締りを行っており、駐車場から出庫時にアルコール検知器で1台ずつチェックをしています。飲んだら乗るのは止めましょうね。

西条酒祭りは、日本酒が好きな人だけでなく、お酒が飲めない人も子供でも楽しめるお祭りです。おいしいお酒やおつまみと共にイベントを楽しめたら、素敵な1日が過ごせそうですね。マナーやルールをきちんと守って、楽しい時間を過ごしてみてください。飲みすぎにはくれぐれも気をつけましょうね!